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2005.02.21

憲法の理念

日本国憲法の理念について、考えてみました。
〜〜日本国憲法の各条項の背後には、いくつもの国のあり方についての理念が存在している。その中で、日本国憲法の各条項にもっとも強く影響を及ぼしているのが、民主主義と自由主義という政治的理念であり、このほかに平和主義がある。日本国憲法は各国の近代憲法に共通の理念を背景にしている。〜〜
と、フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』には書いてあります。
現憲法に貫かれている理念が民主主義と自由主義、そして平和主義というなら、何故変える必要があるのだろう???
現憲法を変えるということは理念を変えるということです。
では、どんな理念を私たちは持つべきだというのだろうか???
憲法が古い、制度疲労しているという言葉をよく耳にします。
しかし、憲法はそもそも理念であり理想であるのだから、現実が変わってきたら、その都度、「我々はどの様にすべきか?」と憲法の精神に立ち戻るために存在しているものでは、と私は思うのです。
時々の問題、情勢に関しては法律がきめ細かにあるし、不足ならば補えばいいとも思います。
高らかに国民主権と基本的人権の尊重と戦争放棄を謳った日本国憲法を今、変えなければならない必然性が私には、どうにも見えてきません。
「9条」を邪魔者扱いしている人たちの影が見え隠れしてくるだけです。
私は今は、憲法を守っていく人々に拍手を贈る側に立っているような気がします。
なぜなら、現憲法の理念に賛成だからです。
いろんな意見があるかもしれませんが、私はやはり戦争放棄は人類の英知であると今も信じているのです。
多くの国の規範になるような、そんな日本でありたいと願っているのです。
なお、最後に「理念とは何か?」を辞書で調べましたので、書いておきます。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
goo辞書
(1)物事のあるべき状態についての基本的な考え。
「教育の—」
(2)〔哲〕〔(ドイツ) Idee〕理性の働きとして得られる最高概念。
新明解国語辞典
何を最高のものとするかについての根本的な考え

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コメント

  国際法の常識や、国連憲章の精神と、日本の憲法の国際平和主義が、一体で合致しているというのは誤解です。
  平和憲法の一国平和主義では、弱小国の独立は守れないし、大国の横暴も抑えられない。小国は小国なりの平和に対する努力をもとめられているのに、それを放棄している平和憲法は、むしろ国際法の常識から逸脱しています。

投稿: 罵愚 | 2005.02.21 16:41

 国際法と各国の憲法の優位性と言うことですね。それは当然の事ながら国際法ということでしょう。卑近な例で申し訳ないが、宇宙の彼方からこの地球を攻撃してきたらどうなるでしょう。国と国との争いなんてやってられなくなるでしょう。仮定の事には答えられないと言われるかも知れませんが、「理念」だけではどうにもならないものがあるように思います。

投稿: hitoriyogari | 2005.02.21 17:19

  いいえ、そういう話をしているのではありません。国際社会の仕組みが、なにもしないで、いい子にしていたら、侵略される心配はないっていう仕組みには、なっていないのです。
  侵略はあるかもしれないから、自分のことは自分で守りなさい。国際社会もいっしょになって守ってあげますからっていう仕組みなんです。同時に、だれか困っている国があったら、応分の協力をしましょうっていう国際協力ももとめられる仕組みです。

投稿: 罵愚 | 2005.02.22 03:22

「国際法の常識や、国連憲章の精神と、日本の憲法の国際平和主義が、一体で合致しているというのは誤解」なのは確かでしょうが、しかし理念が矛盾しているわけでもないでしょう。むしろ一体で合致させる必要性などもありません。たとえばアメリカの憲法や法律、政治もそれらには合致してませんし。

