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2005.08.26

無計画の計画

独身のころ、一人旅が好きでした。
泊まるところも、行き先も決めずブラリと電車に乗って、気が向いたところで降りる。
降り立った駅で最初にすることは、宿探し。
若い女(そのころは私も十分若かったのです)一人旅は敬遠されがちになる、もっと前のことだから
大抵は安い民宿は予約できます。
どうしても取れないときはユースがあるから、そんなに心配はいりません。
以前も書きましたが、
晩秋の信州が一番好きでした。
しかし、人との出会いでは、
夏の上高地とか、四国とか、それぞれに楽しい思い出があります。
上高地では、夜中大雨になり交通機関が寸断。
みんなで歩いて下りました。
どこまで歩いたかは覚えていないのですが、
完全武装して目だけ出して、ひたすら歩きました。
ぜんぜん知らない人たちなのに、いつのまにか友達になります。
幽霊が出るので有名な釜トンネルでは、
お互いにお互いの顔を見て、
ぎゃーーーー
とか
きゃーーーー
とか。
大阪から来たという若い二人組みの女の人と気があって、連絡先交換。
「また、大阪に遊びに来てね、、、」
「うん、必ず」
と、言って別れました。
その半年後、本当に行った私。
「あら、本当に来るとは思わなかった。」と言われながらも、家族中でもてなしてくれました。
今でも大切なお友達です。
高知でもぜんぜん知らない3人組(男2人女1人いとこ同士)が足摺岬から高知市まで車で
送ってくれました。ご飯までご馳走してくれて、、、
とかとか。
旅の思い出は楽しく輝いているそんな時代でした。
人の好意を好意とあっさり、素直に受け止めることができた良き時代。
「無計画の計画」がワクワク、ハラハラ。
終着駅に着き日常が始まるそのとき、
また新しい旅への思いをいっぱいにして両親の待つ家に帰りました。

今、
旅立とうとするわが子を目の前にして、
ようやく両親の思いの深さを知るとともに、
あのころのような安全が保障され、
人のやさしさが信じられた時代を、
わが子達の世代にも送らねばと思うのです。
無計画の計画から、計り知れない人生の財産を得る子どもたちのために。

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コメント

 いやあ、高度成長時代は本当に良かったですよね。私もご多分に漏れずあちこち見て参りました。
 愛する子を旅に出そうとする親の心情が表れていて、とても感動いたしました。
 ホント、治安の悪化は日に日に増し、地球環境の変化でいつ何時痛い目に会うか知れないのだから、せめて人間同士の争いだけはして欲しくないと思うこの頃です。

投稿: hitoriyogari | 2005.08.26 11:11

hitoriyogari さん。
おはようございます。
暖かいコメント、有り難うございました。
夏休みも僅かでバタバタしていて、お返事遅くなりました。

>せめて人間同士の争いだけはして欲しくないと思うこの頃です。

本当に同感です。
折角 人と生まれ、他生の縁でなんらかの関わりを持っている人同士。
仲良く、信頼して生活を送りたいものです。

さてさて、今日はいよいよ公示日ですね。
しっかり、しっかり成り行きを見ていきたいです。(*_*)
辛口の方、拝見いたしました。
とても為になり、参考にさせて頂いています。
また、ご意見お聞かせ下さいね。
では、、、、また。

投稿: せとともこ | 2005.08.30 09:50

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