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2005.03.31

何故 私がイラク戦争は間違いだったのでは、と思うか

今、私は「イラク戦争は間違いではなかったか」と思っています。
まず、何故そう思うかについて、ニュースソースを明らかにしながら述べていきます。
1,イラク戦争とは何か
イラク戦争
イラン・イラク戦争
イラク基礎研究
私にはイラクの友人がいます。彼女の家族はフセイン時代に全て国外に出て、今は日本に住んでいます。
彼女曰く「フセイン時代、知識人は殆ど国外へ脱出した」そうです。
確かに、フセインの圧政は、遠く日本にいる私には及びもつかないものです。
さて、こうした中、アメリカはイラク戦争へと踏み切りました。
その大方の理由が大量破壊兵器保有というものでした。
2,大量破壊兵器について
イラクは国連の査察を受け入れていないと思っている人が大勢いますが、実は2003年の1月9日にはブリクス国連監視検証査察委員会委員長が大量破壊兵器の決定的証拠は見つからずと証言しているのです。また2003年3月7日にはエルバラダイ国際原子力機関事務局長がイラクのウラン購入疑惑はありえないと報告。2003年3月15日には仏独露はイラクへの武力行使には正当な理由がないという共同声明を行っていることはすでにニュースであの時流されていました。
つまり、戦争を起こした時点から、アメリカ、イギリスの言い分は破綻していたのです。
戦後も最終報告で大量破壊兵器が見つからなかったことは既にニュースで流されました。
さて、この大量破壊兵器保有という理由についてですが、
「正義、大義」を述べるのなら何故、自ら大量破壊兵器を持っているという北朝鮮にも、イラクの時のように積極的に宣戦布告をしようとしないのか?
私はフセインも金正日も独裁者という意味で、国民を抑圧していることは変わらないと思います。
何故、イラクだったのか?北朝鮮の人々は解放しなくていいのでしょうか?
それは、やはりイラクの石油利権のような「うまみ」がないからでしょう。
と、いうことは正義や大義はただの名分に過ぎず、結局は己の欲のために、無辜の民の命を奪ったということになりませんか?
ただ、ここで誤解のないようにはっきりと書きますが、北朝鮮を攻めろとは言っていません。
あくまで、アメリカのイラク攻撃の理由についての言及です。
個人的には、イラクもアメリカも北朝鮮も、どこの国も平和で、国民が安心して暮らせることを祈っています。
3,イラクの戦後の民主化についてはどうか?
イラク議会が空転、議長選出できずというニュースがつい最近流れたことは御存知だと思います。
イラク選挙直後については特派員報告が、その混迷を述べています。
勿論、イラクの人々にとって初めての選挙ですから、混迷は当然です。なお、婦人参政権については、大いに前進であるとは思います。ただ選挙以外の状況では、女性の立場はかなり厳しいものがあることは既に書いておきました。
これに関しては追記で、イラクの女性の現状報告の記事を貼っておきます。
大変な思い、いのちを賭けて選挙した一般のイラクの人々のためにも、イラク議会が早く動き出すことを願っています。
4,安全な世の中になったか?
イラク治安情勢
なお、連日テロや爆撃ニュースが届いてきていますが、これに関してはあまりに多いので割愛します。
興味のある方は「イラク戦争」で検索して下さい。
5,イラクの経済
イラク占領経済の崩壊
国際機関もイラクの経済復興には力を入れているようです。
まだまだイラクの人々の生活の保障は得られていません。
6,民族の問題
大量虐殺の実態
なども参照として読ませていただきました。
民族の問題は、どの国でも難しく当事者では分からないことが多いので、私自身はこれに関しては、何とも言えません。ただ、だからこそ当事者に任せるしかないのではと思います。
7,アメリカ国民の反応は?
イラク反戦の会を初めとして、
アメリカ兵も矛盾を抱えています。彼等とて戦争に賛成しているのではないのです。
イラク帰還兵の多くはPTSD(心的外傷後ストレス障害)になっているという現状も報告されています。
大統領選挙の時も、世論は分かれましたが、3月16日には多くのアメリカ人はイラク戦争は間違いではなかったか?そしてその上で一刻も早いイラクの復興を望んでいるという記事がありました。
また、深刻な問題としては、石油の高騰、戦費流出にともなう経済赤字などでもイラク戦争の疑問を持っているアメリカ人は多いようです。
また日本経済にとっても良い事は何一つないことはすでに2003年に予見されています。
反戦運動がますます高まる中、ブッシュ大統領もその誤りを認めざるを得なくなりました。
私は個人的にはアメリカの明るくて元気で楽しい大らかな国民性は好きです。
アパートのプールで友達になった人たち。子どもが病気で駆けつけた病院の女医さん。
ニューヨークで助けてくれた人々。
個人的にはアメリカの思い出はとても楽しいものです。
しかし、
現アメリカ政府のやり方については、間違っていたと思います。
一体、この戦争でイラクのどれくらいの人々が幸せになったのか?
どれくらいの血が流されたのか、、、

さて、以上のように多方面から見た結果、
私はイラク戦争が間違っていたと結論します。

一刻も早い「平和、安全」なイラクになってもらいたいと心から思っています。
なお参考として記者の目:イラク戦争2年 布施広(論説室)もリンクしておきます。是非目を通してみて下さい。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
 2年というより3年半が過ぎたのである。03年3月に始まったイラク戦争の背景には01年9月の米同時多発テロがある。2度の激震を経た世界はいまだ着地点を模索し、米国や欧州、イスラムなどの価値観がせめぎ合う。「日本人として考える」ことが、今ほど大切な時代はないと思う。民族主義を鼓吹するわけではない。偏った情報や分析に惑わされず、じっくりと腰を落として冷静に考えたいと思うのだ。
 テロや戦争が続けば人の考え方も荒っぽくなる。身勝手にもなる。イラクの選挙が成功したからイラク戦争は正しかった、などと主張する人々がいる。戦争を批判すると、ではフセイン(元大統領)の復権を望むのか、と言う人もいる。単純であることに気付かない、あるいは恥じないでいい時代に、私たちは生きているのではないか。
中略
フセイン元大統領を批判することに異存はないが、彼を悪とし米国は善だとする「善悪二元論」では、結局のところ「鬼畜米英」といったスローガンの域を出ない。米政権に根を張るネオコン(新保守主義派)はユダヤ教と結び付き、大統領選で強い影響力を持ったキリスト教右派もイスラムに厳しい。イスラエルの繁栄が救世主の再来を促すと信じるキリスト教徒(クリスチャン・シオニスト)は、米国に何百万、何千万の規模で存在するという。
 一方、米国と同盟関係にある日本特有の問題として、寺島実郎氏(日本総合研究所理事長)は「仕方ないんじゃないか症候群」を指摘する。米国についていくしかないという「自虐的な自己納得の中で歩んでいく危険性」を認識すべきだというのだが、「自虐的」とは限るまい。テレビを見ていると、なかば本能的に米政府の意向を代弁したがる日本人もいるようだから。
 流されずに、納得がいくまで考えることにしよう。後世の人から「単純・短絡の時代」と総括されないために。
 こうした特殊事情はイラク攻撃の動機と無関係ではないだろう。だが、米国でも大統領の支持率は低迷している。イラク戦争に対する人々の漠たる疑問を解消するには、単純な善悪二元論では無理なのである。

記者の目:イラク戦争2年 布施広(論説室)より抜粋
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
私たちは、今私たち自身が試されている時期にきていると思います。
よくよく、よくよく考え、みていかなければなりません。

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コメントについての考え方

ブログを始めて一年あまり。
この間、サッカーを中心に、教育や政治、経済、平和、
また映画や本、ジェンダーなどについて書いてきました。
多くの方達とブログを通して友達になり、啓蒙されました。
世の中ってこんなに広いのだと教えられることばかり。
ブログをしなければ知り合えることが出来ない方々との会話は本当に楽しい。
ワクワクしながら、パソコンを開いていました。
しかし、
同時に「文字のみ」が一人歩きして、誤解を招くこともあります。
そういう意味でも「修行」させて頂いたように思います。
今までもコメントして下さったみなさん、有り難うございます。
ただ、今日からは、今までの方針を変えようと思います。
私のブログは、みんながワイワイ集まって楽しく会話を楽しむことを目的にしていますので、
今後、人格否定、個人のプライバシー、あるいは読んでいる方が不愉快になるコメントは削除いたします。
と、いうのは、読んでいる側、受け取る方も楽しくはないのですが、
何よりも、そのコメントを書く人の人格に配慮してと言う意味です。
人を批難する、罵しるということは愚かしいのは勿論ですが、書いている本人が気づかないうちに、
自分で自分を貶めていると考えます。
そういう意味でも、
コメントを削除した方が、本人が後で恥ずかしい思いをしなくていいのではと考えました。
(なお、削除したコメント、トラックバックは管理人である私が保管します。)
と、いう事でよろしくお願い致します。

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結果オーライ

サッカーW杯:日本1−0でバーレーンに勝つ B組2位にということで、昨夜はテレビの前に釘付けの方も多かったのではないでしょうか?
それにしても、
それにしても、
疲れました(^^;

