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2005.08.24

処暑と風

遅くなりましたが、昨日8月23日は暦の上では処暑
暑さが止まり、吹く風に秋を感じる候となります。
有名な
秋きぬと目にはさやかに見えねども 風の音にぞおどろかれぬる(藤原敏行・古今集169)は立秋の候に謳われました。
また、
〜〜夏と秋と行きかふ空の通ひ路は かたへ涼しき風やふくらん (躬恒・古今集168)〜〜
「夏と秋とがすれ違う空の道。片側は涼しい風が吹いているんだろうなあ」と言う意味ですが、
これは、夏の終わりのうたです。旧暦6月に詠まれたそうです。
夏と秋の行きかふ空の通ひ路という表現が素敵です。

〜〜この寝ぬる夜の間に秋は来にけらし 朝けの風の昨日にも似ぬ ( 藤原季通・新古今287 )〜〜
意味は、「ああ、夜のうちに秋が来たのですね、明け方の風が昨日とは似ても似つかない」
と言うようです。

〜〜秋風の草葉そよぎて吹くなへに ほのかにしつるひぐらしの声 後撰集253より〜〜
〜〜秋風のうち吹きそむる夕暮は そらに心ぞわびしかりける 後撰集221より〜〜
秋風が吹きはじめる夕暮は、空を眺めてもぼんやり切なく、ひぐらしの声もひときわ淋しく響きます。

秋の空は風情と共に変わりやすいようです。
人の心も同じか?
恋のうたでは、
〜〜わが背子が衣の裾を吹き返し うらめづらしき秋の初風  古今集171より〜〜
あなたの衣の裾を吹き返す、心ひかれる秋の初風ということで、
心の襞の細やかな移り変わりが吹く風とともに伝わります。


また台風の特異日でもあります。
台風11号が北上、夕方頃から次第に雨が強まる
と、いうことで台風の進路にあたる地方の方はくれぐれもご注意ください。
台風はいきなり風が強くなるので、今から準備をなさってください。

〜〜 風吹きて、海は荒(あ)るとも、明日と言はば、久しくあるべし、君がまにまに〜〜
意味は、風が吹いて海が荒れていてあなたに「(お逢いするのは)明日にしましょ」と言ました。
が、
(やはり)待ち遠しいですよね。
(ですから)あなたの思うようになさってください。
ね。
ということです。
なかなかいいですね〜〜〜
昔の人の熱い思いは台風もなんのその、、、、ですか。

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コメント

 台風の特異日とは何日ですか?
 私は二百十日、二百二十日、9月25日位しか知りませんが?
 まあ、あまり恋に水を差すような事は言いますまい。

投稿: hitoriyogari | 2005.08.24 17:29

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