 具体的な話。
 湾岸戦争の時、日本はなぜ軍隊を出さないのだ、日本人はカネは出すけれども血は流さないのか、という非難が高まりました。アメリカ人の多くは日本の平和憲法のことを知らなかったのです。
 その後、アメリカのコラムニストのボブ・グリーン氏のもとに一通の手紙が届きました。高知に住む高校生からでした。日本は平和憲法があり、憲法第9条があるので軍隊を出せないのだ、と書かれていました。そしてグリーン氏はそのことをコラムに書きました。
 ボブ・グリーン氏のコラムというのは、アメリカでは誰でも知ってるような超有名なコラムなんです。本当にたくさんの人が読んでいるコラムなんですね。掲載されると、アメリカの世論は一変しました。平和憲法への賞讃が起こったんですよね。けど日本の大新聞はそんなことを全然書きませんでしたが・・・。
 よく「○○の常識、世間の非常識」と言いますよね。「学校の常識」とか「会社の常識」とか・・・そんなふうに、国際法の常識のほうが世間の非常識で、日本国憲法の理念のほうがむしろ人間にとっては常識的なのではないでしょうか。
 日本国憲法の平和への理念というのは、日本だけでなく、外国でも通用するものだと思いますし、海外に広めていかなくてはいけないものだと思いますね。

 そして、平和の理念を変えるというのはつまり、平和な世の中などいらない、と言い出すことだと思いますけどね。
 どんなことでも、現実と理念のギャップに苦しむことはよくあることです。しかし、そのギャップの苦しみから手っ取り早く逃れるために、理念を変えちゃうというのは、おかしな話だと思いませんか?


 角度を変えて見てみましょう。
 忘れてはいけないのは、政治家のバックには産業・経済界がついていて、そして産業・経済界が一番儲かるのは軍需だということです。朝鮮戦争特需のように。
 そういう関係があるのを忘れて、政治家や産業・経済界にコビを売ってる新聞の言いなりになってしまって、金に魂を売ってしまうのは、愚の骨頂でしょう。

投稿: さいと~ | 2005.02.22 11:29

  ボブ・グリーン氏とやらのコラムでアメリカの世論が180度ひっくり返ったなんてはなしは、はじめて聞きましたが、その結果アメリカの憲法に9条がコピーされたこともないし、イラクからの撤兵が議論された事実もありませんよねえ。ヴェトナムであれほど無惨な惨敗を喫しながらも、モンロー主義におちいることがなかったアメリカ国民の健全な防衛意識を、あなたは見損なっているのではありませんか。
  現実に対応して理念を曲げているのは、むしろ、あなたのような一国平和主義です。世のなかには、現実に北朝鮮による拉致事件もあれば共産中国の原子力潜水艦による領海侵犯も起きています。その事実から目をそむけて、おとなしくしていれば平和が続くという、平和念仏の時代は、確実におわっています。さきほどのコラムを読んだアメリカ国民にしても、その目のまえには同時多発テロで殺された5,000人のアメリカ人の被害があるわけです。その惨害の現実から目をそらして、平和念仏を唱和する気にはならなかったのでしょう。
  最新の産業技術の応用から、大量破壊兵器や新型兵器が生まれてくる結果、経済界と軍部の癒着は、どこまでは事実かはわかりませんが、その可能性までは否定しません。しかし、その可能性は、民主主義社会では、一党独裁の専制政治と比較すれば、圧倒的に低いのではなかろうか。旧ソ連や北朝鮮の軍事予算が、国家経済を傾けた歴史的事実に着目してみれば、議論の余地はあるまい。かれらのような独裁政権の統治下では、この議論さえできなかった。あなたのように自由に疑念が出される政治体制のもとでは、おきにくい、あるいは防止できる危険性だと思う。
  いずれにしても、その危険性があるから国家の防衛政策を放棄するという結論にはならない。むしろ、その危険性を回避するのが、民主主義でしょう。全体主義の現実からは目をそむけて、アメリカの醜聞を拡大鏡でのぞいてみせるあなたの主張は、民主主義に対する侮蔑に聞こえます。本音のところでは、あなたは自由な民主主義を信じてはいない、むしろ、社会主義的全体主義がなつかしいのではありませんか(笑)。民主主義国家では国民の政治参加が抑制剤としてはたらくのであって、その民主主義体制を守ろうとすれば、現行平和憲法の一国平和主義の理念は、間違っている。これが結論です。

