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2005.09.30

省略という嘘

国会の衆議院予算委員会質疑を見ながら、ため息。
変わっていない、、、小泉さん。

野党の追求は「サラリーマン増税」
「選挙中は、サラリーマン増税はやらない、政府税調は間違っていると言ったじゃないですか。」
答える小泉さん。
「はい。だからサラリーマンだけを狙い撃ちは致しません。
全ての国民から税金をもっともっと頂きます。」
(瀬戸意訳です)
と、まぁこんなやり取りが何回もなされるのです。
つまり「省略という嘘」だったのです。
定率減税は何もサラリーマンだけの物ではない。
自営業者も払ってくださいよ、、、
と、言うことだったのです。
誰が見ても詭弁以外の何ものでもない。
(言う方も、多分承知とは思いますが)
確かに小泉さんは嘘をついてはいない。
選挙中はサラリーマン増税はしないと言ったが、国民すべからく増税するとは言っていないから。
もっとも、各種控除見直しは、立派なサラリーマン増税だから、
そこを突かれた時は、「全体でものを考えろ」と逃げきっていましたが^^;
「サラリーマン増税の意味をいえ」と野党に言われても、
「税金は全ての国民に応分に払ってもらう」というような内容で逃げきりました。

国会を見ながら思い出しました。
「公約なんて守る必要はない」
とうそぶいた以前の小泉さんを。
それなら、そうと選挙期間中も正直に言えばいいものを、、、
「公約なんて守りませんよ。ワタシは。
とにかくぶっ壊す。ぶっこわす。
これしか公約はありません」と。
「サラリーマン増税はしない」と言い
「郵政民営化イエスかノーか」と
力説すれば、誰だって「それが公約」と思ってしまうのですが、
そこに陥穽があったのですね、、、
これは一本とられたなぁ、、、小泉さんに。
ところで小泉さん。
本当にこんな論法でいいのでしょうか?
長い目で見たとき、いずれそのあざとさが、貴方を縛る日が来るかもしれないと、思うこの頃です。
他人は誤魔化す事が出来ても、自分の心は誤魔化すことはできない。
若き日の貴方に、あなた自身が叱責されているように.
さてさて、小泉さん。
公約、マニフェストをここまで軽い物にしていいのでしょうか?
こんな論法が許されるなら、貴方が今まで言っていたこと、これから言うことは全て「省略という嘘」で塗り固められていると判断してもよろしいのでしょうか?
「官から民へ」
本当は「官から民間大企業へ」
「社会保障制度改革」で命と健康の安全保障を確立します」
本当は「社会保障制度改革」でお金を払った人だけ命と健康の安全保障を確立します
とかとか、120の公約は全てどこかに省略があったのでしょうか?

小泉さん。
貴方がなさったことの一番大きな罪は、
「言葉」に意味を持たせなくなった事だと私は常づね思っています。
言葉を信じてはいけなくなった事です。
子どもに見せたくない、国会中継という記事を昨年書いたことがあります。
あの記事を再び読みながら、
「小泉さんには悪いけれど、彼のような大人にはなって欲しくない」
と、ため息の出る今の私です。

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政党助成金

政党交付金(政党助成法)について考えてみたいと思います。
そもそも政党助成金とは政党助成法に基づき政党に交付される金。政党の議員数に応じて割り当てられる議員数割りと得票数に応じて割り当てられる得票数割りにより算出されます。1994(平成6)年3月に制定された政党助成法に基づいて1995年小選挙区制導入と同時に実施。
国民1人あたり(赤ちゃんも含む)250円の税金からなり、年間4回にわけて各党に支給。その使い道もほとんど制限がない、いわゆる“つかみ金”とも言われています。
さて、その実態をちょっと調べてみました。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

05年9月11日投開票の総選挙の結果を受けた05年分の各党の政党助成金の新たな配分額
 
自民党  157億9,400万円(3億7,500万円増)
民主党  117億7,300万円(4億1,800万円減)
公明党   29億4,600万円(   2,400万円減)
社民党    10億2,400万円(     300万円減)
国民新党      6,000万円
新党日本     4,000万円
なお、日本共産党は、この制度が支持もしていない政党に強制的に献金させられるもので、国民の思想・信条の自由を侵すものと批判し、受け取りを拒否している。
(上記サイトより)
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10年間では、自民党の1470.21億円を始めとして、民主党が6619.5億、社民266.54億、公明211.18億円、その他(今は無い政党も含め)558.54億円。総計3126億円の税金が使われています。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
政党交付金の使途の自由と報告義務
1.政党が受けた交付金の使途については、政党活動の自主性(政治活動の自由)を尊重するため、使い道は各政党の自由に任されている(同法第4条)。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜
ということで、殆ど使い途は不明。
ヘアーメイク代。
料亭飲み食い代。
などなどに使われています。
細川内閣は政治腐敗が起きないように、中立的な公費助成によることで企業献金を廃止していきたいと言って導入。
しかし、
本当企業献金は減ったのか?
今、問題になっている日歯連疑惑を始めとして、
「政治とカネ」
は闇に包まれ、その全貌は杳として掴めません。
なにしろ関係者は。忘れてしまうのだから^^;
政治資金オンブズマンのサイトをみると、その実態、裁判の行方などがわかります。
興味のある方は是非、ご覧ください。
しかし、
しかし、
小泉さん。
小さい政府、無駄のない政府、構造改革を声高に言い張るなら、
まず、すぐに出来る「政党助成金」などについて考えたら如何でしょうか?
その税金を、もっと福祉に使えないものか、、、
消費税を上げなくても、、、と思う私です。

