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2004.10.26

止まらぬものは 涙なり 

「長らえん ことや思いし かくばかり 変わりはてぬる 世とは知らずて」
「かにかくに 止まらぬものは 涙なり 人の見る目も 忍ぶばかりに」
これは、良寛様の詩歌です。
1828年、新潟県三条市で大地震が起きたとき、良寛様が、惨状を目の間にして、詠んだ歌です。
新潟県は、地質的な構造上、地震災害の多いところです。
過去にも大きな地震に何回も見舞われました。
その一つ、三条地震の折、良寛が心痛めて詠んだ歌。
〜〜かにかくに 止まらぬものは 涙なり〜〜

テレビで映し出される映像を見ていても胸が詰まります。
未だ続く余震の恐怖と、遅々とした救助。錯綜する情報。
これから迎える雪の季節。
考えただけで、頭がクラクラします。
被災に遭われた方の心の傷、ストレスは如何ばかりでしょうか、、、
ショックで何人かの方が亡くなられたとか。
なんとも言葉になりません。
国も懸命の努力はしていることと思いますが、
さらに厚い援助をと、願わずにはいられません。
物資の面のみならず、これからは心のケアも必要では、と思います。
臨床心理士やカウンセラーの力も必要ですが、
私たち国民、全部が応援しているよ、、、
と、励ますことも大切なのでしょうね。
私も、ささやかな応援をしていきたいと思います。

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コメント

ふぐ屋のHamaです。
 
 こころがずたずたでしょうね。

 睡眠や食事も十分でなく、
 寒さが追い討ちをかける。

 一日も早い救援が
 必要です。

 温かさを届けないと。

投稿: Hama | 2004.10.27 08:33

Hama さん。
こんにちは。
お元気ですか?
台風は、いかがでしたか???
それにしても、今年は大変な年ですね。
いろんなことがいっぺんに押し寄せて、、
もっとも、イラクの方は「人災」ですが。
こちらも目が話せません。
一人の力は小さくても、
なんとか、良い世の中にと思ってやみません。
これからも、いろいろブログを通して、討論、論議をしていきましょうね。よろしくお願いいたします。
では。
また。

投稿: せとともこ | 2004.10.28 14:02

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