投稿: 罵愚 | 2005.02.22 14:05

 ひとさまのところでバトルはしたくないんですけどね、ちょっとだけ。

 理念と現実のギャップを言ってるだけで、どーして民主主義に対する侮蔑だとか言われないといけないのでしょうね。不思議ですね~。ま、先入観っていうか、思いこみなんでしょうけど。ご自分は民主主義の味方だから、異を唱える者は民主主義の敵だー!なんてね。
 ま、いいや。

 中国にしろ北朝鮮にしろ、そういう国の軍事的脅威を語る方の共通点って、外交や経済を軽視なさっている点がありますね。
 戦争して得になるから戦争は起こるんです。損になるなら戦争なんて起きません。ですから、戦争したって損になる状況にもってくるのが外交政策であり、経済政策です。でも脅威を語る方にはえてしてそういう視点が欠落しちゃってるんですね。力には力としか思い浮かばない。一対一のガチンコ勝負しか頭の中になかったりする。
 軍事的脅威論だって怪しいものです。中国には台湾、北朝鮮には韓国という「目の前の敵」があります。日本を攻撃するなら、こっちのほうにも当然攻撃しないといけません。
 また、海を越えて軍隊が侵攻する時、攻撃側は守備側の10倍近い戦力が必要になるそうですが、日本の10倍の戦力を持つ軍隊というのは、地球上にはアメリカしかありません。つまり軍事力からみても、北朝鮮や中国が、日本に侵攻することは不可能です。
 もし本当に現実問題として脅威ならば、自衛隊はイラクになんて行かずに沿岸警備をしてます。

 また、そういう人ってえてして「国益」という言葉が大好きだったりしますが、そうやって戦争への道を切り開いていって、国民に莫大な軍事費への出費を強いることが、はたして「国益」なんでしょうかね。あやしいもんです。

 戦争は、個人に犠牲を強制し、個人の自由を抑制します。戦争とは民主主義や自由とは絶対に相容れないものです。

投稿: さいと~ | 2005.02.22 17:23

さいと~さま、
  これは失礼しました。あなたには、説明をはしょりすぎたのかもしれません。話題を区分して説明いたします。
  どこまでが真実かはともかく、政・軍・産の癒着構造の心配はあります。それが実現する危険性が、最もすくない政治体制は、民主主義体制だと、わたしはいっています。裏がえせば、社会主義や宗教的原理主義のほうが、その危険性は高いということです。
 あなたの話のなかでは、米国や日本のコングロマリッドへの懸念ばかりが強調されていて、予防薬としての民主主義、病原菌としての全体主義への視点が欠けています。根底には、病原菌への共感があるからでしょう。自覚症状の有無はともかく、その兆候は明瞭です。それは自由主義や民主主義への侮蔑と見られても、当然だと思います。

