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2006年10月29日 (日)

高台寺

276147276_e799470e12ねねさんの寺として有名な高台寺。
東山霊山の山麓、八坂法観寺の東北にあります。
秀吉没後、その菩提を弔うために秀吉夫人の北政所が開創した寺。
造営に際して、徳川家康は当時の政治的配慮から多大の財政的援助を行なったので、寺観は壮麗をきわめたということですが、
残念ながらたびたびの火災にあって多くの堂宇を失いました。
現在残っているのは旧持仏堂の開山堂と霊屋、傘亭、時雨亭、表門、観月台等で国の重要文化財に指定。
名前の通り高い台地にある寺で、かなり歩きます。
石段を登りヒィヒィ言いながら、当時の人の健脚に思いがいきます。
伏見城からの移築ということで天井や壁画はやはり豪華。
時の権力者の勢いが現れています。
その一方、わびさびの世界への憧れが渦巻いていたのか、
茶室は質素に作られていました。
豊かな自然に囲まれてねねさんは何を思い日々を過したのでしょうか???

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上賀茂神社に行きました

281230499_d71bf27145_m昨日夫と 上賀茂神社に行って来ました。

この神社の
由来はすでに8月22日に書きましたが、もう一度簡単に。

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祭神は賀茂別雷命(かもわけみかづちのみこと)。
雷の神様です。
母親は玉依日売(たまよりひめ)といい、加茂川で遊んでいたところ流れてきた丹塗の矢をひろったところ、その夜懐妊。
生まれたのが賀茂別雷命ということです。
下鴨神社には母親の玉依日売が祀られています。

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朱色の鳥居をくぐり歩いていくと円錐形の立砂と拝殿が目に入ります。
立砂は御神体の神山を形どったものだそうです。
見事な円錐形にしばし立ち止まり見ていました。
境内を流れる楢の小川をソロソロと歩いていると、
なだらかな杜があります。
ここは神と人との「気」が交流する神聖な場所だそうです。
ちょっとだけ石段を上がることができます。
いmくらいの四角に張った縄にはしめ縄が結ばれていて神聖な場所であることを示しています。
中にはこけむした石がいくつか置いてあり、ここに「気」が集中しているのかなぁと思いながら見ていました。
周りには大きな針葉樹が鬱蒼と茂り、いかにも神が降臨しそうな雰囲気の場所です。
よ〜〜く願い事をして、石段をおりると、本殿への道へと続きます。
本殿は国宝。
権殿とあわせて三間社流造(さんげんしゃながれつくり)の美しい建物が青空と共にバーーンと目に入ってきます。
檜の皮をふいて作った流線の屋根は歴史を感じさせます。
21年ごとにこの檜のふきかえがあるそうです。が今は材料不足で値段が高騰。
全部の屋根をふきかえると10億円もするとか、、、
私たちは一枚の檜の皮に(次回のふきかえのとき屋根の一枚になるそうです)家族の名前を書いて献納しました。

そのあと、社家町の町並みを楽しみながら帰りました。

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2006年10月14日 (土)

随心院

今日は随心院へ行って来ました。
小野小町の縁の地でもあります。
駐車場は無料。
小道を通り抜けると拝観受け付けがあります。
その前に小野小町の歌碑が建っています。
「花の色は 移りにけりな いたづらに 我が身世にふる ながめせし間に」

そして中に入ると本堂・奥書院・能の間などがあり、狩野派の絵画が贅沢に描かれ、
そこかしこに1000年以上にわたる歴史が鏤められています。
本尊は如意輪観世音菩薩。
その傍には釈迦三尊や阿弥陀如来・薬師如来・不動明王などの重要な像があります。
また言い伝えによる深草少将の榧の実なども展示。

外に出ると、文塚・化粧の井戸など小町ゆかりの遺跡があちこちにあります。


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