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2005.04.12

春雨はいたくな降りそ

春雨はいたくな降りそ桜花いまだ見なくに散らまく惜しも
(万葉集 詠み人知らず)
意味は「春雨よ激しく降らないで。桜の花をまだみていないのに、散ってしまったら惜しいことです。」という感じでしょうか、、、
さて、今日は朝からの雨。
春の雨は、細く柔かでしなかやか。しかも忍耐強い。
我が家の窓からは、雨にけぶる遠くの山脈と、
惜しみながら散っていく桜の木が近くに見えて、なかなかの風情を演出してくれています。
今は時は夕暮れ、
暮色にせまるあたりには、街灯の火がともり、雨にぼやりと映えています。
そのなにやらもの哀しさが、まるで夢二の絵が窓に描かれているようです。
カーテンを閉めるほんの僅かな時間に切り取られた光景。
時代は流れ、歴史が動いている。
しかし、今の一時はヒッソリと降る雨の音と散る桜しかありません。
一瞬の贅沢な楽しみを味わった喜びで、満たされながら、、、
怒涛のように流れる時代に棹をさそうか、あるいはそのまま立ちすくむか、、、
〜〜〜 春さらばかざしにせむと我が思ひし桜の花は散りにけるかも 万葉集より〜〜〜〜
季節はいよいよ鳥達の鳴く初夏の候。
やはり私も今まで通り鳴きますか、、、
それが、実に私らしい。

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