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2004.12.31

今年もあとわずか

今年の宮中歌会は「幸」でした。
そして、今年の漢字は「災」でした。
いろんなことがありました。
最後まで。
自然の猛威を見せつけられ、人間のなんと小さな事かとオタオタしました。
戦争と平和のせめぎ合いの中で、人は何を選ぶかも考えました。
本当に、ほんとうに、いろんなことがありました。
良い事や、そうでないこと。
大きな社会の中での自分。
しかし、小さな自分が大きな社会を動かす担い手であることも十分承知しました。

今年は申どしでした。
私は、
「見ざる、言わざる、聞かざる」
では、なくて
「みちゃうモン、いっちゃうモン、きいちゃうモン」
でした。
居間に飾ってあるおサルさんの親子の置物とは
今日でさようならです。
今度は次の申年まで。
どうもありがとう、と労いながら片付けます。
そして、
多くの災いもやさしいサルさんが持っていってくれることを願いながら片付けます。
来年は酉年。
素敵で豊かで平和な年でありますように!!!

今年は色々あ世話になりました。
どうぞ、よいお年をお迎えください。
来年もよろしくお願いいたします。
せとともこ

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2004.12.29

独立行政法人の統廃合

インドネシア・スマトラ沖での地震、津波の被害は日ごとに大きくなり、映し出される映像に目を覆いたくなるような衝撃が走ってきます。
さて、この史上に残るであろう地震の状況を知れば知るほど、私は「基礎教育」の充実を思うのです。
この地域は、もともと地震や津波はなかった地域だったということを考量にいれたとしても、
災害について一切無防備であったことは、海岸沿いに林立しているホテル、コテージなどが物語っています。また、利益優先、マングローブなどの乱開発もこの被害に拍車をかけました。
インドネシアは、諸国にむけて「災害ネットワーク」を呼び掛けていたそうですが、残念ながら間に合いませんでした。
分かってくればくるほど、自然の脅威とともに人災も考えてしまいます。
私たちは、この災害をしっかりと教訓にしなければなりません。
つまり、
災害のメカニズムと対応について普段から徹底することと、研究機関のさらなる充実です。
国が保障していかなければなりません。
ところが、政府は24日に決めた「新行革大綱」で16の独立行政法人を6つに、研究・教育関係の法人職員を約1万2千人を非公務員にするということです。
もともとは国の研究機関でしたが、4年前にあっさりと独立行政法人になり、さらに今回は統廃合されるというのです。
その中には防災科学研究所や森林総合研究所があります。
これらの機関の研究者の身分が保障されないということは、就職する人も段々減っていき、ゆくゆくは研究そのものが支障を来たすことにもなりかねません。
今、
地球はかってなく動いています。
活動期に入りつつあるのかとさえ思います。
この時期、しっかりと監視、対策をしておく必要があります。
大切なこの時期、充実こそすれ削減していく方向には、到底認めることはできません。
いち早く、防災システムの充実と研究の充実をはかるため国がしっかりと保障していく予算作りを提案します。
お願いします。小泉さん。
休暇に入ったそうですが、
災害が起きてからでは遅いのです。
あなたはいつも言っているではないですか。
「備えあれば憂いなし」と。
この言葉、こうしたときに使うのが正しいと私は思います。

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2004.12.28

伝わったもの

昨日の記事では、サッカーJユース杯を観戦した後、家に帰ってから「心が疲れた」と言う内容を書きました。
今日は、さらに一晩時間をかけて「考えたこと」を書きます。
なぜ、あんなにも疲れたのか?
と、言うことです。
こう言ってはなんですが、贔屓のチームの負け試合を見ることには免疫の出来ている私です(^^;
「負ける」ことには、そんなに疲れないはずなのに、先日の日曜日は、見ていても疲れましたが、帰ってからその疲れはドドッ===と押し寄せてきました。
なぜか?
それは、選手たちの思いが伝わってきていたからだと思うのです。
広島のユースの選手たち、一人ひとりの「優勝」への熱い思い、責任、執着がビンビン伝わっていたのです。
彼らには優勝、という言葉しかありませんでした。
それにむかって、ひた走りに走り、守りにまもっていました。
その姿からは、「責任」とか「重圧」とか、そんなオモ〜〜〜イ言葉しか浮かばなかったのです。
「楽しい」「うれしい」「ワイワイ〜〜〜」なんてウキウキ感が伝わってこなかった。
一方、鹿島の選手たちは、ノープレッシャーの中でノビノビと試合を運んでいました。
その違いが、見ている方に伝わってきたのではと思います。
試合の勝ち負けの行方ではなく、選手たちの思いが伝わってきて、それがとても辛く、しんどいものだったのだのです。彼等のあの試合にかける必死さが伝わっていたのです。
つまり、選手たちはどんなにか辛かったのかと思うと、また新しい涙が出てきます。
私たちは、「これを機に」とか「よくやった〜〜〜」とかとか、自分を慰めながら明日のサッカーを語ることができます。
しかし、当事者の彼等はどんなに口惜しかったことか、残念だったことか、無念だったろうか、、、
呆然としていた前田君や、
泣いていた桑田選手のリンとした背中を忘れない。口惜しくてメダルをはずしたシンチャン。(桑田選手のことです)
泣きじゃくっていた佐藤選手の涙をぬぐう手を忘れない。
森脇選手、藤井選手、槙野君や平繁君。
みんな、みんなのあの顔を忘れない。
プレッシャーとともに戦い、真剣に闘ったあのサンフレッチェ広島ユースのみんなを、忘れない。
あの熱い思いを忘れない。
いつまでも〜〜〜
そして、それを乗り越え、前に進んで行くみんなのさらに熱い思いを、しっかりと受け止めたことも忘れない。

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ジャンクメール

いろんな方のブログを拝見しているとジャンクメールについて書かれています。
拝見しながら、「いずこも同じ」と思います。
私の所にも、今朝もきました。きました。
なんでも、私の住んでいるところの近くにいる主婦の方だそうです。
そして、まぁ、いろいろあって「よければデートに誘ってくれ」というのです。
はぁ〜〜〜(^^;
笑ってしまいました。
さらに続けて午後、来たメールには参ってしまいました(^^;
〜〜〜〜〜〜
以前、どこかの掲示板であなたの書き込みを見て、口の固い男性だなぁと思って、メールアドレスを控えていました。
うんぬんかんぬん(あとは想像してください)
〜〜〜〜〜〜〜〜
はぁ、、、、
口の固い男性????
もう、呆れると言うか、阿呆らしいと言うか、
おいおい、ジャンクコンピュータ君。
もうちょっと、相手を考えて出してくださいよ〜〜〜
まぁ、無理か。
なにも考えずにドンドン、出しているのだから(^^;(^^;(^^;
以前は、
「通勤電車の中で、あなたを見かけ、恋におちいってしまいました。是非メールをください」という内容でした。
通勤電車で見かけた、、、って言われてもねぇ。
私は、家にいる主婦だぁあああああああ。
「♪おまえはマチガッテル、マチガッテル〜〜〜」
笑って、笑って、、、あまりに笑いすぎたのでお腹が痛くなりました。
しっかし
飽きもせず、こうしてジャンクメールを送ってくるということは、どこかでひっかかる人がいるということなのかなぁ????
来年もフィッシング詐欺被害は増えるという記事を見つけました。
知っていると、いないとでは被害に遭うことも、あるいは万が一遭っても、泣き寝入りせずに、どのようにしたらいいかなどの知識は、普段から身につけていた方がいいのではと思います。
最低限の犯罪に対しては、自分を守るのは自分です。
どうぞ、くれぐれも、ご用心下さい。
かくいう私も、自分への戒めとして。

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2004.12.27

若者たちから学んだこと

「最強のユース」と言われ、前人未到、歴史をいっぱい書き換えるような百戦錬磨の広島の選手たち。
昨日は惜しくもPK戦で敗れ、優勝を逃しました。
しかし、
彼等は強かった!!!
彼等は華麗でした。
どこまでも果敢に戦い、どこまでも慎重に守り、すばやく、そして丁寧に闘っていました。
「風林火山」のようだと私は彼等のことを讃えます。
〜〜〜〜〜〜〜
疾(はや)きこと風の如く、徐(しず)かなること林の如く、
侵(おか)し掠(かす)めること火の如く、動かざること山の如し
〜〜〜〜〜〜〜
こんな彼等の素晴らしいサッカースタイルは、見ている私たちに、本当に夢と喜びを与えてくれました。
素敵でした!!!!
真剣にプレーするその姿から多くを学びました。
また、その結果からも、多くを得ることができました。
勝敗はときの運であり、だからこそ面白くも楽しくも、またやりがいもあるということでしょうか。
本当に、
ほんとうに
お疲れさまでした。
これから、それぞれの道を歩んでいく三年生のみなさん。
どこへ行っても頑張って、才能を発揮することと思います。
二年生以下のみなさん。
来年も応援しているからね(^.^)
最後に、
どうもありがとう。

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八つ当たり

昨日、大阪長居陸上競技場で行われたJユース杯は、
サンフレッチェ広島と鹿島アントラーズのユースでの対戦でした。
私たちも、ウキウキしながら朝早くから長居まで応援に駆けつけました。
いつもは空いている駐車場も、昨日はいっぱいで、まず駐車場探しにおおわらわ。
長居公園は、いろんなスポーツをなさる方が集まり、各大会やら、あるいは大道芸を目指して研鑚している若者たちの練習場だったりして、とても賑わっていました。
私たちもワクワクしながらいざ会場へ。
すでに多くの方が応援に見えていました。
広島から、あるいは土浦から。
東京のサポーターの方たちとご一緒しながらの観戦。
試合内容は、広島はずっ〜〜〜と攻めていたのですが、鹿島の守りは固く、なかなかゴールをわることはできません。
何回もあわやというチャンスが訪れたのですが、どうも勝利の女神は微笑んでくれません。
見ている私たちも「いつかは、いつかは、、、」と思いながら前半終了。
そしてまたたくまに後半まで終了。
ついに延長に突入。
ええ????
思いもよらない展開に、ちょっと色を失いそうになるも、
絶対Vゴールで決める!!!
と、固く信じていました。
しかし、
しかし、
まだ、女神様のご機嫌はなおらず、ついに0−0でPK戦。
ええええええ〜〜〜〜〜
なんだか、不安がよぎります。
そして、その不安の通り、鹿島に負けました。
残念。
本当に残念。
しばらくは声も出ず、ひたすらその事態を見つめているばかりでした。
ようやく、
ようやく、立ち直り家路につくも、車の中は湿っぽい。
家に帰っても、心の疲れは取れるどころか、増すばかり。
心が重い。
何をやるのもいやだ〜〜〜〜
食事の後片付けをしながら、新撰組の総集編を見ている親子に(夫と子ども)
ついに八つ当たり。
「かあさん。今日はもう仕事するのいや〜〜〜〜」
テレビのリモコンを取ってスイッチオフ。
家族は、呆れながら、それでも後片付けを手伝ってくれました。
ああああ〜〜〜〜
慙愧。
ちょっと、年末の疲れがたまってきたかな????
なんだか、心がとても重かった昨日の夜でしたが、
今日はガンバロウ〜〜〜〜

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言葉もない

死者1万2千人超す模様 スマトラ沖地震、被害広がるというこのニュースが今朝はそれこそ激震のように世界各地を巻き込んでいます。
なんとも言葉がありません。
映し出される映像を見ながら、気がついたら目に涙が浮かんでいました。
地震、
津波。
突然、襲ってきたようです。
それまで、自分の身にふりかかってくるなんて思いもよらずバカンスを楽しんでいた人、現地の方々。
ドド=ーー
押し寄せてきたことに気がついたときは、もうそこまで高波が来ていたようです。
自然の猛威と言えばそれまでかもしれませんが、
やはり、その痛ましい現状を見ると「人災」の部分も思わざるおえません。
災害連絡システムの充実や、訓練が充分になされていたかなど、これから明らかになる問題を考えると、
犠牲になられた方の無念をさらにヒシヒシと感じます。
今後、このような事が起きた場合のネットワークの充実。
また今回の被災者の方々の一刻も早い救援を願わずにはおれません。
そして、そして亡くなったかたのご冥福をお祈りいたします。

