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2004.06.01

二十億光年の孤独

人類は小さな球の上で
眠り起きそして働き
ときどき火星に仲間を欲しがったりする

火星人は小さな球の上で
何をしてるか 僕は知らない
(或はネリリし キルルし ハララしているか)
しかしときどき地球に仲間を欲しがったりする
それはまったくたしかなことだ

万有引力とは
ひき合う孤独の力である

宇宙はひずんでいる
それ故みんなはもとめ合う

宇宙はどんどん膨んでゆく
それ故みんなは不安である

二十億光年の孤独に
僕は思わずくしゃみをした

谷川俊太郎  二十億光年の孤独
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

谷川俊太郎というと、この詩を一番目に思い出します。

私は空が好きで、
星が大好きです。
昼間、寝転がってポカポカ浮かんでいる
いろんな形の雲を見ることが楽しくて、
夜、空に瞬く星を見ると、ワクワクして、
遠い、宇宙に思いを寄せます。

今、ここに「こうしてあること」が、、、
ものすごい偶然に偶然を重ねて、
地球が、生命が、人類が、私が、
ある。
その、偶然と必然に戦かずには
いられません。

遠い、とおい宇宙の
彼方には、
まだ見ぬ「生命の星」があるのだろうか??
もし、あるのなら、
手を取り合えたら嬉しい。
いまだ、無いのなら、
地球はひとりぼっち。

だとしたら、だとしたら
もっと、もっと
この地球を大切にしなければ。
この命を、
大切にしなければ、、、

偶然と必然の、
積み重ねで、
いま、
ここにある私たち。
もっと、自然の前で、
謙虚でなければならないのではないでしょうか。

本当に、
ほんとうに
人間は、
この先、
どこへいくんだろう??
毎日、
胸の詰まるニュースばかりで、
いつの間にか、
私たちは、心が麻痺したのかしらん。

ねぇ〜〜
もう一回、
空を見ませんか?
雲を、
星を見ませんか??
地球の、
宇宙からの声に耳をすましてみませんか?

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コメント

福島の吾妻子富士の夜空にに横たわる天の川
カチンと凍るカナダの夜空でヒラヒラ形を変えるノーザンライト
真っ赤な大地と真っ青な空の大地のオーストラリアの太陽
忘れられない光景が頭をよぎりました。
遠い昔、自然の真っ只中ですごした5年間に捨て去ったはずの「くだらない価値観」に今、翻弄されている事に気づきます。

投稿: FAIRNESS | 2004.06.01 18:54

智子さん、こんにちわ、

引力ってほんとうにひっぱりあう力なんでしょうね、つながりあう力なんでしょうね。

地球っていっぱいいっぱい孤独だから、たくさんたくさんひっぱるんでしょうね。

ぼくらの引力はきっと、愛なのでしょうか。

ときどき、地球はほんとに20億光年先まで孤独なのかもしれないという感覚に恐れおののきます。

ぼくらは、いまここにこうして座っていたって、となりに誰かがいたって、千年生きたって、20億光年先まで孤独なのかもしれません。

...ああ、羊さん以下だ...orz

投稿: ひでき | 2004.06.01 18:55

 私も子供のころから宇宙に興味があり、アメリカやソ連の惑星探査器が送ってくる様々な惑星の写真や、観測による深宇宙の最新情報に接して、胸を躍らせることがたびたびありました。優れた科学者は、ほんのわずかな観測データの中に宇宙の真理の糸口を見つけ出して涙を流すことさえあるといいます。そんな人たちを私は尊敬します。

 優れた科学者の多くが到達する巨視的な観点は、この宇宙の認識とともにあると思います。

 カール=セーガンが、宇宙に知的生命がいくつ存在するのかを計算する有名なフランク=ドレイクの方程式の紹介のなかで、「人類が核戦争などで自滅しななければ、宇宙の他の知的生命と出会える可能性がある」と言っています。人類が一般に思われているよりもう少し理知的で、自らの問題に適切に対処できるならば、われわれはこの宇宙の中でも孤独ではないことことを知るでしょう。

ドレイクの方程式は
http://www.ne.jp/asahi/contact/japan/cj_xxx/info/info01.html
http://homepage3.nifty.com/iromono/kougi/ningen/node36.html
などで紹介されています。

個人的には、こちらにページの「4000億という私たちの銀河系の恒星の数を考えると、私たちの地球は宇宙の奇跡である。同時に、私たちは独りではない・・・かもしれない(^-^)。」という言葉に深く共感します。
http://hieroglyphs.hp.infoseek.co.jp/Drake.htm

投稿: Rough Tone | 2004.06.02 06:31

FAIRNESSさん。
ひできさん。
Rough Toneさん。
こんにちは。
コメントどうも有り難うございます。

いつの時代でも、
星ぼしにロマンを託す人たちがいました。
悠久の宇宙の彼方に何があるか、、、
ワクワク、ゾクゾクしますよね、、、
今、ニート彗星とリニア彗星の共演が、
私たちの住む地球のすぐそばで行われている。
また、この8日は
金星の太陽通過が130年ぶりに観測できるとか。
楽しみです。
今、子どもたちは、コンクリートジャングルに追いやられている。
何とか、彼らを外に、天球のもとに引っ張り出したいものです。

投稿: せとともこ | 2004.06.02 13:12

せとさん,トラックバックありがとうございました。
谷川俊太郎の詩,良いですね。
私は“朝のリレー”(だったかな)が好きです。
あと,詳しく覚えていないのですが,NHKの「人体Ⅰ」でときおりはさんであった詩の数々が良かった思い出があります。
ホント人間なんて,ちっぽけな存在なんですけど,宇宙の果てのことを考えたりするんですよね。
なんでこういう生物になったのか?
それを考えるといろいろと空想できます。
私は今NHKでやっている“地球大進化”シリーズを観ながら,いろいろと想いを馳せることがあります。

投稿: かねごん | 2004.09.30 18:07

かねごんさん。
こんにちは。
コメント有り難うございます。

私も、NHKの”地球大進化”シリーズを見て、
興奮していました。
生命の誕生、その魅力、不思議、思わずにはいられません。
今、
ここに在ることの幸せを思いながら、
子どもたちに伝えていきたいものです。
これからもまた、
いろいろ教えてくださいね。
では。
また。

投稿: せとともこ | 2004.10.01 12:49

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