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2004.02.25

痴漢冤罪事件

昨日朝のワイドショウを見ていたら、「満員電車で痴漢に間違えられた青年」の裁判の模様を放送していました。
満員電車内、扉の近くでのこと。
急に女子中学生が「やめてください」と後の青年に叫ぶ。
青年は「コートが挟まっただけです」と弁解。
結局、駅の事務室に行き、即刻警察に逮捕。
本人は一貫して無実を主張するも検察送検。
そこで、姉が目撃者探しにのりだし、ついに、近くにいた女性が名乗りを上げるも、検察はとりあわず、
求刑は「懲役4ヶ月」
そのあと、被告の最終弁論があり、判決は4月頃とか、、、
この間、被告は職を失い、裁判に多大なお金をかけ、いまなお、身に覚えないの罪で毎日が苦渋の連続です。
テレビの斬り方は「裁判の公平さを望む」ということと、冤罪事件の怖さでした。
確かに、日常に誰でもが起こりうる落とし穴。
こわい。
しかし、私はちょっと別の味方をして、「あ〜〜あの女子高校生、気の毒に、、、」と、いうことです。
真理は神のみぞ知る。
ただ、自分の発した声が「一人の人間の人生」を変えたとあらば、心中いかばかりだろう、、、
その時、痴漢だと信じた彼女も真実なら、違うと主張した青年も真実だったと思うのです。
この裁判、どんな判決になるか知らないけれど、「人の人生」を大きく変えるような結果にならないことを望みます。
また、大都会では、もっともっ女性専門車両を増設することの急務も訴えます。

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2004.02.23

おくさん、良いマンションありますよ、、、

昨日、こんな電話がかかりました。以下は電話のやり取り。
「奥さん、ご主人の給料の税金分、年金分を有効に活用できるため、ワンルームマンションを、、、」
「ちょっと、待ってください。これからあなたのおっしゃること録音しますがよろしいですか?」
「、、、」
「ほら、いま、詐欺が横行しているので、あとでトラブルがあるといやなので録音します。」
「はい、どうぞ、、、」
「それから、HPがありますか?」
「あります。」
「じゃ、URLお教えください。
「http,,,,,]
「はい、じゃ、もう一度お名前をフルネームでどうぞ、、、」
「○○○○」
「はい、わかりました。ではこちらで調べてあなたの会社が信頼に足るとわかったら、お話を伺います」
「あ、おくさん、ちょっと電話きらないで、こっちの話もきいてください、、、」
「ゴメンナサイ、忙しいので、ちょっとこっちから電話きりますよ、、、 」

と、いうわけで、電話を切ったあと、どっと、疲れが、、、
子どもじゃないけれど、そんなの相手にしないですぐ電話切ればいいのに、、、
いつもはそうしているのですが、昨日に限り、電話連絡をしている最中にかかってきたので、
しかも名前がやたら難しい名前。
「え?どなたですか?」
こうなると、相手の術中にはまります。
う〜〜〜ん、こうなった上は、話は聞かないけれど、相手の身もとの誰何くらいはしようか、、、
本当は、「本当のこと」いうなんて思っていませんが、、、

それにしても、この手の電話がひっきりなしにかかるということは「引っかかる人」がいるのでしょうね、、、
今日も新聞に「おれおれ詐欺」の巧妙な手口を載せていました。
家族4人がその詐欺の声を聞いていた、おれおれ、、のことは知っている、
にも拘わらず、ひっかかる。

もし、自分でもひっかかるんだろうな〜〜と思うくらい巧妙です。
向こうも生活がかかっているから研究に余念がないのか?なんてへんな感心をしたり、、、

ただ、私は、この手の電話がかかってくると、すごく疲れるのです。
相手は欲、「騙してやろう」という悪意でかけてくるわけだから、そういうのって、電話線を通して、こっちにすご〜〜いエネルギーで伝わります。
重く、のしかかるんですよね、、、
そのあと、「あ、あのひと、ほかの人だまさなきゃいいな、、、罪をつくらなきゃいいな、、、」と思います。
人を騙して、罪をつくって、そして生きていくという人生。
寂しい、悲しい。

昨日はなんだかそんなことを考えました。
それにしても、皆さんご注意を!!
なお、なにかあったら絶対に「泣き寝入り」せず消費者センターへ連絡をしてください。
また、今国会で消費者を守るための法律も通りそうです。
自分を守るのは自分。
しかし、いい人の方が多いのも事実です。
これに関して、ご意見、感想などお寄せください。

