ご存じですか? ドリマーズ
ご存じですか?
ドリマーズ。
戦後間もないヒロシマを舞台に、
少年たちの夢をのせて作られた、草野球のチームです。
アニメ映画にもなリました。
興味のある方は、是非、かっ飛ばせドリマーズの公式サイトをご覧ください。
ピカにやられ、
焦土と化したヒロシマ。
全てが、焼け落ち、崩壊したなかで、
野球にかける思い、
家族、友情、淡い恋と
原爆で亡くなっていく人々との別れ、
それらを通して成長していく少年たちの映画です。
「野球」をすることが、
できることが、
どんなに素敵なことか!
戦場と化していた土地を、
野球のグラウンドに使うことが、
それをできることが、
どんなに貴重で大切なことかを、!!
どんなにすごいことか!!!
鬼畜米兵と、思っていたアメリカ兵。
しかし、
面と向かって見れば、
一人の優しい人間であることの発見が、
どんなに嬉しかったことか!!!!
野球を通して、
平和の喜びを感じとる主人公たちの
思いは、
今に新しいです。
全体にセピア色の雰囲気、
つまり、
なぜか懐かしい、幼いあの頃を思わせるような
日本の風景。
「はだしのゲン」を作ったスタッフは、
取り戻した平和でどよめく日本の
所々の町の一角を切り取ります。
さて、今、近鉄とオリックスの合併問題が
耳目をさらっています。
私は、野球に関しては、あまり詳しくないのですが、
しかし、
野球が示す象徴を思うとき、
一つの時代が終わろうとしている予感がします。
おりしも、
今、
有事関連法制が国会を
やすやすと
通過しました。
別のひとつの時代の到来か???
不気味な風が吹いてくるようです。
昨日、14日。
サッカー批評(双葉社)を読みました。
特集記事、「サッカーの持つ求心力、
ストイコビッチが描く夢」
を読み、
胸がつぶれました。
ご存じ、ストイコビッチはあのユーゴを、
世界を代表するサッカー選手です。
ユーゴの歴史は辛い。
しかし、どんな圧政の中でも、
彼らは、民族の誇りと、サッカーへの情熱を忘れてはいない。
そのサッカーをアメリカがしかけた戦争が踏みにじった
辛い、悲しい歴史が書かれていました。
昨日、14日、
日本の国会は、
「年金関連法案」が通りました。
国民の意思はますます隅に追いやられていきます。
今日15日、
私は朝から、何も手がつかず、
自分の住んでいる町を
ボッ〜と歩いていました。
この町は、私にとってはまだ馴染みのない町です。
「あ〜〜ここにこんな通りがあるんだ、」
「まぁ、こんなところに、池がある、、」
幼い子どもたちの歓喜の声にふと目を上げれば
幼稚園がありました。
小さなジャングルジムの上で、
きゃーきゃーと騒いでいる子どもたちのカワイイ声。
歩けばあるくほど、
怒りが込み上げ、
悲しみが募り、
困惑が増します。
子どもらの声を背に受け
帰ってきました。
私は何ができるのだろう?
この時代に、、、
来るべき時代に禍根を残さないために。
次の時代も、
さらに、その次も、
人にとって、生きる上で最低限の保障、
つまり、
平和が、
約束されている世の中にするために、、、
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コメント
TBさせていただきました。
なんのコメントも無くTBだけを送信してしまうのも寂しいので、まずはご挨拶まで。
「かっとばせドリマーズ」も「サッカーの持つ求心力、
ストイコビッチが描く夢」も知らないのですが、せとともこさんの怒りや悲しみには共感できると思います。
また遊びに来てもらえたら光栄です。
ではまた。
投稿: 市川 | 2004.06.16 03:02
TBありがとうございました。
新聞テレビでニュースに接するたび、不快感危機感募る世相ですが、嘆いてばかりじゃ変わりませんね。
blogで意見を表明し、知り合ったネット仲間に話をすることも、この時代、来る時代のための努力の一つ。
やんちゃな息子と日々格闘しながら、こいつの笑顔を守っていかなきゃなー、と思っております。
投稿: 龍3 | 2004.06.16 11:23
市川さん。
龍3さん。
コメント有り難うございます。
お返事遅くなりました。
ご存じのように昨日はniftyが繋がらなくて、
パソコンは触りませんでした。
その分、
もう一度、
「アドルフに告ぐ」という手塚治虫の漫画を読んで
ため息。
ふつ〜〜〜
しかし、
市川さんや 龍3さんのブログで「元気」をいただいています。
これからも、
ネットを張り巡らしていきたいと思いますので、
よろしくお願いいたします。
お元気で!!!
投稿: せとともこ | 2004.06.17 10:03