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January 18, 2010

「脳のはたらきと子どもの教育」を読みながら、、、

今日は「脳のはたらきと子どもの教育」と言う坂野登さんのかなり以前の本についてですが、読み進めていきたいと思います。
「はじめに」にも著者が書いているように「脳のはたらきと教育」について書かれた本は少ない。そこで子どもの発達の可能性を求めて、両者の関わりを見ていこうというのが本書の狙いということだそうです。
目次は、
1, 脳のはたらきと精神活動
2, 脳のはたらきと子どもの教育
と言う二部仕立てに各部もろもろの章がついています。
私はもう一度、子どもの可能性というか能力について考えていきたいと思い、第二部について分析していこうと今、本を手にとっています。
これからしばらくは、この本についてエントリーを挙げていきます。

まず「脳のはたらきと意欲」。
著者は「子どもたちの学習意欲とはなにか?」とまず問題をたてます。
それは「学習したいと思う気持ち」を意味しているが「学習の意思」とは違うと述べます。
意欲とは自然的な欲求や高次の欲求と関係した目的追求の行動をさしている。
意思とは欲求の中でもとくに高次のものをとりあげ、意識的で計画的な自発的自由選択行動をさす。
と著者は定義します。
そして、脳の構造(これは第一部で詳細に説明があります)
について述べ、子どもの発達と結びつけています。
たとえば、
精神発達に重要なものは髄鞘化減少というものだそうで、機能の分化により高度の活動が可能になるそうです。
6ヶ月では前頭葉の髄鞘化は進んでいない。
3歳になると中程度。
7歳児で第二ブロック連合野の髄鞘化が完成するが前頭葉ではまだ中程度。
7〜8歳は第三ブロックの発達に重要な転換の時期であり、子どもは自分でアレコレ考え言葉で定式化、行動することが可能になる。
と、著者は言います。
次の章は「発達へと導くもの」と言うことで、子どもたちにどのように接するか、導くかが述べられています。
ここでは主に子どもの学習意欲、欲求について機能的欲求であるにも関わらず身につかないとか、積極的に子どもが関わらないのはなぜかを分析。
三章の「意欲の意志的側面」では「言語」が重要な関わりを持つことを描いています。
子どもが自己中心言語を経て自分の思考の手段として内的に使うことができる6〜7歳の時期に学校生活を踏み出すわけですが、こうした発達を捉えながら、学校も受け入れる必要があることを説きます。
この時期は、子どもたちにとって規則や授業はやりたくないものであるが、それでもやらなければならないものへと変わる時期なのです。
具体的に四章で、各年代に分れて特徴が示されます。
次に目標設定や環境についての考察が続きます。

こうして読み進むうちに、以前「かけ算の順番」についてツラツラ書いたことを思い出しました。
かけ算導入時は子どもにとって7〜8歳。
学習課題に対する興味は新鮮で知識欲も旺盛な時期。
また、脳の発達では先にみたように第二ブロック優位から第三ブロック優位屁と転換する時期でもあります。
ただ、与えられたものを鵜呑みする時期ではなく、自分なりに理解しようと意識する時期であることを考慮すると、
やはり「演算の意味」をしっかりと教えていくことは重要なのだろうと改めて思うものです、、、
次回は「計画すること」「考えること」「能力、学力、人格」について縷々まとめていきたいと思います。
今日はここまで。

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