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2005.06.17

介護保険と混合診療

郵政民営化もひどい法案で、その矛盾は討論、議論するほどに噴出、明るみになってきます。
しかし、その影で秘かに進んでいる「介護保険」と「混合診療」の行方も見逃してはなりません。
介護保険法改正案が参院厚労委で可決、今国会で成立というニュースは小さく取り上がられています。
しかし、その中味はかなり辛い。
自己負担が軒並み続きます。
・経度者を対象に筋力トレーニングなど「新予防給付」導入で訪問介護抑制。
・施設利用者の居住費、食費を全額自己負担。
・保険料の年金天引きを障害年金、遺族年金にも拡大。
・保険料徴収年齢の引き下げ(2009年度より)
などなど、、、
「過剰介護の抑制」とか「財政維持でやむなし」という理由です。
なぁ〜〜んとなく涙が出てきました。
そう言えば、
昔話「姨捨山」を思い出したりして、、、
小泉さ〜〜〜ん。
殿様を救ったのは、年寄りの知恵ですよぉおおお

さて、もう一つ見逃せないのは「混合診療」
昨年末、担当大臣間(昨年十二月十五日に尾辻厚生労働大臣と村上行革担当相)の基本合意で、その対象医療が増えることになり、この夏具体化される見通しです。
 混合診療は、公的健康保険と保険のきかない診療(自費診療)を併用するものです。
現在行われているのは医療で一番思い出しやすいのは歯科医療です。
「保険のきく治療にしますか?」と必ず聞かれます。
私は悩まず「はい、保険のきく範囲で精一杯治してください」といいます。
さてこの解禁。
公的保険を縮小することで、保険財源の国庫負担を減らし、その分、民間医療保険の市場を増やすのが狙いです。
[混合診療]についての見解に詳しく書かれていますが、現場の医療チームにとっても、今回の動きは「医療の原則」から外れることとして反対の声が多いようです。
では基本合意の中味を見ると、、、
これまでも例外的に混合診療を認めてきた「特定療養費制度」を拡充するというものです。(同制度は1984年に導入されました。)
つまり「差額ベッド」や「高度先進医療」などを別途料金で患者から徴収できるようにするものです。
このときの合意で、がん患者らから要望の強い新技術や薬を自費とし、保険診療との併用の枠が拡大しました。
新技術ごとに一定水準の要件を満たす医療機関が届出により実施できます。
(新技術は約100。実施医療機関は約2000所)
さらに今回の合意で、新しい技術や薬を導入する際に、国が科学的に評価した後、まず特定療養費の対象として、自費診療部分に留め置くルールをつくりました。
つまり、お金持ちだけが先進、高度の医療技術を受けることが出来るようになります。
私のように「あっちが痛い」「ここが痛い」と言っているものは辛い(^^;
今度からは、歯医者さん以外も「保険の範囲にしますか?」とまず聞かれるようになるのでしょうか?
はい、と答えたら入り口が違っていたりして(^^;
「はい、あなたは保険組です。こちらから勝手に入って、、、」
「はい、あなたは自費診療の方ですね。どうぞ、どうぞ、こちらからお入りください。」
なぁ〜〜〜んて事が、すぐそこの近未来にはなっていたりして、、、

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コメント

 やだやだ。もうこの世に未練はない。若い人達は良い議員を選んで、なんとか現状をひっくり返して、良い国を作ってくださいね。

投稿: hitoriyogari | 2005.06.17 17:12

hitoriyogari さん。
こんにちは。
コメント有り難うございます。
あすなろ、、、の方も一緒に書かせて頂く失礼をお詫びしながら、、、

郵政の方もそんなに借金があるのですか???
うわっ〜〜〜ですね。
銀行に公的資金を充てた時を思い出しますが、それとは逆か???
貯金は目減り。
負担は雪だるま。
本当にこの国はどうなるのか???

>若い人達は良い議員を選んで、なんとか現状をひっくり返して、良い国を作ってくださいね。

本当に、そう思います。
次の世代の人たちが、幸せで豊かな時代であるために今踏ん張らなければ、と思うのですが、、、ねぇ。
hitoriyogari さんは、 「やだやだ。もうこの世に未練はない。」なんて仰らずに長生きして下さい。
お体、大切にしてゆっくり楽しくお過ごし下さいね、コーラスなどして(^.^)
私は、こうしてブログを通してお話しできることが、とても幸せです。
これからもよろしくお願いいたします。
では、、、ねぇ。

投稿: せとともこ | 2005.06.17 18:26

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