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2004.05.09

今どきの子どもは

「今どきの子どもは、、、」
よく言われ、耳にする言葉です。
多くの場合、負のイメージ、意味で使われます。
言う方は何気なくのことが多いのですが、言われる方は
とても傷つくものです。

先日、家族で自転車に乗って生協に買い物。
荷物運びのために連れていった高校生の息子と
話しをした内容を、いつものように
劇場風(?)に書きます、、、
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
「かあさん、この前テレビ見ていたら、むかついたんだぁ」
「どうして?」
「なんかねぇ、子どもたちの万引きの話だったんだけど、
どっかの先生が
”子どもとは万引きするもんだ”
って言ってるんだよ、、、
まぁ、その真意は、
”だから驚くなぁ、ガタガタ言うな”って事なんだけれど、
それって なんかムカつくんだよ。
別に、みんながみんな万引きなんかしないよーーー
と、いうか普通は、みんな真面目だよ、、、」
「そうかぁ、そうだよね。そんな決めつけって頭に来るよねぇ、」
「うん。
店でもね、僕らがお菓子とか見ていたら、
オバサンとか、近づいてこないんよお〜〜」
「それは、気のせいではないの?」
「ううん。コーナーを曲がって、お菓子のところに来ようとして、
僕らを見ると、ソワソワあっち行くんよ、、、」
「う〜〜〜ん。おばさんたちの気持ちも なんとなくわかるなぁ〜」
「若者がみんな切れる、、、と思われるのって、すごく心外なんだよね。
平和問題で頑張ってる真面目な高校生もいっぱいいるのに、、、
そういうのって、あんまり知られていなくて、悪いことばかり知らされていて
そして、”今どきの子どもはよくきれる”なんて言われたら、
ホント、頭に来るわけよ。」
「う〜〜〜ん。なるほど!」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

息子の言う通り。
とかく私たち大人は訳知り顔で
「まったく、今どきの子は、、、」
と、ため息交じりに言いますが、
大体、いつの時代にも
「今どきの若者は、、、」
と、苦言を呈する年寄り(?)というものはいました。
我が子には「そんなものよ」と言いましたが、
私自身は、
ともすると、十把一からげにして、判断してしまいがちな
自分自身への忠告として受け止め、考えたひとときでした。
自分だって「今どきの若者」だったこともあるんですから、、、
えっ?何年前?
なん〜〜〜て聞かないでください(^^;

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コメント

いつもさりげない日常の中から、大事な物を軽快な文書で語るせとともこさんのblogを楽しく読ませて頂いています。
「いまどきの若者は」と言う言葉は古代エジプトでも使われていたと言うのを聴いた事があります。いつの時代でも、どこでもそうだったのでしょう。もちろん私の子供のときもそうでした。
最近のニュースでは「最近の大人は」のほうが目立つ気もします。これも昔から言われているのでしょうか。

もう一方で、このよう繰り返しが人の歴史で何らかの役割を担っているのかもしれないと思う事もあります。(つまり子供の自我の確立に役立っているとか。)どうなんでしょうね。

投稿: FAIRNESS | 2004.05.09 23:02

 未開部族には、青年期(若者時代?)がないそうです。民族独特の通過儀礼が過ぎ、その社会の成り立ちや秩序を理解すればば、みんな大人になることができます。若者自身それを不思議にも思わないで自然に大人という自覚が生まれるそうです。
 翻って現代。青年期は長くこそなれ短くはなっていません。成人式で暴れる連中をみても、我が子を虐待する若い親たちを見ても、青年期はもしかして思っているよりずーっと長くなっているのではないでしょうか。矛盾に満ちた複雑な社会になり、若者らしい正義感にあふれた理想の生き方を、現実の社会の中に簡単に思い描くことがなかなかできにくくなったからもしれません。

 自分がかつて高校生だったころを考えると、ものごとをすべて斜に構えてとらえ、権威にたてつくことだけは覚えましたが、たてつくべき相手を見間違えていました。そのくせ面倒なことからは逃避してスピードに走り、人を愛せもせず愛されることに飢えていました。本音で語ることは暗くてダサイことで、平和や環境について語ることなど恥ずかしくてできませんでした。将来への展望もなく、なんとなく進路を選び、バブルに浮かれる時代になんとなく就職しました。
 そして、アタマでしか知らなかった世の中の動きや社会のありようは、働いてみてはじめて肌で実感しました。大学まででても、社会人となる準備はできていなかったわけです。

 私は仕事柄、もう10年間くらい身近に中学生から大学浪人生くらいまでの若者を見ていますが、いまの子どもたちや若者たちには、将来の繁栄の幻想はほとんどありませんし、社会の矛盾は深まっていて、どんどん弱者に厳しい社会になりつつあることを知っているので、ある意味ほんとうに不幸なのですが、その分私たちが若かった頃よりも現実をはっきりと見据えているようです。
 その一方で、最近感心させられる、平和活動をおこなう高校生、伝統芸能の継承をめざす若者、日本の農業の明日をめざす若者など、私たちが若者であった時代にはほとんどいなかったような人たちがたくさん現れています。私はまだこの国に絶望していません

投稿: Rough Tone | 2004.05.10 04:21

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