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2004.09.19

しつけという体罰

栃木県の幼児誘拐事件は、ついに最悪の結果となりました。
行方不明のお兄ちゃんも見つかり、
これからは、犯人の動機やその他に捜査はすすんでいくと思います。
かわいい二人の男の子。
冥福を心からお祈りします。
どうぞ、やすらかに眠ってください。

さて、
昨今の幼児虐待ニュースの多さには驚かされます。
「子どもが生きにくい世の中」になってきているということでしょうか???
子どもや、お年寄りが生きる上で、どの様な状況にあるかは、
その社会の健全さを示す一つの指標であると思います。
日本は、しだいに社会全体が蝕まれてきているのでしょうか????

ところで、今回は「体罰」について考えてみたいと思います。
私自身は、子どもを育てるにあたって、
体罰というか、手をあげたことは二度あります。
一つはトイレトレーニングの時。
もう一つは、部屋を散らかした時。
いずれも3才前の頃です。
あまりに言うことを聞かないので、遂にぶったのですが、
その時の子どもの怯えながら私を見た目を、今でも忘れることはできません。
私は、ぶった後、子どもを抱き寄せて、しっかりと目を見て謝りました。
「ごめん。かあさんが悪かったね、、、」と。
それ以来、子どもには、ひたすら口で叱っています。
なかなか言うことを聞かないので、イライラします。
そんな時は、子どもの見ている前で、
座布団を床に叩きつけたりして、
母の怒りの大きさを知らせているのですが、
当の本人には、あんまりわかってもらえません(^^;
ひたすら、子どもとの「闘い」
知恵比べです。
ある時は、泣く真似をしたり、
またあるときは、一言も口をきかなかったり、、、と。
そうこうしているうちに、
子どもは、親をそこにおいて成長しました。
おかげで、
「人は自分の思うようには動かない」
「待つ」
と言う事を学びました。
子育ては,親育てとは、よく言ったものです。
さて、ある日、
子どもに、以前の体罰のことを聞いてみました。
まだ3才前の出来事なのに、彼はしっかりと覚えていました。
そのことを。

あ〜〜〜
やっぱり、子どもは見ているのだ、
覚えているのだ、
と改めて思ったものです。

「躾」という名で、体罰が許されていることがあります。
しかし、それは単に躾ける方の怠慢なのでしょうか???
口で言って諭して、納得させる作業は、本当にエネルギーがいります。
ポンポン叩いて、黙らせて、自分の思い通りに、やらせることは、
確かにその場では効果があります。
楽です。やる方は。
では、やられた方の心理はどうか?というと、
暴力で屈服させられたと言う経験は、
本人にとって耐え難い屈辱であると思います。
人は、自分を守るために、自己防衛能力が備わっているわけですが、
暴力に晒された人間は、
その時 脳は活動しない、そうです。
「何も考えない」
ひたすら通りすぎるのを待つだけ。
そして、この経験は記憶の深い部分に沈んで、
本人は普段その部分には触れないように、
自分で自分を規制していく。
しかし、潜在意識にはしっかりと植え込まれていくわけです。
マイナスのエネルギーとして。
そして、
成人した暁には、
また同じことを繰り返すことが多いようです。
しかもより増幅して、、、
相手が友人である場合や、親や、我が子や、
(あるいは極端になると社会全体かもしれないが、、、)
つまり、
体罰では、人は変えられないのです。
体罰はやはり相手を析服させる暴力なのだから。

もし、真剣に我が子のことを思い、(親ならみんなそうですが)
その子を、よりよくしていきたいと思うなら、
粘り強く、子どもと向き合うことが、実は一番の近道です。
子どもは、
育てたように育ちます。
子どもを育てると言うことは、
人間を育てるということだから大事業だと思いますが、
楽しんで、ゆっくりと、
そして、全てに感性豊かに育てていけるように、
社会全体でもフォローアップしていきたいものです。
孤独な親を作らない。
寂しい子どもを作らない。
子どもを、みんなで暖かく育てていけるような世の中になってもらいたいと、
願わずにはいられません。

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