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2004.12.26

神仏混合

いつもコメントを下さるhitoriyogariさんから、
日本人のマメさについてのコメントを頂き笑ってしまいました。

>クリスチャンでもないのにクリスマスを楽しんで、すぐに仏教の除夜の鐘でおそばを食べ、神道で初詣ですか。まあ、それだけ心が広いと言えばそうなんですが、、、

本当にそうです。そうです。
私なんかもう大変です。
一年中行事づけ。(^^;大忙しです。
とくに年末は忙しい。
昨日はクリスマスが終わり、今度は新年にむけてゴッ====
この時期、昔からの言い伝えなんかも多くて、これまた大変。
29日に餅はつかない、とか、、、
正月の一夜飾りはいけないとか。
いろいろあります。
(早くから準備しなさい、という昔の人の知恵でしょうが)
そして、大晦日の年越しに
明けて元旦と、
もう神仏混合の日々です(^^;
さらに年明ければ、鏡開きにとんど。
二月になれば節分と、行事が待っています。
子どもが小さいときはフルコースで行っていました。
折節の移り変わりを感じることが少なくなった現代の生活。
少しでも、季節の変化や昔からの言い伝えを子どもに残したいと必死でスケジュールをこなしていました(^^;
例えば節分。
豆まきだけではないのです。
イワシの頭と柊。さらに巻き寿司もセットでド〜〜〜ンとやってきます。
商業ペースに巻き込まれているなと思いながら、それが終わるとバレンタインデ=。
二十四節季の雨水の頃から「ひなまつり」。
こうしてみると、やはり乗せられていますね===私。
まぁ、踊る阿呆はまだまだ続きそうです。
さぁ===お掃除、大そうじ。

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2004.12.25

予約制

ほら、予約制ってあるじゃないですか。
歯医者とか美容院とか。
この予約制って、時間通りにしてくれるとは限らないから、忙しいときってすごく困ります。
昨日、私は午前中は家の大掃除、午後はクリスマスの料理作り。
その合間に今年、お世話になった方、不義理の方への挨拶がてらの電話かけ。
と、分刻みのスケジュール。
そのさらに合間に美容院への予約。
ブッープッー
「今日はカット如何でしょうか?」
「はい、いっぱいですが、三時台か四時台ならよろしいです」
「では、三時に伺いますが、よろしいですか?」
「はい、お待ちしています。」
と、いうわけで、三時を目指して、さらに家事。
帰ってから、これとあれとして、、、と計算。
すぐに時間は経ち、仕事もそこそこに慌てて美容院へ行きました。
すると、まだまだ客はイッパイ。
ええええ、、、、
10分待ってもまだまだ。
時間がある時ならまだしも。
「あのおおお。まだまだ時間かかりますか?」
「そうですね、、、あと30分は待っていただかないと。」
「えええええ。これは困った。ちょっと用事があるので、また出直しますが、確かお約束は三時でしたよね。」
「すみません。ちょっとずれこみまして」
「わかりました。しかし今後このようなことがないようにしてください」
と、言って家に帰り、仕事の続行。
そのあと4時半過ぎに再び美容院へ。
今度はお客さんがいなくてすぐにしていただきました。
まぁ、客の来る時間って重なることはわかるし、前の人がずれこむこともわかります。
丁寧にしてくれるということですから。
ただ、時間があるときはともかく、時間がないときに、予約をいれておいて40分以上待たされると、ちょっとムカッ。
これが初めから順番制だったら、余裕を見て美容院へと行くし、待たされても腹がたたない。
(それとも、こんなことで怒るのって私だけなのかな?)
予約って、いいような悪いような。
便利さって、不便さと隣り合わせと思いました。
ただ、自分自身への反省は、何事も余裕をもって、、、
押っ取り刀は、やっぱりだめだな。
反省。
来年こそは(^^;。
(毎年、言っているんだよね。このセリフ)

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花はたださく

国語教諭:相田みつをの詩知らず、女子生徒けなす
これは、もう「ひどい」としか言いようがないですね。
問題になった詩を知らなかったことは、仕方がないとしても(私も今までしっかりとこの詩について知らなかった)
致し方がないとしても、
〜ほおに指を当てて(傷跡を)なぞる仕草をして「こういう人たちが書くような言葉だね」と発言した。〜
これに関しては、開いた口は当分塞がりそうにありません。
なぁんて言うのかな。
人って、己の器以上のことは言えないもんなのでしょうかね???
自分の心の反映と言うか、、、
こういう言葉を思いつくなんて、その教師こそが、貧しい品性の持ち主であることを自ら語っているものと思います。
しかし、大人である私たち、第三者である私たちが、どんなにこの教師のお粗末さをなじったとしても、
女の子が受けた心の痛手には遠く及ばない。
一番大事なことは、彼女がこれから健やかに逞しく、なおかつゆったりと成長してくれることを願うばかりです。

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さらにビラまき逮捕

立川ビラ裁判判決直後、次のような事件があったことを知りました。ビラ配布の男性を不当逮捕
これは、「言論の弾圧」ということなのでしょうか???
警察はどうしてこの様なことをしたのだろうか?
しかも、判決が出た直後に。
これじゃ、「表現の自由」もしくは憲法への挑戦と思われても仕方がないと思います。
一体、どうしてこんな愚かなことをしたのだろう???
ヒシヒシと伝わってくるのは、権力の側のなりふり構わない弾圧。
歴史の歯車は今、大きな音を立てて軋み、逆に回ろうとしているのか???
この事件。
立川ビラとは違った意味で大きな問題をはらんでいます。
一刻も早い解決と、今後この様なことがないようにと祈ることしか出来ない私です。

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2004.12.24

クリスマス・キャロルはいずこに

クリスマス・キャロルっていう話をごぞんじですか?
強欲で偏屈者。
頑固で嫌われ者。
そんな主人公スクルージ老人がクリスマス・イブに改心し、貧しい人々に手をさしのべるようになるという、こころ温まる物語です。
さて、
今夜は、クリスマスイブ。
国会の周りのあまたのスクルージさん。
あなたの前に今晩、精霊が舞い降りてくるだろうか?
そして、
愛と慈悲と寛容が一番大切であることを、教えてくれるだろうか???
あまたのスクルージさん。
あなたが、人間として生まれたその真の意味を、自分の利益にだけ使う愚かしさをさとしてくれる精霊が、現れてくれるだろうか???
そして、
貧しき者、弱き者へ手を差し伸べてくれるだろうか?
今夜はクリスマスイブ。
多くの永田町のスクルージさんに精霊が現れますように。
メリークリスマス。

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見えない労働

高校生の息子は、いま郵便局でアルバイトをしています。
年賀状の仕分けです。
日に日に、仕事がきつくなってくるようでヒーコラヒーコラ言っています。
そんな彼が感心しているのは、宛先を読み込む機械の賢さです。
「中に人がいるのか」と思うほど、とんでもない箇所に郵便番号が書いてあっても読み込むそうです。
それでも、書いてあるのはまだいい。
〒番号を書かないで投函する人が、やはりいる。
その時は「手分け」をしなればならないので、とても面倒で時間がかかるそうです。
それでも一枚、いちまいをきっちりと分類して、宛先に届くように仕分けします。
「普段、当たり前と思っていたことが、実は多くの人の見えないところでの努力、労働の賜物である」ということを、実感しているようです。
親の私は、それを聞きながら、嬉しくなりました。
いろんな人たちのおかげや、働くことの大切さ、お金を稼ぐことの大変さなどを、体験としてわかっていく子どもの成長に、逞しくなったものだと嬉しく思っている母の私です。

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Jユース杯決勝へ

昨日、Jユース杯の準決勝が大阪長居陸上競技場で行われました。
サンフレッチェ広島は東京ヴェルディユースとの対戦でした。
晴れているとはいえ、風が強くかなり体感温度の低いなか沢山のサポーターやファンが応援に駆けつけました。
結果は2−0で広島が勝ち、今度の日曜日26日、鹿島ユースとの決勝戦で優勝が決まります。
頑張れ!!!!
さて、試合は、
前半はじめは、いつものようにマッタリムードかなぁ?と思って見ていました。
が、
が、
前半7分、左サイドのスローインのボールを受けた木原→ゴール前にクロス→前田がDFを引きつけフリー→平繁が頭で叩き込み、ゴ〜〜〜ル。
あっという間の軽業でした。
ちょっとよそに目をやっていたら見逃すくらい早い攻撃で、先制(^.^)
その後、ヴェルディはひたすら守りに入って、なかなか攻めてくる気配が無く、
広島の方も相手の方にドンドン入っていくものの固い守りで、もう一点がとれません。
そんな綱引きのあげく前半終了。
うううう、、、さむい。
時々雲の合間から顔を出す太陽の有り難いこと。
そうして、後半。
ヴェルディの守りの態勢がいまだ整わない後半6分。
左サイドで平繁が倒されFK→蹴るのは大屋。→森脇が、頭でヴェルディゴールにストンと鮮やかに入れました。
(^.^)
(^.^)
(^.^)
その後、何回かチャンスやら、ピンチやらありましたが、いずれのチームもこれ以上ゴールを割ることはなく、
終わってみれば2−0で広島の勝ちでした。
いよいよ天王山。
これからが本番です。
平常心で、なおかつ兜の緒をしめて決勝戦に臨んでもらいたいものです。
応援しているよ!!!!

それにしても、
マエシュン。君は役者だね。見ているだけで楽しい。
だらりとしているかと思うと、いきなりまさに豹のように豹変する君。
おどけている君、すねている君。
見ていると本当に楽しい。
こんなにも楽しさを伝えてくれる前田俊介君。
このままで終わらないで欲しい。
一流になっていくマエシュンの成長が楽しみです(^.^)

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2004.12.22

不可解なるもの 汝の名は自由なり

反戦ビラ訴訟、3被告に無罪 という記事が一週間前に出ました。
この記事が出てから、私は随分「表現の自由」について考えました。
各紙の論説、多くの方のブログを拝見いたしました。
いまだ、なお分かりませんが、、、
さて、この裁判の判決そのものについては私自身は妥当であると考えています。
私も以前は官舎に住んでいましたが、ビラ、チラシの類はもういっぱいでした。
とくに子どもの目には触れさせたくないようなビラには閉口しましたが(^^;
今、住んでいるマンションも郵便ポストには、広告、宣伝で本来の郵便は小さくなっています。
「もう、、、まいったなぁ」と言いながら、即廃品回収へと回されるビラたち。
多くの住人は「プライバシーが侵害」されたなんて思いません。
いたちごっこのようなチラシ配りの人には感心することはあっても。
ましてや、そのことで逮捕、裁判なんて面倒くさいことは誰も考えに及びません。
今回の事件は、何が焦点かというと「反戦ビラ」を撒いたということではと考えます。
これがアダルトビラだったとしても、撒いた人を逮捕するでしょうか???
私は、裁判の結果いかんに拘わらず、この事件の意味することは重大だと思います。
また、その先にあるものを考えるとさらなる不安に覆われます。
「プライバシーの侵害」か「表現の自由」か。
一人、ひとりがその立場で、自分たちの権利と義務とをふりかざす時代が、いまより更に頻繁に、なおかつ以前には思いもしなかった形で現れてくることが予想されます。
そして、これは何も特別のことでなく、普通の人々に降りかかってくるような気がします。
「自由」。
この言葉の意味。
私にはまだ分かりません。
これからもずっと考えていかなければなりません。
自由とは何か?
「不可解なるもの、汝の名は自由なり」

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2004.12.21

来年度予算財務省原案

2005年度の予算原案を財務省が各省庁に内示しました。
数字を書くと私の頭がパッパラパーになるので、今回の原案の方向だけここに書きます。
歳入は所得税の定率減税の半減によって実質的に増えた税収と法人税の増加などで算出されています。
一方、歳出では、軍事費の増額と公共事業費の微々たる減額に対して、教育費、介護保険、国民健康保険、高齢者非課税措置など、私たちの生活に直結している部分は薄いものとなっています。
来年もさらに生活は厳しくなり、消費は冷え込みそうです。
小泉さんは、「メリハリの利いた予算」と述べました。
たしかに、、、
メリハリ、利いていますね。
アメリカと大企業と自分たち高級官僚にだけ厚くて、国民全体、とくにお年寄りに寒々とした予算です。
谷垣財務相は「バランスのとれた”財務構造改革”に一歩踏み出せた」と述べました。
バランスねぇ、、、
私は谷垣さんではないから、彼のバランスの意味するところは分かりませんが、
多くの国民の感じているバランス感覚は、分かります。
谷垣さん。
これってバランスって言わないよ〜〜〜
国民いじめって言うんだよ。
と、多くの方は感じているのではと思います。
痛みだけが押しつけられてくるような小泉さんの政治。
このまま突き進めば、一体どれだけの国民が最後に生き残っているのか???
今の政府は「日本列島バトル・ロワイヤル」仕掛人なのか???
と、思ってしまうくらい冷たい政治です。

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今日は冬至

今日は冬至です。
一年で一番夜の長い日です。
この日は、昔から柚子湯に入ったり、かぼちゃを食べたりします。
私も先日、ゆずとかぼちゃもを買ってきて冬至の日の準備をしました。
大掃除もしなければならない、
年賀状も書かなきゃならない、
なにかと忙しい年末。
こんな慌ただしい中で、なぜか冬至というのはロマンがあります。
クリスマスとは違った味わいがあるように思います。
どちらかというと地味。
この控えめがいい。
ジンジンと冷える冬の夜、ローソクの炎の彼方には無窮の宇宙が広がっているような、そんなイメージが私にはあります。
太陽が一番遠くへ行っている日。
お〜〜〜い。
はやく戻って来いよ、、、
と、声をかけてやりたくなる昼間の白い日の光。
時計の針はまだ4時過ぎ、それでももうあたりは薄闇に包まれて心もとない。
それでも、明日からは、少しずつ日が長くなる、と思うとなぜかこの暮色に包まれて夕暮れの町さえ美しく感じられます。
冬至は、本当にロマンチックな日だと私は思っています。
さて、さて、
今年もあとわずか。
今年の漢字は「災」であったということは、もうご存じと思います。
本当に、いろんなことがありました、、、
後、あますところ10日。
せめてこの10日間が、平穏でつつがない日々でありますようにと、祈りながら今書いています。
「禍福はあざなえる縄のごとし」と言いますが、
来年は、よい年であらんことを、、、祈りながら今晩のおかずはかぼちゃです。

