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2004.05.13

プロクルステスのベッド

「プロクルステスのベッド」この言葉は
普通、教育の現場で使われることが多いようです。

ギリシア神話に出てくる強盗、プロクルステス。
彼は街道に住み、旅人を泊めます。
彼の家には大小の二つのベッドがあります。
背の高い旅人は小さなベッドに、
小柄な人は大きなベッドに寝かされます。
そして、寝静まった頃、
プロクルステスは、寝ている旅人を、
ベッドの丈に合わせます。
つまり、大きい人は、はみ出た分を切り、
小さい人は、おもしで熨します。
こうしてベッドに旅人の丈を合わせてから、
彼は金品を奪ったそうです。

この話から
「初めに型あり」で、
その型に、無理矢理人間をはめると
いう意味が与えられたのが、
「プロクルステスのベッド」という言葉です。
そういうわけで、
教育の現場では、
とかく子どもたちを「型」にはめたがる教師や親への
苦言を呈する意味で使われることあります。

さて、このプロクルステス。
教育の現場もさることながら、
います。います。
うじゃうじゃと。
国会に。
「もう、法案ができたのだから、」
「予算は組まれたのだから」
と、いう理由で、
国民を「法」に合わせようとする。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
みんな、やさしそうな顔をして、
にこやかに笑いながら、
街道を歩く旅人に声をかけている。
「さぁ、いらっしゃい、いらっしゃい。
うちのベッドは100年は安心だよ。」
「いやぁ、、、うちこそ絶対大丈夫。
旦那さんは、ちょっとこけてご隠居になったけれど、
番頭さんがしっかりしているから、、、」
「いやぁ、何をおっしゃるミンさんや。
皆さん、うちにこなきゃイカンザキ。」
と、ニコヤカにまるでバラ色の宿が待っているように、
旅人に言う。
旅人は立ち止まり、悩んでしまう。
一方、泊まっている旅人に目をやると。
「あっ、あのぉ、ベッドがちょっと古いんですけれど、、、」
「何を言っているの。選んだのはアナタでしょ。
まだ、そんなことを言っているの。自己責任ですよ。」

「えっっ  水漏れするんですけれど、、、」
「あっ、それね、前の主人が、よその宿と同じでいい、
と言ったので、もう修理しないんですよ。
我慢してください。」

「オイオイ。最初の値段とエライ違うじゃないか。」
「何を言っているのですか。のれんをくぐれば、
もうこっちの世界ですよ。
かかったお金は払ってもらいますよ、、、
請求書まわしておきますから」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
お〜お〜
怖いことです。
まともに街道は歩けない。
淋しい世の中になりました。

あっ、そうそう
書き忘れましたが、
プロクルステスは、テーセウスという英雄に捕まり、
自分が旅人にしたことと、同じことをされて、
その人生を終えました。

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コメント

こんなにも政治が腐っていて、
教育の現場は大丈夫なんでしょうか?

民主党も見事に崩れ去ってしまった。
理論ばかりでハートなんてありゃしない。
理屈は官僚に任して、
政治家は、
大風呂敷でもいいから夢を語ってほしいよ。

投稿: mossarin | 2004.05.13 18:54

mossarinさん。
コメント有り難うございます。
毎日新しい情報がガッポガッポと出てきて
もう、どこから何を語っていいのか、、、

教育に関しては深刻です。
結果が表れるのは何年も何十年も後です。
この先どうなるか、、、
本当に声を大にしていかなければ。
またご意見、聞かせてくださいね。
では。

投稿: せとともこ | 2004.05.15 12:15

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