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2004.09.27

小泉さんの国作り

ディウ”ィッド・ブリン作「ポストマン」。
ケウ”ィン・コスナー主演、監督の映画にもなったので、ご覧になった方も多いと思います。
本の内容は、タイトル通り、郵便配達人の話です。
核戦後の地球。
全て荒廃して、人類は、なにもかも失った。
それは、心とて同じであった。
人々は、憂え、哀しみ、恐れ、嘆き、呪いながら、
日々を暮らしていく。
そんな中で、主人公であるひとりの男が、
単なる偶然から、郵便配達人の衣装と、配らずに取り残された手紙を、
手に入れることになる。
そして、男は、
「この手紙を、受取人に渡そう」と決意したことから、
ポストマンは、始まるのです、、、、、
ひょっとしたら、この手紙を待っている人がいるかもしれない。
その思いから、始まった一歩は、
やがて、人々に
「新しい国がまたできたのか」
という希望を与えることになります。
なにしろ、
郵便が、届いたのだから。
郵便事業がある、ということは、
国家がある、
ということだからです。
どんなに、山奥でも、小島でも、
届けてくれる郵便やさんがいるということは、
国が健全に機能していることの証なのです。
希望を失い、恐怖におびえる人々にとって、
「国が自分たちを忘れていない」という事実が、
どんなにか、光であり、力であるかを語ってくれます。
郵便は、
どこでも、いつでも、だれにでも、
届くやさしい心使いなのです。

さて、
小泉さんは、
今日27日、第二次小泉内閣を発足させます。
「一内閣一閣僚」は、とうの昔に破綻した小泉さんですが、
今回の人事は、
「郵政民営化など改革に使命感と情熱を持って邁進する人」と表明しています。
自衛隊派遣や、九条改悪論議など
「たたかう国作り」へ歩を進めた小泉内閣。
年金改悪や消費税増税など、
「取ります国作り」に前進させた小泉内閣。
国立大学法人化、教育基本法改悪など、
「考えません国作り」へステップアップした小泉内閣。
さて、
この後に待っているのは???
どんな国作りでしょうか?????
「郵政民営化」という構造改革。
国民が、爪の灯をともすように溜めた貯金を、
小泉さんは、壊そうとしています。
もう、国は国民の貯金を保障してくれません。
手紙やはがきも配達してくれません。
学校での勉強も教えてくれません。
国は、
ひたすら、みんなのお金を集めて使う所になります。
なんだか、
住みにくい国になりそうです、、、
本当に、こんな国が出来上がっていいのだろうか???

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コメント

郵便配達には、そこに道があり、足で歩く景色があり、
人との出会いがあり、・・・よくわかります、この視点は。
戦争と戦場、という織田信介氏、の視点ともつながると思います。
http://www.o08.com/4776201321
みんなで、はなしあって
公共とはなにか、公共の豊かさとはなにか、などなど
共通の意識をそだてていきたいですね。

いやおうなく
グローバリゼーション
 ==開発された技術のせいで地球が狭くなった結果
が、いろいろな歪みをひきおこしています。
これは避けられない事実です。ひきかえせない。

それが
国の壁をくずしつつある、というのも事実だと思います。
わたしは米国から先の日曜日に帰ってきたのですが、
つくづく米国、その高温度の社会メカニズムが世界を
ひっぱっているということを感じました。
米国は
国の成り立ちが全く違いますから、
そのメカニズムにひきこまれることは
ここ=日本にとっては、自滅の道のように思います。
90年代に入って、日本のシステム=金融などが
崩れていることも事実だと思います。

受身になっていては、悪いほうへ悪いほうへ
いってしまいます。ここでは
「構え」、が大切だとおもいます。
別なところ(建築中のわたしのWEB)で、
その軸となる考えを書きたいと思います。

投稿: Mr. モト | 2004.09.30 08:34

Mr. モト さん。
こんにちは。
コメント有り難うございます。
頂いたコメント、何回も読みました。
本当に仰るとおりだと思います。
アメリカからお帰りになったばかりですか?
それなら、ますます
日本とアメリカの双方の違い、共通点が鮮明に感じらる事でしょうね。
アメリカという国が持つ豊かだけれど、大味で、
やさしいけれど、きめ細かくない、あの「大きさ」は、
アメリカだから、できたのでしょうね。
アメリカ人は、歴史が高々200年であることに、
けっこう縛られていて、
その浅薄さを、実は自分たちが一番良く知っていると私は思うのです。
日本人(とくにこの国の首相)は、もっと毅然としていればいいのに、、、
歴史、文明の重み、構築された文化。
もっともっと誇りを持っていけたらなぁと思う昨今です。
Mr. モト さんのサイト、出来上がりましたら、伺います。
楽しみです。
また、いろいろ「目から鱗」のおちるような啓蒙に出会えると思うと今からワクワク。
これからもよろしくお願いいたします。
では。

投稿: せとともこ | 2004.09.30 16:03

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