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2004.06.17

驕れる者久しからず

 祇園精舎の鐘の声、
    諸行無常の響きあり。
 沙羅双樹の花の色、
    盛者必衰の理をあらわす。

 驕れる者久しからず、
    ただ春の夜の夢の如し。
 猛き人もついに滅びぬ、
   ひとへに風の前の塵に同じ。
                    平家物語から
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

私の今、住んでいる町は、
古い歴史のある町です。
ある時は、
権力の中枢に、
またある時は、
片隅に追いやられ、、、
為政者の、飽くなき野望の的にされ、
民衆、大衆の、
ひそかではあるが、
確実なエネルギーのたまり場になり、

時代を作り、
時代と歩き、
そして、
次代を担ってきた、
そんな町です。

ちょっと歩くと、
「歴史」にぶつかります。
もっと、歩くと、
「歴史」が向こうからやってきます。
あらゆるところに、
「過去に生きていた人々の息使い」を感じます。
いろんなところに。
「今を生きている人の逞しさ」を感じます。

私が今、住んでいる町はそんなところです。

ここに住んでいる人たちの、
時間は長いのです。
諸行無常の響きを聞いてきたのです。
ここに生きていた人たちの歴史は、
「よそもの」の侵略に耐えながら、
いつの間にか、
「よそもの」を同化して、
「 盛者必衰の理」を見て、
取り込んでいく「したたかな」ものです。

ここに住んでいる人たちは、
知っています。
「 驕れる者久しからず」
と。
 「ただ春の夜の夢のよう」に消えたことを、

この町の連綿と続いた歴史が、
「 猛き人もついに滅び、
 ひとへに風の前の塵のよう」に散っていくことを、
語っているからです。
この町の歴史に、
更に、
あらたに、
どんな事が書き連なるのだろうか、、、

驕れる者久しからず
と。
書かれるのだろうか、、、
次代の語り部に。

なんて、思いながら、
今日も、この町の散策をしています。


 

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はい、これが下のコンビニの向かいにある、八坂神社西楼門です。 四条通の東の突き [続きを読む]

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