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2004.11.27

親の負担

「三位一体改革」の全体像が明らかになりました。
その焦点の一つに義務教育費があります。
2005年、2006年の二年間で8500億円の削減。
しかし、この問題については政府執行部でも議論され、反対の議員も多いことから、
いまだ、決定というわけではありません。
中山文科相は、「削減ゼロ」になる可能性もあると述べています。
親としては、是非、そうであってもらいたいところです。
このまま、義務教育費が削減されたら、教育の質が低下されることは明らかです。
教師の数は減り、クラスはマンモス化。
当然、教師は子どもたちに目が届かなくなる。
授業も以前より更にうっすぺらになってくる。
と、なることを予想するのはたやすいことです。
国が教育から「手をひいた」ならば、そこには民間が入り込み、
それはすなわち「利益の追求」に繋がってきます。
質が低下した公教育から離れていこうとする親たちは、我が子を塾に通わせる。
塾に行けない子は、まずます学校の勉強がわからなくなる、、、
と、いう二極化が加速されて来ます。
日本が、「日本たる」ゆえんは、豊かな教育を国民に等しく行ってきた成果だったのです。
それが、ここに崩されようとしています。
教育に利益が介入してきたとき、
もはや学問は真理の探求から遠くはなれ、
企業の論理優先、手先と化していきます。
潤沢とは言えないまでも、全ての子どもたちに、ひとしく与えられていた教育、学ぶ権利が侵されようとしていることに、私は危惧を覚え、かつ反対をします。
中山大臣、
がんばってください。
子どもたちに、豊かな教育をいつまでも保障してやってください。

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コメント

替え歌を読んでからフアンとなり、いろいろご意見を伺っていますが、ホームページをリンクしてみて解った事は立派な教育者であると言うことです。そこでお聞きしますが、株式会社の学校は駄目でしょうか?国立の大学が法人化されていくのは心配ですか?どうも只の塾の先生ではなさそうですから、敢えて馬鹿な質問をしました。

投稿: hitoriyogari | 2004.11.28 16:47

hitoriyogari さん。
こんにちは。
コメント有り難うございます。
私の替え歌に、いつも暖かい励ましをいただいて、私もとても嬉しく思っていました。有り難うございます。

さて今回いただいたコメント、何回も読みました。
ずっと考えていました。
国立大学法人化について。
私自身は、この問題は以前から反対していました。
なぜなら、ますます学校間格差が広がることへの危惧です。hitoriyogari さんもご存じのように、この問題は
法人化とセットになっている「任期制」も、大学職員にとっては大きな負担になりました。
とくに基礎教育部門は、すぐには成果が現れません。
長い間の試行錯誤、実験の積み重ねで出てくるものです。
それが、「○○年までに論文をいくつ、学会発表をいくつ、学生に何人、学位を授与したか、、、」などが評価の対象になって、教官の優劣になったりする仕組みは、学問の真理探求には相容れないものでは、と思っています。
私は、国が、しっかりと保障した上での基礎学問では???といつも思っているので、国立大学の法人化には反対しています。国立大学が、全て消えることには、いささか不安を覚えます。
ただ、私学については、それはそれで、その素晴らしさを認めています。
また、いろいろご意見、考えなど教えてくださいね。
では、また。

投稿: せとともこ | 2004.11.29 15:53

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