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2004.11.11

かにかくに 

いつも訪問させていただいているdragon-tailさんのところで、楽しいお祭りを紹介していました。
かにかくに祭というお祭りです。
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祇園をこよなく愛し、全国にその魅力を広める広告塔の役を果たした歌人にして劇作家、吉井勇の歌碑が、祇園の白川巽橋のほとりにある。
刻まれた歌
「かにかくに 祇園はこひし 寝るときも 枕のしたを 水のなかるる」
その碑を建立した11月8日、毎年彼を偲んで、お茶屋さんや屋形の女将さん、芸妓さん舞妓さんが集まって菊の花を手向けるのが、「かにかくに祭」。
元来、関係者だけが集まって風流に行われるものだったらしいのだが、なにしろ、盛装した芸妓さん、舞妓さんを間近に見れる機会なんてめったにないため、近年はやたら見物客が増えることとなった。
(dragon-tailより)
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こんな素敵なお祭りがあることを知りませんでした。
来年は是非行きたいと、今から楽しみにしています。

さて、「かにかくに」というこの言葉。
普段の生活ではあまり使われませんが、「とにかく」というような意味です。
私は、「かにかくに」という言葉を聞くと、まず思い出すのは石川啄木です。

〜かにかくに 渋民村は恋しかり おもひでの山 おもひで の川〜

啄木はふるさと岩手の澁民村を限りなく愛し、ふるさとを詠んだ歌が沢山あります。
切なくて、哀しくてそれでいて燃えるような情熱を秘めた啄木の歌が好きです。

あるいは、先日このブログでも書いた良寛様の歌を思い出します。

〜かにかくに 止まらぬものは 涙なり 人の見る目も 忍ぶばかりに〜

普段はあまり耳にしない「かにかくに」と言う言葉。
こうして歌に詠まれ、音にするととても素敵な響きを出します。
なんだかなつかしい音でもあります。
時間が、ひだまりの中で過ぎていくようなのんびりした感じ。
とかく忙しい今日この頃。
なんだか、揺れるような日本語にふれて、嬉しくなった一時でした。

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