前半、まだ両チームとも緊張しているのかボールはうまく収まらず、あっちいったり、こっちに飛んだりと激しく攻守が変わります。
なんとなく、なんとなく高原が空回りしている様な気がします。
タカハラ!!!落ち着け、、、焦るな(多分、心理的に焦っているのだろうな)
鈴木は、そりゃ、もうスズキでした。
泥臭く走り回り、こけ、相手のファールを誘いと、、、
俊輔も頭脳的なプレーをしていました。
中田は、いるだけで存在感があって、背筋シャン。彼がボールを持つと安心、、、のはずですが、ボールを持ってから考えている。何故ならどこに出していいか分からないから。みんなのポジションが悪いのかな?あっていないのかな?
こんな感じで攻めているのですが、決定的なシュートに恵まれませんでした。
光っていたのは、福西。(イラン戦では足?でしっかりシュートを決めたことが彼の自信に繋がったようです) 
中澤も相変わらず力強い。
つねさんはイラン戦より張り切っていました(サントスが出ているからお守り役?のつねさんは張り切るのです(^^;)
とかとか、やっているうちに前半は終了。
0−0です。
そして後半突入。
サイドが変わり、チームの雰囲気も変わり、前半とは打って変わって怒涛の攻めを展開。
とくにサントスが頑張っていました。
頑張れ!!サントス。
サイドが変わってジーコさんの通訳もしなければいけないので、サントスも張り切ったのかな???
そして、
そして、
後半27分、波状攻撃からペナルティーエリア内で混戦。
バーレーン選手がオウンゴール。
見事な、と形容できるオウンゴールでした。
その後、攻守入れ替わりながら、試合終了。
1−0で日本が勝ち、勝ち点を6に伸ばしました。
よかった!!!
おめでとうございます(^.^)(^.^)(^.^)
これから、いよいよ熾烈な戦いが繰り広げられますが、頑張ってください。
応援しています。
ただ、今後の課題も多く残った気がします。
6月まで、まだ時間があります。
ジーコさんを中心にチームがまとまって、さらにファンタジックでなおかつ安心してみることができるサッカーを目指して頑張ってくださいね。
応援しています。
ニッポン チャチャチャ。

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2005.03.30

新年度を迎えるにあたり

あさって4月1日からは2005年度ということになります。
新入学、新入社員、新学年、、、と何かと新しいく、初々しい響きのある言葉が続きます。
どうか、この2005年度が、素晴らしい年でありますように、、と祈りながらも、やはりため息が出てしまいます。
なぜって???
そりゃ、先日のシャンシャンで05年度政府予算成立されたわけですが、その中味は、国民にはかなり辛いものがあります。
1,定率減税の半減
2,年金保険料の毎年値上げ
3,高齢者、障害者、生活保護世帯の負担増
4,国立大学授業料値上げ

と、ここまで来てため息が終わるかと思いきや、息つく暇もないくらい次にやってくるのは、
「ガソリン値上げ」の機運が高まっていることです。
石油元売り大手は29日、原油高騰(中東産ドバイ原油)を受け4月からガソリンの卸価格を4.8〜5.1円引き上げると決めました。
こうした生活に押し寄せてくる「経済」以外に、注目しなければいけないのは、
「個人情報法案」です。
個人情報、プライバシーの保護は慎重にも慎重を期してもらいたいものです。
しばしばあった「個人情報流出」がないように、
憲法第13条「個人の尊重」の精神に基くように運営がなされることを願っています。

いずれにしても、
いずれにしても、
新しい年度を迎えるにあたり、
元気よく、明るくいきたいものです。
これからも、いろいろ書き込もうと思っています。
今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。

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スマトラ沖地震

支援のNGO、続々と被災地へ  スマトラ島沖地震ということで、医療チームなどが続々と現地に向かっている映像がテレビに映し出されていました。
「時間との勝負」と言い「インドネシアの友人たちのために」と言って現地に向かわれた医療チームの方々の、ご活躍、心からお祈りしています。また限りない敬意も表明したいと思います。
さて、時間を追う毎に被災の状況が明らかになり、胸が痛くなる思いです。
つい先日、福岡で地震が起き、襟を正したばかりの今回の地震。
なんと言っていいのか、、、言葉もありませんが、
これ以上の被害が出ないようにと祈るばかりです。
一刻も早い復旧と、今後の地震予報の充実を願っています。
亡くなられた方のご冥福をお祈りいたします。

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2005.03.29

脳と心

言葉とは、かくも不思議なものかと常々思っています。
今、「作文検定」を受けるという女の子と一緒に、「書く」ということを勉強しています。
今までも書くということについては、いろんな本を読んでいた積もりでしたが、やっぱり「積もり」だったのだと改めて考えています。
言葉の壁と言うか、相手に分かってもらう、理解してもらう、同時に相手のことを理解するとはどの様なことか、
いつもながらのテーマを自分に突きあてています。
「考える脳 考えない脳」の著者信原幸弘さんは「脳と心」の関係について研究しているのですが、彼は「心とは脳と身体と環境からなる一大システムである」と言います。
脳とは単に情報を処理するだけの器官なのでしょうか?
そして、その情報から「何を選び、どのように判断するのか」は人それぞれによって違うということでしょうか?
同じ情報を得ても、その感じ方や考え方は人様々です。
私は、子ども達に作文の指導をする折、
「もの」の説明をさせることがあります。
たいていは「タヌキの置物」の説明をさせます。
「まず、これは○○です。と書き出しなさい。あと、色の説明は必ず入れること。
それ以外はなんでも好きなことを書いていいよ、、、」と言って原稿用紙を渡します。
そして、出来上がった作文を見ると、ものの見事にみんな違います。
同じタヌキの置物を見ているのに、、、
当然と言えば当然ですが。
書いている内容に「人となり」が現れ、その子の今までの歴史が伺え、なるほどと感心します。
子どもたちの感性はどの子もイキイキとノビノビとしています。
豊かで、明るくて剽軽でこちらもつい笑ってしまいます。
同じタヌキさんの情報を脳はどの様に処理をして、どの様に子どもたちの心に届くのか、、、
そんなことを考えながら、子どもたちと作文を書いています。
それは今までになく新しい発見を私に見せてくれるのです。
いつでも、どんなときでも「分かったつもり」とは思い上がりであると、教えてくれる子どもたちとの関わりは私にとって、
「自分を習う」大切な時間でもあります。
おおよそ人は、何にたいしても謙虚でなければ、、、
そんなことを思いながら信原さんの本を読み直しています。

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国際婦人デーを終えて

3月8日は国際女性デーでした。
1908年、パンと参政権を求めてアメリカの女性たちが立ち上がった日を記念して、その後3月8日は「国際女性デー」となり世界各地の女性たちが平和と女性の権利を求めて集います。
時代を反映して、女性たちの掲げる要求もその時々で違ってきます。
また、国によっても違うのは当然です。
そんな中、2年前は世界各地の女性が声をそろえ、大にして求めたのは「平和」でした。
女性は、いつの時代でも「性」という属性に脅かされ蹂躙されてきた苦い歴史があります。
それが戦時下であればなおさらです。
人間としての尊厳が失われ、理性の喪失は極限に追い込まれていきます。
そんな辛く悲しい歴史を乗り越え、さらによりよい未来を求めるために、女性がその権利を訴える第一番目の項目は「性から解放」であることは言うまでもありません。
また、もう一つの側面から考えても女性は、第一番目に平和を望んでいます。
「夫を、我が子を戦場に送り出したくはない」という願いから。
今年の国際女性デーも各地で平和を掲げて盛り上がりました。
中でも注目を浴びたのは、
イラクの女性はいまということで、アフガニスタン女性革命協会のアミナ・シャムスさん、イラク女性自由協会のライラ・モハマドさんの話です。フセイン政権下にあって女性は抑圧されてきたことは事実です。しかし2年後の今、イラクの女性は幸せかというと、「何も変わっていない」とアムネスティはつい2月22日に発表しました(この記事は期限が過ぎて、もう閲覧できません)。
また、私が同日、最も心を痛めた記事はフランスからの「性的暴力」に対しての生々しい報告でした。
後をたたないDVの実態があからさまに描かれていました。
パキスタンからも、カイロからも、もちろんアメリカからも多くの女性たちの真剣な声が寄せられていました。
私は以前から女性問題、とりわけ「母性」については関心があり、自分なりに随分長い間勉強をしてきました。
このブログでも何回か取り上げてきたのですが、
その都度書き、
さらに今回も書きます。
「女性が真の意味で平等でないということは、とりもなおさず男性にとっても不幸なことである」ということを。
「性」は属性です。
区別されるものではありますが、差別されるものではありません。
私は、私の周りにいる人々、私と関わって下さる人々、そしてブログで知り合いになることができたアナタに声を大にして言います。
「私は、女性の権利が、尊厳が、女性というそれだけで、いささかも傷つくことのないような世の中にしていくために、努力をしていきたいです。」と。

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BSE問題再び

BSE検査 20カ月以下除外を容認,夏ごろ輸入再開かというニュースが28日、流れました。
やっぱり〜〜というか、こうなることは「想定内」でした。
しかし、この結果が、将来どの様になるかは想定外です。
何故、アメリカ輸入肉の解禁に危惧を感じるかというと、ひとえに「安全」かどうかに尽きます。
今年1月にはアメリカの農務省ペインター氏による内部告発文書の中で、
「検査の安全性についての疑問」が指摘されました。
また、アメリカ政府が述べるている「20ヶ月未満の牛」は安全ということですが、
牛は自然交配です。アメリカのように大きな牧場では、月齢何ヶ月というのは、ほぼ推定(肉質、歯形などから)で決めています。つまり、月齢は不明なのです。
過去に20ヶ月未満の牛の感染はないと言うことですが、実際はわかりません。なにしろ牛の月齢がわかっていなかったのだから。
こうした杜撰な検査に対して当のアメリカ人は無関心かと言うととんでもありません。
以前はアメリカ人は、この問題に関して鷹揚な態度を示し、検査の有無に関わらず食べていたようですが、
いったん、不安や疑問があれば徹底的に検討していくのがアメリカ人でもあります。
すごいアブラギタギタの食べ物を見直し、塩分ゼロのポテトチップを食べたりと、
アメリカの人々も健康と食についての関心は高いようです。
そいうわけで、中小の食肉加工会社や牧場では「全頭検査」を行うように政府に申し入れをしています。
また、アメリカ政府自身もカナダ産の肉に関しては警戒を強め輸入解禁を渋っている現状で、
日本に対しては「解禁せよ」と圧力をかけて来ているのは、この間のニュースで知るところです。
そしてついに、日本の食品安全委員会は”BSE検査20ヶ月未満は容認”という結果を発表しました。
BSE感染16頭目を確定,北海道の乳牛というニュースが前日の27日に流れたばかりなのに、、、
日本人は、遺伝子にプリオンに感染しやすい部位を持っている割合が欧米諸国よりも高く9割以上という報告も中にはあります。
プリオンが病原体であることはわかっている。
そのプリオンが宿主としているのは牛の脳髄や脊髄であることもわかっている。
感染した牛が発症するまでには、ある程度の年月がかかる。
ならば、その牛が安全かどうかを確認することは当然なのではないでしょうか?
日本が今まで行ってきた「全頭検査」やトレーサビリティーは優れたものであると誇りにしていた政府は、今どこへ行ったのでしょうか???
いたずらに、不安を高めるつもりはありませんが、
「食の安全」に関しては慎重すぎるということはありえません。
今からでも遅くはありません。
どうか、もう一度、「全頭検査」を行う方向で検討して下さい。
私たちは、安全な食べ物が食べたいのです。