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2004.12.20

ガラスの仮面

待望の、それこそ待ちに待って、すぐには信じられなかった「ガラスの仮面」第42巻発刊。
ところが、未だ読んでいません。というか昨日 本屋さんに行きましたが、もうありませんでした。
仕方がないのでAmazonに注文。
さて、この「ガラスの仮面」。
私は、最初の頃からのファンだったのですが、途中で中だるみというか、話がモタモタしてきて、読むのを断念したことがあります。(そういう本っていっぱいあって、その代表が栗本のグイン・サーガ。もう諦めて久しい )
そしてず〜いぶん時間が経ったある時、子どもを連れて古本屋へ行きました。
ツラツラと本を見て、その後なんとなくコミックのコーナーに立ち寄ると、そこには懐かしい漫画たちが並んでいます。
あれも、これもと手に取って眺めているうちに
「ガラスの仮面」を見つけました。
「あ〜〜〜〜懐かしい。」
随分、読んでいないので、第1巻から読み始めました。
初めて読むような新鮮な感動で第2巻へ。
そして、3巻へと進みます。
もう、北島マヤになりきってる私(^^;
マケナイワ。ワタシ。(キラキラと目が輝くマヤになりきっています)。
「かあさん、、、帰ろう」と子どもが呼ぶ声にハッ。
「うん。帰ろう」
子どもの手を引きながら、心では「子どもが学校に行っている間にまた来よう♪」。
それから、しばらくは41巻を読み終えるまで古本屋に通った私。
あるときは立ったまま。またあるときは座りながら(^^;(この頃は椅子のある古本屋さんなんかもあって嬉しい)
「あっ、、、センセイ。」
声をかけられて、ソッ〜と頭をあげたら、理科実験を教えている子どもが立っていてヒヤリ。
とかとか。
そんなこともありながら、一気に41巻まで読破(?)
「一体この後どうなるんだ〜〜〜〜」
「作者は何している」と、思いながら41巻を何回も読んでいました。古本屋で(古本屋さん。おせわになりました)
そっその「ガラスの仮面」42巻が出る〜〜〜〜〜。
もう、嬉しくて、うれしくて。
今からルンルン。
えっ?古本屋じゃないのって。
いえいえ、そんな待てません。
ちゃんとこれは買いますよ。美内さん。
やっぱり作品は、最後まで作者が完結してくれないと、ね。
(ちょっと関係ないけれど、小野不由美さん、、、十二国記も早く出して〜〜〜)

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サッカーJユース杯

世の中のサッカーファンは天皇杯に気が取られているかもしれませんが、
同時進行でJユース杯も行われています。
サンフレッチェ広島のユースも勝ちすすみ、昨日市原ユースとの2回線が大阪長居陸上競技場で行われました。
小春日和ののどかな日曜日。
多くのサポーターやファンが応援に駆けつけていました。
私たちもクルマで約2時間、若者たちの試合を見るために出掛けました。
陸上競技場なので芝も固そうで剥げていたりします。またグラウンドの周りは競走トラックで囲まれていたりして選手との距離が身近というわけではなにのですが、トップの試合と違って若者の熱気が伝わってきます。
荒削りで、洗練されていないけれど、闘志のぶつかり合い、迫力が感じられます。
さて、試合は前半は、マッタリ〜〜〜していて、パスもつながらないし、このまま終わるかと思いました。
しかし、30分過ぎてから平繁君の活躍が目立ち、何回も飛び出して、あわやゴールというシーンがありました。
「ヒ・ラ・シ・ゲ〜〜〜〜」というコールも度々おこり、ムードは高まってきます。
そんなあげく、前田俊介君が、アウトサイドのダイレクトボレーのシュート。惜しくもポストを叩きましたが、すごかった!!!あんなカッコから(つまり体をひねって、その向きと反対にボールを蹴る)鋭いシュートを蹴るなんて、やっぱりスゴイ!!!!
残念ながら前半は0−0で終了。
そして後半。
早々に、高柳のスルーパス→木原がドリブル突破→CK。→大屋が蹴る→森脇がフリーで頭を叩きつけ、ゴ〜〜〜〜ル。
先制点が入りました。
その後は怒涛の快進撃が始まります。
後半7分。
市原のバックパスを狙っていたのが前田。後ろから速いアプローチでアッという間にボールを奪い取ると、そのまま市原ゴール目がけて突進します。いつもはノッタリしている俊介君。ボールを持つと速い、速い。
対応したDFは3人。しかし前田はこれを全く問題にせずに直線的なドリブルでゴール前まで持ち込むと、このままゴ〜〜〜〜ル。
かっこよかった!!!!
周りで見ていたかわいい女の子たちからも「きゃ====シュンスケ」という黄色とも赤ともピンクとも言えぬ歓声があがります。
本当にかっこよかった。
まるで、「しゅんすけ、一人芝居」デレンンデンデンデン。
その後、市原が1点を返して2−1になりました。
これで終わりかと思いきや、再び前田劇場が観客に用意されていました。
デレンデンデン。
そして後半22分第三幕はオフサイドで得た間接FKを蹴った佐藤昭のボールで始まります。
それを前田がワントラップで有無を言わさず相手DFをかわし、その一瞬後にはシュート。
あまりの速さに相手GK(いえいえ、その周りにいたみんな)は反応もできません。
凍りついたままのGKをしり目にボールはネットを揺らしたのです。
これもまた芸術でした。
すごかった。
もちろん、周りの女の子たちの七色の歓声は言うまでもありません。
こうして、試合は3ー1で広島が勝ち、次に駒をすすめました。
よかった===
と、いうかスゴカッタ。
本当に前田君はスゴイ。
また、それにつづく平繁君や新しい選手も育っていることが何よりも嬉しく思います(*^_^*)
次の試合も楽しみです。
頑張れ〜〜〜〜!!!!
広島。

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2004.12.18

国語入試問題の意図

子どもたちに国語の入試問題を解かせながら、
このごろとみに思うことは「むずかしい〜〜〜〜」と言うことです。
とくに、中学入試問題が難しい(^^;
出題は、いろんな分野にわたっているのですが、
近年「哲学」関係が多いように思います。
以前はもっと物語、お話から出題されていたと思います。
たとえば、
〜〜〜〜〜〜〜
山が横たわっている。
この山はなんの意味もないけれど、
幼いある日、自分は友達と楽しく遊ぶ体験をしたことで、この山を見る目が変わった。
山は幸せの象徴になった。
、、、、、、
〜〜〜〜
とかとか、自分の体験が述べられていて、その後「象徴」「シンボル」について書いてあります。それも凄く長く。
それを最初から最後まで読んだとしたら、読み終えた頃は、初めに何が書いてあったか、すっかり忘れてしまいます。
その後の設問が、またまた難しい〜〜〜〜
う=====んん。
わからない。
解答を見ても、私にはどうも納得がいかない。
それでも、すがるような目つきで私を見ている受験生の小学生には、教えなければならない。
ここで、私は悩むのです。この子を前にして。
正直にわからないと告白すべきか、理屈をつけて受験術をこの子に伝授すべきか。
悩むのです。
そして、大抵の場合、私が取る態度は、かなり噴飯物と罵られるかもしれませんが、
出題者への不満です。
「こんな問題、だしてどんな意味があるのかね???
先生もわからないのよ。正解はこうなっているけれど、君はこの正解納得する?
えっ、わからないって。そうよね。わかんないよね。こんな問題。
まぁ、仕方がないから漢字と文法、やろうか、、、、」
実は自分でも悩むのですが、それでも正直なところそれしか思いつかない私です。
とにかく、この頃の国語の入試問題。
国語を嫌いにさせよとしているのか====と勘ぐりたくなるような問題が多いのです。
小学6年生に「哲学」のような問題を出す必要があるのでしょうか???
実際、子どもたちが取る点数も平均点が30点代です。
どう考えても「差をつける」だけの問題です。
子どもたちに国語の面白さを伝えようとか、あるいは本来の国語能力を伸ばそうなんて暖かい視点はありません。
これでは、子どもたちの国語の読解力がつかないのもむべなるかなと思うのです。
確かに難関校を目指している子どもたちをふるいにかける必要から難しい問題がでるのは仕方がないとしても、
大人である私たちが見ても「えええ、、、な〜にこれ?」なぁんて問題は、よして欲しいです。
解いていて楽しい問題が出ると、その学校のスマートさがわかり嬉しくなります。
出題からも、その学校のセンスがわかるということで、出題者の方も心してもらいたいものです。

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教育環境の低下

学力低下問題として先に書いた記事を受けて、ここでは子どもたちの実態を書きます。
「今、子どもたちは疲れている」と私は思います。
それは学年が上になるほど顕著になります。
とにかく、いろんなことに追われている、という感じがするのです。
あれもしなければならない、これもこなさなければならない、
だから一つのことに集中、執着がない、
さっぱり、サラリなのです。
それは友達との関係でも言えますが、ここではこれについては書きません。
もし、頭の中を見ることが出来たら、
子どもたちの頭の中にはいっぱい引き出しがあって、その中に少しずつ物が詰まっている。
でも、しまうとき、あまり考えないで入れるので、いざ出すときどこに入れたか分からない。
まさにこんな感じなのです。
一つ一つの引き出しを開けると「あ、、、これを入れたんだ」と思い出しますが、
実は引き出しは、一つの机、タンスの一部であるということ、つまり全体を関連付けて、なおかつ俯瞰的に物事を見る、考えることをしません。
なんとなれば、引き出しにしまうものを与える大人や先生が、そのしまい方を教えてくれないからです。
一番はじめには、しっかりとしまい方は教えなけれなりません。学ぶはまねぶです。
さらにしまった物がどんなに素敵な宝物で、時々はその宝物を出して、にっこりと微笑みながら眺めることも教えていません。しまわせたらしまわせっきりです。
つまり子どもたちの頭の中はグチャグチャに混乱していると私は思います。
そして整理のつかないまま、入れる物だけが多くなるのでもうヘトヘト。疲れてきます。
そしてもう詰め込むのはいやだ〜〜〜と拒否反応へと進みます。
では、どうすればいいか????
私が思うに、やはり「丁寧に詰め方」を教え、詰めた物をさらに磨き、他の引き出しとの関連もしっかりと教えることが大切ではと思います。
風通しいのいい詰め方を教えるには、やはり少人数学級できめ細かい指導が必要ではと思います。とくに低学年は。
次に詰める内容ですが、これは質の高い物を詰めてもらいたいです。
体験、実験、さらに作らせるなどをふんだんに取り入れないと子どもたちにとっては、たんに「文字の羅列」です。
削減した理科実験、縮小された図工や音楽の時間。
教科書から消えた算数の図形や数量などを、もういちど復活させて、丁寧に教えてもらいたいものです。
自らの体験、経験を豊かにしたならば、子どもたちは「国語の読解力」も身に付いてくると思います。
いずれにしろ、今、文科省が早急にするべきことは、
教育環境の整備ではと思います。
教員の数を増やす。
授業を黒板からフィールドへ。

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学力低下問題

学力低下、理科も深刻 中2が6位、小4は3位にというニュースが先日発表されました。その一週間前には日本は数学6位、読解力14位に転落 OECD学力調査という記事が出て文科省、教育関係者や保護者に激震が走ったところでした。
この記事が出てから私はいろんな新聞の記事や識者と言われる方々の意見、あるいはブログで多くの方の意見を拝見させていただきました。
この問題を「学力低下」と位置づけて、その行き着く先は「ゆとり教育」への苦言となるのが多くの意見だったように思います。
私も結論としては「そうなのだろうな」と思うのですが、
「では、どうするか?」と言うことに関しては、しばらく考えてしまいました。
この問題がでるちょっと前の11月には全国学力テストを実施、競争意識高める 文科相が私案というニュースが出ました。
また今回の結果を受けて中山文科相「土曜授業」を容認 「現場裁量に任せても」という方針も打ち出してきました。
しかし、この一連の動きを見ると、どうも「その場しのぎ」としか思えないような小手先方針ばかりなのです。
そもそも、なぜ「ゆとり」が導入されたか?ということの歴史を知らないのではと思います。
そして、いまこの「ゆとり」が破綻しようとしている。
では、また「詰め込み」に戻そうとするのは、あまりに知恵がなさすぎます。
これでは綻びてくるのは、目に見えます。
「あれがだめなら、これ。これで失敗したらやっぱりあれ。」というのではなくて、
新しい可能性を探さなければならないと私は考えます。
私は、いつも子どもたちと接していて、彼等の「学ぶ能力、知りたいという探求心」には目をみはらせられます。
「学力低下」なんて、まるで子どもが悪いみたいな言い方は適当ではありません。
「教育の環境低下」と私は言ってもらいたいとひそかに眉を顰めていました。
では、現実に子どもたちが今どんなことを学んでいるか、、、
これは、次のエントリーとして書きます。

