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August 16, 2006

自分で考えること

今の子どもたちは自分で考えることが苦手です。
真面目で努力家ではありますが、
「自分で考えろ」と言われると手探りです。
そんな子どもたちの一端を紹介いたします。


枕草子からの編集・転載です。
========

以前、子どもたちに、
実験算数を教えたときのことです。
〜〜〜〜〜〜〜〜
「みんな、机の前にある粘土で、まず自分の好きな物を、
作ってご覧。」
と、私。
子どもたちは、机の前に置かれた粘土をただ見ているだけ。
「どうしたの?」
と、再び私。
「、、、」
答えは返らない。
「どうしたの?なんでもいいから、、、作ってご覧。」
と、言う私に、一人の男の子が、
「本当にいいの?」
と、聞きます。
「勿論。」
私がそういうかいなや、
子どもたちは、セッセと作り出しました。
(ヨシヨシ)
私は、心の中でニンマリ。
しかし、、その笑みは、
すぐに凍りつきました。
子どもたちの作品を見て。
なっ・なぁ・んと
子どもたちは、
机一杯に、
うんち
を作っていたのです。
コネコネ二段型。三段重ね、マルマル型、、、
あっちのも、
こっちのも、
みんな
ウンチ。

あっxxxxxっっつ。

声も出ない私をよそに、
子どもたちの
生き生きしていること。
友達とワイワイ言いながら、
あるいは一人ニンマリと。

まぁ、私が好きな物を作って良い。
と、言ったのだから、子どもたちは間違ってはいないわなぁ。
そう、思ってしばらくは彼らに付き合いました。

30分くらい、好きに作らせた後、
「じゃ、今度は、立方体、
本当は正六面体っていうんだけれど、
サイコロの方が分かるよね。
作ってご覧。」
と、いうと、
みんなは、
自分の会心の作品(?)に別れを惜しみながら、
サイコロを作り出しました。
今度は、
課題を与えたので、
「きれいに」作ることに、苦心をするのです。
みてくれのいい、、、ものを作ろうと躍起になるのです。
「ここは、工作教室じゃないから、
そんなにきれいな物を作らなくてもいいのよ。
大事なことは、
サイコロって、6つの同じ面から、、、、」
私がどんなに大きな声で叫んでも、
だれも
聞いていない。
みんな、汗拭きふきやっています。

そうこうしているうちに、
時間は過ぎて、今回はここまで。
子どもたちは、
それぞれ、
出来、不出来はあるものの納得をして帰りました。
〜〜〜〜〜〜〜〜
今の子どもたちは、
「管理」されることが多いので、
「自分の好きなもの」という言葉に対して、
臆病なのです。
初めは、
おっかなびっくり。
しかし、
それが、許されることがわかると、
それこそ
「たが」がはずれたように、
自分の世界に入ります。
また、与えられた課題に関しては、
「これをやる意味」
なんてだれも質問をしません。
「どんな風に作るの?」
という質問は矢継ぎ早ですが、、、

これは、
私の小さな経験です。
この事実から全てを展開は出来ないし、
しようとも思いませんが、
こうした一面を持っている今の子どもたちということで、
ここに紹介をしました。

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