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2005.03.27

今 春休み中

こんにちは。
今、春休みで実家に来ています。
普段は遠く離れ、なかなか親孝行ができない私。
何をするわけでもありませんが、母の傍らにいるだけでホッとします。
さて、そんなわけでブログの更新もなかなかできません。
この間、頂いているコメントやトラックバック、有難うございます。
とても考えさせられる事ばかり。
帰り次第、ゆっくりお返事書きます。

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2005.03.22

未知なるもの

サイエンスロマン 神秘なる脳というテレビ番組を昨夜観ました。
面白い、、、ワクワクしながら見入っていました。
脳はブラックボックスとも言われていますが、いまだ解明されない未知の領域でもあるのでしょうか、、、
さらなる研究において、
人間の可能性の広がり、深まりが期待され、嬉しくなります。
土星の衛星、タイタンの情報もカッシニーによって次第に明らかにされていくようです。
私たちの周りは知らないことだらけ、謎だらけ、、、
しかし「その一つひとつに挑む人々がいる」ということは、なんだか凄く力が湧いてきます。
これを人はロマンというのだろうか、、、
今だ、未知なるものへの敬意と憧れを込めて、
私も、わたしなりに勉強をしなければ、、
学問に王道なし、、、です。

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藍色夏恋

藍色夏恋という映画を観ました。
御存知の方も多いと思いますが、台湾映画で3人の男女の友情と恋を描いた作品です。
全体の印象は爽やかでした。
台湾のむせるような暑さの中で、ひたすら日常を生きている人々の息遣いが、
主人公の少女の悩みとともに清々しく伝わってきます。
「恋」をとるか、「友情」をとるか迷い、戸惑う少女がそこにいます。
自分の手にあまる悩みを抱え、それをそれとも自覚できない。
しかし、心の中で蠢いている何かをしっかり感じている主人公。
なんでもないことで怒り、何気ないことで感動して、他人を気遣いながら実は自分の世界で空回りしている。
そんな青春時代の一筋縄で行かない気持ちの揺れ動きが、
自転車の揺れるシーンとマッチしていて、観ている私には涼しい風が頬に伝わってくるようでした。
最後は、
「5年後、10年後、あなたはどんな風に変わっているだろうか、、、その姿を私は今、観ることが出来る(瀬戸意訳)」と思いながら自転車に乗り風をきっているシーンで終わりました。
未来は繋がっている〜〜〜確実に今ここから。
と、感じることが出来るような淡くて、清々しい映画だった思います。
どの時代も、
どこの国でも、
青春は甘酸っぱいのでしょうか、、、

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2005.03.21

イラク戦争 二年目

昨日、3月20日はイラク戦争開始二年目の日です。
二年前のあの日、アメリカは大量破壊兵器を持っていると言う理由で、国連ならびに多くの人々の反対、心配をふりきって、イラクへの戦争をしかけていきました。
それは、将来に大きな禍根を残すのではと危惧したのですが、
その心配を遥かに上回るような深刻な事態がいまだ繰り広げられています。
悲しいことです。
かくなるうえは、一刻も早く真の平和がイラクに訪れるために、
アメリカの力での制圧を解くことが一番大事ではないかと思います。
ブッシュさん。
もう一度考え直してくださ〜〜〜い。
平和な世界が早く来るように祈りながら、、、

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福岡沖玄海地震

福岡沖玄界地震で一人亡くなり、多数の方が負傷なさいました。
亡くなった方のご冥福をお祈りいたします。
それにしても、今回の地震があった地域は1926年以来初めてとか、、、
住民の方も「よもや」と思われたに違いありません。
地球の活動はさかんになっているのでしょうか???
いつ、どこで起きてももはや不思議ではない地震、災害に対して、私たちは万全の備えは出来ようはずもないのでしょうが、せめて日常の注意は怠らないようにと改めて思います。
例えば、家具をしっかりと留めておく。
大切な物はまとめてバッグに入れておく。
懐中電灯、水、食品などを準備しておく。
、、、、
いずれにしても被災にあわれた方の一日も早い復興をお祈りいたします。

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2005.03.20

ナビスコ杯 広島ーガンバ大阪

昨日3月19日、サッカーナビスコカップ第1節が各会場で行われました。
私も万博記念競技場で行われるサンフレッチェ広島とガンバ大阪の試合を観戦に行きました。
駐車場がないかもしれないと思って早めに家を出たおかげで、会場には12時前に到着。
アウェー席の芝生席に座り、風がビュンビュン吹いている中でオニギリを食べました。
うわっ〜〜花粉が飛んでるよ(^^;
春のサッカーは辛いなぁ〜〜
日があたるとポカポカと暖かいのですが、太陽が雲にかくれると途端に風の強さだけが感じられ、
ブルゥッ〜〜〜おお〜〜〜サム。
手袋やらひざ掛け、マフラー、みんな総動員して震えていました。
やがて、子どもたちのサッカーチームの試合がピッチで繰り広がられて、観戦。
赤勝て、緑勝て〜〜と他愛もなく応援。
そうこうするうちに、選手たちが入ってきました。
練習風景を見ながら、
「今日はサンフレッチェは勝つぞ〜〜〜」と私も気合いが入ります。
寒さも吹っ飛んできます。応援にも熱が入り時間の過ぎるのが早く感じられるようになりました。
観客の数も増えてきました。
そして、2時。いよいよキックオフ。
試合開始。
広島の攻撃ははるか向こうのゴールに向かうため、こちらはガンバの攻めと広島のDFならびにGKの下田選手の背中を見ることになります。
風が強いためか 序盤は両チームともボールが落ち着きません。 
ガンバの選手がこっちに向かって走ってくる〜〜〜 
うわっ===ヤバイ。しかし、広島の守りは固く、ゴールをわることはできません。また広島も同様で攻めるのですが、相手のDFに阻まれているよです(実は此方からは見えない(^^;)
しかし、前半30分大木選手が待望のゴール。
ゴーーーール。
ウワッ=====やった!!!!!
ベンチャ〜〜〜ン(^.^)(^.^)(^.^)
この調子でゴ===
と、弾みのついた途端、一分後、ガンバのシジクレイが得点。
1−1の同点(>_<)
前半終了間際も得点されて1−2での折り返し。
ハーフタイムには風の強さが身にしみました。
後半から茂木選手が佐藤選手に代わり入り 、期待に胸が膨らみます。
今度は広島が此方に向かってきます。
頑張れ!!!
そして、後半15分、森崎→ガウボン→大木と繋がりゴ〜〜〜ル。
ベンチャン!!!!
二点目。
凄い。
目の前で展開された素晴らしいプレーでした。
お兄ちゃんも前半はパッとしていなかったように思ったのですが、後半は見違えました。
ガウボンもこのプレーは良かった。
そして何といってもベンチャン。
凄い!!!
今日はハットトリック狙え〜〜〜〜
と、期待が高まり、チームの雰囲気も上昇。
士気が高まります。
ところが、ところが、これからが、私には少々わからない采配、展開が繰り広がられ 
ベットとベンちゃんが交代。
今日は二人とも良かったのにーーー
何故?????
う〜〜〜〜ん。
かくなるうえは、交代選手、頑張れよ!!!
浩司、、、やるんだぁあ〜〜〜
と、思いながら試合の応援も力が入りました。
しかし、
しかし、
勝負の神様は、なぜかガンバに微笑んだようで、
最後は2−4で広島は負けました。
ガックリ。
風が冷たい===
鼻水もグスングスン。くしゃみもハクッション。
急に忘れていた身体の不調が蘇ってきました。ガクッッ
ううううう??????この試合。
終わってみて、点数をつけるとしたらどうしたものか?
選手は頑張っていた。OK
一人、ひとりは頑張っていたと思います。
ちょっと精度の悪いパスもありますが(^^;
雑なところもありますが(^^;
とくに両サイドが課題を残したように思います。
それから浩司クン。頑張れ!!!
外国人助っ人。
これは明らかにガンバと差があったように思います。
とくにガウボン。ひとりで突破できない(^^;
アシストばかりしていないで、シュートを自分で蹴っていけぇ。
今日はベットは良かった◎ジニーニョも◎
監督の采配。
?????
今はまだわかりません。
今後に期待するしかありませんが、頑張ってくださいね。
監督の運。
?????
運を味方に付けるには実力ですかね。
頑張ってください。応援しています。
♪サンフレッチェ  ちゃちゃーちゃーちゃちゃ

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2005.03.18

そこのけ そこのけ お牛が通る

牛肉禁輸:米上院でも対日制裁求める決議案提出ということでますますアメリカは日本に圧力をかけてきました。
米会計検査院、BSE防止の飼料工場の査察「不十分」と警告
カナダ産の生きた若い牛輸入、禁止命令撤回せず・米連邦地裁などのニュースを読むと、腹立たしさが増します。
アメリカ自身は、BSEの安全に対して万全とは思っていない。また、カナダの牛肉については同様の理由で輸入を差し控えよとしている。しかしアメリカの肉は無条件に日本に買え、、、と言うことでしょか?
買わなきゃ制裁するぞ〜〜〜と脅しながら。
「おいおい、言うことが聞けないのかよぉおお。俺達ゃ、アメリカだぞぉおおおお」
「日本人 そこのけ そこのけ お牛が通る」
牛??あっ、間違えました。ライスでした。
ライス国務長官が18,19日と日本にやってきます。
「そこのけ そこのけ ライスが通る」でした(^^;