投稿: 罵愚 | 2005.02.23 06:27

さいと~さまへ、
  イラクに侵攻した米軍や自衛隊の装甲車は、産軍共同体が製作した危険物だが、拉致事件を起こした北鮮の工作船や領海侵犯事件を起こした中国の原子力潜水艦は、人民公社が製作した兵器だから平和の使徒だというのが、あなたの主張です。自由主義経済のもとでは、兵器は資本家がつくるから危険だが、全体主義国家では独裁政権が作るから、安心だというわけだ。まぁ、これ以上説明のしようがないほど、おかしな主張ではあります。
  現実の問題として、その北朝鮮の工作船が拉致事件を起こしていますし、共産中国の原子力潜水艦が領海侵犯事件を起こしています。かれらの公正と信義を信頼していれば、日本の安全は守られるという憲法の理念は、わたしたちの目の前にある現実とは乖離しております。平和憲法の理念の間違いを言いつくろうために、あなたはコングロマリッドを持ち出しているにすぎない。わかりますか?「理念と現実のギャップ」を話題にしながら、あたらしいギャップをさらけ出しているわけだ。
  外国の武力制圧には10倍の兵力が必要だから、北朝鮮や中国が、日本に侵攻することは不可能だなんて議論は、拉致事件や領海侵犯は、侵略には該当しないという認識があるから出てくる。どこの国の外交を代弁しているのですか。なにも、占領支配だけが侵略ではないし、外国との戦争だけが紛争でもない。
  共産中国の人民軍は、外国人を殺傷した経験はすくないが、自国民や少数民族を虐殺した経験だけは史上最多を誇ります。自国領内の人道犯罪だって、他国の安全保障政策の対象になる時代だってことは……わかっては、……もらえないだろうな、あなたには。

投稿: 罵愚 | 2005.02.23 09:31

さいと~さまへ、
  「戦争は、個人に犠牲を強制し、個人の自由を抑制します。戦争とは民主主義や自由とは絶対に相容れないものです」なんていう妄念こそが、戦後左翼に吹き込まれたあなたの知識の底の浅さをさらけ出しています。
  民主主義こそが、戦争や暴力革命や人道犯罪の母親ですよ。フランス革命とその影響がもたらした大虐殺と戦争の歴史は、日教組教育ではひたかくしにされて、教えられなかったが、客観的に歴史をながめる能力のある人なら、常識ですよ。

投稿: 罵愚 | 2005.02.23 09:42

罵愚さん。
hitoriyogariさん。
さいと〜さん。
おはようございます。
コメント有り難うございます。

罵愚さん。
ブログ拝見いたしました。
また、ここでも数々の蘊蓄深いコメント有り難うございます。
この問題、まだまだ考える余地があり、意見があるものだと改めて思いました。
私も、今後もさらに考え、また多くの方のご意見を聞きたいと思ったものです。
また、いろいろお聞かせくださいね。

hitoriyogariさん。
ユニークなご意見有り難うございます。
笑っちゃいました。そうですね。宇宙人が来たら、ウルトラマン登場でしょうか???
ただ理念そのものは考え続けていかなければと思います。またいろいろご意見教えてくださいね。
楽しみです。

さいと〜さん。
新しい情報、いつも有り難うございます。
知らないことが沢山あると改めて思ったものです。
そういう意味でも、これからもしっかりと勉強する必要を感じている私です。
また、いろいろ情報、ならびにご意見お聞かせ下さい。


さてさて、
それはさておき、 罵愚 さ〜〜〜ん。
さいと〜さん。
ちょっとばかりお二人は熱くなっているようですよ〜〜〜
お二人とも、真剣になおかつ誠意あるご意見を書いてくださるのはとても嬉しいのですが、
二人の書簡という形になってきたので、申し訳ありませんが、それぞれご自分のブログで、意見交換をして下さい。
私も拝見させていただきます。
と、いうわけで、
この問題、お二人のやりとりはここまで、とさせていただきます。
それ以外なら、またご意見ドンドン書いてくださいね。
お待ちしています。
では。
せとともこ

投稿: せとともこ | 2005.02.23 10:00

>イラクに~(中略)~あなたの主張です。
 そんなことどこに書いとんねん(爆笑)。アホらし~。僕がいつどこでそんなことを書きました?腹がたつを越えて笑ってしまいましたね。夢でもご覧になったのでしょうか?
 他人の意見を平気で捏造するような人を相手にしたワタシが愚かでした。
 せとさん、どーもスイマセン。

投稿: さいと~ | 2005.02.23 16:47

たくさんコメントを書いて申し訳ないです。
これを最後にします。

ここに書かれているコメントを読ませていただきました。
率直な感想は、平和を祈念するのって
むずかしいなあということです。

TBもいろいろさせていただきました。

投稿: レッツら | 2005.11.03 09:49

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