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2004.12.17

ナルニア国ものがたり

ナルニア国ものがたりが映画化されます。
子どもが幼いとき、いつも読み聞かせていたナルニアが映画になるということで、今からワクワクしています。
もう大きくなった息子ですが、今でもナルニアが大好きで何回も読んでいます。
そして我が家のこの頃の話題は、
「果たして映画がどんな風になるか?」
子どもは毎日ネットでナルニアの情報を探して、色々教えてくれます。
ある日、子どもが私にこう言いました。
「やっぱり英語できると楽しいんだなぁ、、、」と。
「どうして?」と私が言うと、
「ナルニアの海外情報を調べていたらイギリスの人とニュージランドの人が掲示板で会話しているけれど、やっぱり英語ができるとよその国の人とも会話できるんだぁ。いいなぁ。英語出来る人。」
と感慨深げに言っていました。
ほぉおお。
ナルニアってこんなところでも我が子に影響与えているのか、シメシメとほくそ笑んでいる私。
それにしても、どんな映画になるか本当に今から楽しみ(^.^)
作者のルイスさんと指輪物語のトールキンさんはご近所さんで、お友達とか。
お二人でそれぞれの作品を批評、講評しながらお互いを高めていたというエピソードが今に伝わっています。
実は指輪物語は映画化される前から、私は原作を読んでいたのですがサッパリ分かりませんでした。
映画「ロード・オブ・ザ・リング」で初めて「あ===この話は、こんなに面白い話だったのか、、、」と分かり監督に感謝していたのですが。
ナルニアの監督はシュレックの監督とか、、、
どうもシュレックが頭から離れず、ちょっとイメージがつかない。
あああ〜〜〜ナルニア。
どんな出来になるのだろうか???
今から楽しみでもあり、ちょっと心配でもあるファンの心理。
いずれにしろ、「絶対見逃さないぞぉおおおお」と今から待っています。(^.^)

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国立大学授業料値上げ

国立大学、と言っても今は大学法人ですが、その授業料が引き上げられようとしています。
現行では52万8千円ですが1万5千円上がり53万5千8百円になります。
今年4月に大学法人となった国立大学は授業料を各大学で決めることが出来るようになりました。
と、いうことは学生が多く集まる大学は授業料を安くすることも可能ですが、そうでない大学にとっては、授業料値上げは必至です。
こうしてますます大学の格差が出来てくるような気がします。
さらに私立大学でも財務省は国庫助成の削減、縮小を図るとしています。
家計の負担はますます大きくなる故、文科省の中央教育審議会でさえ、「これ以上の家計への負担は、教育への弊害になる」と警鐘をならしています。
従来の奨学金制度を担っていた日本育英会もこの4月から独立行政法人になりました。
こうした流れの基になっている主張は「受益者負担」という考えです。
つまり「学問はそのサービスを受ける人が利益を得るものだから、自分で払え」ということだそうです。
受益者負担ねぇえ〜〜〜
それを言うなら、国は、教育を受けた成人から利益を受けているのだから、国が負担するのは当然ではないでしょうかねぇえ???
いずれにしても、ますます大学間格差、そして子どもたちの学力の二極化への道は開かれていきそうです。
どの子にも学ぶ喜びと機会を、という憲法の精神をもう一度しっかりと見ていかなければと思います。

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2004.12.16

何が違うのか?

今日、サッカーの親善試合、キリン・チャレンジカップが横浜国際総合競技場で行われました。結果は0—3で惜しくも(いえいえ完敗)敗れました。
立ち上がりからドイツはドンドン攻めてきます。
一番ヒヤリとしたのは、バラックをゴール前でフリー→シュート→楢崎が体を投げ出して止める→こぼれ球をバラックが拾ってシュート→ゴールライン上に戻った小笠原がクリア。
その後も攻められながらもなんとか0—0で前半を折り返しました。(ホッ)。
オリバー・カーンの顔を見るのが楽しみだったのですが、なぜか(本当は理由は分かっている。こっちが攻められているのだぁああああ)楢崎の顔ばかり見ていました。(^^;
そして後半まもなくまたもやバラックがシュート→楢崎がボールをこぼす→クローゼが右足で押し込みゴ〜〜〜〜ル。
さらに24分にバラックが正確なミドルシュートを右隅へ決めました。これはスゴカッタ。
そして終了間際にさらに得点されて終わってみれば0−3でした。
日本も何回かチャンスを作ったのですがそこはそれドイツにはカーンがいたのです。
ゴールの前に立ちはだかるカーン。
迫力がありました。敵にすると憎たらしい(^^;
と、いうことで残念ながら得点することは出来ませんでした。
それにしても、ドイツはイキイキと試合をしていた印象があります。
次の開催国とあって張り切っていたのでしょうか?
解説者は「ドイツの背の高さ」をさかんに言っていましたが、私はそれだけではないように思いました。
ドイツとの決定的な違いは、
統率力の違いではと思います。
あとバランスでしょうか。
今回はいつものツネさんがいなかったこともあって、キャプテンが稲本選手でした。
その辺りは大目にみても、やはりまだまだ課題は山積です。
ジーコさんの神通力も今日は効きませんでした。つまりは神頼みではダメということです (当たり前か)
どうかジーコさん。しっかりとチームを立て直してください。
この試合を機に弱点を克服して来年の本番にむけて調整をしてもらいたいものです。
応援しています!!!

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与党税制大綱

自民党と公明党が2005年の与党税制大綱をまとめました。
所得税、住民税の定率減税の半減が明記されています。
1999年度に「恒久的減税」と銘打って始まった定率減税は、所得税の20%,
住民税の15%を差し引いています。
しかし、このたび出された与党税制大綱では所得税が10%、住民税が7.5%と半減されることになります。
事実上の増税です。
すでに雇用保険料引き上げ配偶者特別控除廃止、厚生年金保険料引き上げは、決まっています。
さらに上乗せして、国民から取ろうとするのが、今回の定率減税の案です。
その先には、消費税率アップが待っていることは言うまでもありません。
子育て、働き盛りをターゲットに、一円でも多く取っていこうというものです。
「いやぁ〜〜〜この先三年は選挙がないのだから、ガンガンやりまっせ。ドンドンとりまっせ。」
と、言うところでしょうか。
しかし、これはまだ案なので決まってはいません。
私たちが「困る」と言う声をあげていけば、
変わりうると思います。
私の声は小さいけれど、願いを込めてここに書きます。
「増税、反対」!!!

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2004.12.15

オニババ化する女たちを読んで

話題のオニババ化する女たちを読みました。
先にオニババというタイトルでここに書いた時は、まだ本を読んでいなかったので、毎日新聞の特集をニュースソースにしました。
あの時点では、特集への感想でしたが、今回は本物を読んだので私自身の思いを書くことが出来ます。(立ち読みでなく本を買い求めましたので、その金額分?だけしっかり批判させてくださいね。三砂さん)
感想。
ズバリ!!
「おもしろいじゃん。第3章までは。
それより後は、この人本当に学者?」
です。

まだ読んでいない方、ならびに自分自身の頭の整理をかねて、まず本の構成から追っていきます。
はじめに・・・オニババとはなにか
第1章・・・・身体の知恵はどこへいってしまったか
第2章・・・・月経をやりすごしていいのか
第3章・・・・出産によってとりもどす身体性
第4章・・・・女性はなぜオニババになるのか
第5章・・・・世代をつなぐ楽しみを生きる
おわりに

という構成で、書かれています。
第1章から3章までは、「自分の身体と向き合う」ことの大切さを、
性と出産にからめてるる述べています。
チョット乱暴かな?と思うような強引さもありましたが、肯けるところも沢山ありました。
話はずれますが、もう20年くらい前になろうかと思われますが、
モアリポートなどが出て、当時はかなり話題になったことを思い出しました。
前半の3章は、医学的、生物学的に見た「性」について書いてあり、
人間が知性化していくことで退化したであろう自然の感覚について、
著者の思いを述べています。自分自身を慈む、自分の身体を知るということの大切さを書いているところは、共感できます。自分を大切にしない人は他人をも大切にできないと私は思います。
第4章「オニババ」、第5章「子育て」論が問題になった部分です。
確かに、浅薄で強引で、頑固な主張がそこには鏤められていて、いささか閉口しました。
三砂さんに負けず(?)に私も彼女の本を独断と偏見で要約するならば、
〜〜〜〜〜〜〜〜
なんの取り柄もない女たちよ。グダグダ、つべこべいわずに誰とでもいいから結婚しろよ
結婚に理想なんか持つなよ。誰とだっていいんだよ。
夫婦になって、契りがあって、やがて子どもが産まれれば、それでアナタの人生はハッピー。
なんの取り柄もない女たちよ。
それしかできないのだから、、、
と、いうことを「オニババ」というショッキングな言葉で表しました。
(こんな要約でよかったでしょうか?三砂さん??)
〜〜〜〜〜〜〜
さてここで、
1、負け犬論争の酒井さんと同じところ、違うところ。(酒井順子、負け犬の遠吠えがしめすこと参照)
2,三砂さんの論理、
3,その背景
について、私の意見を書きます。

1,酒井さんも三砂さんも、社会学という分野について素人にもかかわらず、世間の注目を浴びたためその論理の未熟さが露呈したという共通点を持っています。他者に対してやさしくない、想像力がない、自分の経験のみで全てを判断、解釈していることも同じです。
違いは、酒井さんは、たまたま偶然「負け犬、、、」で一大センセーショナルを作りましたが、三砂さんは確信犯です。この人は社会に与える影響が分かっていて書いています。
2,三砂さんの論理、主張。
三砂さん自身が100年前に生まれてくればよかったね、、、
時代の流れを認識していない。
お目出たい人です。性だけで結ばれていることが夫婦だなんて、ちょっと淋しいなぁ。
本当の意味での相手への信頼とか、尊敬ってそれだけではないのでは、と私は思います。
3,この本が今、こうして出版されたことの意味は、深刻です。
「産めよ、殖やせよ」のあの時代へ戻ることが、「学問」という体裁を整えて出てきたように私は思います。
三砂さんの真意はどこにあるか分かりませんが、
この本が持つ社会的な役割は、本の中味の無さに反して大きそうです。
しっかりと、見ていかなければなりません。
まだ読んでいない方も、是非読まれることをお奨めします。
また、感想お聞かせください。

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2004.12.14

下田選手 おめでとう!!

下田崇選手が、Jリーグアウォーズでフェアプレイ個人賞を受賞しました。
おめでとうございます(^.^)
この賞は96年から表彰が始まり、その選考基準は
「J1リーグ戦において警告・退場処分を受けていない選手の中から、マッチコミッショナー報告書の評価を参考にし、選考委員会にて決定する」と言うものです。
今回は下田選手と高木義成選手[東京V]が受賞をしました。
お二人にはあらためて
おめでとうございます。
さて、受賞の喜びを下田選手は以下のように語っています。
〜〜〜〜〜〜
「今まで10年間、ずっとこの表彰式を見てきてずっとうらやましいと思って来ていました。ついにやっと11年目にしてこのような素晴らしい賞をいただいてすごく良かったなと思っています。これからも個人としてはもちろん、チームとしてもフェアプレー賞をもらえるようにしっかりがんばっていきたいと思います。本当にありがとうございました」
〜〜〜〜〜〜

良かったね。シモ。
つい熱くなりがちな試合中に冷静に判断して、スポーツの本来の精神を貫いた選手を讃える素敵な賞を受賞した下田選手。
この賞はどちらかというと地味な賞です。
しかし、こうした地味な賞こそ、いぶし銀の輝きを持っていると私は思います。
日々の積み重ね、努力の評価です。
これからも、さらに磨かれたプレー、冷静なプレーをすることを楽しみにしています。
また全試合フル出場の服部選手や若手のホープなど広島の宝が、
下田選手のあとを追い、追い抜き、来年もさらに頑張ることを楽しみにしています。
来年も応援しているよ〜〜〜(*^_^*)

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高齢者非課税廃止

自民党税制調査会は13日、65歳以上で前年の所得が125万円以下の人を対象としていた個人住民税・非課税措置を2006年から廃止する方針を明らかにしました。
2004年度税制改正で老年者控除の廃止や公的年金の控除の縮小を決定しています。

なんだかため息が出てきます。
所得が125万ということは単純に12で割ると月10万円です。
65歳なら、そうそう仕事もバリバリできません。
こうしたお年寄りから、まるで身ぐるみをはぐように税金を取り上げていく政府って「冷たい」。
やさしくないですね〜〜〜
さらに来年は消費税率上昇もプログラムに書かれています。
本当にどうなるのかな???この国は。
今年の漢字は「災」でした。
来年はどんな年になるのだろうか、、、

