« 愛と哀しみのボレロ | トップページ | 歴史の検証 »

2004.04.13

平和は眠りを許さない

「平和も、戦争挑発に対する実際的で聡明なたたかいとその克服なしには確保されないものであることを知らなければならない。
平和は眠りを許さない。
地球の全ての男女の運命がそれにかかわっている。最もまめな骨惜しみをしない人類的事業の一つである。」

この文章は宮本百合子の「平和は眠りを許さない」の一節です。
1948年、7月、終戦後間もない時期に書いたものです。
世の中は「平和」への喜びで活気ついている時。
百合子はこの時期、すでに「戦争への警鐘」をならしています。
平和というものは、与えられるものではない、勝ち取っていくものである。
また、それは守っていかなければならないものである。
ということを力強く、格調高く書き上げています。
いま、まさに
平和は眠りを許さない
この言葉が実感として迫ってきます。
連日、イラクでの死傷者の報道がされています。
その数は日ごとに増してきます。
日本は自衛隊を派遣しました。
そして、いま、イラクでは日本人の方3人が人質になっています。
「自衛隊を撤退してほしい」というイラク人の願いが乱暴な形で表れたのです。
他の国の人々も同様に誘拐されているそうです。
しかし、日本政府は「自衛隊は撤退しない」といいました。
理由は「テロに屈しない」というものです。
テロ?
では他国に土足であがり、他国の人々を蹂躙しているアメリカは何なのだろう?

私たちは「平和」の名の下に眠っていてはいけません。
平和なときこそ、その平和を守るために、声を上げ続けなければならないとヒシヒシと感じます。
先輩たちが、命をかけて綴ってきたものは
「再び、あやまちはしない」
ということではなかったか、、、

「平和」はジェスチャではない。
生きること、そのことである。    宮本百合子

この文は「瀬戸智子の実験教室」やじろべえ日記(2004/4/6)を加筆したものです。

|

« 愛と哀しみのボレロ | トップページ | 歴史の検証 »

コメント

あんまこんな事書くと良く思われませんが、イラク国民の教育レベルが低いからこんな事起こるんではないかと、、。
ま、例えば現代社会でも「元請け」に「下請け」が表立って逆らってなんかとクありますか?
不条理でもあっても、そんなもん耐えるか辞めるかしかないでしょう。
ボランティアの皆さんも戦争状態のところにわざわざ行くコタ無いでしょう。
もしイラクの人たちが、平和的な仕事や生活向上のストをシツズケレバこんな展開には成らないんではないかと、、。
民主主義を逆手に取れと、、。
イラクの主導権をとる為のパワーゲームの駒に人質を使ってるだけでしょ?
アメリカばかりが悪いですか?
彼らの持ってる武器はロシア製や、中国製や、フランス製でしょ?
マッチポンプだけして、お金だけさらってく方がたち悪くありませんか?
今自衛隊を撤退する事は、将来、ガソリン代、電気代がものすごく高くなってインフレを意味します。
原子力発電所がそこここに出来て、物は高く、仕事はありません。
皆それに耐えられると言うならそれも良いでしょう。
ま、耐えられるとは思いませんが、、、、。
人類の意識革命の方が先。

投稿: 雄三 | 2004.04.13 22:55

雄三さん、こんにちは。
書き込み有り難うございます。

さて、人質問題、いろんな意見、感想がありますね。
いずれにしても、日本人の3人の方以外の人質の人たちも無事に帰ってくることを願っています。

雄三さんのおっしゃるようにエネルギー問題や意識革命も含めて、パノラマ的に考えなければいけませんね、、、
また、ご意見待っています。

投稿: せとともこ | 2004.04.14 13:39

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/15797/434210

この記事へのトラックバック一覧です: 平和は眠りを許さない:

« 愛と哀しみのボレロ | トップページ | 歴史の検証 »