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2004.02.22

夫がベトナムに行っています

昨日から夫が国際会議でベトナムに行きました。
メールで滞在のハノイの様子を知らせてくれます。
滞在先のホテル(国際会議もこのホテルで開かれるそうです)は小泉首相も泊まったという、超高級ホテル。
http://www.hanoi-daewoohotel.com/
ホテルの中にはいろんなものが、そろっていて、テレビはNHKも放送されるそうです。
日本人の客が多いのか、フロントも日本語が通じるらしくて、ホテル内では快適に過ごせるそうです。
ただ、すべてにお金がかかるので、たまたま会議でやってきた身としては大変!と書いてきました。
一方、ホテルから外に出ると、ベトナムの庶民の生活が繰り広げられていて、活気があり、逞しい人々が生活している、、、本当のベトナムがあります。
夫も昼御飯は外に出て町の食堂で食べたそうですが、「これがうまい」と書いてありました。
私たちって、東南アジアにいながら、東南アジアの国のこと、あまり知らないように思います。
社会の時間も地理で習うのはヨーロッパやアメリカ、の方が沢山時間をかけているような気がします。
東南アジアの国々というタイトルでひとからげに教わります。
一つ人の国の地理的な位置や、ましてや産業なんて全然しらない。
そのくせ、ヨーロッパのルール炭田とかアメリカの「春小麦、冬小麦の生産地」は知っている。
う〜〜〜ん、偏向してるよなぁ。
夫の出張を機のもっとアジアの事も知りたくなりました。

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2004.02.21

人の縁

私はまえにも書きましたが、関節がずれたので、一ヶ月に何回かカイロプラクチックに行っています。
先生の奥様は友人なので、時間があったら三人で話をしたりします。
今日は、明るい時間に行ったのでちょっと話し込みました。
中身はとても面白くて「霊感」の話。
先生も奥様もこれがなかなかの人物で、いろんなことを教えていただきました。
そこで、もう一人、私の知り合いの話にもなって盛り上がりました。
その友人は、いつも私の心の支えをになってくれる人です。
落ち込んだり、悩んだりしたらすぐに電話をします。
すると、たいていお釈迦様が話の中に出てきて、説教されるのです。
そして励ましてくれます。プラス思考の大切さを教えてくれます。
また、カイロの先生も、口は悪いのですが、(もし、ご覧になっていたらごめんなさい)腕はいい。
そして、心もやさしい方です。ご夫婦でいつも私に力を付けてくださいます。
今日も私に「いろんな事があったけれど、強くなりましたよ。」と言ってくださいました。
私は霊感はないのでわからないのですが、「人の関係」というのは、やっぱり見えない糸があるような気がします。
「縁」というのでしょうか?
親子になったということ、夫婦に、友人に、またいろんな関係に。
ならばこの縁はやっぱり大切にしなければ、、、と思った次第です。

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2004.02.18

人のウワサ

今日はウワサについてちょっと考えてみます。
まず、ウワサには、社会的なもの(風評)と個人的なもの(有名人のゴシップから個人まで)があります。
まず、身近なウワサを考えるならば諺にもあるように
「人のうわさも75日」伝言ゲームのような「根も葉もない」ものから
「火のないところに煙は立たない」という真実のものまであります。
子どもが小学校に行っていた頃は「下駄箱PTA」という言葉がありました。
懇談会では、いっさいしゃべらずシーーン。しかし、外へ出て下駄箱の前で、輪になってペチャクチャ始めます。
「ねぇ、、あの人、こんなこと懇談会で言ったのよ。」「わぁ!いや〜〜〜ね」
「あの先生、もうちょっと宿題出してほしいは」「そうよね、、、大丈夫なのかしら?あの先生。」
話は次から次と続きます。
こうした場合、憶測、推測から断定、決定にウワサは膨れ上がります。
「あの人、この前クルマにぶつけられたんだって。」
「へぇ〜クルマにあったんだぁ、、、」
「クルマにあてられたらしいよ」
「クルマを当てたんだって」
「ええ〜〜懸賞でクルマをもらったの!!」
 