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2004.12.13

ごきげんよう 流れ星さん。

今晩から明日にかけて「ふたご座流星群」が出現する予定です。
先月のしし座流群はあいにくの雨でしたが、今晩は晴れるところが多いようで、
天気には恵まれそうです。
是非ご覧ください。
なお防寒の用意は必ずしてください。
冬の夜は、当たり前ながら寒い。

人の子カストルと神の子ポルックスのやさしい兄弟愛が、星になり永遠に輝き続けるという伝説を持つふたご座。
明るく輝く二つの星のそばには、三つ星オリオンや、冬の星の代表シリウスなどがさんざきらめきます。
星空の彼方から聞こえてくる遠い宇宙の声に耳を傾けてください。
しじまにきえていく光と影の饗宴をどうぞお楽しみ下さいね。
最後に大好きな「冬の星座」をあなたに贈ります。

♪冬の星座
(1) 木枯らし 途絶えて
  冴ゆる空より
  地上に降りしく
  奇(クス)しき光よ
  もの皆憩える しじまの中に
  きらめき揺れつつ 星座は巡る
(2) ほのぼの明かりて
  流るる銀河
  オリオン舞い立ち
  スバルはさざめく
  無窮を指差す 北斗の針と
  きらめき揺れつつ 星座は巡る

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最後の武士

NHK大河ドラマ「新撰組」は、昨日最終回を迎え、
とうとう近藤勇の死とともに、番組も終了しました。

歴史の表舞台を駆け抜けた男たちの物語は、それぞれの人にそれぞれの思いを残してかき消えていきました。
時代に流れ、表になり裏になり翻弄されていく人々の様が実に見事に描かれていた素晴らしい大河ドラマでした。
どの者にも「理」があり「大義」があり渦巻き、ねじれていく人間たちの生と死。
出会いと別れ。
真と虚。
書き出せば枚挙にいとまがありません。
あれやこれやと思い出される場面を、すべて追いやりながら、
ここでは「悟り」についてあえて書きます。

最終回は、淡々と進んでいきます。
そして、いよいよ最後の場面。
刑場での近藤。
打ち首の寸前、近藤が見たものは、春の麗の小川の流れとカエルでした。
その瞬間に近藤が聞いたものは、小鳥のさえずりでした。
自然の摂理、人は生まれ、死ぬ。
自分が死んでもなお春のうららかな様は変わらない。
何もなかったように、雲は行き、水は流れる。
近藤は、その瞬間、そこに全てを見、そして悟った。
大自然の中で、人間のなんとちっぽけなことか、、、
そして、
だからこそ、そうせざる負えない人間たちの有り様に、
近藤は深く限りない愛情を覚えたのではと私は思います。
その笑みは静かでした。
コロンと抜けたのです。
青空のように。
暖かく降り注ぐ日の光のように。
それは豊かで、信頼に満ちていたものでした。
最後の武士としての誇りと矜恃。
悟ったのです。近藤は。
すべてを超え、時は流れ過ぎていくことを。

最初から最後まで一貫していたテーマは「友」でした。
このテーマを縦糸に、横糸に時代の流れを持ってきて織り上がった「新撰組」
この一年、とても楽しく見、番組と一緒にあった私にしてみれば、とても淋しい最終回でもありました。
が、
が、
時代は確実に流れ、民衆の逞しいエネルギー、迸しる息吹をも感じ明日への希望も持つことが出来たようにも私は思います。
為政者の在り方、人としての在り方。
今に尚新しいテーマを私たちは突きつけられ、番組は終了。
本当に、
ほんとうに、
この一年。
関係者の方々。
有り難うございました。
とても楽しく見させていただきました。
もう一度、ありがとう。

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2004.12.12

エナオの涙

今、第25回トヨタカップが終わりました。
ヨーロッパチャンピオンのFCポルト(ポルトガル)と南米チャンピオンのオンセ・カルダス(コロンビア)の対戦。
試合は両者相譲らず質の高いサッカーを繰り広げ、結局0−0でPK戦になりました。
オンセ・カルダスのGKエナオは南米大会ではPKをすべて取ったという曰くつきのスバラシイ実力派のキーパーです。
このエナオ相手にポルトの選手がどこまでやれるかが見どころ。
まず、オンセの第一キッカーが難なく決め、いよいよエナオとの対決。
壁のように立ちはだかるキーパー・エナオ。
対してポルトの一番目の選手が蹴って成功。
ところがここで、この選手の非紳士的行為により、一発レッドで退場になりました。
ちょっと場内は騒然となるも、すぐ全ての選手は、各々の位置につき、次の流れへと進んでいきます。
自信満々のエナオに対して、ポルトの選手たちは、一つひとつ丁寧に蹴っていきます。
そして、ついにボルド4番目の選手がはずして、試合は終了か、、、と思われたのですが、次のオンセの5番目のキッカーもはずして、振り出し。
緊張は最高潮に高まり、いつ果てともなく続くかと思われましたが、オンセ・カルダスの8番目の選手がついにはずしました。
ここで、ポルトはキャプテンが出てきて、両者の対決。
静かなにらみ合いののち、ポルトが静かに蹴って決めました。
試合はFCポルトの勝ちとなりました。
喜びに沸く選手と、涙をこらえる選手。泣き崩れる選手。
割れんばかりのスタジアム。
いつもながらの光景。
いずれかに勝ちがあり、一方が負けるのは常とはいえ、なかなか辛いものがあります。
万感の思いを込めて静かに芝の上でにらんでいるエナオの目には光る物がありました。
エナオの涙がW杯のカーンの姿と重なります。
捲土重来を期して、新しい挑戦をいつまでもしてもらいたいものです。
さて、トヨタカップを手にしたFCポルト。
今回で2度目になりますが、私たちは1度目の優勝を覚えています。というかトヨタカップというとあの時の試合を思い出します。1887年、ベニャロールとの試合。雪の中での壮絶な戦いでした。降り積もっている雪の中をオレンジ色のボールを追いかけてひたすら戦う猛烈な試合を忘れることは出来ません。
そのポルトが17年目に手にした2度目のカップ。
私はエナオの涙とともに忘れることはないでしょう。

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柏の残留決定

サッカーJ1・J2入れ替えが今日、12日3時から柏スタジアムで行われました。
結果は2−0で、柏が勝ち、先日の福岡での第1戦に引き続き勝利を収め、
結果、来期のJ1での残留を決めました。
テレビ中継は、先日と同様、地元しか放送されないので、私たちはネット配信で観戦。
相変わらず、小さな画面とグダグダの流れるような画面を見ながらの観戦。
実のところ、ネット際の攻防や、ギリギリのところでの手に汗握るような試合の流れはサッパリ分かりませんでした(^^;
「あぁあああ、どうなってんだ????」
みんなが走っていく方向を見ても、そこにボールがあるとは限らない。
分からないうちに前半は0−0で終了。
後半に入って、宇野沢選手が、ドリブル突破、あれよあれよという間にゴ〜〜〜ル。
そして間を置かず、右クロス→折り返し→波戸選手のヘッドでゴ〜〜〜ル。
試合は2−0になりました。
福岡も、何回もチャンスはあったのですが、ここぞというところでバーに阻まれたり、ポーーーンとあっちに飛んだりと、結局ゴールを割ることは出来ませんでした。
面白かったのは、中継局のアナウンサーと解説者の話。
よくわからない試合運び故、なんとか試合の流れ、展開を把握しようと必死に、耳をそばだてて実況を聞いていました。
が、
が、
これが、またスゴイ。
この二人。
地元のアナウンサーと解説者だから、仕方が無いのですが、
「はっきりいって、柏贔屓です」
なぁんて感じで、最初から最後まで、柏の話をエンエンとするのです。
「あっ、玉田です。玉田。
日本を代表する玉田がボールを持ちました。この人が持つと怖い。」
「アーーー谷澤です。髪の毛をそって丸めました。これがまた似合うんですよね〜〜〜」
「玉田と大野、この二人仲がいいのですよね、、、気が合うのでしょうね、、、」
とかとか。
およそサッカーの解説とは思えないような、つまり二人の雑談をずっ〜〜〜と90分喋り続けました(^^;
いやぁ、、、画面がきれいならば、自分の目でサッカーを楽しむことが出来ますが、今日は殆どラジオの実況中継のようにあてにしていたので、正直言って辛かった(^^;
「○○さん。福岡はビハインドが2点在るので(前半の話)3点をとらなければなりませんが、一気に3点は入れられないので、1点づつ返していかなければなりませんね、、、」
「はい。その通りですね。」
(あたりまえじゃ〜〜〜〜スリーランホームランなんかあるかい???)
と、いうわけで興奮しっぱなしのお二人の話を聞きながらのサッカー観戦でした。
それはそれで楽しかった!!!
アナウンサーと解説者のお二人、有り難うございました。
さて柏の皆さん。おめでとうございます。
来年は広島にはお手柔らかに。
また福岡の方々、来期も頑張ってください。
来年はワールドカップの予選もあります。
ますます目が離せません(^.^)

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2004.12.11

オニババ

「オニババ化する女たち」(光文社新書)という本が売れているようです。
オニババ」ってなに?:
/上 医学的に高齢出産を考える

「オニババ」ってなに?:
/下 社会学的に晩婚化を考える

に詳しく書いてありますので、ご覧ください。
私自身は、この本をまだ読んでいないので、これに関しては何とも言えません。
ただ、ザッ〜〜〜と記事を読んだ私の感想では、
〜著者の三砂ちづるさんの負け〜
と、なりました(三砂さん、ゴメンナサイ)
「出産は若い方がいい」
「出産、子育てで生きがいを見つけて欲しい」
と言うのが著者の主張らしいですが、
「おおおお、、、結構な事ですね」
としか思えません。
そんなこと、みんな分かっている、三砂さんに、ここであえて言われなくても。
ただ、そうでない現実を抱え、苦悩している若いカップルの真の姿が捉えられていません。
女性にとって、子どもを産み、育てることは喜びでもあり、生きがいでもあります。
自分自身のことを考えてもわかります。
だからといって、それが全てでもありません。
さらに「若ければいい」なんてことは必ずしも言えません。
生物学的には、そうかもしれませんが、
子どもを育てることは、社会的な事業だと私は思うのです。
げんこつ山の狸さんを育てるのとはわけが違う。
♪おっぱい飲んで、ねんねして、だっこして、おんぶして、またあした〜〜〜
なんて、ものではありません。
ある程度の年齢が経験となって「ゆったりと、やさしく」子育てをすることになるのでは、と考えます。
また、三砂さんは以下のように言います。
〜〜
「日本の昔話に出てくるオニババは、社会の中で適切な役割を与えられない独身の更年期女性が、エネルギーの行き場を求めて若い男を襲うという話だったのではないか」
〜〜〜
これに至っては、もってのほかです。
では聞きたい。
「早くに結婚して、子育てが終わってしまった女性たちのエネルギーはなんとするのか???」
高齢化で、人生80とも90とも言われるこの頃。
20代そうそうで母親になり、40代で祖母になる。
あとの40年を「おばぁちゃん」として生きていけ、、、ということなのでしょうか???
これは、たまらない。
彼女が考えている時代、社会とはすでに違うのです。
さらに彼女は言います。
「社会的な構造を急に変えるのは大変なこと。でも、女性がまず出産を肯定的にとらえて次の世代に伝えられれば、少しずつ変えていくことができるのではないか」
おめでたい人です。
女性が出産を肯定的にとらまえていないなんて、いつ、だれが決めたのだろう???
男性にとって、女性にとっても、いつの時代でも、性と生殖は人生を賭けた真剣な問題であるのに。

とかとか、思いましたが、今度は「本」を買い求め(たぶん立ち読みはしないだろうな(^^;)
また、書いてみます。
その時は、またお付き合いください。

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♪かたつむり

反米嫌日戦線の死ぬのはやつらださんから、トラックバックをいただいた記事を拝見しました。また盛り上がっているコメントも読ませていただいて思い出した歌は、
「かたつむり」でした。
♪かたつむり

でんでんむしむし かたつむり
おまえのあたまは どこにある
つのだせやりだせ あたまだせ

でんでんむしむし かたつむり
おまえのめだまは どこにある
つのだせやりだせ めだまだせ

幹事長も防衛庁長官も、どこに目があるのでしょうかね?
サマワは安全なんて、、、言って。
(あえてここでは、「あたまはどこにある」なんて、恐ろしいことは書きませんからね〜〜〜〜)
大体、あの発言は、フリーターの人達もさることながら、
自衛隊の人、サマワの人たちに対しても失礼極まりない発言と思います。
現場で働いている自衛隊の方々のご苦労やイラクの人々の不安を察することができないのでしょうねぇ。
よくもまぁ、いけしゃしゃと、、、というのが実感です。
しかし、
しかし、
まるで脊髄反射しかしないような数々の発言、放言(本当は確信犯)の大臣や政府首脳(?)によって、ツケをまわされるのは、国民であるとしたら、やはり私たちは怒らなければなりません。
笑ってすまされない問題です。
そもそもの問題の本質をすり替えて、まるで責任は、国民にあるような言い方は、許せません。
しっかりと「反省」と今後このようなことのないように、しっかり心でものを考え、感じていただきたいです。
「やさしい政治」をなによりも願っています。

