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2005.03.07

黄金の王様

逮捕された堤義明さんを称して「裸の王様」と言うけれど、私はむしろ「黄金の王様」と思うのです。
いろんな国の昔話にあるじゃないですか。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜
金が好きで好きでたまらない強欲の王様に、ある日神様が現れて、なんでも好きなことをかなえてやると仰る。すると王様はためらうことなく「金が欲しい」と言う。
すると神様は「ではおまえの手にするもの全てを金にしてやろう」と言って消える。
神様が消えた後、王様は半信半疑で手をテーブルに置く。するとテーブルはたちまち金になる。喜んだ王様はありとあらゆるものに触れ金にする。
そこへやって来たお后様も王子様も王女様も金になる。
気がついたら誰も居ない。
孤独な王様は、それでもお腹がすいて、パンを食べようとする。
王様の手が触れるとパンはたちまち金になる。
水を飲もうとコップを持つ。
そのコップもすぐに金になる。
あわれ王様は、この時はじめて世の中には金以外にもっと大切なものがあることを知る。
しかし時はすでに遅い。
王様は自らの死が来るそのときまで、飢えと渇きと金に包まれて過ごすしか術はない。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜
堤さんは、目にするもの手にするもの全てが「家を守るため」でした。
家族も友人も全て「家」に置き換えられ、
社会事業はお金儲け以外は一切しない。
税金はびた一文払わない。
スポーツもレジャーも文化も全てお金のため。
家、金、家、金、家、金、〜〜〜〜(親の因果をひきずって)
なんとも哀れな人生です。
私たちが楽しんで来たサッカーや野球やスキーやいろんなものは、彼の飽くなき金儲けの上にあったのです。堤さんはご自分では金持ちのつもりでいらしたのでしょうが(税金は払っていなかったのですが)、庶民の私たちの楽しみは、実はその奴隷的な働きのうえにあったのです。
なんだか、本当に哀れです。
堤義明という一人の人物が。
しかし、彼はこの世で犯した罪は今償う必要があります(多分、数え切れないほど多くの人が彼の前で涙を流したに違いない)。
また、誤魔化していたとされる税金はしっかり払ってください。
多くの国民は、なけなしの貯金を崩して生活しています。
年金は減り、税金は上がり爪に火をともすような生活を余儀なくされています。
それだけでもアナタの罪は大きい。
だがしかし案外、親の呪縛が解け彼自身はホッとしているかもしれないね堤さん。
そして、もし来世というものが本当にあるならその時はもっと「いいところ」に生まれるといいですねぇ。堤さん。

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前のエントリ”Take me out to the snowland ~ epilogue”で近江出身の堤康次郎氏が所謂”近江商人”であったかどうかに疑問を感... [続きを読む]

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