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2004.05.19

わかるということ.

わかった?
わからない?
わかったなら、わかった、
わからなければ、わからない、
と、いわなければ
わかったか、わからないか、わからないじゃない。
わからない人ね。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
これは早口言葉です。
しかし、なかなか意味の深い言葉だと思います。
「わかる」ということは本当に難しいと思います。
分かったつもりになることは、よくあるのですが
本当に理解していないので
生半可なことしか言えないし、実は分かっていない。

相手に、自分の本意を分かってもらう、
あるいは、相手の言っていることが分かる、
しかも、それが目の前の相手でなく、
文やネットを通してなら尚更です。
この頃、私は自分の文の拙さをすごく反省。
では、目の前の相手だと大丈夫かと、
言うとこれがそうでもないのです。
以前、中学生の女の子に数学を教えていたときの事。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
「本を8冊、さらにその本より1冊60円高い本を5冊買ったら○○円払いました。
それぞれの本は1冊いくらですか?」
こんな問題が出るとする。
「何をXにおくの?」と、私。
「本のお金」と彼女は答える。
「そうだね、、いいよ。じゃ、60円高い方はどう表せばいい?」
と、私は続ける。
「、、、、」
「どうしたの?」彼女の顔を見ながら聞くと、
「、、、」
「Xを使って表してご覧。」
「Xがいくつか、わからないから、、、
答えらえれません。」
「(^^;」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜
と、まあこんなふうに続くと、
次第に私は自分自身が迷路に入っていくわけです。
何とかしなければという思いだけが強くなって、、、
結果、
「ここはこうするのよ、、、X= 、、、」
と教えてしまう。
いけない、これじゃいけない。
本質を教えなきゃ。
わからないものを仮にXとおいて、
方程式をたてて、解く。
「どんな具体的なことも、抽象化して、すべての場合にあてはまる。」
そのすばらしさを感動させたい、、、
そう、思うとますます混迷してしまうのは
彼女ではなく私なのです。
私の焦り、勢いが伝わり、ますます彼女は委縮する。
すると、また私はイライラと焦る。
そうした様子を傍から見ていた息子が一言。
「なにか一つだけしっかり教えたらいいよ。
たとえば分数の意味とか、、、」

そうだ!!
本当にそうだ、、、
私はわかっていたのに、
いや、、わかったつもりだけだったのだ。
彼女がどこでつまずいているかを。
と、改めて思いました。
あれもこれも、この子に伝えたいと思い、
ついつい口を出していたのです。
もっと、的を絞って、
とにかく一つだけをしっかり教えよう、と思い直しました。
一人ひとりが違う個性。
学ぶことにも、教えることにも王道はありません。
まだまだ修業の私。
子どもを通して教えられます。

そして、初めに書いたように、
目の前の相手でもそうなんだから
文やネットではさらに、そうだと思います。
また、だからこそ
自分自身への「修行」になるような気がします。
そんなことを改めて思った、
今日この頃の「私のつぶやき」でした。
なお、上の文は、
「瀬戸智子の実験教室」やじろべえ日記を
手直しして、掲載いたしました。

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コメント

こんにちは。

興味深くコラムを拝見しました。代数学で苦闘されているようですね。

出所を忘れてしまったのですが、
小さい頃に昔話(昔々、あるところに...)を話し、聞かせた子供は、「まずチョメチョメをXと置く」ことに比較的抵抗感がないそうです。「昔有るところにおじいさんが居ました」と聞いていると、目に見えず、また話す事のできない存在でも、おじいさんといった、つまり何かしらの言葉で代表するってことを学ぶのだそうです。

子供って不思議だなと感じているキョウビです。

ちょっと参考まで...

投稿: へのへの419 | 2004.05.19 15:19

へのへの419 さん。
こんにちは。
コメント、どうも有り難うございます。

なるほど、、、
確かに幼い頃の「読みかせ」は大切なのでしょうね。
特に、数学は具体的なものが目の前にないから、
想像力は大切ですよね。
そういう意味では、
ますます、子どもたちから
「体験、経験」が奪われていく
今日の教育には危惧を感じざるおえません。
あっちを見ても、
こっちを見ても、
息詰まる思いがします。
ここは、ウ〜〜〜ンと頑張って
子どもたちに
良い物を伝えていきたいですね〜〜

投稿: せとともこ | 2004.05.19 16:15

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