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2004.09.22

日本の公教育

明治十年、東京に唯一の帝国大学が創設された事が、
近代日本の公教育の始まりでした。
その後、遅れること二十年、京都に帝国大学が作られ、
この二つの大学が事実上、その後の日本の教育の上に君臨する時代が続きました。

第二次世界大戦後、
教育基本法が制定され
、今の私たちの学校教育の柱となる法律が作られました。
(ここでは、教育の歴史を綴る事が目的ではないのでイロイロの事実を省略)

今、現在の学校教育は、
文部科学省が責任官庁です。
そして、文科省にもっとも影響力がある発言力を持っているのは、
「中央教育審議会」です。
文部科学省、中央教育審議会の時々の答申によって、
学校教育の現場は揺れ動きます。
「期待される人間像」に始まり、
現「ゆとり教育」まで、
実に多くの答申、方向性が出されました。
戦後の復興日本から、高度成長期、バブル崩壊、そして現在の出口の見つからない不況。
社会の動きと不可分であったことはいうまでもありません。
学歴偏重の悪弊からくる校内暴力、
それに対応するために『ゆとり教育」。
しかし、少年犯罪はますます低年齢化するという実際。
教科書は薄くなり、
反比例して教師の負担は大きくなり、
その狭間で子どもたちはつぶれていくという実態。
何か、問題があると、
「学校はなにをしていた?」
「家庭はどうなっている?」
学校、家庭、地域がお互いに責任をなすりつけていく。
その隙間をついて、文科省はますます教育を荒らしていく。
じつは、
教育の流れを長い目で変えていこうとする強烈な意思の持ち主がいることを忘れてはいけません。
公教育に隠然と力をかけるものがいるのです。
それは、
戦後、間もない頃からすでに
「教育基本法はいずれ変える」
「三割のエリートと後は兵隊を作ればいい」
と、いう勢力がありました。
この勢力の存在を私たちは、つい忘れて、
学校と保護者が時として敵対することもあります。
本来、学校と保護者は共に手を取り合う仲です。
今、
新たに浮上している「教育基本法改訂」の動き。
来年1月にも通常国会に提出される模様。
この動きには、
しっかりと注目していかなければと思います。

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コメント

一連の教育問題についての書き込み、拝見しました。いつもの事ながら勉強になります。
一口に「学力」と言ってもどのステージでとらえるかが非常に重要ですね。
学力について語る時には事前に定義をしっかりする という決まりにしましょう!

投稿: aran | 2004.09.22 12:38

aranさん。
こんにちは。
お元気でしたか???
家でも「どうしているかねぇ?」と言っていたところです。
お仕事は、これからますます忙しくなるのでしょうね。お体大切にしてください。
さて、
学力の問題。
なかなか難しい(^^;
人によって、立場によってみんな違うので、大変です。
ただ、言えることは、
今の学校教育って、
どこを見ても問題アリ、
と言えることでしょうか???
教科書はうすっぺら。
勉強は詰め込み。
なぜか道徳ばかりある、、、、
なんだかどうなるのかな、、、と思います。
いずれにしろ、子どもには少しでも楽しいことを伝えていきたいと願っています。
では、
また。

投稿: せとともこ | 2004.09.22 13:04

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