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2005.05.25

談合に消えた税金

橋梁工事受注、道路公団分も談合というニュースが浮上。
実に半世紀ちかくもこのような事が行われていたという証言(公正取引委員会の杉浦総一郎・第二特別審査長談)もありました。
そもそも談合とは何か?
その温床となる背景は何か?
今日は考えてみます。
談合は、入札前に受注予定企業を決めるだけでなく、その企業が予定価格ぎりぎりの高値(90%以上)で落札できるように入札参加企業が“協力”するシステム。これにより受注予定企業は、公正な競争入札がおこなわれたとき以上の不当利益を得ることができる仕組みです。
つまり、本当なら1万円で仕上げることが出来るものを、皆(よそ者はいれません)で口裏会せて10万円かかると決め、その差額を利益とする仕組みです。(それにしても、私の例って、ちゃっちぃねぇ、、、あんまり大きいお金見ないから(^^;)
そこで、
「フゥ〜〜〜ン、それだけ」と思ってはいけません。
このお金は私たちが払っている税金から出ているのです。
つまり払わなくてもいい差額分まで払っているのです。
それが、今回の一番の問題です。
では今までにどれくらいの損益を蒙ったか???
公取委の今までの告発対象をみると発注総額は約670億円。単純にその10%を損害額とすると67億円。
しかし、告発対象だけでなくすべての入札で談合がやられているとすれば、鋼鉄製橋梁の年間市場規模は03年度で3500億円ですから、その10%を損害額とすると年間350億円。それが数十年つづいていたのですから、橋梁談合事件による国民の損害は数千億円にのぼる計算になります。(^^;(^^;(^^;
みんな、税金です。
私たちの税金です。
では、なぜ日本を代表する企業が長年、談合に加わ続けた、続けることができた理由は?
ズバリ。
課徴金が少ないのです。
課徴金とは、談合が明らかになった場合、国に課徴金を納めさせる仕組みです。課徴金の額は、違反対象となった受注額のわずか6%。
同じようなケースで、EU(欧州連合)の制裁金は違反対象にとどまらず、会社の全体の売り上げを対象に10%を上限に算出。
アメリカでは違反対象の売り上げの15—80%の罰金がかかります。
実は、公取委も、現行の課徴金を引き上げる独禁法改正を準備してきました。
しかし、これに真っ向から反対したのが日本経団連。
そのため公取委は初めの12%を、10%の課徴金に抑えざるを得ませんでした。
 この10%の課徴金さえ経団連は抵抗。
(金持ちはケチです。)
同法改正案は昨年の通常国会に提出する予定でしたが、経団連の意向も受け自民党は法案提出の見送りを決定しました。
 この見送りを受け経団連は昨年九月、献金をする際の参考にする“通信簿”を発表した時、自民党にたいしてわざわざ「独占禁止法改正案(閣法)の通常国会提出を見送り…」
(第2次政策評価として検索して下さい。PDFで出てきます)
と特記したほどでした。
つまり、大手企業と政界と、官僚とのつながりというお決まりのコースが見えてくるわけです。

つい先日、消費税が10年後には19%になる、、、
国の財政が赤字、、、
という財政審のニュースを書いたばかりですが、、、
これじゃ、、、ちょっと俄に「はい、そうですか」とは言えません。
友人はゼネコンに勤めていて、公共企業の受注が減った、、、
ボーナスがもらえない、、、と嘆いていました。
たぶん、多くの中小のゼネコン関係の方はそうだと思うのです。
しかし、本当は大企業のゼネコンがちゃっかりと大もうけしていたのですねぇ〜〜〜
この国は、お金持ちは優遇され、そうでないものは支えるだけの役割しか担うことはできない国になっていくのでしょうか?????
格差は広がるばかり。
貧困指数も増えたとかいうニュースがつい先日出ていましたが、、、
小泉さん。
郵政もさることながら、税制も、もっとやさしい仕組みにして下さい。
とくに消費税は辛い。
すべからく国民から公平にとる消費税。
払うお金は同じでも、所得に対する率が違いすぎる、、、
このままでは、国民は体力が無くなるよぉおおおおお。
絶対、絶対、消費税率が上がることは反対です私。
その前にもっと国の出来ることはあるのではないでしょうか???
いずれにしろ税金の使い途、しっかり見ていく必要があります。

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コメント

瀬戸さん、復帰おめでとうございます。

<とくに消費税は辛い。
すべからく国民から公平にとる消費税

本当です。史上最高の利益を上げているところもありますので、そこに負担してもらうのが公平ではないですか。


ブログのイメージ画像を作ってみました。
よかったら見に来てください
http://8609.teacup.com/kouhei/bbs

投稿: kouhei | 2005.05.26 00:19

kouhei さん。
こんにちは。
コメント有り難うございます。
ご心配いただき有り難うございました。
腱鞘炎は、相変わらずです。
ゆっくりやっていきます。

さて、ご紹介のブログのイメージ画像、早速拝見いたしました。
力が入っていましたね(^.^)
私個人は、いつも掲載なさっている写真が好きです。
やさしい心遣いと、きめの細かい観察力が感じられて、好きです。
切り取られた写真から世界が更に広がります。
ミルク色の優しい雰囲気が漂っているコーナー。
絢爛に咲く花達に、楚々と咲く花。
とてもいいです。
ギャラリーとして、じつは楽しませていただいていました(^.^)
これからも伺います(^.^)
では、また素敵な写真と、鋭い文、待っています。
これからもよろしくお願いいたします。

投稿: せとともこ | 2005.05.26 15:22

建築業界のものですが。

>その企業が予定価格ぎりぎりの高値(90%以上)で落札できるように入札参加企業が“協力”するシステム。これにより受注予定企業は、公正な競争入札がおこなわれたとき以上の不当利益を得ることができる仕組みです。

そもそも予定価格とは官公庁がこの金額以下ならば落札OKという数字であります。したがって、予定価格を下回っているということは既に「高値」ではなく、法的に認められた範囲内妥当な価格ということです。
問題は予定価格の妥当性(役所側)と何故予定価格が漏れているか(これも役所側)にあると思います。
なお、建築業界では予定価格自体が低すぎて受注=赤字ということも頻繁です。

>つまり、本当なら1万円で仕上げることが出来るものを、皆(よそ者はいれません)で口裏会せて10万円かかると決め、その差額を利益とする仕組みです。

建築業界では仮に正しく積算された予定価格が10万円だとすると、工事の品質を保つためにダンピング防止として7万円とか8万円の最低価格が決められることが多いので、仮に赤字覚悟の価格競争が行われてもご指摘のようなことは不可能と思います。

但し、私のブログで触れたように予定価格も最低価格もなく、青天井で落札価格が吊り上げられた社会保険庁の特殊シール談合事件のような場合にはご指摘のとおりの構図となります。

なお、橋梁業界の入札制度については知りませんので、あくまでも建築業界の話ですがご参考まで。


投稿: ken123 | 2005.05.28 14:22

ken123さん。
こんにちは。
コメント有り難うございました。
業界の色々についてお教え下さいまして、ありがとうございます。
とてもよく分かりました。
私の例は、あの時ちょっと税金の使い方について怒っていたので極端になりましたが、、、
いずれにしても、今の政治の在り方が、必ずしも公平、公正でないと肌で感じています。
国民にやさしい政治を願うばかりです。
郵政も審議が今されていますが、国民不在の感がしてなりません。
今後の成り行きに注目です。
これからも、いろいろお教え下さい。
では。

投稿: せとともこ | 2005.05.30 15:16

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