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新防衛大綱

政府は10日、「防衛大綱」を閣議決定しました。
この新大綱のポイントは、
ズバリ、日本がアメリカの世界戦略の下に組しかれるというものです。
それ以上でも以下でもありません。
「新たな脅威」「国際協力」「世界の平和、安全」うんぬんを述べようと、その真意は隠せません。
まぁ、日本は「スネオ」になって、アメリカジャイアンのいく道をひた走りについて走るということです。
オ〜〜〜〜イ。
ドラえもん。
たすけてくれぇえええええええ

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2004.12.10

ニュース提供の天才

昨日9日、「イラク派兵延長」が閣議決定されました。
ご存じでしたか?
私は、「またしても、してやられた〜〜〜」と舌を巻いていました。
何に???
そりゃ、「めぐみさん遺骨」問題との抱き合わせですよ。
テレビはどの局も、この話題ばかり。
ある放送局にいたっては、将軍様の第4番目の妻の特集で40分。
「おいおい、、、やめてくれよ〜〜〜〜」とため息。
この手のゴシップ。もっと何も無い時にしてくれ〜〜〜〜
めぐみさんの遺骨が別人のものであった。
松木さんの遺骨も同様である。
北朝鮮が出してきた情報は全てデタラメである。
一体、この国はどうなっているんだ〜〜〜
とくに家族会の方々の思いを考えると、本当に「アタマにくる」というのが偽らざるところです。
また、これに関しての政府の対応も隔靴掻痒。歯がゆいと言うか、冷たいとまで思ってしまう。
(そもそも、小泉さんは冷たい。5人のご家族の方々が全て帰国されたとき、何故お会いしなかったのだろう?
ご苦労とお疲れを労われなかったのだろう?また思っちゃうんですよね私。これがゴールドメダリストなら会っていただろうな、、、と)
小泉さんにとって人質の方々も「カード」でしかないような気がします。
さて、話を元に戻すなら、
重要な「イラク派兵延長」を決める大事な日に、国民の注目を「めぐみさん」に移させたように感じるのです。
遺骨結果は、もっと以前からわかっていたのでは?と思います。
なにしろ、国民年金法案の時、参議院選挙の時、国の大切な事が決まる時、なぜかマスコミは別の大ニュース(?)を国から仕掛けられて、国民の耳目はそっちに引っ張りこまれているのが、今まででした。
政府は「ニュース提供」の天才なのでしょうか。
あんなに大々的に報道されている一連のめぐみさん問題の影で強行された派兵。
この件が一件落着したら、めぐみさんも政府のスケジュールから消える、、なんてことは許しません。
そして、憲法問題が出てきたら、また倉庫からめぐみさんを出してくる====
なんぁんて事がないように、私たちはしっかりとこの問題を監視していかなければなりません。
もちろん、今回突破された自衛隊派兵延長も、引き続きその合理的な理由について迫っていかなければと思います。
これは、なかなか忙しい、、、
呆けている暇なんかありませんよ。
平和を守るためには。

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誇り

サッカーW杯アジア予選の組合わせが決まりました。
日本は北朝鮮、イラン、バーレンとの組み合わせでした。
いずれも強豪で、油断のならない相手です。
アジア杯で見せた技と精神力があれば、どのチーム相手でも勝つことはできると、信じていますが、
何があるかわからないのが、世の常。(例えば体調を崩すとか、、、)
気持ちを引き締めて本番に向かって調整してもらいたいものです。
今からワクワクしながら待っています。

さて、私はサンフレッチェ広島のサポーター・ファンなので、
北朝鮮代表の李漢宰(リ・ハンジェ)選手も注目です。彼は岡山県出身です。故国は北朝鮮ですが、生まれも育ちも日本で、日本語も堪能。広島には2001年入団。ヴァレリー監督の一期生です。
昨日、夜のニュース番組に李漢宰選手が「北朝鮮選手代表」として新潟の安英学(アン・ヨンハ)選手と共にインタビューに応じていました。
彼は「どんな相手に対しても負けたくない」とコメントしていましたが、私はそれを聞きながら、
彼が広島に入団したときの中国新聞の記事を思い出しました。
民族の誇り担う喜び という記事です。是非ご覧ください。
私はこの記事を読みながら、なぜか涙がうっすらと出てきました。
リ選手の心中いかばかりかと。
代表に選ばれたことの誇り、喜び。
そして、そんな選手たちの思惑とは別のところで、今デリケートな立場に立たされている彼らのことを思いました。
〜〜〜〜〜〜〜〜
全国に十二ある朝鮮学校からJリーグへのストレート入団は、初めてだった。反響は想像を超え、全国各地から手紙が届き、街を歩けば、見ず知らずの人から激励の声も掛けられた。すべてが初体験の中、「かなえられなかった夢を君に託す」という文脈に、奮い立つ自分がいた。(中国新聞より抜粋)
〜〜〜〜〜〜〜〜
そうなんです。
そうなんです。
「誇り」なのです。
過去の歴史、今の状況、そんなもろもろを飲み込んでさらに余りあるくらい、一人ひとりの人間としての誇りなのです。そして、その上でさらにそれを超えて国同士が、お互いを尊敬、敬愛していくようなスポーツの精神を、改めて思いました。
微妙な今だからこそ、サッカーを通して李漢宰選手にも安英学選手にも「それぞれの民族の誇り」を高らかに示してもらいたい。また私たち日本の選手も同様に。あるいは他の国の選手の皆さんも。
そうすることが、何にもましてお互いの国の理解と対話であると思います。
そんな事を考えたW杯グループ発表でした。
いずれにしても、楽しみが増えました(*^_^*)

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2004.12.08

おばちゃんパワー

おばちゃんと言えば、やはり大阪でしょうか。
大阪のおばちゃんは、元気で明るくてパワーがあって楽しい。
大好きです。
「ボケとつっこみ」なんか日常だから、ウカウカしてはいられません。
兄嫁は大阪出身なので、いつも言うことが洒落ていて、我が子はやられっぱなしです。
しかし、この頃分かったこと。
京都のおばちゃんも、負けてはいません。
大阪のおばちゃんに。
元気で、明るくて、本人が思っている以上に、ユーモアがあります。
何ヶ月か前、私たちは伊東甲子太郎の受難の地、七条油小路、本光寺へ行った時のこと。
ブラブラと観光客のように歩いている私たちをジッ〜と、通りの向こうから見ている一人のおばちゃん。
「あっ、ここが本光寺ねぇ、、、」
とかワイワイしゃべっていたら、そのおばちゃんがスッ〜と歩み寄ってきて、
「ここに、こうして座って死んでいたんですよ、、、」(本当は京都弁で)
と、ジェスチャー入りの熱演。
まるで、そこにいたかのように。
また壬生の八木家に行ったときも、まるで見たかのように芹澤鴨の死を話してくれました。(こっちはおじさんでしたが(^^;)

とかく「よそはん」には冷たいと言われる京都の人たち。
有名な「京都のぶぶちゃ」とかで、口とお腹の中は違うと言うイメージがありますが、実は明るくて元気でエネルギッシューであることを実感している今日この頃。
「あらっ、物持ちがいいですね、、、」
なぁんて言われて喜んではいけません。
「いつも同じ物を着ていますね」と言うことなのです。
しかし、こんなこと言われて、へこんでいてはいけません。
「あら、、、あなたほどでは、ありません。おほっほ〜〜」
と言い返さなければなりません。
「あら〜〜〜下手ねぇ。かなわへんわ、、、」
なぁんて、すごくキツイことを京都弁で言い放つおばちゃんたち。
負けられません。
「えええ??そんな事いつも言っているのですか?人に。全くかなわへんな。」と。明るく切り返すことがコツです。それと、その場ですぐに反応することです。
後でムカムカしては負けです。
その場で「きった、はった」(?)の丁々発止のやりとりを楽しむことが、「何とも言われぬ妙」なのです。楽しんでいるのでしょうね。言葉遊びを。
そいうわけで、京都のおばちゃんも、元気なのです。大阪に負けてはいないのです。
考えてみれば、大阪や京都に限らず、私が今までに住んだ多くの地方でも、「おばちゃん」はすごかった。
また、明るくて元気でソコ抜けのおばちゃんたちだからこそ、子どもはノビノビと育ったのでしょうね。
私はなによりこんなおばちゃんパワーが大好きです。
逞しくて、したたかで、元気なおばちゃんパワー。
私も負けてはいられません。
えっ????
もう十分勝っているって????

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トラ・トラ・トラ

今日は太平洋戦争開始63年目の12月8日です。
1941年、12月8日、ハワイ真珠湾沖攻撃と同時に東南アジア侵攻が始まり、太平洋戦争へと突き進んでいきました。
〜〜〜〜〜〜〜〜
ハワイ時間7日午前6時(東京時間8日午前1時30分)、淵田美津雄中佐指揮の第一次攻撃隊は、空母からオアフ島真珠湾に向け飛び立っていた。第二次攻撃隊も加わり、合計350機765人が奇襲に参加した。午前7時49分、モールス信号「ト」(「全軍突撃せよ」)の連送を発した。早くも午前7時52分「トラ・トラ・トラ」(ワレ奇襲ニ成功セリ)の略語電信が発せられた。第一次攻撃は午前7時55分に急降下爆撃隊の湾内フォード島攻撃で始まり、同8時25分ごろ終了、第二次攻撃は午前8時49分開始され、9時45分終了。
〜〜〜〜〜〜〜〜

この奇襲攻撃から事実上の戦争が始まったのです。
日本がアジア諸国にもたらした被害、
日本でも広島・長崎の原爆や沖縄戦など大きな被害に遭いました。
多くの、本当に多くの方々が犠牲になられました。
そして、再びこの様な戦争がないように、再びこのような惨しい犠牲者が出ないようにと、固く誓って「日本国憲法」が誕生をしました。
「平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した。」と憲法前文には書かれています。
私は広島に住んでいたので、多くの被爆者やその二世の方を知っています。
中にはいまだその傷を負って生きていらっしゃる方もいます。
「安らかに眠って下さい 過ちは繰返しませぬから」と刻まれた慰霊碑を思い出します。

戦後60年を迎え、再び「平和の大切さ」感じます。
未来の子どもたちに何を贈ることができるのか、
今、正念場です。

=「安らかに眠って下さい 過ちは繰返しませぬから」=

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2004.12.07

安全宣言

大野功統防衛庁長官が、5日、イラクサマワの陸上自衛隊叔英地を訪れ、
サマワ滞在時間5時間で「安全宣言」を発表しました。
まぁ、予定通りと言うか、シナリオ通りの展開でした。
だれも、大野さんが「イラクは危ないから、自衛隊は撤去しよう」なんて、発言するとは思いませんでした。
見るべきものを見ず、聞くべき声を聞かない視察なら、机の上でも十分です。
この「安全宣言」を受けて、自衛隊はさらに駐在を延長するわけですが、
現地で働いている自衛隊の皆さんや、ご家族の方の心の中は推し量れません。
なにはともあれ、自衛隊の方達が、元気で帰って来られる日が、一日でも早いことを願っています。
また、イラクの地が本当の意味で安全になることも祈らずにはおられません。

それにしても、
つい2〜3年前には考えられないような状況が、私たちの周りを包んで来ています。
少しづつ、すこしづつ。
気がつかないうちに。
まだ大丈夫かな?
これくらいなら許されるかな?
と、一つひとつを譲歩していったら、いつのまにか大事になっているのかもしれませんね。

〜〜〜〜〜〜〜
心のこり

♪私バカよね おバカさんよね 騙されて、騙されて、ジュンちゃんに
♪平和一筋 命をかけて 耐えてきたのよ 今日まで
♪木枯らしが吹く 港の町を軍艦が出て行くように
♪私も 旅に出るわ 平和を探しに

手元から失った平和を、思い出しながら、平和の青い鳥を探すなんてことはゴメンです。
今、心残りのないようにしっかりとみていかなければ、、、

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シビリアンコントロール

陸自幹部:憲法改正案作成 中谷・改憲案起草委座長が要請と言うニュースが今、問題になっています。
つまり、先に提出された自民党憲法調査会の「改正草案」に陸上自衛隊の幹部が関わっているということです。
この草案は、「国防義務」や「「軍刑法」「軍事裁判所」の設置なども盛り込まれています。
これに関して、首相は憲法改正は国会で決めることだから「シビリアンコントロール」に問題ないとしています。
また、細田官房長長官は、経緯を調査すると発表しました。

うううううう
????????????????????
小泉さんは、「シビリアンコントロール」またそれに対置する「ミリタリーコントロール」という言葉の意味をご存じなのか?(勿論、知っています。あの人は確信犯だから)
憲法が、軍によって意のままに作られたら、どうなるのでしょう?
国会の役目は、今以上に形骸化され、
私たちの日常が、「軍」によって統制される日も近いということなのでしょうか?
これは、伝わってくる言葉以上に危険な兆候ではと私は思います。
本当に、目が離せない。
そこにあった平和を、今、私たちは失おうとしているのでしょうか???
本当に、語り継いでいかなければならない。
そこにある平和の大切さを。

=軍が書き、政府が通す改憲案。座りしままに笑うは○○なり。=
○○には、お好きな言葉を入れてください。
私はアメリカかなぁ?それとも財界かな?あるいは???