次に、芸能人とマスコミ。
これは、もう両方で勝手にやり合ってください。

さて、一番社会的に影響を及ぼすのはやはり『風評」でしょう。
鳥インフルエンザ、BSE,SARS,放射能、、、
枚挙に暇がありません。
このどれもが「しっかりとした情報」が公開される前にマスコミがどんどん先に進んで、ウワサを作り上げている感もします。
私は朝のワイドショウはよく見ます。
今日の主なテーマは「鳥インフルエンザ」
一連の事実をちょっと流して、後はレポーターが走り回り、識者と言う人がコメントを加え、最後にキャスターがまとめる、という形で番組は進みます。
そこでちょっと思ったこと。
それは、レポーターも専門家も識者も「はっきりしたことはわからない、、、」と言っている、、、
にもかかわらず、このテーマが終る頃は「鳥インフルエンザはこわい、学校の鶏達はどうなる?はては人間はどうなる?」という感じで締めくくられてしまったのですが、
すると、見ているものは「そうか、、、怖いんだ」という印象だけが残ります。
じゃ、さっきの専門家や識者の意見はなんだったのか??
番組に責任をとらされる事態になったときのアリバイか??
なんて悪く考えるくらい、専門家の意見「まだ、わかりません」はあっちにやられてしまう。
私は鳥インフルエンザより、むしろこの進行のやり方の方が怖い。
そういえば、日テレがサブリミナルをしたとか、しないとか、、、

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2004.02.17

またまた詐欺にご用心

先日も、このページで「あ〜あの鳥は」というタイトルで「詐欺にご用心」と書きましたが、またまた、新手の詐欺が主婦を狙っている、という報道が、朝のテレビ番組でやっていました。
今回は、「チラシ詐欺」というものです。
子育て中の主婦などがターゲット。
その手口は
「もしもし、○○さんですか?」(名簿で掛けている)
「はい、」
「おくさん、いいアルバイトがあるんですよ、、、近所にチラシをまくだけです。一枚につき○○円、さらに貴女のまいたチラシで客がきた時は10%還元、、、
こんないい仕事ないですよ。いつでも時間のあるときにすぐできる、、、、そこで契約金として40万を先に振り込んでください。すぐに元はとれます、、、」

とうまい話を一杯して、「働きたい」という主婦の気持ちを上手くのせ、、、契約金を振り込ませたら後はドロン。
詐欺です。
犯罪です。
許せない!!!
全国で9000人の被害者、40億円の荒稼ぎ、と報道していました。

それにしても、次から次と、、、
いろいろ考えるものです。
『浜のまさごはつきるとも、、、」
詐欺の数はつきないのでしょうか。

詐欺にかからない一番は
「うまい話はない」ということを再確認すること、でしょう。
不幸にして、詐欺にあった場合は「消費者センター」に連絡してください。

自分を守るのは自分、、、と思ってくれぐれも甘い話にはご用心!!

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2004.02.14

そりゃ、今日の話題はバレンタインチョコ

今日の話題はバレンタインチョコしかない、、、というわけで、暇に任せて「バレンタインチョコ」を検索にかけたら、三万九百件ありました。
見ていないけれど、ほとんどは「お店」の宣伝か、自分の体験日記だろうな〜と思って、「では、私の体験」でも、、、と考えてみます。
バレンタインチョコなんて、いつからこんなに皆がやるようになたのでしょう??
私の高校生の時、確かにありました。
でも今のように、誰でもかれでもなんていうのじゃなくて「大本命」にのみ。
そのものズバリ。告白です。
残念ながら、私はあげる相手がいないので、友達のウワサがもっぱら気になっていました。
「あのひとにあげたんだって、、、」「うそーーー」
「きゃ〜〜」
なんて黄色い声をあげて、喜んでいました。
この頃は幸せだった。
財布のひもは痛まずに、友達のウワサで持ちきりのうちに、バレンタインディーはすんだのに、、、
今は、「義理チョコ」「ともチョコ」「なんかわかんないチョコ」と。チョコだらけ。
たいへんだろうな〜今、若者をやっている人たち。
ごくろうさん。

さぁ、私も「誰からももらえない夫と子どものために」今から買いに行くか、、、
(夫、と子どもがこの記事みていませんように、、、)

