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2005.03.29

脳と心

言葉とは、かくも不思議なものかと常々思っています。
今、「作文検定」を受けるという女の子と一緒に、「書く」ということを勉強しています。
今までも書くということについては、いろんな本を読んでいた積もりでしたが、やっぱり「積もり」だったのだと改めて考えています。
言葉の壁と言うか、相手に分かってもらう、理解してもらう、同時に相手のことを理解するとはどの様なことか、
いつもながらのテーマを自分に突きあてています。
「考える脳 考えない脳」の著者信原幸弘さんは「脳と心」の関係について研究しているのですが、彼は「心とは脳と身体と環境からなる一大システムである」と言います。
脳とは単に情報を処理するだけの器官なのでしょうか?
そして、その情報から「何を選び、どのように判断するのか」は人それぞれによって違うということでしょうか?
同じ情報を得ても、その感じ方や考え方は人様々です。
私は、子ども達に作文の指導をする折、
「もの」の説明をさせることがあります。
たいていは「タヌキの置物」の説明をさせます。
「まず、これは○○です。と書き出しなさい。あと、色の説明は必ず入れること。
それ以外はなんでも好きなことを書いていいよ、、、」と言って原稿用紙を渡します。
そして、出来上がった作文を見ると、ものの見事にみんな違います。
同じタヌキの置物を見ているのに、、、
当然と言えば当然ですが。
書いている内容に「人となり」が現れ、その子の今までの歴史が伺え、なるほどと感心します。
子どもたちの感性はどの子もイキイキとノビノビとしています。
豊かで、明るくて剽軽でこちらもつい笑ってしまいます。
同じタヌキさんの情報を脳はどの様に処理をして、どの様に子どもたちの心に届くのか、、、
そんなことを考えながら、子どもたちと作文を書いています。
それは今までになく新しい発見を私に見せてくれるのです。
いつでも、どんなときでも「分かったつもり」とは思い上がりであると、教えてくれる子どもたちとの関わりは私にとって、
「自分を習う」大切な時間でもあります。
おおよそ人は、何にたいしても謙虚でなければ、、、
そんなことを思いながら信原さんの本を読み直しています。

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