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2004.03.12

赤神と黒神

秋田県地方に伝わる民話です。

昔、十和田にうつくしい女神がいた。
その女神に赤神と黒神が恋をした。
そして女神をめぐって、二人の神は戦い、黒神が勝利した。
戦いに勝って、さぁ、愛する十和田の女神のところに駆けつけた黒神。
しかし、そこには女神はいない。
十和田の女神は「負けた赤神いとし」といって、赤神のところに行った。
黒神は、傷心の思いをひきずり、自分の故郷に帰る。
戦いに勝ったものの、愛する女神を失った悲しみはあまりに大きい。
石にすわり、おおきな、おおきなため息を一つ。
そのため息があまりに大きくて、地がわれ、津軽海峡ができた。

私は、この話が大好きです。
戦いに勝ちはしたものの、愛する女神を失った黒神の思いを考えると、涙が出ます。
人はとかく弱い者に同情する。
しかし、強い者が繊細で、傷つきやすいということには思いが至らない。
また、十和田の女神も二つの一つを選ぶことがどんなに苦しいことだったか、、、
そして、負けた赤神もやはり悲しい。
切なくて哀愁があって、やさしいこの民話、何度よんでも胸が熱くなります。
こんな素敵な物語を作った昔の人のロマンに思いはいきます。
今より、生活のスタイルは厳しかったに違いない。
しかし、透明なまでの感性を持って自然に接し、自然とともにあったのでしょう。
私たちが忘れようとしているなにか、、、
それは何なのか?
答えはわからないが、、、

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