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2004.09.30

心象風景

子どもは、
今、「マグリット」に凝っています。
マグリットの雲
というサイトに、詳しくルネ・マグリットの生涯や作品が載っていて、
彼は、毎日、そこへ行って巨匠に触れているようです。
私にとって、
マグリットは、エッシャーと同時期にその作品を見た(多分、錯覚とかなんとかのジャンルで、、、)
関係で、この二人は並んで頭に入っています。
エッシャーは、立体的、空間的な「錯覚」を取り扱った作品が多いように思います。
一方、マグリットは、
平面的で、日常のどってことのない風景を、
切り取っています。
空とか、鏡とか、、、
良く見ると、
鏡を見ている人の後ろ姿が描かれている。
その先の鏡の中も、また男の後ろ姿である。
とか、とか。
なんとなく「ゾッ」とします。
さりげなく、しのびよる恐怖。
心象風景とでもいうのでしょうか???
懐かしい空に雲。
安心して眺めていたら、
途中で切られている。
その先は闇。
しかし、闇の先には、
また、何もなかったように空が続く、、、
これは、やはり怖い。
そして、怖さ故に、人を惹き付けます。
潜在的に私たちが持っている不安を、
明るく、衛生的に、しかし容赦なく描き出していると、
私は、彼の作品については思うのですが、、、

日常の中には、
「ポッカリ」あいた空間があって、
普段は、そこには落ち込まないのですが、
ある時、
なにかのきっかけで、
そこに入り込んでしまう。
必死にもがきながら、
闇を抜け出すと、
そこは、自分の世界とは、
何かが一つだけ違う世界。
音だったり、
光だったり、
時間だったり、、、
そんなパラレルワールド、
ワンダーワールドとも言うのでしょうか、
そんな、世界があるかもしれない、
と、心に秘めて、
毎日を送っている私にとっては、
なかなかインパクトがあります。
懐かしくて、
こわい
心象風景。

さて、
アナタなら、
どんな風景を心に描いていますか???

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コメント

はじめまして!

ブラッセルのマグリット美術館の記事を書きましたので、TBさせていただきました。

よろしければ、ご訪問ください。

投稿: infocierge | 2006.04.02 05:29

infociergeさん。
はじめまして。

早速infociergeさんのブログ拝見いたしました。
格調高い気品に満ちた写真と記事で楽しく読ませていただきました。
ベルギーですか、、、
私も以前、夫がドイツにいたとき、
一緒に研究している方のご家族とベルギーまで食事に行きました。
尤も、ベルギーの片田舎でしたが、、、

ビールがおいしそうで、うらやましい〜〜〜〜
また記事一杯書かれて下さいね。
楽しみにしてます。
どうぞ、これからも宜しくお願いいたします。
では、、、
お体、くれぐれもご自愛くださいね。

投稿: せとともこ | 2006.04.03 17:01

瀬戸智子さん、こんにちは。

早速のご訪問有り難うございます!
ビール美味しいです(笑)。

こちらこそ、今後共どうぞよろしくお願い致します。

投稿: infocierge | 2006.04.03 17:08

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