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2004.11.15

今更ながらネット討論の難しさ

以前、人のうわさという記事を書いたことがあります。
この時はおもに、
マスコミと「風評被害」を考えて書いていました。

私はこのブログでも何回も書いているのですが、
言葉って、必ずしも自分の思い通りに伝わらないし、また逆も同様です。
そもそも自分の考えだって、瞬間、瞬間で違うのだから。

以前は、なんとか自分の考え、思いを相手に伝えようと必死になったこともありました。
とくに、仕事柄、悩める母との対話が多いのです。
一つひとつ、環境やら内容は違うのですが、どのお母さんも「なんとか子どもの成績を伸ばしたい」という共通の思いがあります。
「子どものため」というその後ろには、「自分の思い通りに子どもを作り上げたい」という親の勝手が見え隠れしたりします。(自分自身、まさにそうであります。我が子に対しては、、、いつも子どもに迷惑だと叱られています(^^;)
それは、親のエゴであり、不自然であり、子どもにとってプレッシャーや余計な心配以外の何者でもないことを、伝えようと努力しました。
しかし、いつだって親の強硬な「子を思う気持ち」に跳ね返され、その度に自分の無力を思い、
そして分かったことは、
「なりふり構わない親の愛情が子どもを育てる」ということです。
親って、鬼子母神でいいのでは、、、ということです。
我が子を思い、我が子を育てるのは、まさに親の一心不乱な思いであるということが分かったのです。
私が冷静に「おかあさん、それはね、、、」なぁんてレベルのことではないのですよね。子育てって、、、
そして、その親の愛情が時には間違っていたり、迷わせたりするのかもしれないけれど、
やはり愛情は子どもを育てることを確信しています。
この頃は、成績で悩む母親には、
「わかりました、、、お子さんもわかっていますよ。あなたの気持ち」ということにしています。
また、子どもに勉強を教えることも同様です。
子どもが悩んでいることと、私のそれとは違うことってよくあるので、
うまく指導できないことも多々あるのです。
こんなときは落ち込みます。
そんなわけで、いつも言葉の限界に接しながらの仕事をしている私です。

さて、面と向かっていて目を見て話している相手でもそうなのだから、
ネットで討論、議論することは、かなりエネルギーのいることだと思います。
ブログ仲間のmuse-A-museさんが「とうろんこわい」というタイトルで面白い記事を書いていらっしゃって、私の前の記事にトラックバックをいただきました。コメントもなかなか面白い。
是非、ご覧ください。
あるいは、別の友人のところでも「新潟地震とマスコミ」について、討論 議論が盛り上がっているようです。
拝見しながら、今更ながらネット討論の難しさを感じています。

私自身は、
皆さんにいろいろ教えていただくコメント、意見には感謝、敬意を払いながら、
自らは楽しんで、書いています。
こんな私ですが、
またいろいろご意見や感想などお聞かせください。

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コメント

智子先生

呼ばれてきちゃいました~(^^ゞ
え?だって、、、鬼子母神て。 わはは(笑)

>「子どものため」というその後ろには、「自分の思い通りに子どもを作り上げたい」という親の勝手が見え隠れしたりします。
この部分は本当に共感致します。
私も嘗て、娘の幼稚園時代には、そういう母親の1人だったと思います。
正直、娘の幼少時代と現在の息子への私の子育ての姿勢は、180度違っているかも知れません。

智子先生のブログは、拝見していて「御意、御意、御意」となることが多く、本当にためになります。
トラックバックさせて頂きました。_0_

投稿: fumi_o | 2004.11.15 17:30

 うちの親は、今でも僕に言いますね~。
 ああしろこうしろって。
 でも僕はヘンコですから、どっちでもいいことをああしろこうしろと言われると、絶対にそうしませんね、違うほうを選びます。ははは。