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STAR WARS EPISODE 3

我が家は今、STAR WARS EPISODE 3の予告編を見ながら盛り上がっています。
今年5月、いよいよ劇場公開。
EPISODE2と4をどのように矛盾無く関連づけていくか、、、楽しみです。
とくに皇帝の正体はだれか???
一般に予想されているP氏ではなくて、実はヨーダだとか、ジャージャービンクスだとか、、、とかとか言いながら盛り上がっています。
それにしてもあの可愛いかったアナキン坊やが、予告編の最後ではダース・ベーダーになっていた===
スーハー、スーハーと。(^^;
ダークサイドは怖いなぁ〜〜〜

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2005.03.17

基礎研究の大切さ

科学技術研究の効率、欧米の5〜6割 学術会議指摘という記事がでました。
ひらたく言えば「日本の科学者はお金の割りに研究していないんとちがうか?」と、日本学術会議なるところが提言。
それに関して、文科省は「日本では大学が論文の7割を書き、研究費は2割しか使っていない。産業界のデータも一緒くたにするのはナンセンス」と反発。大学では、きっちりと結果を出しているとしました。
両者の言い分、それぞれに妥当と思われるところ、そうかなぁと首をかしげるところもあります。
が、
私は、大切なことはこの間、意識的、徹底的に行われている「基礎学問の軽視」が、この様な結果を導いているのでは、と思うのです。
産・官・学の共同研究や連携が図られて久しくなります。
もちろん、それはそれで大切なことでもあるのですが、基礎研究を隅に追いやっての共同研究が多くなってきたのではと思います。
そもそも基礎研究を担うべき大学の存在が危ぶまれている昨今。
地道な基礎研究は、先の科学技術論文の中にあって役割は低いと考えられます。
成果、効率が出なければ、即 切り落としていくようなやり方は、
学問にはそぐわないと私は思います。
今は、結果が出ないかもしれない。
しかし、いずれこの研究が科学の前進のその一歩であるかもしれない、、、
と、思ってひたすら研究している基礎学問。
この基礎学問をしっかりと根付かせることが大切では、、、と思います。

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日本の高校生 その2

昨日、日本の高校生と言うことで日米中3カ国の高校生の意識調査結果について書いてみました。
そこでこの話題で我が子とちょっとした花が咲きました。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜
「ねぇ、今の子って学校でしか勉強しないんだって」と私。
「そりゃそうだよ。学校でわかることしか習っていないんだもん。」
「なるほど、、、そうか。」とヘンに納得。
「今の子たちって君が代知らないんだって」と私。
「まぁ、卒業式の時なんかは歌うのかもしれないけれど、僕はどっちかっていうと小学校の時歌った"旅立ちの歌"が良かったなぁ、、、あれ歌っている時、涙出てきたよ。友達も結構泣いてたよ。」
「へぇ〜〜〜じゃ愛国心ってどう思う」と私は子どもにふってみました。
「う〜〜〜〜ん。愛国心ねぇ。正しくないし、間違いを犯したとも思うのだけれど昔の政治家の方が純粋に国を愛していたと思うんだ〜〜〜だからそれが戦争への道に突き進んだのだけれど国民は純粋に誠実に追いていったのだろうな。戦争はいけないけれどねぇ。それに比べると今の政治家って自分の欲というか、私利私欲で自分のことしか考えていない。そんな人が政治を動かしていて愛国心って言われてもなぁ〜〜〜」と子ども。
「おおおお===凄いね。そうだよね。堤さんみたいに税金払わなくても許したり、賄賂もらったり、セクハラしたり、、、そんな政治家から国を愛せなんて言われてもねぇ〜〜〜」
〜〜〜〜〜〜〜〜
とかとか話をしていました。
子ども達はしっかりと世の中の動きを見ているのだと改めて思ったものです。
私は後から一人でこの問題を考えました。
まず学力。
確かに子どもが言うように彼等の世代は「学校で勉強すれば十分」ということで、小学校はろくろく宿題も出ませんでした。習っていることは「みんなが100点」取れるような内容です。
当然テストの平均点はみんなスゴク良いのです。
しかし親たちの間では確実に不安が広がり 少なからぬ子は塾に通って学校とは別の問題をしていました。
いわゆる「出来る子」にとって、学校の勉強は簡単だから家での復習や予習の習慣は定着しませんでした。
学校で理解する時間がなかった子たちも、放課後の先生によるアフタケアーがないまま、家では宿題もないのでそのままです。
こうして、子どもたちは理解しても 、しなくても家での勉強をしないまま高校生になっている子が多いのです。
これは「ゆとり教育」が生んだ現象では と私は思います。
また愛国心にしてもそうです。
言葉だけが躍り、意味がないまま子どもたちに押しつけようとしている今の現状では、子どもたちはシラジラと見ているのです。
だれも国を愛していないのではないのです。
愛する国の方が混迷をしているというのが実態に則しているのではないでしょうか???
先の調査結果を分析するならば、まずは政治家、大人が襟を正すべきでしょ。
子どもたちは警鐘をならしてくれていると見るべきではないでしょうか???
誠実に対応することが今、切に求められている気がしてなりません。

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2005.03.16

日本の高校生

「今が楽しければ」将来に希望抱く高校生は24%
自己中心で刹那的−日本の高校生 米中に比べ際立つ低さ
財団法人日本青少年研究所が昨年9月から12月にかけて、日本、アメリカ、中国の3か国35の高校で行い、3649人が回答したものです。
まぁ、将来の希望や勉強時間、また国への思いなどについての調査でした。
結果は日本の高校生は「勉強は学校だけ」が4割、「毎日友とメール」が5割。無断外泊を容認も7割というもので、アメリカや中国の高校生に比べて、かなりのんびりと暮らしているようです。
私も我が子に照らし合わせるなら、「そうだろうな、、、」と思います。
先日も子どものクラスの保護者会で、こんな話題で盛り上がりました。
試験にならなければ勉強はしない。部屋に入ったと思ったら机の上をキレイに掃除し出す。
机がきれいになったらキッチンにきてお茶を飲む。
勉強を始めると15分でお菓子を食べに来る。
友達とメールのやりとり、しかもそのメールの中身は一語文「行く?」「うん」「時間は?」「朝10時」とかとか。
うわっ〜〜〜いずこも同じ。ということで共感の輪はクラス中に広がりました。
今回の調査結果を見ても「まぁ、こんなものか」と驚きません。
むしろ、気になったのはこの調査結果から識者が導き出そうとしている方針の方が、なんとなくきな臭くてイヤですねぇ。
このような比較調査結果からまともな方針、方向が出てくるのでしょうか?
さて、今の高校生は「ゆとり」の子たちなのです。
教育行政は、いつだって膏薬を付け替えるように、方針をパッパッと付けては捨て、捨てては付けてきました。
通過駅の一つに「ゆとり教育」があって、彼等はそれに乗せられた子たちです。
ゆとり号は名前はゆとりですがスピードは超特急。
薄っぺらな中味でサービスは一切なし。
あっと言う間に終着駅に着いたのですが、気がつくと多くの子どもたちは途中下車。
降りた子たちはトボトボとまだ歩いています。
無事終着駅まで着た子たちも、途中いろんなものを振り落として来たのです。
こんな日本の教育行政の中で、識者たちは何を彼等に期待していたのだろうか?
そして、期待外れの結果を誰のセイだと言うのだろうか?
少なくとも森隆夫・お茶の水女子大名誉教授のコメントは違うと私は思います。
〜〜 高校生になって自国に誇りを持てないのは、情けないこと。〜〜
と森先生は言う。しかし私たち大人が彼等に模範を見せているのだろか?
〜〜自分自身にも誇りを持っておらず、胸を張って生きていないのではないか。〜〜
子どもたちの7割をものを考えない子にしようとしたのは誰だったのか?
〜〜少子化に加え、数少ない子供の質が低下する「劣子化」が今の日本の問題。〜〜
劣子???冷たい言葉だねxxxっぇ。
〜〜子供の教育は一義的には家庭が行うもの。まずは親に対する信念調査を実施して、親が子供や国の将来についてどのように考えているか把握し、親を啓蒙(けいもう)する必要がある。〜〜
政治家や教育者は、模範になるような生きざまをしているのだろうか???

私は、高校生の実態よりも、識者の実態を見て背筋を寒くしました。
子どもたちにとって、一番大切なこと「信頼を寄せ、寄せられる関係」を大人や社会と築くことです。
子どもは調教する対象ではありません。
一緒に作っていく同伴者なのです。
こうした温かい視点で、今後の方針を決めていくことを切に願っています。

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人権擁護法案

人権擁護法案が浮上しています。
「人権侵害で苦しんでいる人も現実にいる」という理由で、
 自民党法務部会・人権問題等調査会合同会議は15日、今国会に再提出を目指している人権擁護法案。
しかし、「人権侵害の定義があいまい」と法案自体への批判も相次ぎ結論を持ち越しました。次回会合の日程は未定で、同法案の国会提出は大幅にずれ込む見通しです。
大方の焦点は、「差別」につながっていく虞のある人権に対して、しっかりとした定義がないことと、それを決める人権擁護委員」の位置づけや権限が曖昧なため、党内でも意見はまとまらず今回は先送りになったようです。
この問題、あまりテレビや新聞では取り上がられていないようですが、
今後の法案の行方は気になります。
しっかり注目していきたいです。

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2005.03.15

確定申告最終日

今日3月15日は確定申告最終日。
なにかと気ぜわしく過ごされている方も多いのではと思います。
私は毎年この日が来ると、友人の夫の死を思い出します。
職場で倒れ、そのまま帰らぬ人になりました。残された子どもは4人。生まれて半年くらいの女の子がいました。
友人は、幼い子どもらを抱え、その後も元気に健気に頑張っています。
子どもが幼い頃は近所のみんなで子育てをしていました。
近くにいなくてもどこかの家に入り込んでいたので安心。
兄弟のようにみんなで育てていました。
私も引っ越したので、会う機会がめっきり少なくなりましたが、
3月15日がくるといつも思い出します。
冥福を祈り、今頃あの子たちは何をしているだろうか???と思いながら、、、

