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2005.05.07

リスクコミュニケーション

BSE対策 全頭検査緩和を答申というニュースが昨晩の報道番組で流れました。
うわっ〜〜〜大丈夫だろうか?
正直、私は不安です。
では何故不安か?
それは、「安全」に関しての認識の違いを感じたからです。
第1回リスクコミュニケーション専門調査会が内閣府食品調査会主導の下、開催されたのはH15年9月。
それから先月まで14回の会議が行われました。
BSE問題における全頭検査については、多くの消費者、国民の声は、今までの成果に賛意を示し、今後も引き続き行われることを希望しているものです。
食品委員会も「若い牛から感染源を発見することができたのは全頭検査のおかげである」と評価していました。ところが、ここへ来て急に答申が変わりました。
「リスク評価は多数決で決めるものではない。あくまで科学的知見に基づくことが原則である」と回答。
そうです、そうです。そのとおり。
多数決で決めることではありません。
科学的知見で決めることです。仰るとおり。
しかし、この科学的知見が委員会の出してきたものは、実に曖昧なのです。
月別判別法、危険な部位の完全除去、飼料の管理、、、、
これらに関しては「極めて感染のリスクが低い」というのが委員会の今回の科学的知見なのでしょうか?
これは困った。
極めて感染のリスクが低い、、、かぁ。
まぁ、感染するかしないかは「運」にまかせましょ。と、言うことか。
確かにそうなんです。
感染するかもしれないし、しないかもしれない。
また発症するかもしれないし、そうでないかもしれない。
だから、「全頭検査」はしない、という選択を選ぶことと、
だから「全頭検査」をもっと徹底しなければならないという道を選ぶことは、
科学という立場から見たとき、どちらがより「科学的」なのだろうか???
いずれにしても、消費者である私たちは店頭に並ぶ肉を見ながら選択をしていかなければなりません。
今までは、グラムあたりのお金で選んでいた私ですが、これからはもう一つ選ぶ基準が増えてきそうです。
消費者と行政と研究者とが情報を開示して「より安全な食」を目指そうと立ち上げたリスクコミュニケーション。
つい先日の電車事故から何を人は学ぶか?
それは、「安全は一番簡単なことを大切にすること」ではなかったのだろうか?
これくらいなら大丈夫。
もうちょとでも危険の確率は低い。
そうした積み重ねの上に、あの事故は起きたことを、見たばかりです。
これは何も電車だけのことではありません。
食べ物だってそうです。
これくらいなら、大丈夫。
その油断が、いつか大きな災いを招くかもしれない。
何よりも、そうした体質が、災いを招く。
と、私は思います。
今後はどんな話題が俎上に上るのだろうか?
まだまだ目が離せません。

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