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2004.05.10

人が他人を責めるとき

ある日、私にこんなミッションが下った。
この中に一人スパイがいる。
それが誰かを突きとめろ、というものである。
そこで、私は怪しい三人の男たちに的を絞った。
そして、彼らに私は言った。
「明日、朝、9時にここに来るように、、、」と。
う~~~ん、なかなかいいアイデアだ。
三人が、いつ来るかで誰がスパイかわかる。
私はニヤリと笑った。

そして、次の日、
三人の男たちがやってきた。
ところが、私の予想は大きくはずれた。
なんと、
Aは、9時5分前に。
Bは、9時ぴったし。
Cは、9時5分。

あ~~~
誰がスパイだぁ?
Aが怪しい。5分前に来て、情報を盗もうとしたのか?
いや、Bだろうか?ぴったしに来る勤勉さはスパイに必要だ。
まてまて、Cもおかしい。5分後に来るとは。こっちを油断させているのか??
あ~~~わからない。
スパイはダレだぁ!!!

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
よく使うたとえ話から、今日は始めました。
さて、このたとえ話の意味することは
「人は何をしても、他人から言われる。
だから、あんまり人の言うことを気にしないで
ド~ンと生きなさい。」
と、言うことでしょうか?
とかく、人は「他人の評価」というものが気になるものだから。

先週末からの、民主党 管代表のテレビ出演を見ながら
ボンヤリと先ほどのたとえ話を思い出しました。

精力的にテレビ出演する管さんに、多くの人は
「言い訳だ、みっともない」と言う。
では、もし菅さんが一言も持論を述べなければ
私たちは「潔い」と言うだろうか?
「事情説明しろ」と言わないだろうか?

日本のイラク人質事件、当事者の方に対して
「一言も詫びない」と責め立てた。
だが、しかし
「御免なさい」と言ったならば
「それでよし」とするだろうか?
泣いても、叫んでも、黙っても責めるのではないだろうか?

自分が責める立場になったとき、
相手にどのような敬意を示すか
誠実であるかということが
その人間の真の価値である
そんな気がしてなりません。

前に遡れば、辻元さんもそうでした。
田中真紀子さんもそうかな、、、
記憶に新しいところでは、古賀議員の学歴詐称。
責めている人たちの学歴もなにやらイカコイ。
さらに、つい最近では、「ご存知自己責任」を高らかに訴えたせ・ん・せ・い方。
そして、極めつけは管さん。

こうしてみると、
やはり「人を責めるときはホドホドに」と思います。
結局は「自分に返る」のでしょうか?

さて、精神論はともかくとして
最初の間の抜けたスパイ探しに話を戻しつつ
考えるならば、
「人を責めているうちに、物事の本質が見えなくなる」
と、いうことを、私はこのごろの一連の動きで強く感じるのです。
相手の欠点だけをあげつらっていても、
真実は見えない。

本当のところ、「菅さんがどうの、福田さんがどうの」
ってことは、私たちの直接の生活には関わらないのです。
福田さんの辞任で免罪されるものではない。
管さんさんひとりが悪いわけではない。
本当に大事なことはこの「年金法案の中身」なのです。
国民にはう~んと痛みを押し付け、
自分たちはノウノウとしている、できる。
そこに私たちが怒っているのだ、ということを
国会に届けなければなりません。

管さんの罪は罪としても
なお、責めれば責めるほど、
問題の本質は摩り替わっていくような、
あるいはどこかで笑っているものがいるような気がしてなりません。

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