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コンザバ

コンザバと言えば今ではファッション用語で、いい意味でキッチリしたスタイルを指します。
反対語はモダン、カジュアルぐらいになるのでしょうか?
この言葉の元は「conservative」からきていて、意味は「保守的な、保守主義の」と言ったところです。
さて、私は憲法問題に関しては、自分ってコンザバでは?と思っているこの頃です。(私の場合ファッションでもコンザバ=野暮ということですが(^^;(^^;(^^;)
憲法改正試案、自衛隊を「軍」と位置づけというようなニュースを見ると、私の中ではピコピコと信号がなります。
この問題に関してはいろんな意見があると思うのですが、
私には、憲法を変える理由がもう一つはっきりしないのです。
また「もし変えてしまったらどうなるのか?」と言うことが予想つかないのです。
憲法を変えたら、一体どの様な世の中になるのか?
日本はどんな国になるのか?
私たち国民は今よりハッピーになるのか?
予想が付かないのです。
むしろ私には戦前の日本の姿が重なって映るのです。
私は今の日本が好きです。
そりゃ、色々問題はあります。
政治、経済、教育、きりが無いくらい沢山の事があります。
また犯罪も増え、必ずしも安全とは言い難いかもしれません。
閉塞された社会であることも事実です。
だがしかし、
今の日本は平和です。
そして、誰だって平和な国を望んでいるのではないでしょうか?
平和な世界を求めているのではないでしょうか?
ならば、平和な日本が先頭に立って平和の旗を振ればいいのでは、と思うのです。
私は単純にその様に思うのです。
そして、物事とは存外シンプルであることも事実です。
我が国だけの一国平和を求めるのではなく、よその国の平和を求めるためにも、
まずは日本自身が戦争をしない国であることを守り続けることが大切では、、、と思うのです。
それが出来ないのでしょうか?
革新的な(?)自民党の先生方は、憲法を変えることに汲々となさっているようですが、
今現実の日本、国際社会を今のままで良い方向に変えるということは不可能なのでしょうか?
さてさて私はコンザバなのです、、、

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♪わかっちゃいるけどしゃべられない

今、テレビや新聞は日本放送をめぐるフジサンケイグループとライブドアとの攻防ばかりをお茶の間に流しています。
はじめは興味津々で見ていた私も、この頃はすこし食傷気味。
ふと気がつくと国会では重要法案が目白押し。
「あ〜〜〜この両者は横田めぐみさんの役割をしているんだぁーー」と思いました。
国会でなにか重要法案が審議されるとき、メディアは国民の耳目をさらう事件、ニュースを用意するのでは?といつも思っている私。
今回は、その役割をライブドアの堀江さんが担っているのでは?
めぐみさんは今回はお休み、、、というわけですかねぇ〜〜〜
なんだか、どの局も同じ内容を流すわけですが、言うに事欠いて「国民のための放送を忘れはいけない」と進言しています。
おいおい===
それならもっと国会ではどのようになっているか教えてくれ〜〜〜〜と私は思っています。
今日の午前中はNHKの番組改竄についての審議が放送されていましたが、、、
この問題も、もっと明確にしてもらいたいと思っていますが、
それよりは、曖昧、うやむやになりつつある「日歯連疑惑」なんかももっと追求してもらいたいです。
いずれ都合の悪いことは忘れる国会議員の先生方。
まだ記憶が新しい(?)うちに明確にして下さ〜〜〜い。
イヤ、いや。わかっているのですよ。覚えているのですよぉ。でもしゃべられな〜〜〜い。

♪チョイと一回のつもりでもらい、
いつの間にやらクセになり、
気が付きゃ合せて何億円、
これじゃ国民にいいわけできぬ。
わかっちゃいるけど、しゃべられない。
ほれスイスイスーダララッタ、スラスラスイスイスイ ♪

なぁんてことはゴメンです(^^;

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2005.03.14

カエルとウシ

首相、牛肉輸入再開で早い結論期待ということで、ますます政府の食品安全委員会に圧力がかかったのではと危惧されます。
〜〜〜〜〜〜〜
親「わしが日本で一番偉いんじゃ〜ゲロゲロ」
子「アレ?とうちゃん、ライオンじゃなかったの?」
親「ああ、、あれはライオンのたてがみを付けていただけさ。人生イロイロ、カエルもいろいろさ」
子「あっ、とうちゃん、あっちにもっと大きくて偉そうな奴がいるよ」
親「う〜〜ん。どれどれ」
親「なるほど、でっかくて強そうだな。よーーーし負けないぞ。とうちゃんも」
そういうと親ガエルはヤブの向こうからこっちを見ていたウシのようになるため、息を吸って、つま先を立ててお腹を膨らませました。ドンドン空気を入れて、入れて、、、
相手の真似をするために。
ドンドン、何も考えずただひたすらブッシュの向こうにいるウシの大きさに合せるために。
そして、膨らみすぎたお腹はとうとうパチンと割れてしまいました。
おしまい。

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昔のままで出ています

今年のJリーグも もう2試合がすんでますます白熱してきそうです。
今年は優勝の行方もそうですが、
新監督の采配なども注目されます。
清水エスパルスの長谷川健太監督。
2節を終わって引き分け2とまだ勝ちには恵まれていないものの
健太さんらしい監督ぶりを発揮しているようで、良いチームができる気配。
健太さん、頑張ってください。ちびまるこちゃんも応援していると思いますよ(^.^)
さて、次に注目を浴びているのが、やはりあの人でしょうか???
ジュビロ磐田の山本監督。
バンバン補強をして、強いジュビロを引き受けて、、、
山本監督の「言い訳」いえいえ失礼を致しましたコメントが楽しみです(^^;
ジュビロは、個人的には好きなチームですが、果たしてどうなることか注目です。
次に仙台の都並監督もどの様な采配をするか楽しみです。
都並さん。頑張ってください。
さて、ほんのちょっとですが(?)思いついたので、
ジュビロ磐田山本監督に謹んで捧げる歌を載せます。
〜〜〜〜〜〜〜〜
♪昔のままで出ています

トルシェといたときゃ コーチと呼ばれたの
五輪じゃ監督と 名乗ったの
Jリーグのピッチにやってきたその日から
あなたはどんな言い訳するのだろうか
昔のままで 出てますね

忘れたことなど 一度もなかったわ
いろんな失敗 見るたびに
いつもこの胸 かすめる言い訳を
テストと人間力でアテネまで行ったわ
昔のままで 出てますね

あなたの似顔を 新聞で見ました
すごい補強と 書いてありました
言い訳ばかりの さいごの止まり木に
あなたが止まって途方にくれる 磐田の選手
昔のままで 出ています
〜〜〜〜〜〜〜〜

山本さ〜〜〜〜ん。
「選手のせい」とか、「協会のせい」にしていたあのアテネ時代から変わったというところを見せてくださいね。
頑張ってください。

 

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2005.03.12

ホーム開幕戦

今日、12日はサンフレッチェ広島はFC東京を迎えてのホーム開幕選。
私も朝早く家を出て車で広島ビッグアーチにむかいました。
試合は4時から始まるので 1時頃に広島に到着。
先にホテルにチェックインをして、広島名物のお好み焼きを久しぶりに食べて、その後アストラムラインに乗ってスタジアムに行きました。
実はアストラムラインに乗るのは初めてで、ワクワクしながら乗りました。
車内は少々狭いけれど清潔で乗り心地がとても良く、だんだんウトウト。
ふと目を開けると、なんと雪がちらついている。
えええ〜〜〜
予報では寒くなるといっていたけれどマサカ、、、
ビッグアーチにむかう毎に天気はあやしくなります。山に向かっている〜〜
なんだかイヤな予感。防寒の準備をあまりしていないから。
さて、会場に到着するとさすが開幕戦。
いろんなイベントをしていて心が躍ります。
まだキックオフまで一時間はあるのに、たくさんの人出に、気合いを感じます。
ヨッシャ〜〜〜.やるぞ〜〜〜.
スタジアムに入るといつもの仲間が来ていて、一緒に観戦。
こうして期待を一杯膨らませて始まった試合は、
さてさて、どのように言えばいいのでしょうか???
前半は、ひたすら寒かったと言う印象しかありません。
雪がますます激しくなり、ブルブル震えて観戦。
選手もピッチの状態が悪いのか何回も滑ってどうもボールが落ち着きません。
うわ===ベンちゃん。どこにパス出す?
ガウボン、そこでこけるな!!!ボールの周りを三回こけて360度回るな!!!!
なぁんて調子で選手の連携が今一つ。
しかし、DFは良く動いていて安心して見ていることができました。
GKの下田選手もスバラシかった。特に石川クンとの一対一の時はスローモーションを見ているようにすごかった!!!
お兄ちゃんも良かった。
貫禄が出て落ち着いてきて、まさにキャプテンの器になりました。
今までキャプテンだった服部は、もともとの彼らしいひっそりと地味にきっちり仕事をしていました。
こんな調子で前半終了。
後半も雪の中で始まり、前半同様
お互いにつまずいている攻防が繰り返されます。
うわ===
このまま終わるのか???
と、思っているうちにベンちゃんに代わり茂木君が入りました。
交代そうそう、目のさめるような素晴らしいプレーをして、期待に胸が膨らみます。
そうこうするうちに、駒野選手がレッドカード。
時間は流れ、天気に恵まれないまま、
両チームとも勝機を掴むことができず試合は終了。
0−0の引き分けでした。
残念。
選手の皆さん、応援にいかれたサポーター、ファンの皆さん。
お疲れさまでした。
私たちは帰りは流川、新天地を歩きながら食べて飲んで帰りました。
試合はパッとしなかったけれどやっぱりホームはいい(*^_^*)