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2004.02.13

指輪物語とロード・オブ・ザ・リング

明日から映画「ロード・オブ・ザ・リング」の完結編「王の帰還」が公開されます。
先の二つをご覧になった方も多いと思いますが、
うちの家族もこの映画は十分楽しみました。
三作目も首を長くして待っています。
「それにしても、監督のP・ジャクソンさんは凄い。」
と言うのが我が家でのもっぱらの感想。
実は息子は翻訳者の瀬田貞二さんが大好きで、
ルイスさんの「ナルニア国物語」に始まり、
トールキンさんの「ホビットの冒険」「指輪物語」などを以前から読んでいました。
それで、私にも「ら読んだらいいよ、、、」と薦めてくれるので、私も一緒に読んでみました。

ナルニア国物語は面白かった。
タンスの中から広がる異次元の世界には、
遠い昔の「押し入れの中」の冒険に共通のものがありました。

ホビットも楽しかった。
単純で分かりやすくて、全体が淡いパステルカラーのよう。
読み終わると「やさしい気分」になれました。
さすが、瀬田さん、訳が上手だね、、

と言いながら次はいよいよ「指輪物語」
私はイギリス文学に疎いのでサッパリ。
読んでもよんでもわからない。迷路に入っていくみたい。
ホビットの冒険で予習(?)していたはずなのに、、、
でも、面白いに違いない。
なにしろ「世界中の人に愛されている傑作なのだから」
しかし、私には面白さがまだわからない。
きっと読んでいくうちにもっと面白くなるはずだ。
絶対に。
期待しながら、先を読み、
やっぱりわからなくて、さらに先を読んでいくうちに、
とうとう物語は終りました。
悪は倒され、正義は勝ち、平和は戻りました。
「あ〜〜、終った。ワタシ、大事なところ読み落としたかな?」
と、またチョット前の章を読み直し。
「う〜〜〜ん、やっぱり、わからん」
と、不完全燃焼のまんま、名作「指輪物語」を読み終えたのです。

ところが、ところが、あの映画が出て、
第一、第二作を見て、
「あ〜〜こんな話だったのか、、、
わかった!!
なるほど面白い!!!」
そうか、、、あんなに面白くてワクワクする話だったのですね、、、
人間の愚かさと、弱さと
愛と勇気と剣と、
そう、西洋文学に出てくる三点セットが
縦糸、横糸に織り込まれていて、、、
本当にジャクソン監督のおかげで
「名作」のよさがわかったのでした。

今回も楽しみ!!

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2004.02.10

またまた国会です。

またまた、国会中継を見て感じたことをちょっと書いてみます。

今日は衆議院予算委員会がテレビで中継されていました。
私は夕方のほんのちょっとの時間しか見ることが出来ないのですが、今日見ていて思ったことは
野党の質問に問題があるのでは?ということです。
私が見たときは民主党の議員の「道路公団の民営化」についての質疑でした。

「そうり、あなたは私の質問になにも答えていない。」
「いや〜さっきから答えていますよ。ちゃんと答えていますよ。」
「そうり、何回聞いても同じことばかり言って、国民になにも説明していない、それでいいと思っているのですか?」
「私は、さっきから何回も答えていますよ。質問が同じだから、答えが同じなのは当然でしょう。それとも民主党は相手によって答えがちがうのですか?」
「(^^;」

この勝負、小泉さんの勝ち。

だって、民主党の議員の質問って、「総理の人間性」について質問しているのです。
そんな「人間性」について聞かれたって、
「いや、、私はそうはおもわない、、、、」と言われればそれで話はおわり。
国民である私たちにとって、「小泉総理が個人的にいい人か悪い人か」なんてどうでもいいことなのです。
それを延々と国会の場で、
質疑なんてするな〜〜〜
質問して欲しいこと、訴えて欲しいことは「現状、将来」についてなのです。