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新しい仲間

Jリーグは6日、臨時理事会で、
徳島ウ”ォルティスとザスパ草津の入会を全会一致で承認しました。
来期はJ2はこの2チームを加えて12チーム、J1は18チームとなり計30チームになります。
徳島は四国で初めてのクラブチームになります。
今回、J2入りを目指していた愛媛FCは成績面以外に経営面も改善の余地あり、ということで見送られましたが、
愛媛FCも頑張って、仲間入りをしてもらいたいものです。
草津は、地域密着型のチームです。
鹿島や、浦和をはじめとして、Jリーグのクラブチームは、地域と密着していることが、
根強いファン、サポーター、また新しい人たちを仲間に入れていくものと思います。
必ず、クラブチームには都市、町の名前が入っていることが、
「おらががチーム」という親近感を覚えるのでしょね。
この新しい仲間の加入でさらにJリーグが活気出てくることを願っています。
来年の楽しみ、また増えました(^.^)

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2004.12.06

そして何が残るのか

10個の不安な歌

一つ、二つ、三つ
増えたよ。
四つ、五つ、六つ
増えたよ、
七つ、八つ、九つ増えたよ
十の負担が増えた。

十、九つ、八つ
消えたよ。
七つ、六つ、五つ、
消えたよ。
四つ、三つ、二つ、
消えたよ。
一つもサービスなくなった。


消費税、年金、介護保険、
負担が増え
住民税、健康保険、所得税、
家計の圧迫 増ーえた。
災害、自殺者、戦争に、失業者、
社会も不安だ、、、

郵便ポスト、国立大学、病院、
消え、
図書館、保育所、ハローワークも消ーえる。
給料にボーナス、各控除も減った。
子どもも消〜〜〜えた。

10人の大人が並んでいた。
ひとりがリストラされて9人になった。
9人の大人が遊んでいた。
ひとりが転んで8人になった。
8人の大人が楽しそうにしてた。
ひとりが眠くなって7人になった。

、、、、、、
2人の大人が戦争ごっこした。
ひとりがが撃たれて1人になった。
1人の大人は寂しくなった。
その子がどこかに行って、だれ〜もいなくなった。
〜〜〜〜〜〜〜〜

規制改革、民間開放推進会議が「ハローワークを民間委託する」という方針を年内に出す予定です。
ハローワークとは職業安定所のことで、失業した人たちの、一時的な生活の保障と、次の雇用の相談、斡旋をする国の役所です。
このハローワークまでが民間委託されるということは、
年々増えている失業者の方たちまでが、利益追求の対象になるということなのでしょうか?
つまり、激安の列悪の条件で、企業に労働力を提供する窓口としての「職安」が出来るということなのでは、と私は考えます。
職業不安定所、、、ということでしょうか???
一体この国は、何を、国民に「行政サービス」してくれるのでしょ?
増えるのは負担。
サービスは減少。
「そして、何も残らなかった〜〜〜」
なぁんて事は、推理小説の世界だけで結構です。

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温暖化防止会議

今日から温暖化防止会議が、アルゼンチンの首都ブエノスアイレスで行われます。
環境相、地球温暖化防止会議に出席ということで、小池さんの発言が注目されるところです。
今年11月にロシアが批准をした京都議定書は、来年2月16日から発効することになっています。
今回は議定書の削減目標実施のための方策について議論されます。
先進国の温室効果ガス排出を2012年までに5%削減(1990年比)を採択した、いわゆる京都議定書への本格的な取り組み、方策、対策が検討、論議されます。

12月5日の列島を揺るがした「爆弾低気圧」。
各地で様々な被害をもたらしましたが、
多くの方の頭をよぎった言葉は、「地球温暖化」ではないでしょうか???
まるで、会議の前奏曲のように、通りすぎたとしたなら、
「天の真意」をくみ取れ、ということでしょう。
実の多い会議であることを願っています。

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2004.12.04

J1入れ替え戦

J1入れ替え戦が、今日博多の森球技場で行われました。
対戦相手はJ2で3位の福岡アビスパとJ116位の柏レイソルです。
残念ながらテレビ中継は地元しか放映されませんでした。
しかし、史上初のインターネット配信が行われました。
私たちも、試合開始よりだいぶん前からネットに接続。
まるでパスポートサイズのような大きさの画面に、解析の悪いガビガビの画像が流れてきます。
豆粒のような選手の動きに、これはいけないというので画面を拡大。
今度は、さらに解像力が悪くてドロドロの画面が映ります。
これなら、小さい方がまだましかと、結局パスポートサイズに切り替え。
福岡は今日は激しい雨でしたが、多くのサポーターやファンが押し寄せ2万人以上の入場。
グラウンドコンデションも悪く、ボールが止まったり、滑ったりしての悪条件の中での試合でした。
結果は2−0で柏がこの試合は制しました。
次の柏スタジアムでの結果でJ1で来期戦うチームが決まります。
さて、肝心の試合。
これが、なかなか分かりにくい。
画面が小さい上に、画像が汚い。さらに叩きつけるような雨。
駄目押しは、画像とアナウンサーの話す内容が違うので(多分、テレビ局のアナウンサーの声とネット配信が違うからか?)頼みの綱のアナウンサーや解説者の説明がわからなくて、試合の運びがよく分かりませんでした。
しかし、
しかし、
その白熱した雰囲気や、固い決意などは、充分伝わってきました。
こちらもドキドキ、ワクワク、ハラハラでした。
さて、前半は、福岡がかなり押していて、ネット際での攻防が何回かありました。
「あっ、、、ボールはどこじゃ????」
多分、あの辺り?
と思ってあたりをつけて見ていたら、いえいえボールは、キーパーがしっかり掴んでいました(^^;
なぁんて、感じで何がなにやらわからない、、、というのが実は正直な感想(^^;
福岡は山形君、頑張っていました。宮崎光平君も活躍していました。
柏は、前半はタマちゃんが、1〜2回、抜けそうになったシーンもありましたが、ギリギリのところで福岡が守っていました。
こうして、0−0で前半終了。
雨はますます激しくなります。
ハーフタイムにジーコさんのドリームチームと新潟の試合を見て、
「あっ、、、テレビはこんなに美しいものか」と感激。
我らがコマちゃんも、小村さんも、頑張っていました。
そして、再び舞台は博多へ。
後半間もなく、柏があっと言う間にラッキーゴール。
一点リード。どんな風に入ったかというと、大野が何気なくクロスをあげようとして、DFにあたり、それがポヨ〜〜〜〜ンとなってゴール。
大野君の得点!!!!(本人もビックリ)
こうなると柏は守りに入ってガチガチに体制を組み替え。
福岡は、何回も何回も、チャンスを作りましたが、柏の固い守りの前に、ボールは弾き飛ばされます。
松下祐樹君も途中から出場。
チャンスメークをするも得点には結びつきません。
こうして、試合は終わるか、、、と思いきや、終了間際に、柏がゴ〜〜〜ル。
カウンターからの見事な攻撃でした。
明神→玉田→谷澤の速攻で、アッという間の実に効率のいいゴール。
サポーターと選手が喜びでもまれながら、
試合終了。
この日のために練習と緊張と日々研鑚してきた両チームの皆さん。
お疲れさまでした。
真剣な試合は、やはり美しい。
勝った柏の皆さんも、負けた福岡の皆さんも、本当に有り難うございました。
来週の、「本当の意味での天王山」、頑張ってください。
楽しみにしています。

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俎の上の憲法9条

憲法改正国民投票法案概要、自公が正式了承という記事を見つけました。
内容は、憲法改正国民投票法案についてのものです。
〈1〉国民投票は、国会が総議員の3分の2以上の賛成で憲法改正案を発議。その日から30〜90日の間に実施する。
〈2〉投票資格は国政選挙と同じ20歳以上の国民とする。
与党の実務者がまとめたこの概要を自民党、公明党の幹事長が正式に了承しました。
その後、来年の通常国会に同法案を提出し、早期成立を目指す方針も一致しました。

むむむむ、、、、
これは大変。
いよいよ、のせました。憲法を俎の上に。
現憲法96条によれば、
「国会で三分のニの賛成を得て発議→国民投票過半数」と定められています。
改憲案を付託する国会の委員会作りを狙っていた自民党ですが、今国会では先送りになりました。
そこで、いまある衆参の憲法調査会が国民投票を審議できるようにする国会法改定案です。
また、投票資格も20歳以上としています。
さらに、改憲案を一括して投票するか、条項ごとに投票するかなど先送り、路線はしっかりと決まっていません。
なお現実には、自民党の中でも改憲勢力に反対している議員もいて、この問題、まだまだ論議される課題が山積です。
一方、国民的な運動として「憲法9条の会」などが全国各地で立ち上がり多くの国民の賛同と関心を寄せているので、改憲勢力の思い通りに事はすんなりとは進んでいないのも事実です。

「俎の上にのった憲法」

料理するのは果たして誰か???
一瞬の油断もならない事態が続きそうです。
しっかり見極めていかなければ、将来に大きな禍根を残すことになります。
彼等がどんなに詭弁を弄しても、その意図は明らかです。
「戦争の出来る国つくり」を目指していることは。
平和は、自らかちとり、守らなければならないものと、改めて意を決しています。
それはなにも難しいことではありません。
思想がどうのこうの、あるいはこのところネットで取りざたされているウヨ・サヨということとは関係なく、人間として当然のことではないかと思います。
戦争を憎み、平和を愛することは。
いかがでしょうか?

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ふたご座流星群

ふたご座流星群が、12月13日から14日にかけて観測できます。
ふたご座流星群は毎年12月中旬に活動する流星群で、1月のしぶんぎ座流星群、8月のペルセウス座流星群と並んで三大流星群の1つに数えられています。
毎年、この時期には必ず1時間あたり20個から30個の流星が見られるという堅実な活動を見せる流星群で知られています。
冬、流れる流星は、透明な空気を突ききるように、此方から現れ、彼方に消えていきます。
かじかむ手をこすり、ついでに眠い目もこすりながら、
「あっ、見えた!!!,消えた!!!!、あっちにも、、、わぁぁあああああ」
と、叫びながら星空の饗宴を是非、楽しんでください。
11月のしし座流群は、あいにくの雨で観測できませんでしたが、今回は天候に恵まれることを願っています。

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2004.12.03

来期獲得の選手たち

中国新聞によると、サンフレッチェ広島は、来期獲得する選手として、ジョルジーニョとジニーニョを正式に明らかにしました。
ジョルジーニョは名古屋グランパスから期限付き移籍。ウェズレイの実弟(顔はソックリ)で現在18歳。
一方、ジニーニョは、ブラジル・サンカエターノのDF。本名はイロンジーノ・フェレイラ・ネット(登録名がジニーニョです)
来期、どんな活躍をしてくれるか楽しみです。
し・か・し
だれでも思われることかもしれませんが、この二人、何が似ているって名前が似ている。
これって大変。
何が大変って?
そりゃ、テレビのアナウンサー諸氏が困るのではと今から心配(実は楽しみに)しています。
一番面白くなりそうなのは、やはり川崎フロンターレとの試合でしょうか?
ご存じ、ジュニーニョ。
うわ〜〜〜〜大変だぁあああああああ。
ちょっとシュミレーション。
〜〜〜〜〜〜〜〜
「こんにちは。今日はサンフレッチェ広島は広島ビッグアーチに川崎フロンターレを迎えて第○節の試合を行います。解説はおなじみのM木さんです。」
「皆さん、こんにちは。」
「いや〜〜〜M木さん、この試合、どうなるか注目ですね〜〜〜」
「そうですね。どちらか多く点を入れた方が勝ちますね〜〜〜目が離せません。」
「あっ、川崎のジュニーニョ、ゴール目指して走りましたーーーー」
「ここで一点を入るた方が楽になりますね。」
「広島のジニーニョ、ゴール前に立ちはだかっています。森崎カズ(?)あっ、違います。浩司もいます。いや、それにしても似ていますね、M木さん」
「そうですね、、、双子の兄と弟です。」
「あっ、そこへジョルジーニョも駆け込んで来ました。
ボールは、いったんジョルジーニョへ。あっ間違えました。ジュニーニョでした。
あっ、、、、イエローが出ました。審判はジニーニョに、、、
イヤ、ジュニーニョでしょうか????
う〜〜〜ん、ジー、、、これは、ジー、、、これは紙を見ないと、わかりませ〜〜〜ん。」
「確かにジーコは神様です。」
「M木さん。何を寝ぼけているのですか====
あっ、失礼しました。オンエアーだった」
〜〜〜〜〜〜〜〜
なぁんて。
ことになったら、なかなか楽しい(^.^)
しかし、そんなことより何より二人には早く広島になじんで、頑張ってもらいたいものです。

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黒革手帳シンドローム

今日、歯医者に行って待合室で週刊誌をパラパラ。
その中で面白かった記事が、
「女同士のバトル」。
私は見ていないのですが、黒革の手帳というテレビドラマがあるそうで、その主人公の女性の強烈な生きざまを描きながら、現実の女同士のバトルを取り上げていました。
たとえば、幼稚園ママさんグループの対決。
職場での新人社員とお局様。
本妻と不倫相手。
当然、嫁と姑。
暇つぶしに読んでいて笑ってしまいました。

〜〜〜〜〜〜
セレブママとヤンママ対決。

このグループのいずれに入るにしても掟があります。
1,順番で「おいしいケーキ」ご馳走会がある。
2,お買い物はグループで一緒に行かなければならない。
3,親子で同じお稽古事に行かなければならない。
そして、この二つのグループはお互いに相手のグループとは話してはならず、子ども同士もつき合わせてはならない。
公園の遊び場は、早く行って場所とりをして、相手グループには遊ばせない。
連絡網も回さない。
などなど。
〜〜〜〜〜〜〜〜
ほんまかいなぁ、、、と思いながら読んでいたのですが、
本当なのでしょうか???
(つり???)

