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2005.07.06

何を見るべきか

昨日7月5日、郵政民営化法案が僅差で衆院通過。
その後、ニュースや報道番組、朝のワイドショウーでも、さかんに取り上げられました。
その斬り口のほとんどは、「自民党議員の造反」。
だれが賛成で、だれが反対か、、、
党議拘束の中味。
などなど。
いずれも「おはなし」としては面白い。

♪(めだかの学校のメロディーで歌ってください)
六日(むいか)の国会は、民営化。
みんなが注目しているよ。
だれが青票か白票か、
だれが賛成か反対か、
みんなで息ひそめ見ているよ。

しかし、
本当に国民である私たちが知りたいことは、それではありません。
「郵政民営化」とはそもそも何か?
問題は何で、どうすれば国民に一番「安心、安定、安全」を保障してくれるのか?

ズバリ、問題はこれだ!!!

と、提示してもらいたいと思いながらテレビを見ていました。
(焦点がぼけたままでは、連日の若貴問題と同レベルだなぁ^^;)
と、いうことで自分でもう一度郵政民営化の論点整理。
次の手順で考えていきます。
・そもそも何故民営化?
・その中味は?
・現実に国民に与える影響は?
・そして、最後は民営化が出てきた背景。(ここは後日、もっと調べて書く予定)
以上を竹中さんの日記
郵政民営化の基本方針などを中心に見ていきます。

そもそも何故民営化?
〜〜〜〜
改めて「何のために」という基本命題に戻ってみよう。私にとって、その答えはきわめて単純明快である。一言で言えば、「民間でできることは民間で」ということだ。
〜〜〜〜
と言う事で聞き慣れた「民間でできることは民間で」が答えだそうです。

その中味は?
郵政民営化の基本方針に政府案が書かれています。ご覧ください。

・現実に国民に与える影響は?
〜〜〜〜〜〜〜
[1]350兆円が民間のものになる
[2]2万4000のコンビニチェーン
[3]公務員が減る
[4]国の財政に貢献する
(竹中さんの日記より)
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
さて、ここが反対意見、国民の不安なところです。
まず、
[1]350兆円が民間のものになるというが、民間とは誰か?何か?
国民の私たちにはどのような利益が還元されるのか?
政府の答えは「民間に任せる」の一点張りです。
「民間にできること」と金科玉条に言うが、銀行は不採算地域の店舗を閉鎖し、統合・合併。この八年間の店舗数削減は都銀31、1%、信組32、1%、農協21、6%という実態。
これに対して、郵便局は百七十六局増加。
また、そのサービスはどうでしょうか?
銀行はATM(現金自動預払機)の時間外引き出しなど、手続き全てに手数料を取ります。郵便局はATM手数料を取っていません。
民間銀行では、ATMのうち視覚障害者に対応した機種は13%にすぎないのに、郵便局では全機種、100%の万全対応です。

[2]2万4000のコンビニチェーン
私たちが欲しいのは郵便コンビニだろうか?
私の住んでいる地域には、駅の周りにコンビニが3軒あって、つい先日、その一つが潰れました。郵便コンビニの運命は如何に?
答えは「民間に任せます」
また、僻地、山村ではどうなるのか???
(あすなろ村に郵便コンビニはできるか)
いずれも正確な答弁はありませんでした。

[3]公務員が減る
「職員が民間人になるとともに、免除されていた税金が支払われることにより財政再建にも貢献する」とは言うが、実際は、
 郵政公社に税金は一切投入されていない。職員は国家公務員だが、給料は独立採算で経営していることは、国会の審議で何回も質されていました。

[4]国の財政に貢献する
公社の税金が免除されていたといいますが、公社は利益の50%を国庫に納付。
政府の試算でも、厳しい金利環境のもとで、民営郵貯は6百億円の赤字になって法人税を払うどころではなくなる見込み。公社を維持した場合は1400億円の黒字となり、7百億円を国に納めることができる。
ここも、何回も国会で野党の議員に質されていました。
政府からも疑問の上がっている民営化。
〜〜〜〜〜〜〜
民営郵貯の株式時価総額は10兆から15兆円であり、その程度のお金で(減ったとしても)200兆円の郵便局の資金を動かせるとなると、外資に狙われて「危なっかしいなと思うほうが普通だ」( 麻生総務相)
〜〜〜〜〜〜

私たちが見るべきことは何か?
結局、自分たちの財産(残念ながら私はないのですが^^;)をどうしたら守ることができるのか?
まだまだ考えていかなければなりません。
論点、争点が次第に明らかになってくるようです。
いずれ、その背景にも迫りたいと思いますが、、、
しかし、私個人の意見は郵政民営化だけでなく税金、年金、談合全てにわたり国会議員の先生は、国民の声を聞いていただきたい。と言うことです。