野党のせんせい。
もっと、論理学、詭弁法?
勉強してくださ〜〜〜い。

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2004.02.09

おやぶん、どうもすみません

先日、このWEBLOGで「言葉の壁」について述べましたが、今日は「言葉のもつ面白さについて」書かれた本の一つを紹介します。
それは、作家の清水義範さんの「日本語必笑講座」(講談社文庫)です。まだ、読まれていない方は是非読んで下さい。
私は、涙を流しながら読みました。
日本語が持つ、表現や、音の響きからくる「おかしさ」が清水さんの目を通して、楽しく、優しく書かれている本です。日常、何気なく使っている言葉をもう一度再確認します。
作者の言葉に対する造詣の深さと、言葉を愛している優しさが伝わってきます。
特に面白いと思ったのは第三室「ヘンナ語みっけ!」コーナです。
看板や貼り紙って省略したり、強く印象付けるために誇張したりする事が多いので、よ〜〜く考えたら面白い言葉がたくさんあります。そんな言葉の数々が列挙してあり、思わず笑ってしまいます。
例えば、
「犬のフンをしないでください。」なんていう貼り紙良く見かけませんか?  犬のふんなんかできなーーい
私の住んでいる団地でも、犬を飼っている方はたくさんいます。たいていの人はちゃんと袋を持っているけれど、やっぱり所々に○○が、、、つい、見過ごしてしまう貼り紙だけれど、よ〜〜くみたらおかしい。
また、ガソリンスタンドなんかで次のような看板みません?   
「女性安売りディー」   ?なにがやすいの?
私も、日曜日なんかにこの看板を見かけると「何だか得した気分」になっています。
しかし、しかし、おかしいですよね。売り物はなんですか?

いろんな、おかしくて、それでも市民権を得ている言葉がいっぱい。
その一つ、ひとつの作者の解説がまた楽しいのです。
「言葉は、論理的思考の造詣物」としたなら、やはり私たちは「もっと、大切に言葉をつかわなければならない」
と、あらためて思わせる本です。

さらに、作者は丁寧語のおかしさについても考察を加えています。
間違った丁寧語の使い方の代表格「お」はやっぱり笑いを誘ってくれます。
つい、「お」をつけると丁寧になると思いがちな私たち。
以下の例は、この本に出ていたものです。

ある人が喫茶店に入って、「お電話、ありますか?」と尋ねたら「おでんはやっていません」と答えられた。

夜遅く友人の家に電話をして、親が出たので、丁寧に
「お夜分、どうもすみません。」 

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2004.02.07

国立大学が消える

今年の四月から国立大学がなくなり、「国立大学法人」になります。
名前が変わって、実質はどう変わるか、、
(詳しくは夫のWEBLOGをご覧ください。)

さて、私はここでは、「知らされていなかった普通の人たち」という視点からちょっと書いてみます。

「ねぇ、この四月から国立大学がなくなるのよ。」
「ええ〜〜なんのこと?」
「あのね、文科省がね、、、、、」
「ええ〜〜それってもっと後のことじゃないの?五年とか十年先とか?」
「ううん、今年の四月よ。」
「えっ、うそ!!」
うそではありません。

さらに驚いたのは、お受験で頭がいっぱいのママさん達も実は知らない方が多いということです。
私は先日、某有名高校を受験するお母さんたちと知り合いになりました。どのように有名かというと、この高校は、某有名大学の進学率が5本の指に入ると言う意味で有名校です。
そこで、知り合ったお母さんたちといろんな話をしていたときのこと。
「こんど、国立大学がなくなるから親はさらに負担が多くなるのですかね?」
「えっ?なんのこと?」
という質問が矢継ぎ早に続きます。私が説明をすると、そこにいたお母さんたちが言うのです。
「ほんとう?」
「ほんとうです。」
「えぇ〜なんのためにここを受けさせようとしているかって言うと、大学受験に有利だからなのよ、、、えぇ、、それってないは。」
と言う声が次々と起こりました。
教育にひたすら熱心で、我が子がもう手の届くところに大学入学を控えている親たちの多くさえ知らない(知らされていない)という現実に愕然としました。
私たちの知らないところで、私たちの意見なんかそっちのけでドンドン進んでいく事態に恐怖さえ覚えます。
もっと知らない何かがもう進められているのかもしれない。

