そういうものに わたしはなりたくない
飴にも負けて
鞭にも負けて
年金にも有事立法にも負けて
満身創痍の体で
家はなく
どんな悪法が通っても
決して怒らず
いつもあきらめて無力に笑っている
一日に輸入肉と
農薬いっぱいかかった野菜を食べ
頭の中は
自分の財布の中身だけでいっぱいで
テレビのワイドショーと、新聞の三面記事だけを
よく見て、
そして、
「世の中、こんなものか」と思い
都会の小さなウサギ小屋に住み
東に病気の子どもがいれば
診療費が かかるから「気力」で治せ、と言い
西に疲れたサラリーマンがいれば、
もっと やらなきゃリストラにあうよ、とハッパをかけ
南に死にそうな老人がいれば
今なら まだ年金は高くもらえるよ、と言い
北に喧嘩や訴訟があれば
そんなことしていると ネットに書き込まれるよ、と言い
赤字の家計簿をみて涙を流し
ローンの苦しさにオロオロ歩き
国会議員にアホな国民と思われ
夢もなければ
生きがいもない
そういうものに
わたしはなりたくない
そういうものに
わたしはなりたくない
~~~~~~~~~~~~
小泉さん。
岡田さん。
世の中のおばちゃん達は
怒っているぞ~~~
真剣に声を聞いてくださいよ~~
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コメント
初めまして。
上手い! 上手すぎる!
こんな世に中にした最大の原因は、やはり政治屋・官僚の怠慢と保身。
議員制民主主義の日本を良くして行くには、少しでもまともな政治家を選ぶ事しか残されていないのが残念です。
国民運動とかで、悪法(年金法案等)を廃法に出来たらいいのですが・・・。
投稿: ぶーすか | 2004.06.07 13:56
ぶーすかさん。
はじめまして、、、
コメント有難うございます。
本当に、おっしゃる通りですよね。
国民である私たちのあり方が問われていると思います。
これからも、しっかり目をあけて見ていかなければ、、、
私の大好きな宮沢賢治の精神が、
彼が願ってやまなかった世界が、
真の意味で、
実現するような世の中であってほしいものです。
また、ご意見お聞かせくださいね。
そうそう、
ぶーすかさんが、ごらんになった詩を
ちょっと書き変えました。
投稿: せとともこ | 2004.06.07 16:34
ダイレクトに心に響きました。
僕も常々疑問に思ってる事なんですが、僕が文章にしちゃうとなんかとっても小難しい難解な文章になっちゃうんですよね。
こんな風に簡潔にまとめてみたいですよ。
尊敬します。
>飴にも負けて 鞭にも負けて
↑はい。僕も見事に負けちゃいました。
最近の総理はいろんな問題をはぐらかしてばかりのような気がします。
…ホントに改革する気あるのかなぁ…
投稿: ろぷ | 2004.06.08 05:56
ろぶさん。
こんにちは。
コメント有り難うございます。
そうですね、、、
小泉さんも、総理になった当初は、
古い自民党を壊す、、、と言って張り切って?いたのでしょうが、
やはり表面だけの構造改革ってあり得なかったのでしょうか?
結局、後に残ったのは「国民の痛みだけ」と、いうのは、願い下げですよね。
「戦いすんで、日は暮れて、、、」
あ〜〜〜路頭に迷う国民だけがウロウロ、なんてことがないように、切に願います。
また、ご意見お聞かせくださいね。
よろしくお願いします。
では。また。
投稿: せとともこ | 2004.06.08 11:41