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2005.03.29

BSE問題再び

BSE検査 20カ月以下除外を容認,夏ごろ輸入再開かというニュースが28日、流れました。
やっぱり〜〜というか、こうなることは「想定内」でした。
しかし、この結果が、将来どの様になるかは想定外です。
何故、アメリカ輸入肉の解禁に危惧を感じるかというと、ひとえに「安全」かどうかに尽きます。
今年1月にはアメリカの農務省ペインター氏による内部告発文書の中で、
「検査の安全性についての疑問」が指摘されました。
また、アメリカ政府が述べるている「20ヶ月未満の牛」は安全ということですが、
牛は自然交配です。アメリカのように大きな牧場では、月齢何ヶ月というのは、ほぼ推定(肉質、歯形などから)で決めています。つまり、月齢は不明なのです。
過去に20ヶ月未満の牛の感染はないと言うことですが、実際はわかりません。なにしろ牛の月齢がわかっていなかったのだから。
こうした杜撰な検査に対して当のアメリカ人は無関心かと言うととんでもありません。
以前はアメリカ人は、この問題に関して鷹揚な態度を示し、検査の有無に関わらず食べていたようですが、
いったん、不安や疑問があれば徹底的に検討していくのがアメリカ人でもあります。
すごいアブラギタギタの食べ物を見直し、塩分ゼロのポテトチップを食べたりと、
アメリカの人々も健康と食についての関心は高いようです。
そいうわけで、中小の食肉加工会社や牧場では「全頭検査」を行うように政府に申し入れをしています。
また、アメリカ政府自身もカナダ産の肉に関しては警戒を強め輸入解禁を渋っている現状で、
日本に対しては「解禁せよ」と圧力をかけて来ているのは、この間のニュースで知るところです。
そしてついに、日本の食品安全委員会は”BSE検査20ヶ月未満は容認”という結果を発表しました。
BSE感染16頭目を確定,北海道の乳牛というニュースが前日の27日に流れたばかりなのに、、、
日本人は、遺伝子にプリオンに感染しやすい部位を持っている割合が欧米諸国よりも高く9割以上という報告も中にはあります。
プリオンが病原体であることはわかっている。
そのプリオンが宿主としているのは牛の脳髄や脊髄であることもわかっている。
感染した牛が発症するまでには、ある程度の年月がかかる。
ならば、その牛が安全かどうかを確認することは当然なのではないでしょうか?
日本が今まで行ってきた「全頭検査」やトレーサビリティーは優れたものであると誇りにしていた政府は、今どこへ行ったのでしょうか???
いたずらに、不安を高めるつもりはありませんが、
「食の安全」に関しては慎重すぎるということはありえません。
今からでも遅くはありません。
どうか、もう一度、「全頭検査」を行う方向で検討して下さい。
私たちは、安全な食べ物が食べたいのです。

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コメント

<アメリカの人々も健康と食についての関心は高いようです。

だからBSEが疑われるカナダの牛肉をアメリカは輸入禁止にしています。
どうやらアメリカも正確な情報を国民に伝えていないようですよ。
kouhei

投稿: kouhei | 2005.04.02 02:16

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