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2004.11.08

隣人を愛せよ

「父と母を敬え。 あなたの隣人をあなた自身のように愛せよ。」(マタイ伝)
よく知られた聖書の一節です。
意味は文字通り「他人を大切にしなさい」という意味です。

さて、アメリカ大統領にブッシュさんが再選された今だからこそ、
映画華氏911の描き出した現実を考える必要があるのでは、と思います。
あまりに話題性に富んだ映画なので、すでに見られた方もそうでない方も内容についてはご存じだと思います。
ズバリ「ブッシュの嘘」を暴いている映画です。
この映画が全て真実を描いているかどうかは、わかりません。
ブッシュさんの演説を切り貼りして、監督のTPOに合せているので、
マイケル・ムーア監督がコケにするほどブッシュさんが「○○」(お好きな文字入れてください。
ただし罵りの言葉ですから、、、ねぇ)ではないかもしれません。
しかし、
この映画が、最も言いたいこと、監督が声を大にして叫びたいこと、体をはってまで訴えたいことは、「本当」だと私は思いました。
それは、
戦争へ、戦場へと、かりたてられる人たちは、極貧層出身者が大多数である。
彼等は、自分たちの命をはって、自分たちの上にのっかかっている人々の富と安全のために、今日も人殺しをしている。
と、いうことです。
そうなんです。
イラクの人々もアメリカ兵も戦っているのは、名もなき善良な民衆なのです。一般の人々なのです。
彼等は自分の明日のために、命を体を、心をはって戦っている。
しかし、それは彼等とは無縁の世界に生きている「階級」の人達の明日を保障してるだけなのです。
いつだって、どこだって、犠牲を強いられるのは、こうした人たちなのです。

過去の戦争は、全て、そうでした。
一人の王や君主のために、多くの多くの人々の命が犠牲になりました。
そして、人類は再びこうした愚をおこさないように、自らを縛る目的で、
「国際社会」を築いていこうと誓ったはずなのに、、、

ブッシュさん再選が意味することは、
さらにアメリカが軍事力で他を制圧していこうとすることです。
アメリカのみが利益をあげていくプログラム作りを強化していくということです。
強いアメリカを支えているのは、極貧層の人々や、マイノリティーであって、
その貧富の差はさらにさらに拡大していくことです。
ごく普通の人々は、「アメリカの正義」を信じ、星条旗をかかげ、
教会に行き、賛美歌を歌う日々が約束されていることの幸せのみを噛みしめ、日々を送ります。彼等の生活の中にはマグドナルドはあるけれど、イラクの人々はありません。
今は、まだその社会的病理は顕在化していません。
しかし、いずれこの病巣は広がり蔓延し、支えきれなくなることは必至です。
社会を支えていた極貧層の脆弱な部分から崩れ、次に中産階級と呼ばれるところに波及していく。この頃になって初めて人々は、自分たちの道義や正義は、それを支えていた人々の血から成り立っていたことに気がつきます。
やがて、この動きはもっとも極貧から遠ざかっていた上流階級にまで届く。
ただ、この厳粛な事実に気がつくまでにどれだけの犠牲が強いられるかを思うと頭がクラクラします。
もちろん、ブッシュさん一人が悪いわけでなく、戦犯は彼のいる階級であると思うのです。
だから、ブッシュさん一人が「いいひと」になっても世の中は進むべき道に進んでいくと思うのです。推進力は「資本」なのだから。
ただ、この「資本」のもつ大きなエネルギーを、ほんのちょっとだけでも方向を変えることが出来る立場にいるのはブッシュさんなのです。
だから、あなには「いい人」になってもらいたい。
あなたの誇らしいアメリカがカタストロフィーで崩れ去る前に、
そして、巻き添えを食って多くの国々が崩壊する前に、
どうか、もう一度思い出してください。
〜あなたの隣人をあなた自身のように愛せよ。〜
を。

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【テキサス猿の極悪娘】 「ねぇねぇ、日本人って黄色い猿の癖に、白人と同じだと勘違いしてるんですって?」 「そうそう、イラク人と同じで、生きてる価値ない生き物で... [続きを読む]

受信: 2004.11.09 18:14

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