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2004.12.15

オニババ化する女たちを読んで

話題のオニババ化する女たちを読みました。
先にオニババというタイトルでここに書いた時は、まだ本を読んでいなかったので、毎日新聞の特集をニュースソースにしました。
あの時点では、特集への感想でしたが、今回は本物を読んだので私自身の思いを書くことが出来ます。(立ち読みでなく本を買い求めましたので、その金額分?だけしっかり批判させてくださいね。三砂さん)
感想。
ズバリ!!
「おもしろいじゃん。第3章までは。
それより後は、この人本当に学者?」
です。

まだ読んでいない方、ならびに自分自身の頭の整理をかねて、まず本の構成から追っていきます。
はじめに・・・オニババとはなにか
第1章・・・・身体の知恵はどこへいってしまったか
第2章・・・・月経をやりすごしていいのか
第3章・・・・出産によってとりもどす身体性
第4章・・・・女性はなぜオニババになるのか
第5章・・・・世代をつなぐ楽しみを生きる
おわりに

という構成で、書かれています。
第1章から3章までは、「自分の身体と向き合う」ことの大切さを、
性と出産にからめてるる述べています。
チョット乱暴かな?と思うような強引さもありましたが、肯けるところも沢山ありました。
話はずれますが、もう20年くらい前になろうかと思われますが、
モアリポートなどが出て、当時はかなり話題になったことを思い出しました。
前半の3章は、医学的、生物学的に見た「性」について書いてあり、
人間が知性化していくことで退化したであろう自然の感覚について、
著者の思いを述べています。自分自身を慈む、自分の身体を知るということの大切さを書いているところは、共感できます。自分を大切にしない人は他人をも大切にできないと私は思います。
第4章「オニババ」、第5章「子育て」論が問題になった部分です。
確かに、浅薄で強引で、頑固な主張がそこには鏤められていて、いささか閉口しました。
三砂さんに負けず(?)に私も彼女の本を独断と偏見で要約するならば、
〜〜〜〜〜〜〜〜
なんの取り柄もない女たちよ。グダグダ、つべこべいわずに誰とでもいいから結婚しろよ
結婚に理想なんか持つなよ。誰とだっていいんだよ。
夫婦になって、契りがあって、やがて子どもが産まれれば、それでアナタの人生はハッピー。
なんの取り柄もない女たちよ。
それしかできないのだから、、、
と、いうことを「オニババ」というショッキングな言葉で表しました。
(こんな要約でよかったでしょうか?三砂さん??)
〜〜〜〜〜〜〜
さてここで、
1、負け犬論争の酒井さんと同じところ、違うところ。(酒井順子、負け犬の遠吠えがしめすこと参照)
2,三砂さんの論理、
3,その背景
について、私の意見を書きます。

1,酒井さんも三砂さんも、社会学という分野について素人にもかかわらず、世間の注目を浴びたためその論理の未熟さが露呈したという共通点を持っています。他者に対してやさしくない、想像力がない、自分の経験のみで全てを判断、解釈していることも同じです。
違いは、酒井さんは、たまたま偶然「負け犬、、、」で一大センセーショナルを作りましたが、三砂さんは確信犯です。この人は社会に与える影響が分かっていて書いています。
2,三砂さんの論理、主張。
三砂さん自身が100年前に生まれてくればよかったね、、、
時代の流れを認識していない。
お目出たい人です。性だけで結ばれていることが夫婦だなんて、ちょっと淋しいなぁ。
本当の意味での相手への信頼とか、尊敬ってそれだけではないのでは、と私は思います。
3,この本が今、こうして出版されたことの意味は、深刻です。
「産めよ、殖やせよ」のあの時代へ戻ることが、「学問」という体裁を整えて出てきたように私は思います。
三砂さんの真意はどこにあるか分かりませんが、
この本が持つ社会的な役割は、本の中味の無さに反して大きそうです。
しっかりと、見ていかなければなりません。
まだ読んでいない方も、是非読まれることをお奨めします。
また、感想お聞かせください。

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コメント

先生、こんばんは♪
むむむー 期待に反して(?)面白かったのですかー。。。<但し3章まで(汗
んんー ちょっと読んでみたいような、しかし、そこで読んだら
#女の沽券にかかわるっ!
という感じもするし。。。 ←意味不明

1年に1度くらい、主人に
#鬼!蛇!
と呼ばれる私故、もし本を購入しても書店のカバーは、読後も絶対外さずに本棚に並べるでしょう。あはは(^^ゞ
それにしても、
>モアリポート
懐かしいです。

投稿: fumi_o | 2004.12.15 20:57

瀬戸さん、トラックバック有難うございました。なかなか冷静で客観的な書評ですね。参考にさせていただきます。僕もまだ読んでいないのですが、読んだらまた来ます。

投稿: Keicho | 2004.12.16 11:45

fumi_o さん。
Keicho さん。
コメントありがとうございました。


fumi_o さん。
確かにこの本、「ナァ〜〜〜ニ?」ってところだらけですが、ただ著者の専門の疫学に関してはみるべきところはありました。
おいやでなければ、読んでみてください。
なおなお、、、楽しいご家族のエピソード、微笑ましく温かでした。その場面が彷彿と浮かび上がってきましたよ。おじょうちゃん、坊ちゃん、大切に育ててください、、、では、またご意見お聞かせ下さい。
では。

Keicho さん。
こちらこそ先日はトラックバックいただいて有り難うございました。
WASHINGTONの事情、楽しく読ませていただきました。もう町はクリスマス一色でしょうか???
ザワザワと賑う心弾む時期。
どうか、楽しい海外生活を送られてくださいね。
お体、無理なさらないように。
とくに、食べ物。
(イタリア人と友達になることをお奨めします。
すぐに食事に誘ってくれるし、料理もおいしい。)
また楽しいWASHINGTON 通信、拝見に伺います。
では。
お体大切に。

投稿: せとともこ | 2004.12.16 15:50

何を馬鹿な事を言っているのですか。
上に纏めてある三砂ちづる先生の言っている事は本当に正しいことなのですよ

投稿: あ | 2009.04.10 19:54

あさん。
こんばんは。コメントありがとうございます。

三砂さんのその後の研究、進んでいるんですね。
楽しみです。
また、いろいろお教えくださいね。

投稿: せとともこ | 2009.04.10 21:43

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