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2004.07.12

調べもの学習

今日12日、
友人に誘われて、
「科学読み物読書会」
に、行ってきました。
2003年度に発行された
子ども向け科学読み物、絵本の
「比べ読み」をする読書会です。
科学ということで、
理科実験や、
動物の生態、
また科学史のような読み物などです。
去年、一年発行分ですが、
いっぱいあって、頭がクラクラ。
チューターになってくれた方が、
各分野ごとに要領よく説明してくださって、
よくわかりました。
2時間近い、説明の後、
それを受けて、質問応答。
その中で、気になったものを、ちょっと紹介します。
いつものように、会話で書きます。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
「総合学習が導入されてから、科学読み物の質が変わりましたか?」
という質問。
「ええ〜〜〜明らかに変わりました。
以前は、子どもたちに質問して、後は自分で考えさせるような物が多かったのですが、
この頃は、見開きに、質問、実験方法、答え、グレードアップ問題、、、
と、全て書いてあって、子どもは考える必要がないような物が増えました。」
という答えでした。

次に別の方から
「でも、親はそういう本があると助かるのですが、、、」
という声が上がります。
「どう言うことですか?」
と、チューター。
「この頃は親も働いていて、なかなか子どもの勉強を見てやれないのです。
だから、学校は土・日に宿題をバ〜〜〜ンと出して、
親と調べて来なさい。という調べもの学習が一杯出るんです。
親も分からないので、子どもたちは一斉に図書館にダッシュ。
足の速い子が”いい本”を真っ先に取る、、、という感じなんです。
だから親は、そういう天こ盛りの本があると、すごく助かるのです、、、」
と、くだんの人が発言。

全員
「ウ〜〜〜〜〜ン」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
クラスの子どもたちは、ほぼ全員が、
同じ本からの丸写しも珍しくないという現実。
そもそもの総合学習の目的ってなんだったっけ???
「自分で、考え、感動して、生きる力」を
つけることではなかったっけ???

今、
総合学習の洗礼を受けている子ども達が、
「考える」
ということを、どんな風に理解して大人になっていくのか、、、
少々不安を覚えました。

もうすぐ、
夏休み。
暑い夏がやって来る。
子どもにも、、、
親たちにも、、、

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コメント

総合学習・・大変そうですよね
この前、友人から聞いた話だと、総合学習っていってもやることが定まらないので結局は英語学習になってるところが多いらしいですね

で、
英語の教育法も定まっていないので、現場の先生方は苦労しておられる、と..

んで、
子供はとばっちりで時間がどんどん削られたり・・
クラブの時間もどんどん遅くなっていったり・・

・・子供が大変そうですね

「自分で考える力をつける」っていう理想は分かるんですが...もうちょっとなんとかならないのかなぁ。。

投稿: m_um_u | 2004.07.12 17:54

日本の教科書では「横断的学習」やら「生きる力」などとうたってますが、根本的な所から変えなければそんな力は身につかないと思います。
まず一点、教科書にはどこかに"答え"が存在します。複数回答があるようなもの、答えがないもの(例えば、ゴミ問題など一般的な答えはあるが、それ以外にもたくさんの答え=手段がある)は先生が対処できません。また、子供としても正解したと云う充足感が得られないようです。
また、インターネット等で調べても「丸写し」。そこに子供達の思考は入りません。

まぁ、『考える力』を養う事ができないのは、先生自体が答えが用意された教科書で育ってますから。

もう一点、考える為の語彙が少なすぎます。例えば、月の満ち欠けでは「上弦の月」「下弦の月」も区別なく「半月」です。高校で地学でも取らない限り「上弦/下弦」なんて習いません。「環境ホルモン」も教科書検定で弾かれましたし、「イオン」も高校に行かないと習いません。(「電子」という語句が中学校の教科書から消えた為、イオンも教えられないので高校へ持ち越し)
それと、最近の国語教育では自分の意見をまとめて述べる技術が身に付けられない(ディベートなど積極的に取り組む学校もありますが)のでは?と思っています。すぐ切れる子供達の多くは、他人とのコミュニケーションがうまく取れない(自分の言いたい事を伝えられない)らしいと云う事を心理学をやっている友人から聴きました。

参考までに意見させて頂きます。

投稿: にしかは@京都 | 2004.07.12 23:26

せとさん、ごぶさたしてます(^^
好奇心がない、本を読まない。困ったもんだ。

おおっ!と思う不思議な体験をいっぱいさせてあげるのがいい。だから大人も不思議、なぜ?と思う体験をいっぱいしないといけない、、と思います。

投稿: aranxp | 2004.07.13 03:35

m_um_uさん。
にしかは@京都さん。
aranxpさん。
書き込み有り難うございます。

m_um_uさん。
もう、子どもにとばっちり、バッチリですよ。
と、いうか
先生方も、どうしていいか分からない、
戸惑っている、
というのも現実です。
やっぱり、
文科省。
もうちょっと、考えてやれ〜〜〜〜
と、私は毒づいています。

にしかは@京都さん。
本当に言われている通りと思います。
教科書って、ドンドン薄っぺらになり、
子どもたちは、教科書じゃなく、プリントで
勉強しています。
算数は数式は今まで通りですが、数量と図形は明らかに減りました。
したがって、一年中、子どもたちは「計算」ばかりやっています、、、
論理的に構築していく授業はグ〜〜〜ンと減りました。
本当に、この先どうなるんでしょうか???

aranxpさん。
そうだと、私も思います。
体験や経験から学ぶこと、
潜在ポケットに入れることの重要性、必要性をとみに感じます。
ところで、
夏休みになるので、
「おかあさんのメールマガジン」
ここでも、お知らせしていいですか???
お返事ください。

投稿: せとともこ | 2004.07.13 14:42

上の「学力調査の結果」にいいこと書いてありますね!(あとでコメントしよ)

100マス計算も「ボケボケ」の生徒にカツを入れるのにはいいのだが、あれだけってのも「おばか」なわけで、「考えさせる習慣」をつけていくプログラムが必要と思います。それも今の「総合学習」なんていうピンボケのものではなくて、論理的に頭を使う具体的なプログラム。

ほんとに「公立」の生徒と「私立」の生徒の格差が広がるばかりで(公立の生徒がどんどんアホになっていると思っていますが)、危機感を覚えずにはいられません。お母さんたちは気付いているのか! メッセンジャーにならねばなりませんね。。

お母さんの〜メルマガ、紹介してください。
http://www.mag2.com/m/0000134503.htm

投稿: aranxp | 2004.07.13 14:55

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