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2005.03.11

国会議員の国語能力

子どもの学力低下、初めて認める・文部科学白書という記事の中で、文部科学省は「読解力などが低下傾向にある」と指摘しています。
確かに子どもたちの本離れが言われて久しくなりました。
国語の力も、数字としては落ちているのかもしれません。
今の子どもたちは、「国語が嫌い」「国語の点がとれない」と言って国語へのコンプレックスを持っているようです。
これはこれで、しっかりと考えなければならない課題です。
しかし、
しかし、
そういう大人はどうかと問われれば、自信を持って「読解力」があると答えられますか?
国語の力がある、、、とは胸張って言えない私です。
そもそも国語力ってなんだ〜〜〜というそもそも論に陥りそう。
ここでは、自分の国語能力については棚にあげ、しっかりとしまい込んで「国会議員」の先生方に登場していただきます。
国会議員の国語能力と言えばそりゃ筆頭に上がるのは我が小泉さんでしょう。
この人の国語能力はスゴイ。
もうずば抜けていて、他の追随を許さない。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜
「総理、先日お渡しした白書に目を通していただけましたか?」
「私は、アナタの所だけの白書が来るのではないのですよ。いろんな書類、他の省庁の白書、山積なのです。」
「総理、では読んで頂いていないのですね。」
「だ・か・ら、言ったでしょ。アナタの所だけが特別ではないのです。」
「(^^;」

「総理、この問題に関してはどの様に思われますか、簡潔にお答えください。」
「私は、個人の問題は個人のことだと思います。」
「ソウリ〜〜〜誤魔化さないでください。」
「簡潔に言えと言うから、簡潔に言えば誤魔化すと言う。
では、こう考えると意見を言えば、時間がないから簡潔に言えと言う。
私はどうすればいいのですか?」

〜〜〜〜〜〜〜〜〜
とかとか、やっぱり小泉さんの年季の入った答弁には、野党はなかなか太刀打ち出来そうにありません(^^;
そこへいくと、竹中さん。まだまだ修行が足りません。
「大臣、所得税率を今、あげることは個人消費を冷え込ませることでは?」と野党議員。
「所得税率100%になればだれも働かなくなります。」
と、答える竹中さん。
(^^;(^^;(^^;
誰がそんなこと聞いた〜〜〜〜

ああああ〜〜〜〜
こうして審議は重ねられ、いつか採決され、国民の負担が増えていく(^^;
あああああああ
文部科学省のセンセイたち。
国会議員の国語能力も白書にして下さ〜〜〜い

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一日一善(^^;

もう昨日のうちに列島を駆け巡ったご存知自民党の中西さん
彼のモットーというかキャッチフレーズが「一日一善」というから呆れを通り越して笑ってしまいました。
それにしても、、、ねぇ。
今、国会は会期中。
昨日もテレビで「参議院、予算委員会」の中継を行っていました。
討論は、税金、社会福祉のことが中心で、来るべき高齢化社会にどの様に対応するか、与野党それぞれの議員がそれぞれの立場で意見を述べていました。
また、今は確定申告の時期。
3月15日が終われば今度は31日までの消費税の計算で、自営の人たちには頭の痛い時期です。
先日も無料の税金相談に私は行ったのですが、隣のおっちゃんは、消費税なんか払うお金がな〜〜〜いと叫んでいました。中小企業や零細の自営の方にとって、それはあまりに厳しい時期なのでしょう、、、
世の中、こんなに大変なさなかに、ナカニシセンセイは、夜中の二時まで飲んでいて、ドロドロになり、こともあろうか女性に強制猥褻(?)行為を行って、現行犯逮捕。
うううう(^^;(^^;(^^;
なんと恥しい(^^;(^^;
しかも、言うことには「客引きと思った」とか、、、
おいおい、そりゃないだろう。
これって、すごい人権差別だと思います。
まず女性差別。
次に職業に対する差別。
これは酔っていたという言い訳は通用しません。
本人もよくよく承知で辞任。
人は誤りを犯すものだし、弱いものであるということを考えても、
当然と言えば当然で、私は中西さんに対しては一片の同情も持ちません。
なぜなら、彼の本質は「差別」にあったことが明らかだからです。
しかし、人は変わると言うのも事実です。
中西さん。
本当に、心の底から、からだの底から変わることを期待しています。
そして、女性が心ない言動や行動で傷つくことがない世の中になるように率先垂範なさることを願っています。

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2005.03.10

消費税って優れている???

参院予算委:
消費税引き上げ論議 首相は前向きな姿勢
だそうです。
また答弁の中で 谷垣禎一財務相も「あらゆる世代から広く公平にどう負担してもらうかという観点に立つと消費税が優れた機能を持っているので、その役割を高めていくことが必要ではないか」と述べました。
えええええ??????
私はびっくりしました。
〜〜〜広く公平に負担する消費税は優れた機能を持っている〜〜
そりゃ確かに全ての商品に課税されている消費税は、さしものの堤さんも払わざるを得なかったでしょうが、、、
しっかしね。
一般の庶民にとっては、その負担率は大変なものだと思います。
金持ちからも、子どもからもお年寄りからも等しく同じ率で徴収することは、
年収に対する負担という意味では不公平では???と思います。
さらに定率減税を廃止するとか、公的年金の負担をあげるとかとか、、、
なぁんだか、本当に住みにくい世の中になりそうです。
少なくとも消費税率をあげることだけは考え直して欲しいと思います。
小泉さんは、ご自分の総理の時は上げないとおっしゃっていますが、
その後は野となれ山となれってことでしょうか?
民主党も率先して旗振っているしなぁ、、、
今日も国会のテレビ中継、なんとなく迫力のない与野党の攻防を見ながらため息が出ました。
消費税率値上げ、ハンターーーーイ。

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食の安全

BSE:
米国産牛肉の輸入再開 米大統領、早期再開迫る−−小泉首相「努力したい」
というニュースが流れました。
えええええ??????
小泉さん。やめてよね〜〜〜〜
ここまでブッシュさんの言いなりになるのは。
今、私たちは食べ物には神経質、敏感なのです。
たとえば、ついこの前コーンビーフの缶詰めを食べるときも、なんとなく不安になって
よ〜〜〜く原材料を確認。
店頭で肉や加工品を買うときもチェック。
(因果関係は明らかにされていない今、大袈裟に騒ぐ必要はないのではという声もあるかもしれませんが)
しかし、薬害エイズの時もそうでした。
研究者や多くの関係者は危惧を表明していたにもかかわらず、現実には沢山のかたがたが被害に遭われました。
こと健康、命に関することはどんなに慎重であっても慎重過ぎることはありません。
現段階で容易に輸入を認めることは後で禍根を残すことのなるのでは???
もう少し、時間をとって因果関係を明らかにしてからでも遅くはないと私は思います。
小泉さ〜〜〜ん。
ブッシュさんより、国民の胃袋の方を気にして下さ〜〜〜い。

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2005.03.09

ヒトクローン

ヒトクローン:
全面禁止宣言を採択 国連総会
ということで、またいろんな立場の方から意見、議論、討論が続出しそうです。
クローンと言えばドリーを思いだし、その死を浮かべます。
神の領域に達することのできない人間への大きな警告であったのでしょうか?
医学の分野では、臓器移植や不妊治療などで、少なからぬ期待を寄せている科学者や研究者は多いと思います。
一方で、そのあまりに予想のつかぬことゆえ、何が出来あがるのるか、、、また倫理面でも多くの意見はあります。その様な中の今回の国連決議です。
今後どの様な動きを見せるか注目されているところです。
私は個人的には「時期尚早」と思い、今回の決議は妥当ではと思うのですが、如何でしょうか?

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祇園祭に新しい長刀鉾

祇園祭:
長刀鉾の背面飾る「見送」新調 168年ぶり復元

ということで、今年の祇園祭の楽しみがまた増えました(^.^)
祇園祭の起源は古くは、祇園御霊会(ごりょうえ)と呼ばれ、貞観11年(869)に京の都をはじめ日本各地に疫病が流行したとき、「これは祇園牛頭天王の祟りである」として、平安京の広大な庭園であった神泉苑に、当時の国の数−66ヶ国にちなんで66本の鉾を立て、祇園の神を祭り、さらに神輿をも送って、災厄の除去を祈ったことにはじまります。
今では山鉾巡行などで有名な日本の祭りの一つです。
新しい長刀鉾を見ながら、今年も黒山のような人だかりのなか「はも」を食べようと今から楽しみにしてる私です(^.^)

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まだまだ目が離せません

 米伊が共同調査へ イタリア人記者銃撃事件
という記事を読みました。
時を同じくして「厳密な調査、懲罰を」 米軍誤射でブルガリア大統領というニュースもあります。
現地はいまだテロが相次ぎ、治安は不安だと思われます。
いちおう、選挙も無事済んだかと思われていた後の出来事だけに、ショックは隠せません。
こうした事件が起こると、一体あの戦争はなんだったのか???とまたもや疑問が沸き起こってきます。
イラクの民衆はいま、どうしているだろうか、、、
子どもたちや女性、お年寄り、身体の不自由な人々。思うと胸が詰まります。
一方、米軍も相当にストレスがたまっているのではと思われます。
お互いにとって、なんの益もない戦争であったことは歴史の判断を後世に委ねなくても明らかです。
かくなるうえは、一刻も早く安全で平和を取り戻すために力と力のせめぎ合いをやめる方向に大国アメリカが乗りだしてくれることを願うばかりです。
最後に、亡くなった多くの方々の冥福を祈り、
この様な犠牲が増えないことを願っています。

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2005.03.08

おおきなかぶ

トルストイの有名な童話おおきなかぶをご存知だと思います。
〜〜〜〜〜〜〜〜
おじいさんが、甘い大きなかぶを作ろうとかぶを植えました。
やがて、とても大きなかぶができました。
ある日、おじいさんは「うんとこしょ どっこいしょ」と声高らかに抜こうとしますが抜けません。
そこで、おばあさんを呼んで来て、おばあさんがおじいさんを引っぱって、おじいさんがかぶを引っぱります。
勿論掛け声は「うんとこしょ どっこいしょ」。それでもかぶは抜けません。
その後は、まご娘、いぬ、ねこと増えるたび「うんとこしょ どっこいしょ」・・・と続けます。
それでもかぶは抜けません。
もう半分、あきらめ。
しかし、ねずみが加わって「うんとこしょ どっこいしょ」・・・そして、やっとかぶが抜けました。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
まぁ、単純な話で、「おおきなかぶ」をみんなで力を合わせて抜くと言うものです。
その時、みんなが大きな声で「うんとこしょ どっこいしょ」という掛け声が楽しくて子どもたちには今も人気の童話の一つです。
さてさて、このところの二大ニュース。日本放送株をめぐってのフジ・サンケイグループとライブドアの堀江さん。
また、西武の堤さんの株。
いずれも「株」問題。
私は経済に疎いので、いままでサッパリ分からなかったのですが、
最近のワイドショーは、この二大ニュースにつれて、株のことも専門家が教えてくれます。
ふんふん。
なるほど。
しかし、むずかしい〜〜〜
まぁ、いいかぁ。悩まなくても。私には関係ない世界だから、、、
とかとか、思いながらテレビを見ています。
今日はニッポン放送株:
フジの日枝会長は会見で余裕の表情みせる
朝からこのニュースです。
今後、どの様な展開を見せるのか目が離せません。
いずれにしても、経営サイドは「放送は視聴者のもの」である、というスタンスを持って番組を作って頂きたいものです。
ところで、
堤さ〜〜ん。
日枝さ〜〜〜ん。
堀江さ〜〜〜〜〜ん。
「おおきなかぶ」はみんなの力で抜けたのですが、如何でしょうか???