 討論のたぐいはねぇ。。。孔子でしたっけ、「君子は和して同せず。小人は同じて和せず」という言葉がありますが、討論や意見を交わすことを、ケンカしているように受け取る人がいるんですよねぇ。そういう人は困りますね。しかもそれでケンカごしになってくる人もいたりして。
 あと、誰かを悪者にしてオシマイ、というふうにする人もいたりしますね。マスコミが悪い、政府が悪い、アメリカが悪い、○○が悪い、っていう感じ。彼らはそれで納得でしょうが。で、その人に反論すると、オマエは偏ってる、とされちゃう。とほほ、ですね。
 ここにはそういう人はいないので、気持ちよく書き込みさせてもらってます。

投稿: さいと~ | 2004.11.15 22:03

fumi_oさん。
さいと〜さん。
おはようございます。
コメント有り難うございます。

fumi_oさん。
鬼子母神に呼ばれて見えましたか???
それは「おそれいりや、、、」でしたね。(^.^)
でも子育てって親育てと、実感する今日この頃。
お互い、頑張ってやっていきましょうね。
さて、
トラックバック頂いた記事拝見を致しました。
斬新な視点で書いてあって、とても興味深く拝見をいたしました。
私は「おかま」かなぁ?なんて思って笑ってしまいました。
それから、「新聞」の方も楽しいですよ。
面白かった。
それにしてもfumi_oさんが、楽しく張り切ってなさっている様子、此方にも伝わってきます。元気がいっぱい出てくるんですよ。ありがとう。
これからますます寒くなります。
お子さんたち、風邪ひかれませんように。
では。

さいと〜さん。
子どもの気持ちと親の気持ちの違い。
あるんですよね〜〜〜
多分、うちの息子は、アナタの言うこと、すごくわかると思います。
私は、アナタの親ごさんの気持ちがよ〜〜くわかる。
アナタのことが、かわいくて仕方がない、、、ということが。
まぁ、うっとしいかもしれないけれど、そんなものですよ。
と、いうことで。
またね。

投稿: せとともこ | 2004.11.16 11:45

 いや~、なんつーか、僕にああしろこうしろというのが、僕たちのためではなくて、親の自分自身のためなので、反発しちゃうんですよね。
 あ、そうそう、主に言うのは父親のほうで、母親はまったく言いません。父ばっかしです。
 僕が仕事に行ってたら、「いつまでそんな仕事を続けるんや」とか「その仕事、将来も続けられると思ってるんか」とかいかにもはよ辞めろということを言うし、仕事を辞めて大学に行き直したら行き直したで「行って何になるんや」とか言うし、進学希望を言ってる今もそれはそれで文句を言われてるし。。。あげくに「息子ら、将来わしらを養ってくれるんかのぅ」なんて母にも言いますからね。年金貰ってないの?と聞きたいです(爆)。で、父本人に問いただすと、それが本音だそうです。ははは。
 僕もヘンコですけど、うちの父も相当ヘンコ。あぁ、イヤなところが似ちゃったなぁ。。。(鬱)

投稿: さいと~ | 2004.11.18 07:44

さいと〜さん。
こんにちは。
楽しいコメント有り難うございます。
こっちは、朝から雨です。
昨日は流れ星見ることが出来ませんでした(^^;

さて、コメント拝見しながら笑ってしまいました。
「わかる、、わかる」
いずこも同じです。
ところで、お父様って、夏、風邪をひかれた方ですか?
あの記事は面白かった(^.^)
> 僕もヘンコですけど、うちの父も相当ヘンコ。あぁ、イヤなところが似ちゃったなぁ。。。(鬱)

涙ながしながら読みました。
笑ってですよ、、、
もう、想像できます。
でも楽しくていいご家庭ですね。
では、
おとうさもにもよ・ろ・し・く。(^.^)
じゃーーー

投稿: せとともこ | 2004.11.18 15:34

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※タイトルに、先に"文系ブロガー"がきていますが、別に他意はありませんので、あし [続きを読む]

受信: 2004.11.15 17:22

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