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2004.07.13

学力調査の結果

12日、国際科学振興財団は、
日本、中国、韓国、シンガポール(大学だけ)の
高校一年と大学一年、四年を対象に行った、
英語と理系科目の学力調査の結果を発表。
中国の学力は、他の三か国を、大きく引き離し、
圧倒的に良くできていた。
日本は生物で高得点だったものの、
英語や数学は振るわなかった。
今回の調査対象は
大学では日本と韓国が四校、
中国、シンガポールは二校。
高校は日本、中国は三校、
韓国は二校が参加。
とくに数学においては、
中国は圧倒的に良くできていて、
高校一年の問題では、一校は平均81点。(100点満点)
日本は11〜39点。
韓国は36〜56点。
大学でも、
中国は韓国、シンガポールより春かに高得点をマーク。
大学一年では、日本の方が上回った。
英語でも、高校一年の平均点は
中国49点、韓国47点、日本43点(60点満点)。
大学一年では、
日本42点、韓国38点。
四年になると、
日本32点、韓国34点。
大学生を対象にした生物では、
日本が一番高い平均点をマークした。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

今朝、こんな記事を見つけました。
まぁ、4カ国で、しかも対象校も少ないので、
この結果から、すぐには結論は出せませんが、
このところ、
日本は、この手の学力調査では、
あまり好い結果を出していないことも本当です。

以前話題になった、
「分数の出来ない大学生」
ではありませんが、
確かに、
今の子どもたちの学力は、
10年前、さらに15年前、もっといって20年前の、
子どもより、落ちている気がします。

と、いうより
二極化が進んでいると言った方が正しいのかもしれません。
良くできる子は、以前の同じ学年の子より、ウ〜〜ンと進んでいます。
難関校と言われる学校の受験の洗礼を受けているからでしょう。
そりゃ、スゴ〜〜〜イ。
こんなもん、解けるか、、、って問題をヤスヤスと、解きます。
(ただし、これは考えているのではなく、反射で解いている子が多いのです。)
その一方で、
1/2+1/3=2/5
と、解く中学生、高校生、あるいは大学生がいます。
学校教育の中では、
これらの子どもたちを救う手だてが極端に少なくなりました。
以前は、放課後、子どもたちに居残りをさせて教えていた先生たちも、
自分自身の負担が急激に増えて、
なかなか思うようには、目をかけることが出来なくなりました。
仕方がないので、
親、あるいは塾に任さざる追えないような事になり、
先生自らが更に大きな矛盾を抱えています。

時間を追うごとに、
「出来る子」と「躓いている子」の差が大きくなり、
ますます学校間格差が開き、
その中で、子どもと親は右往左往、のたうち回ります。

では、いわゆる成績のいいとされる子が、
学力が高いか?というと、
実は、みんながそうとは言えません。
先ほど書いたように、
自分の頭で考えることはしなくても、
マニュアル通りに解けば解答にいきつくような、
今のシステムでは、
本当の意味で、勉強が分かっていることにはならないからです。
とにかく、覚えて、解いて、解いて覚えて、、、
という方法で勉強をしているから、
テスト、試験が終われば、
スカッーと忘れてしまいます。
また、一面的な勉強なので、
パッチワークの一つ、ひとつの知識が有機的、総合的に結びつきません。
全体の中で、今自分のやっていることが何か?を見直し、確認しながら学ぶ機会に恵まれていません。
とは、言っても、
昔もそうだったのです。
ただ、
今と決定的に違うのは、
時間の流れが違うのです。
とにかく、
今の子は、忙しくて、慌ただしくて、落ち着きがないのです。
じっくり、ゆっくり、一つの物事に取り組むことが少ないような気がします。
難しい問題にぶつかったら、
すぐに答えを、聞きます。
自分で、ややこしい過程、試行錯誤をしながら、
楽しむことが少なくなりました。
なにしろ、
「ゆとり」さえ、
上からバンバン押しつけられて、
やらなければならない時代なのです。

こんな教育環境で、
真の学ぶ喜びを得ることは容易ではありません。

文部科学省のやり方には、
今まで通り、苦言を呈しつつ、
これから、夏休みを迎え、
子どもたちが過程に帰ってくるこの時期。
チョット、
ゆっくり、
と、
子どもたちを受け入れてあげませんか?
おかあさん。

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コメント

ゆとりだ総合教育だといったところで、『通知表』を付けなければならない訳で…

教科書改訂の際、ゆとり教育のはき違いで「宿題は極力出さない」とかいってたのに、翌年には「家庭学習や復習が必要」とかいって宿題を出せ(現場や保護者からのクレームによる路線変更なんでしょうが)とおっしゃる。

やはりノルマをこなす(=責任を果たす)という事も必要ですし、その分遊ぶ(=自由を得る)事も大切かと思います。両立する事が一番のポイントだったような気がします。

投稿: にしかは@京都 | 2004.07.15 22:59

こんばんは、というか、瀬戸さん見る時間は、
こんにちはでしょうか?
中国の方は、英語は苦手な方が多いようです。私の周りの中国のかたはだいたいそうですね。あまり英語を勉強する環境にはないそうです。私と同じ所属の中国の方は、私以上に英語ができるというか、論文も、会話もできるという羨ましい方ですが、その方も、自分で毎日何時間も映画を見て覚えたらしいです。そのDVDが著作権を守っているかは聞いていませんけど
ポリポリf^^*)多分、守ってるはずです。
あと、中国で相当に優秀な方は、中国共産党員になれるという特権もあるようなので、相当の向上心なのでしょうね。
ただ、アジアの課題としては、学力よりも、社会的モラルというか、エリートや富裕層に科せられた社会的貢献、責任というのを浸透させないといけないと感じます。
でないと、気づいたら、アメリカやヨーロッパ以上に、貧富の差と、貧富の断絶が拡大して、それが社会的不安要因になりかねないと危惧するからです。

投稿: ichirokun24 | 2004.07.16 00:50

にしかは@京都 さん。
ichirokun24さん。
コメント有り難うございます。

にしかは@京都 さん。
そうですよね、、、
学校の先生は、その都度、方針が違うので、揺れ動いてしまいますよね、、、
さらに、絶対評価や相対評価なども、親に納得させるかたちで(?)付ける必要があるから、本当に大変。
教師の数が増えることで、少しは手当てになる部分もあると思うのですが、、、如何でしょうか?

ichirokun24さん。
体調は、もう快くなりましたか?
東京の夏は、下から、ジャンジャン上がってくるので、大変ですが、元気に夏を乗り切ってくださいね。
さて、
諸外国の事情はよく分からないので、
あまり的確にお返事できませんが、、、
また、教えてくださいね。
なお、頂いたコメントですが、
「サガン鳥栖」、応援していますよ!!!
では。
お元気で。

投稿: せとともこ | 2004.07.16 16:21

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今、カテキョーをやっていますが、疑問に思うことがあります。学校の先生は何をしているのか、と。相変わらず、話が飛んでまとまらないかもしれませんが、とりあえず、書い... [続きを読む]

受信: 2004.07.16 00:34

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