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2005.03.07

宗教

自民改憲試案:「参拝は伝統」意見を反映 政教分離緩和
自民改憲試案:政教分離緩和の方針 一定の宗教活動容認
というニュースが目に入ってきました。
〜〜〜〜〜〜〜〜
 自民党新憲法起草委員会(委員長・森喜朗前首相)は6日、4月にまとめる新憲法草案の試案で、現行憲法が定める政教分離を緩和し、社会的儀礼や習俗的行事の範囲であれば国や自治体による一定の宗教活動を認める方針を固めた。特定の宗教に偏らない「一般的な宗教教育」も容認する方向。
〜〜〜〜〜〜〜〜
委員会の言い分は、日本の伝統的行事(なぜか地鎮祭への関与、玉ぐし料支出、殉職した公務員の葬儀)を宗教というのはおかしい。また宗教は情操教育に必要である。というものです。
しかし、本音は靖国神社参拝や公金からの玉ぐし料支出を新憲法で担保するのが狙い。と毎日新聞では書いてあります。
ううううう〜〜〜〜〜んんん
???????
おそらくはそうであろうとは思います。
この問題に関してはいろんな方がそれぞれのご意見をお持ちだと思うのですが、私はここでは「宗教」についてちょっと思うところを書いていきます。
私は「宗教とは教え」であると思うのです。
信仰ではない。したがって縋るものではない。ましてや偶像崇拝するものではない。
私は上座仏教に興味を持って、日本テーラワーダ仏教協会のホームページをいつも見ています。
今まで上座仏教についてはよく知らなかったのですが(ついこの2月にこのホームページを知りました)、ここに書いてある仏教説話などを読んでいると、
「宗教」とは何か。
生きるとは何か、考えてしまいます。
読み進むうちに元気が出てきます。
勿論「そうかな?」と思うところもあったり、わからない所も多々あるのですが、根幹の考え方は共感できます(ひろさちやさんも同じような考え方では?と思い、かなり好きです。)
さて、
上座仏教によれば、「真理は今しかない」ということです。
今を感じて生きていく、そのためにはどうするか、ひたすら自分で自分の今を実況中継していく。
そうすることで、なんとなく過ごしている「今」を確認する。
いずれ人は老い、死ぬ。肉体は衰えるが心が衰えないためには「今」を生きることである、、、、、
とかとか、まぁいっぱい力が湧いてきて楽になる、心が自由に解き放たれて来る教えが鏤められています。
そんな上座仏教は、言います。
宗教は教えであり(哲学)、信仰ではないと。
仏像や偶像に縋ってはいけない。心を強くして越えていくものが宗教であるというのです。

私は、学校教育で宗教を教えることは別に悪いことではないと思うのです。
ただ、その教える宗教、そのものが何かが問題だと思います。
神様に玉串をあげたり、神社に参拝することが宗教ではありません。
「人が生きていくための指針、人としての在り方」を教えていくものが宗教だと思います。
人の上には何もありません。
ましてや偶像やしきたりが人を呪縛するものではありません。
今、生きている人間、そのことこそが真理である、、、と思います。
そんな考え方や哲学を、もっともっと勉強していきたいと考えています。
たまたまその名が私にとって「宗教」と言います。

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黄金の王様

逮捕された堤義明さんを称して「裸の王様」と言うけれど、私はむしろ「黄金の王様」と思うのです。
いろんな国の昔話にあるじゃないですか。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜
金が好きで好きでたまらない強欲の王様に、ある日神様が現れて、なんでも好きなことをかなえてやると仰る。すると王様はためらうことなく「金が欲しい」と言う。
すると神様は「ではおまえの手にするもの全てを金にしてやろう」と言って消える。
神様が消えた後、王様は半信半疑で手をテーブルに置く。するとテーブルはたちまち金になる。喜んだ王様はありとあらゆるものに触れ金にする。
そこへやって来たお后様も王子様も王女様も金になる。
気がついたら誰も居ない。
孤独な王様は、それでもお腹がすいて、パンを食べようとする。
王様の手が触れるとパンはたちまち金になる。
水を飲もうとコップを持つ。
そのコップもすぐに金になる。
あわれ王様は、この時はじめて世の中には金以外にもっと大切なものがあることを知る。
しかし時はすでに遅い。
王様は自らの死が来るそのときまで、飢えと渇きと金に包まれて過ごすしか術はない。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜
堤さんは、目にするもの手にするもの全てが「家を守るため」でした。
家族も友人も全て「家」に置き換えられ、
社会事業はお金儲け以外は一切しない。
税金はびた一文払わない。
スポーツもレジャーも文化も全てお金のため。
家、金、家、金、家、金、〜〜〜〜(親の因果をひきずって)
なんとも哀れな人生です。
私たちが楽しんで来たサッカーや野球やスキーやいろんなものは、彼の飽くなき金儲けの上にあったのです。堤さんはご自分では金持ちのつもりでいらしたのでしょうが(税金は払っていなかったのですが)、庶民の私たちの楽しみは、実はその奴隷的な働きのうえにあったのです。
なんだか、本当に哀れです。
堤義明という一人の人物が。
しかし、彼はこの世で犯した罪は今償う必要があります(多分、数え切れないほど多くの人が彼の前で涙を流したに違いない)。
また、誤魔化していたとされる税金はしっかり払ってください。
多くの国民は、なけなしの貯金を崩して生活しています。
年金は減り、税金は上がり爪に火をともすような生活を余儀なくされています。
それだけでもアナタの罪は大きい。
だがしかし案外、親の呪縛が解け彼自身はホッとしているかもしれないね堤さん。
そして、もし来世というものが本当にあるならその時はもっと「いいところ」に生まれるといいですねぇ。堤さん。

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2005.03.06

最後の手

人間のすることであるから間違いもある。
として、冷静に審判の断を受け入れたのは横浜マリノスの岡田監督。
昨日のJリーグ開幕戦、横浜マリノスとジュビロ磐田との試合。
膠着状態が続き、試合はこのまま終わるかと思った後半44分の出来事。
右サイドFK→名波飛び出す→GKの榎本も飛び出す→福西右手でコースを変える→ボールは誰もいないゴールに吸い込まれていく。
そして得点。
この1点が認められ磐田が勝ちました。
しかし、ビデオで見ても明らかに福西選手は「ハンド」です。
「神の手」ならぬ「最後の手」だったのか、、、(^^;
〜〜〜〜〜〜
そろそろ時間も無くなり勝ちを急いだ山本監督。
選手たちに指示を出す。
「お〜〜〜い、時間は無いぞ。頑張れ!!!とことんやれ〜〜〜
最後の手を使え======」
それを聞いた福西選手、何を勘違いしたのか、使ったのだ、、、
最後の手を。
〜〜〜〜〜〜〜
なぁんてことはありませんが、、、
個人的には福西さんは好きな選手です。
地味ですがしっかりした仕事をするから。
代表でも頑張っています。
まぁ、人間のすることだから、という岡田監督の言う通りですが、しかし後からのビデオで判定して明らかな違反があった場合は、カードを出してもいいのではと思います。
みなさんは、どの様に思われますか?
いよいよ始まる本格的な戦い。
これから熱い季節を迎えそうです。
いずれにしても、フェアプレーの中で、楽しい試合を見ていきたいです(^.^)

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2005.03.05

日本平で同点

Jリーグが今日から開幕。
サンフレッチェ広島と清水エスパルスとの試合が終わりました。
結果は1−1での同点でした。
広島にとって日本平は鬼門。
リーグ戦で清水とは28回対戦し、結果は8勝2分け18敗。
ここぞ〜〜〜というところまでいくのですが、なぜか負ける。
広島サイドで言うと「日本平には魔物がいるのか」ということで、とてもイヤな相手です。
しかし、
試合は面白かった。
今年は攻撃的なサッカーをするということで、とても楽しみにしていました。
全体に広島は相手サイドに攻め込み、ボールを支配しているのですが、清水は固い守りでなかなかゴールを割ることはできません。
新加入の茂原選手や、佐藤選手、また池田君も頑張っていました。
森崎カズも身体をはって、中盤はパスがつながるのですが決定機にはなりません。
前半は両チームとも緊張のうちに、終わりました。
そして後半、相変わらず広島の支配で試合は進むのですが、惜しいチャンスをメークしながらも、ゴールを割れません。
そうこうしているうちに22分 左サイドからの久保山のクロス→公太がクリアミス→拾った澤登が冷静にゴール。
先制されました(^^;(^^;(^^;
うわっぁああああああ。
日本平。
イヤな予感。
うわっうううううううう
しかし、しかし後半佐藤選手と交代した茂木選手が死ぬ気で活躍。
35分 駒野のロングクロス→ガウボンが囮になってファーに飛び込む→茂木がシュートゴール!!!
同点(^.^)(^.^)(^.^)
その後、攻めたり、守ったりの攻防が繰り返されました試合終了。
結果は同点でした。
ホッ。
開幕戦の第一歩は同点で終わりましたが、まぁ良しとしましょ。
まだまだ課題はありますが(FWの連携)
今日の成果は茂木選手とカズの活躍。
未来に繋がるぞ〜〜〜〜(^.^)(^.^)(^.^)

