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2005.06.23

今日は何の日

今日は、終戦60年、沖縄慰霊の日 です。
「沖縄全戦没者追悼式」には小泉さんも出席。
〜〜〜〜
沖縄で基地削減への期待感が高まっている在日米軍の再編協議に関しても触れるが、具体的な軽減策や見通しには触れず、靖国神社参拝問題への言及もしない見通しだ。
上記 記事より
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沖縄の人にとって基地とは何か?
職と反基地 ジレンマ もうひとつの沖縄1という記事にも見られるように、戦後60年、沖縄は基地と共に歴史を刻んできました。
米軍は生活の糧であったり、友人でもありますが、
しかし基地のない沖縄を求める自分の中の揺れ動きで生活してきた沖縄の人々。
そもそも沖縄に米軍の基地が出来た歴史について、ちょっと考えてみます。
1945年4月1日。米軍が沖縄本島へ上陸。
沖縄戦では県民の三分の一に近い十数万人が死亡。
米軍は本島のほぼ東半分を海軍、西半分を陸軍が管轄。
北部の東海岸に「軍政府」が設置されました。
こうして米軍はいったんは沖縄全島を基地化しました。
その後、終戦を迎えても米軍は、沖縄を足場とするための基地を押しつけて、今に至っています。
大騒音と犯罪、さらに米軍ヘリ墜落など県民の日常が脅かされている中で、
 日米両政府は、95年に、沖縄の米軍基地について検討するSACO(沖縄にかんする特別行動委員会)を設置。翌96年、普天間基地を返還するかわりに、辺野古沖に新しい基地をつくることで合意しました。
新基地建設反対の運動が広がり、多くの住民が、昨年来座り込みを続けています。
辺野古沖の基地建設は、海を汚し、サンゴの破壊、ジュゴンの生息場所を奪います。
基地のたらい回しが今、沖縄でなされようとしています。
もっとも、基地に関しては沖縄だけではありません。
当該関係者は負担のたらい回しという感覚を持っているようです。
戦後60年。
日米の新たな関係を見直す時期に来ているようです。

その関係の最たる新安保条約の締結が45年前の今日されました。
日本国とアメリカ合衆国との間の相互協力及び安全保障条約参照。
岸内閣・自民党は、国民の反対を押しきって衆院で単独採決(5月20日)、
6月23日に批准書交換・発効しました。
私たちにとって、最も注意を払うべき条約は、
日米経済協力(第二条)、
有事のさいに自衛隊が米軍と共同してたたかう日米共同作戦(第五条)、
基地提供(第六条)です。

とくに今般見るべき必要があるのは、
「有事のさいに自衛隊が米軍と共同してたたかう日米共同作戦」の解釈です。
実際、これまでにも、日本をベトナム侵略戦争などの足場とするとともに、アメリカの戦争に自衛隊を参加させる仕組みをつくってきました。
日米ガイドライン(日米防衛協力の指針)で、アジア・太平洋を範囲とする「日本周辺」でのアメリカの戦争に自衛隊を組み込む仕組みもつくりました。
さらにイラク戦争への自衛隊派兵。
後方支援を行い、多国籍軍に加わり、アメリカの戦争への参加にふみだしました。
これは、憲法に反するのはもちろんですが、現安保条約によっても説明のつかない海外派兵です。
なぜなら、安保条約第五条の日米共同作戦条項は、
「日本防衛」が目的です。
イラク派兵のどこが、日本本国の防衛になるのか?
これに関しては、政府も当時、きっちりと説明は出来ませんでした。

イラクにおける人道復興支援活動及び安全確保支援活動の実施に関する特別措置法を急ごしらえで作りましたが、本音は小泉首相自身は「日米同盟、この関係を重要視」(2004年1月21日)してのイラク派兵だと説明。安保条約の枠組み、規定さえ無視し、無制限に拡大したことは記憶に新しいところです。

こうしてみると6月23日、今日という日は、
「平和」を考える日ではないかと思います。
私にとっての平和とは、何か。
あなたにとっての平和とは何でしょうか?
考えてみたいと思います。
幸いに今日は梅雨空。
雨読といきましょうか、、、

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