〜〜〜〜
♪日本の国会は 気楽そう
そっとのぞいて みてごらん
そっとのぞいて みてごらん
みんなで いねむり しているよ

日本の国会の 先生たち
だれが与党か 野党か
だれが与党か 野党か
みんなで げんきに あそんでる

日本の国会は うれしそう
力にながれて つーいつい
金にながれて つーいつい
みんながそろって つーいつい
〜〜〜〜〜
まぁ、このところこんな国会が多かったから、
今回の造反はそれなりに評価はできます。

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コメント

 いつもながらウマイですねえ。笑いながら唄っちゃいました。 それにしても私のブログにも書いたようにこの法案が通ればえらいことになりますよ。 350兆円の問題です。民間に流れると言ってますが、そんなノウハウはありません。政府系金融機関へでも行くんでしょう。とても中小企業なんかへは怖くていけないでしょう。それより国債を投げ出さないかとひやひやです。

投稿: hitoriyogari | 2005.07.06 16:56

すンばらしい記事ですね。よくぞまとめてくださいました!

これを読ませていただくと、とりあえずは反対の態度でいたいと思いました。
おっしゃるとおり造反議員を評価してあげたいですね!

それにしても・・。日本のマスコミは、国民を利口にする番組内容に転換していただきたいものですね。

「外資に狙われて危なっかしいなと思うほうが普通」と引用いただいた部分がありましたが、僕はずっとこの部分に、ひっかかっていました。
まさか、外人ハイエナの前に郵貯という子羊をおいたりはすまいと。。

投稿: えいめ | 2005.07.06 21:55

hitoriyogari さん。
えいめさん。
こんにちは。
コメント有り難うございます。


hitoriyogari さん。
辛口エッセーでhitoriyogari さんが書かれていらっしゃるように、
国債、心配ですね。

>今まで強制的に買わされていた国債が、そうそう買えなくなる。個人も何のきなしに個人向け国債を買っていたのが、ちょっと待てよと言うことになろう。外国人は大借金国日本の格付けの悪い国債なんぞ買うはずもなく、自然に国債の金利を上げてやらねば買う人がいなくなる。何処まで上げれば買ってくれるのか、いよいよ国債暴落の危機が迫ってくるのだ。それは2007年か。小泉サンは任期切れでもういない。消費税は年金問題等で上げねばならない。いよいよハイパーインフレへ向かって走り出すのだろうか。 困ったものだ。
(okachinの辛口エッセーより)

ああ〜〜〜もうただのインフレではないのですね。
ハイパーですか???
「我なき後に洪水は来れ」とばかり、気がついたら小泉さんはいない。
^^;^^;^^;
うわっ〜〜〜〜
これは大変。
やはり多くの方にしっかりと知ってもらわねば、、、
また、いろいろ教えてください。
私もお知恵拝借しながらこの件は、書いていきます。
これからもよろしくお願いいたします。

ところで、今日は雨ですかね???
ひこ星と織り姫の逢瀬は無理でしょうか。

では、また。


えいめさん。
トラックバック有り難うございます。
「東條由布子」さんの方にもコメント有り難うございます。
こちらで一緒に書かせて頂く失礼をお詫び致します。

>まさか、外人ハイエナの前に郵貯という子羊をおいたりはすまいと。。

その「まさか」を実際行おうとしているのが今回の郵政民営化であるということが、連日の国会討論で明らかになってきました。
野党、あるいは造反議員もさかんに「アメリカのいいなり外交」を責めていました。
BSEといい、私たちのすべてを捧げる仕組みが着々と準備されているのでしょうか?
しっかりと見ていかなければならないと思うことしきりです。

さて、東條由布子さん。
とても素敵な方でいらっしゃいます。
その背負っているものの大きさ故、なかなか過去から解き放たれていないお姿がとてもいたわしい。
本来は、あの方も「不戦の誓い」を声を大にして叫びたいのでは、、、と思います。
いずれにしても、えいめさんが言われるように「if]の積み重ねが、大きな必然を呼び起こさないことを願うばかりです。
またいろいろご意見お聞かせください。
では、また。

投稿: せとともこ | 2005.07.07 16:21

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昨日の記事で、郵政民営化の話題を書きました。結局、賛成するのが国民にとって得なのか?あるいは反対するのが得であるのか?そこがよくわからないと。。その僕の気持ちを汲んでいただいたかのような素晴らしい記事をみつけました。それは”瀬戸智子の枕草子: 何を見るべきか”さんの記事... [続きを読む]

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