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2005.03.04

異議ありぃいいいいい

BSE問題:
「輸入再開しなければ対日制裁」米下院議員
というニュースが新聞に小さく(?)載っています。
政府自民党は、アメリカの要請にはやく応えたいものの、先月の国内初のヤコブ病患者発症、死亡などを受けて、国民の『食の安全」意識は高まっているので、そうそう迂闊には、アメリカ言いなりになれないという苦しい立場です。
そうした胸の内をBSE:
島村農相が「世界の非常識」発言で弁明
という記事に書いてあります。
研究者の間でも「若い牛」でもBSE感染の危険はあると警告しています。
全頭検査を実施している日本のチェック機能を賞賛し、それ以外は予防方位はないと言っています。
それにもかかわらず、基準緩和を図ろうとしたのは、明らかにアメリカからの圧力であり、本人も辛い立場を認めているわけです。
しかし、
ねぇ〜〜〜〜
アメリカって本当に横暴だなって思います。
これは、食に関わることであり、健康、生命に関わることです。
慎重の上にも慎重を期して欲しいものです。

「異議ありぃ〜〜〜〜まった」
逆転裁判みたいに声出していかなければ、、、

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明日から始まるJリーグ

明日はJリーグ開幕戦。
待ちに待った、、、と同時にドキドキする開幕戦。
サンフレッチェ広島は清水エスパルスと日本平での対戦。
昨夜は、我が家でも応援グッズをタンスから出して用意万端整いました。
今までのユニフォームに加えて、新しいユニフォームも買いました(^.^)。
背番号は8です。
今年は広島はエンブレムが変わって、なかなか上品で重厚な雰囲気になったとひとりごちってました。
さぁ〜〜
いよいよ、開幕だぁ〜〜〜〜

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2005.03.03

驕れるもの久しからず

話題の二つのニュースの一方である西武の堤さん逮捕で今日は朝からテレビはこのニュースばかりが流れていました。
この一連の事件が起きるまで堤さんや西武王国といわれる実体については詳しくは知りませんでした(個人的にはライオンズファンの私には今後のライオンズの行方が気になるところです)。
さて、それにしても驚いたのは堤家の家憲
創始者の堤康次郎氏が「堤家」を永遠に守るためにその心構えを説いたと言われるものです。
中身は株の運用から、兄弟の在り方、人との関わりまで書いてあったそうですが、
私が何よりも驚きもし悲しくもあったのは、
「友達をつくるな」というところです。
そうか、、、友達をつくるな かぁ。
家を守るために何よりも財産を守り抜くために、人間を信頼していなかった処世術を我が子に与えた創始者。
忠実に守ったはずの二代目は、今その家憲のために葬られていこうとしている。
人の上に家を置き、
家のさらに上に財産を置いたその生き様を見た時、私は素直な感想としてこう思うのです。
「この人たちは何のために生きているのだろう???」と。
(お金のためか(^^;)
この人たちの喜びとは何か?
(お金を儲けた時か(^^;)
彼らの誇りとは何か?
(人を跪かせたときか(^^;)

人間としての悩みや苦しみはすべて家という形のために投げ捨てて、ひたすら走り続けた二代目の堤さん。
今、彼の脳裏を駆け抜けているのはどんなことかしらん。
「人は、ひとのためにのみ生きていくものでは?」とあらためて思いながらテレビを見ていた私です。
堤さん。この事件をきっかけに、一人のちっぽけな人間として生まれ変わり、他人のために生きていく人生を歩まれては如何でしょうか。
せっかく生まれてきたのだから、家のために、お金のために自分を犠牲にするのはつまらない。いずれ人は死ぬのだから。その時、何を持って旅立つのか?家でも、お金でもないと思います。
人への思いと自分への思い、慈しみではと思うのですが(堤さんにはアマイと言われるかなぁ(^^;)
しかし、その方が世界は美しくなると思いますよ。楽しくなると思いますよ。
アナタを見ているとふと平家物語の初めの部分を思い出しました。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
祗園精舎の鐘の声、
諸行無常の響きあり。
娑羅双樹の花の色、
盛者必衰の理をあらは(わ)す。
おごれる人も久しからず、
唯春の夜の夢のごとし。
たけき者も遂にはほろびぬ、
偏に風の前の塵に同じ。

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ひなまつり

今日はやはりひな祭りの話題。
ひな祭りの歴史はとても古く、その起源は平安時代の中ごろ(約1000年前)と言われています。
三月の初めの巳(み)の日に、上巳(じょうみ)の節句(中国が起源といわれ、すでに万葉集の大伴家持のうたに詠まれています)といって子どもの無病息災を願って
お払いをする行事をしていたのがその始まりと言われています。
陰陽師(天文、地層、人間などの吉凶を占う人)を呼んで、天地の神に祈り、食べ物を供え、人形に災いや凶事を託して川や海に流すのです。
私が幼い頃はまだこうした行事がに残っていて、小さな男の子と女の子の人形を川に流していました。
また、当時の宮廷の婦人や子どもの間では、”ひひな遊び”という遊びが行われていました。「ヒヒナ」とは「雛形」を意味し、「小さくて愛らしい」といった意味です。紙で作った人形と、身の回りの道具をまねた玩具で遊ぶもので、いまの”ままごと遊び”のようなものです。
清少納言の”枕草子”でもうつくしきものとして雛の調度と書かれています
上巳の節句が三月三日になったのは、室町時代(約600年前)からです。
しかし、このころから、安土、桃山時代ごろまでの三月三日の節句は、雛人形を飾って祝う女の子のお祭り
とはかけ離れたものでした。
三月三日の節句が女性のお祭りになったのは、世が平和になった江戸時代(徳川政権下)のことで
す。
そして、ひな祭りは、武士階級から町民へ、江戸から地方へと広まっていきました。
江戸中期には、女の子の誕生を祝って、初節句に雛人形を飾り、毎年盛んにひな祭りが行われるようになり
ました。
その後も明治政府では贅沢廃止のため、おひな様も憂き目にあいました。こうした紆余曲折を重ねて、おひな様は今に至っているわけです。
貴族の遊びであったおひな様が庶民に広く普及して、いまでは団地サイズのかわいいおひな様をよくみかけます。
お内裏様とおひな様も時を越え、試練をくぐり抜けていらっしゃったのですね、、、
そう思って見ると心なしか「したたか」なお顔に見えたりして、なかなか好感がもたれます。
頑張っていたんだねぇ〜〜

♪ひなまつり
赤いもうせん しきつめて
おだいりさまは 上のだん
きんのびょうぶに ぎんのだい

五人ばやしや 官女たち
そろってならぶ 下のだん
どれもきれいな おひなさま

あられひしもち おしろざけ
ぼんぼりかざる おもしろさ
きょうは三月 ひなまつり

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2005.03.02

シンプル イズ ザ ベスト

ブログを書き始めて一年以上が経ちました。
この間、世の中は目まぐるしく動き、
それにつけ自分の意見を書いたり、あるいは他の人たちはどう考えているのかと、いろんなサイトを訪問したりしました。
そんな中で多くのネット友達が出来て、毎日コンピュータに向き合うことがとても楽しくなったように思います。
また、現実の私自身の世界も深まったような気がしてとても有意義にブログ活動をさせていただいています。(^.^)
さて、今日はいつも伺っているサイト、ブログの中で三つのブログを拝見しながら、私が感じた思いは同じだったので、ちょっと書いてみようと思います。
その3つとは、
HPO:個人的な意見 ココログ版のひできさん。
FAIRNESSさん。
もげきゃっちのろぶさん。
三人が書いていらっしゃる内容は三人三様、全然違うのですが、
一つだけ共通の概念がありました。
「曖昧」「中庸」
と、いうことです。
〜〜ネット社会では、自分と違う人格、性、年齢を築き、その曖昧な人格が現実の自分に跳ね返ってくる。そしてそれは取りも直さず私たちが社会というものを見つめる時の基準にさえ すり変わり、ある種の安心をぼやけた輪郭の中に見つける〜〜
と、言ったものを三人の蘊蓄深く、楽しく、なおかつ興味深いブログから感じとった私です。
「曖昧」は曖昧にできない〜〜
なぁんてトートロジは言いませんが(^^;
確かにとても難しい概念です。
さて、三人の方のブログから離れ、自分自身の問題として考えてみました。
私もこの言葉はパステルカラーのような優しい色相を感じて好んで使うのですが、
実は、大きな落とし穴を感じているこの頃なのです。
「自分を見つめることに曖昧であってはいけない」と思う事しきりなのです。
見つめるとは観察することで、自分を知る事なのですが、
責めること、反省することことではありません。
ましてや他人との比較であるはずがありません。
ひたすら自分をありのままに見つめることです。
では、どうしたらいいのか???
それは「今」を感じて生きていく事のような気がします。
一瞬、いっしゅんに自分の思いを込めて生きること。
ただそれだけです。
上座仏教では、
真理は「今」にある。
と教えてくれます。
そして、真理とはシンプルなものであるとも。
何も難しいことはない。
ただ、「いま」を感じて生きていく。
しかし、曖昧ではない。

ともすればせっかちに今をつききって、未来ばかり思う。
過去の失敗ばかりに気を取られている私です。
本当は今しか生きることはできないのに、、、ねぇ。
ゆったり、豊かに今を感じて生きることをもう一度思い出しながら、
今日は『シンプルイズザベスト」という題で書いてみました。

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2005.03.01

春三月

今日から三月。
弥生です。
弥生とは、「弥生(いやおい)」が変化したものと言われています。
弥生の「弥(いや)」は、「いよいよ」「ますます」などを示し、
「生(おい)」は、「生い茂る」と使われるように、草木が芽吹くことを意味します。

風は冷たく、暖を手放すにはまだ時間がかかりそうですが
日の光は明らかに力が増してきました。
いのちが息吹く春は、もうやってきました。
さぁ、家でくすぶっていないで、ちょっと外で「春さがし」をしてみようと思っている私です。

〜〜 石走る 垂水の上の さ蕨の 
     萌え出づる春に なりにけるかも〜〜
 万葉集 志貴皇子( しきの おうじ )   巻8・1418

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