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2004.02.05

言葉の限界

今日も国会中継を見て、一人で腹を立ていました。
審議の中心はもちろん、イラクへの自衛隊派遣です。
野党の議員が総理に聞きます。
「総理、昨年の三月に、総理はイラクに大量破壊兵器があるということで、戦争の大義を認めたが、先日アメリカのケリー氏が、あれはひょっとしたら間違いかもしれなかった、さらに調査が必要である、と言いましたが、なぜ総理はイラクに兵器があると断定したのですか?」と聞きます。
すると小泉さんが言いました。
「あなたはフセイン政権の味方ですか?」と。
真実を隠すためなのかどうかは分かりませんが、本質からずれたことを言ってのけ、そこからドンドン論理をすりかえていく手法を見ていると、あっぱれと思うことも度々。
野党ーー、がんばれ!!と声援を送りながら見ていますが残念ながら時間切れ。
不完全燃焼。
不信感だけが募ります。
それにしてもいつも思うことは「言葉の限界」です。
大きな国会の場や仕事でなくても、日常の中に蔓延している「誤解」。
目の前にいる相手に対してさえ自分の思いを伝えきれなくて、また相手のこともわかりきれない。
電話で話す相手にたいしては更に誤解が生じやすい。
ましてや、メールなどのWEBを手段とした場合はなおさらであると思います。
言葉の限界を知りながら、相手への敬意と暖かな思いやりが求められると感じます。
まだ見ぬ友人への思いを込めて今日もWEBLOGを書いています。

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2004.02.03

福は内、鬼は外

今日は節分。
明日からは立春。暦の上では春。
さて、みなさん、今晩は、豆まきをなさいましたか?
私はやりました。
恵方巻きという、たぶんお寿司やさんの陰謀にも乗せられ、イワシも食べ、頭は柊の葉と一緒に玄関におき(今年はこれはしませんでした)、夜は豆まきと節分は忙しい。
フルコースで行います。
漫画では、家から追い出された鬼が行き場を失って途方にくれているなんてのはよくあります。
先日、本を読んでいたら節分の日に追い出された鬼で家の周りが一杯になって七福神が外に遊びに行けなくなった話が出ていて面白かったです。
思うに日本人は鬼って好きですよね、、、
なんだか愛敬があって、ひとなつっこくて、それでいて哀愁なんかもあったりして。

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2004.02.02

よ〜く見れば楽しい入試問題

受験生にとっては、入試問題はちっとも楽しくない、とは思います。
しかし、傍観者として、入試問題を見ると、なかなかよくできていて楽しいですよ。
時々出題ミスなんてあるのですが、これも出題者がちょっと力みすぎたのかな?
そこで、今日は二つの高校の入試問題を紹介します。
まず、京都教育大学教育学部附属高校(なが〜〜い)のH12年度の数学の問題。
著作権に引っかからないとは思いますが、ちょと変えて硬貨ということにして紹介します。(本当の試験はコイン。)

「はかりで偽物の硬貨を見つけたい、偽物は軽いか、重いか分らない。はかりは上皿天秤で目盛りも分銅もない。さらにのせた両方の重さの軽い、等しいがわかるだけである。

1,三個の硬貨のうち一つだけが偽物である。二回以内の計量で見つけられることを示せ。

2,八個の硬貨イ、ロ、ハ、ニ、ホ、ヘ、ト、チがある。この中に一つ偽物がある。
イ、ロ、ハ、ニ、と、ホ、ヘ、ト、チの四個づつに分けて、重さを計ったら、イ、ロ、ハ、ニの方が重いことが分った。あと二回の計量で偽物がわかることを示せ。」

どうですか??面白いでしょう?パズルみたいで。
ちなみに私は分りませんでした。一晩考えたけれど。
解答は後日のせます。
しかし、こんな問題、解ける受験生いるのだろうか、、、限られた時間で。
しかも問題はこれだけじゃ無い。
私が採点者ならこの問題を解けただけで文句無く合格にします。

次は、奈良の東大寺学園高等学校。ここは社会の問題がひたすら楽しい。
まるでクイズ○○のような問題が沢山出るのです。
例えば、
何とか天皇の孫はカントか天皇である、、、
とか言う問題の正誤を問う問題。
ここまでくると、教科書をやっていたくらいではサッパリ。
もう、私なんかは勘で答える。
「ファイナルANSWER?」
「うーーーん、ファイナルANSWER。」
兄嫁にこの話をしたら、
「あら、それっていいね。ライフラインが使えて。」
「(~_~;)」
そうね、、、確かにライフライン使えたら楽しいなぁ。
「オーディエンス、会場の受験生に聞きます。」なんて受験会場であったら面白い。
「あっ、お父さん、今ね。五番目の問題だけれどね、イスラム教の、、、」「えっ、なに?イスラム教の、、、」
ブーーー時間切れ。

こんな肝っ玉高が本当にあったら、日本の未来は明るい。
なんて、バカなことを思っています。

受験生の皆さん、そうでない皆さん、
受験問題というのはなかなか秀逸です。
一度、楽しんでみてください。

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