あと女子社員とお局様なんて、こんな会社あるんかいなぁ〜というくらい壮絶。
本妻と不倫。どうぞ勝手にやってて下さい。
嫁と姑。、、、なにを今更。

そこで、私はこのようなバトルを「黒革手帳シンドローム」と勝手に名をつけました。
しかし、女同士かどうかは分かりませんが、陰湿ないじめというのは現実に色々あります。
男性の場合はどうなのかなぁ?
この問題、ちょっとジェンダーと絡ませて考えてみる必要アリかな?と思いながら週刊誌を読んでいました。
時間が出来て、まとまったら書いてみます。あてにしないで待っていてください。
いずれにしても、
自分の人生を他人の手中にギュギュ詰めていくことはしたくありません。
自分にも他人にも同様にやさしく接していたいものですが、、、
ちょっとばかり「反面教師」として、考えさせられた話題ではありました。

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2004.12.02

ウエミの思い出

サンフレッチェ広島は、今年レンタルに出していた選手と来期の契約を結ばないと発表しました。
上村(C大阪)、桑原(新潟)、高橋(大宮)、松下(福岡)、眞中、河野(横浜FC)、佐田(草津)です。
名前を見ると一人ひとりの選手の顔と私なりの思い出があります。

上村健一選手。
Jリーグ発足直後の93年に松永高からプロ入りし、99年から03年まで選手会長を務めるなど「チームの顔」とも言うべき存在でした。何回も骨折しながらも不屈の精神で返り咲いていた上村選手。
何年前だったか、彼が骨折で試合に出られないとき、スタジアムをブラブラ(?)歩いていました。
あの顔は一度見たら忘れらない顔なので、本人は隠れて歩いているつもりかもしれないのですが、目立つのです。
私は例によって((^^;)大きな声で、
「あっ、ウエミ〜〜〜〜」と、手を振りながら叫びました。
ウエミは、ちょっと照れて頭をペコン。
もし、ウエミだと分からなかったら、ちょっとコワxxxxッァと思うような顔(上村選手、ゴメンナサイ)なのに、目がやさしくて、照れ屋のウエミでした。
その後、復帰して目を瞠る活躍。
ファンクラブが出来、ラウンジも出来た頃には、ウエミそっくりのお父さんと(ウエミが似ていると言う方が正しい)、かわいいふっくらとしたお母さんが毎試合みえていました。
神戸に行くバスでもご一緒して、顔見知りになりました。
「上村さん」
「あっ、どうも、どうも」
なぁんて感じで。
見れば見るほど似ている===
目のやさしいところや、あのモミアゲが。
ウエミがセレッソに行った今年。あのご両親にお会いできないことがとても残念でした。
そんな思い出をこっそりと持っている私には、上村選手がサンフレッチェと正式に契約が切れたことは淋しいことです。
どこかで、またウエミやご両親にお会いできたら、手を振って、大きな声で、
「うえみ〜〜〜〜」
「上村さ〜〜〜ん」って叫ぼう、、、
どうか、ウエミにとって一番力の発揮できるチームが見つかりますように!!!

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ご苦労な性格

私は夫から「ご苦労な性格」とよく言われます。
自分から苦労をしょい込んでいるというならカッコイいのですが、どうもそうではなくて、
ひたすらグダグダ言っているのです。
なにを?
主には健康です。
今は歯医者に言っています。
行く前から行った後までギャコギャコ騒いでいます。わたし。
こんな私。
自分でどうかならないかと、思って悩みます。
そんな時は、
どうしたらいいかと行き詰まると、片っ端からいろんな本を読みます。
そんな本の中の一つがひろさちやさんの本です。
読まれた方も多いと思いますが、なかなか元気が出てきて前向きにもなれるし、ゆっくり行きましょか、という感じにもなれる。
その時の自分の気持ちにあわせて本の解釈をしています。
そこで、ちょっと面白い一節を紹介します。
〜〜〜〜〜〜〜〜
一休さんはある日、大人に「お父さんとお母さんとどっちが好き?」と聞かれ、手に持っていた煎餅を二つに割って「おじさんはどっちの煎餅が好き?」と聞き返したという逸話がある。
人はとかく間違った質問を真剣に考えて、どちらかに答えを出そうとするが、それはつまらないことである。
例えば、同じ自分の子どもなのに、できのいい子の方が可愛いとか、自分の思いどうりになる人が好きとか、、、、
言ってみれば本質が同じなのだから、分ける、区別することは無意味である、、、」

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

私の要約なので、興味のある方はぜひひろさちやさんの本を読んで下さい。
さて、私流の解釈は
「とかく私は、わざわざ、悩みを作らないと安心しない性癖がある」という事です。
前にも書きましたが、以前、私はカイロプラクチックに行っていました。
聞かれもしないのに、自分で「先生、ここ、悪くないでしょうか?」と病気を作っているのです。その度に「ごくろうさん」と冷やかされました。
「悪い」と言われるまで、どこか悪いところを探し続けるのです。
「あっ、どこか痛いところないかなぁ???」と。
そして、巷間の健康番組を見て、一生懸命、健康ばかり(つまり病気探し)気にしているのです。
本末転倒なんですよねぇ(^^;
自分で悩みを作り、病気を作っているのです、、、(^^;
あ〜〜〜ごくろうさん。
スカッと生きたいなぁ〜〜〜スカッと。
今日の青空みたいに、、、

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祥月命日

今日、12月2日は父の祥月命日です。
早いもので一年が経ちます。
以前から、老衰で老人病院に入っていましたが、小康状態で、安心していました。意識を失ってから二時間足らずでスッーと眠るように息をひきとりました。私は遠方で、父を看取れませんでしたが、母や、兄たち夫婦、姉たち夫婦に看取られ、静かに逝きました。みんなが言うには見る見る安らかな顔になっていったそうです。生前から「お迎えが来たら有り難うといって向こうに行くから、自分が死んだら、みんなでにぎやかに葬式してくれ」と言っていました。本当に幸せに荘厳という感さえする顔で旅立ちました。まさに大往生でした。
だが、残された者は寂しい。思い出ばかりが押し寄せてくる。何もできなかった自分自身への後悔だけが先に立つ。そして、再び寂しさがヒタヒタと胸に波打ってきます。
生きているときは、当たり前のように思っていたその存在が、亡くなって初めて如何に大切なものであったかと思います。
実家の近くにいる姉は、父の入院の時、世話をよくしてくれました。
兄たち夫婦も何回も仕事を休んで、父の病院探しに駆け回りました。
私は何も出来なかった、、、
しかし、みんなは言ってくれました。
私が遠い地で幸せなことが父の一番の安心なのだと、、、
その言葉は、私にはとても有り難くやさしく聞こえました。
もう、ここにはいない父。
だが、思いではしっかりと心に刻まれています。
そして、私だけでなく、すべての人にもかけがえのない存在があることを、思います。
また、すべての人は他の誰かのかけがえのない存在であることも事実です。
それならば、だからこそ、仲良く、大切に精一杯生きていかなければ。
この一瞬後に何があるかわからないのだから、、、と改めて思いました。
そんなことをつらつらと思い、小春日和の空を仰ぎながら書いています。

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2004.12.01

夢判断

今朝、怖い夢を見て起きました。
私は結構、異次元ワールドの夢を見るのですが、
今朝の夢はこんなでした。

〜〜〜〜〜
場所   中東らしき国 とある小屋の中
登場人物  私と数人の日本人  数人の現地の人 たち   
ストーリー 
 私たち日本人が小屋の中から逃げようとする→ 現地人が 小屋の外から銃を撃ってくる→ 頭のうえをビュンビュン弾が飛び、生きた心地もしない→ そこへ、救いの女神のような女性が現れて、私たちはその場は助かる              
〜〜〜〜〜
ここで、目が覚めたのですが、その生々しい光景はしばらく忘れることが出来ませんでした。
こわかった、、、
頭の上をビュンビュン弾が飛んで来るのですよ。
そしてなぜか枕で頭を防御していました。
イヤ、、こわかった。
朝になって自分で「夢判断」
多分、今イラクで起きている戦争がテレビの画像として送られて来ています。
それを見る度に胸を痛めていたのですが、多分深層心理の中に叩き込まれていたのでしょ。あの映像が。
そして、それが夢になって出てきたのでは???
と、判断しています。
では救いの女神はなんだったのかなぁ?
あの顔、日本人だったな?だれだろう???救いの女神は???
しかし、こわかった。
本当に、生きた心地がしませんでした。
「たったすけて〜〜〜〜」
声も出ません。
私は、夢だったから覚めたけれど、、、
遠いイラクの人々は、この悪夢からいまだ覚めないのですね。
これは現実のことなのですね、、、
ますます胸が痛みます。
あんな恐怖にいつも晒されている人々。
あ〜〜〜
どうか、どうか。
ブッシュさん。
ほんのちょっとだけ想像力を働かせて、
ご自分の身になって考えてください。
その恐怖を。

と、思った次第です。
ところで夢判断、「死ぬ」夢って縁起がいいことご存じでしたか???
私はさっきネットで調べて知りました。
新しい自分が生まれること、運勢が好転することだそうです。
そうか、夢って面白いものだぁ〜〜〜  
イラクの人たちも、新しい年は素敵なものであることを祈っています。
今日は12月1日。
いよいよ今年も一ヶ月。    

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自虐史観

中山文科相は30日、自らの「歴史教科書発言」について陳謝しました。
事の発端は27日、「歴史教科書から従軍慰安婦や強制労働の記述が減ってきたことは、本当に良かった」と発言したことです。
この発言をめぐって物議が醸され、大臣も「反省とおわび」に至ったわけです。
さて、この問題、非常に難しくてそれぞれの立場の人が、それぞれの思いで歴史と現実を背負っていらっしゃるものと思います。
このデリケートな問題に立ち入る前に、
このところよく耳にする「自虐史観」。
私はこの言葉を聞く度に不思議な気持ちになります。
「自虐史観?、、、それってなーに?」
言葉通りの意味ならば「自分のことを虐げる、貶めるような歴史の解釈」とでもなるのでしょうか?
しかし、この言葉、私の感覚にはなじみません。
「では、他虐史観ならいいの?」って思っちゃうんですよねぇ。どうもへそ曲がりなもんで。
日本は先の戦争で明らかに他国に対して侵略行為を行ったと思います。
そこで繰り広げられた様を想像することは容易です。
その「事実」を事実として認め、反省をして、二度と行わないように決意することが自虐なのだろうか?
他国を虐げたことは認めていいのだろうか???
と、考えてしまうのです。
勿論、必要以上に自分たちの先輩たちの行為を貶めることは無用ですが、
「戦争というもの現実」をありのままに捉えることは必要ではと思うのです。
つまり戦争には、いずれの立場にも正義はないということを。
先の戦争で日本は攻めもしたし、攻められもした。
被害者でもあり加害者でもありました。
他の国も同様です。
また、歴史における戦争、紛争はすべて、攻められ、攻めの連続です。
いずれかの国が一方的に正しく、他の国が一方的に間違っているということはありえない。
戦争の真実とは、何回も言うように、
「ころし、ころされる」ことです。
人々を蹂躙し、抑圧していく戦争に自虐も他虐もありません。

日本は先の戦争を行ったということは事実です。
その事実を、それとして冷厳に受け止め、
再びこの様なことが起きないように、
本当に、こんな過ちを再び繰り返さないことを願うことにこそ
価値があり、意義が求められると思います。

どうぞ、中山大臣。
今回の陳謝が口先だけ、その場しのぎだけでなく、
本当に豊かな未来を子どもたちに保障する教育のために頑張ってください。
子どもたちの「愛する国」が緑豊かな実り多い瑞穂の国でありますように、と祈らずにはおられません。

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