« 国連女性差別撤廃委員会の勧告 | トップページ | ひたすら「つぶやき」です »

2004.07.14

学んだこと

男女共同参画に関するアンケートに目を通してみると、
そこから、それなりに「社会」が見えてきます。
その項目の一つ、
「自治会活動、PTA活動」についてのアンケート結果。
「社会的に評価」するという回答は多いものの、
自分が実際、役員をするのってイヤダナ〜〜〜という気持ちが、
見え隠れしています。
確かに、
子どもの学校のPTA役員を決める時って
大変だったと思い出します。
学年初めの学級PTAで役員選出があるのが、
普通です。
多くの親にとって、
我が子の初めてのクラス担任、
友達の顔などを知る重要な参観日の
後に、その会議はあります。
本当は帰りたいけれど、
担任からクラスの様子、首尾よくいけば我が子の様子も伺えるので、
一応、出席。
しかし、
役員選出になったら、絶対下を向いておこう〜〜〜と硬く決意。
先生と目があったひには大変。
じ〜〜〜っと通りすぎるのを待つ。
そうして心の中で言い訳をいっぱい考える。
「下の子が小さい。」
「働いている。」
「体が弱い」
「親の介護がある」
「、、、、、」
と。
結局、クジになって
役員は、
あなた
に決まりました。
後の、みんなはホッ。
あたった人は、
「来年は、あなただからね、、、」
と、心でニンマリ。

と、いうのが毎年の光景です。
では、何故こんなにも役員はなり手がいないか?
というと、
その多くは、
「自信がない」
「成功して当たり前、失敗したら、ドンドン批難されるのがいや」
「働いている人はしないでいいのは不公平」
「、、、、、」
と、いうものです。
一年やった後は、
それなりに友人も出来て楽しく思い出すのですが、、、

さて、私個人は、
ず〜〜〜っと執行部をやっていました。
私の住んでいる団地は、山を新たに切り開いたところで、
新しい住人と、昔からの土地の人たちの入り混ざったところです。
PTAにもやはり隠然と力を持った、
地元のボスがいて、
私たち、「新住民」と一線を画していました。

この学校は、
新しい学校なので、「歴史」を作ろう、、、ということで、
地元の人たちは、
「PTA親睦会」「PTA百人一首大会」「、、、、」
と、やたら学校にいく行事を作ります。
新しい人たちは、少しでも「出たくない」
当然、クジで選ばれた役員も、イヤなのです。
間に入っている、執行部は、
あっちを立てれば、こっちが立たず、
こっちを立てれば、あっちが立たず、、、
困ってしまいました。
そんな時、
一人の友人が私にアドバイスをしてくれました。
「どんなことでも、一番、後ろ向きの人にあわしてやりなさい。
前向きの人は、一人でドンドンするから。
最後に付いてくる人の歩みにあわしてすると、間違わないよ、、、」
と。
また、こうも教えてくれました。
「大切なことは行うことであって、
そのために、何をどうして、どのように発言をして、
みんなに協力してもらうかだよ。
決して、バンバン意見をいうことではないよ。
それが、正論であっても、人はついてこない、、、」
と。

彼女は、自分のPTAで得た経験から、
私にアドバイスをしてくれたのですが、
私にとっては、
PTAの活動以外の、自分の人生の指針にさえなりました。
「一番、後ろ向きの人にあわす」
という考え方は、
自分が教えている子どもたちに対して、
待つことができるようになりました。
あるいは、
大企業、金持ちばかりを見ているのではなくて、
「労働者を裏切らない、弱い者の立場に立つ」
生活者としての感覚を持った、
そんな政治家を私個人は求めています。
また、
自分がどんなに正しいと思っても、
他人に対しては「丁寧」であること、謙虚であることの
大切さを学びました。

私個人にとっては、
PTA活動で知りえた人々は、
今なお、私の人生での「師」であるような気がします。

|

« 国連女性差別撤廃委員会の勧告 | トップページ | ひたすら「つぶやき」です »

コメント

こんにちは。
「働いている人はしないくていいのは不公平」

ええっ!
地域によって違うのかもしれないけれど、そんなことはあるんですか。うちのあたりでは、やらなくてよいのは、「小さい子供がいる人」と「介護のある人」だけです。
働いている人の中には、役員になっても、なしくずしてきに集まりに出席しない人はいることはいますが。

PTAは、たしかにやれば、得るところがある。
人付き合いもできる。

でも、やりたくないのは、実際に「時間的余裕がないから」という人も、働いている人の中には多いと思います。
PTAも、地域の自治会も、女は暇だ、ただで使える、ということを前提としていると思うんです。
でも、今この厳しい景気の中で働くということは、本当に厳しい。たらたらと続く会議に出ている時間は本当に惜しい。

文句は言っても、昨日12時まで仕事をして、その後、PTAの配布物を作った私です。
こういう厳しさは、なかなか仕事をしていない人には理解してもらえません。
(家にいる女はみんなヒマだと思われているらしい)

投稿: みずのようこ | 2004.07.14 12:02

「他人に役員を押し付けるために、仕事を口実にしている」と考えられてしまうことは、働く母親にとって、つらいものがあります。(もちろんそういう人もいることはいるでしょう)

私はまだ自営業なので、寝る時間を削れば、会議などに出られます。でも、実際に会社勤めをしている人は、もっと困難を抱えてしまうのでしょう。

考え方でどうにかなるわけではなく、PTA自体あり方を変えなければどうしようもないところまで、女性のライフスタイルが変わりつつあるのだと思うのです。

投稿: みずのようこ | 2004.07.14 12:30

みずのようこさん。
書き込み有り難うございます。
本当に仰有るとおりだと思います。
あっ、それから、
働いていると役員をしなくていいと、いうことは、
私たちの地域ではありません。
ただ、現実に役員選出の時、いらっしゃらないことが多いと、どうしても出席者の中から、選ぶことって多いのじゃないですか?
どうしても決まらないときは、その方たちも含めて、「くじ」になったり、、、
この頃は、会議を土曜日にして、父親も参加というスタイルも見られたりします。
PTAのありかたは、確かに考えていかなければならないと、私も思います。学校、地域、全てで、子どもを育てていく意識を、
もう一度、見直す必要ってありますよね。
しかし、
PTAって、時限立法のようなところがあって、
卒業すると、さようなら〜〜〜〜なんですよね。
また、
考えてみます。

投稿: せとともこ | 2004.07.14 16:44

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/15797/963372

この記事へのトラックバック一覧です: 学んだこと:

« 国連女性差別撤廃委員会の勧告 | トップページ | ひたすら「つぶやき」です »