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2005.09.29

巨大銀河

「ハッブル・ウルトラ・ディープ・フィールド」という領域を詳しく観測した結果、巨大な銀河が発見されました。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜
約137億年前に起きた大爆発ビッグバンから約8億年しかたっていない初期の宇宙に、地球を含む銀河系の8倍もの質量を持つ巨大な銀河が既に誕生していた証拠を見つけた、と米航空宇宙局(NASA)が27日発表した。
 ハッブル、スピッツァー両宇宙望遠鏡で、「超深宇宙」と呼ばれる非常に遠い宇宙空間にある約1万個の赤ちゃん銀河を観測し、そのうち1つが異常に巨大であることを見つけた。初期の銀河は形成に時間がかかると考えられてきたが、常識を覆す発見だ。
(上記ニュースより抜粋)
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
今までは、銀河の赤ちゃんが集まって大きな銀河になっていくと考えられていたのですが、
今回は数億年で出来た大きな銀河を発見ということで、ますます謎は深まり、思いは空に羽ばたきます。
あの空の、遠いとおい向こうには何があるのだろう?
悠久の涯で繰り広げられている宇宙のドラマ、星ぼしの生成は、
想像を掻き立て、胸をうち震えさせます。
小さな事で悩むのはよそう。
なる様にしかならないが、
どんなことでもドド〜〜〜ンンと受け止める懐の深さを、
あの無窮の空は私に伝え迫ってきます。
はてない宇宙の思いをよせて、今日は夜空を仰ごうか、、、

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杉村議員の記者会見が意味すること

杉村太蔵衆院議員、異例の謝罪会見が行われ、マスコミはその会見の意図することを我先にと報道。(大切な日歯連疑惑よりも飛びついたのは何か意図有?と思う私は勘ぐりすぎか?)
また多くのブログでも取り上げられていて、私はあちこちをネットサーフィン。
その殆どは、杉村君に同情的なものでした。
初めは失笑を買い、「あああああ、、、あんな奴が国会議員か」と少々憎まれ役でもあった杉村君。
しかし、今回の異例の記者会見のしおらしさや、涙目。また後ろに立っている保護者然とした自民党の方々を見れば、誰だってあの会見が彼本来のもので無いことは明らかです。
そこで私たちは、今までの彼を許してしまいます。
「そうだよな、、、杉村君が悪いんじゃないよ。彼を選んだ自民党が悪いんだ」
「考えてみれば、彼の言っていることって当たり前のことだよね。国会議員って料亭漬けだもんな。税金の無駄使いだよな、、、」
とかとか。
記者会見で、あまりに彼がドラスティックに変わったので、
私たちは戸惑いながら、
その戸惑いの矛先を自民党へ向けて行くことにします。
「BSEのときはどうだった、、、」
とかとか。
なにしろ失言には事欠かないから。
そして、杉村君は大人しくなり、勉強(?)を重ね、自民党のセンセイになっていく。
この件で不信を持たれたとしても自民党は、今や怖いもの無しだから、
ちょっとやそっとの批判は「へのかっぱ」。
そのうち、人は忘れていく。
杉村というハネッカエリの代議士がいたことを。
ちょっとお灸を据えた自民党のことは言わずもがなである。
と、ここまで考えていくと、私は今回の異例の記者会見はかなり綿密に計画されたものであることを改めて思うのです。
この会見は二つの強烈なメッセジーを私たちに送っているように思います。
一つは、選挙制度に関しての不満解消。
杉村君の存在は「今回の選挙が制度の不備であること」を思わせる象徴でした。
彼が話題になる度に「小選挙区だったから、、、彼がおこぼれを頂戴した」と私たちは潜在意識の中で繰り返します。
しかし、今は違う。
杉村君への思いは違うのです。
おいたが過ぎて叱られたいたずら小僧という実に愛すべき人物になりました。
「がんばれ!!!」「負けるな」と声援が飛びます。
もう、誰も彼が代議士に相応しいか否かより、あんな発言、こんな発言を懐かしみ、その初心を忘れるなと言うのです。
もう、彼は今回の選挙制度が産んだ鬼子だとは思ってはいません。
そして、
したたかな杉村君(私は彼は実に頭のいい人だと思います)もしっかりと計算して、その役柄を演じた以上、彼はこれから自民党ののセンセイとして勉強をしていくものと思います。
さて二つ目のメッセジー。
これは私の深読みです。
杉村君は私たちの歩んでいく未来の姿だとしたらどうだろう、、、
と、いうかなり怖いものです。
自由で奔放で素直に発言する初めのころの彼はまさに私たちなのです。
誰だって国会議員って言えば特権をいささか濫用しているのでは?と思っています。
国民のために、、なぁんて本気で考えている代議士はどれくらいいるか、みんな素直に疑問を持っています。
そんな彼が、見事に変貌していく。
コントロールされていく。
思うこと、感じたことを自分の思うままに語らなくなる。
いつも、どこかに誰かを感じて喋るようになる。

「ものいえば唇さむし秋の風」

この意味することは何なのか???
私は深読みしています。
一人で。

かなり、こわい。

ただ、そうは言っても、歴史を作っているのは私たちなのだから、
私たちが主人公で主体的に生きていくことを積極的、前向きに考えていくべきであるというメッセジーとして受け止めていこうとも私は思っています。
いずれにしても、
杉村君は今後もリトマス紙であって欲しい。
彼が彼であるために。
私たちが私たちであるために。

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2005.09.28

千の風になって

♪「千の風になって」
作詞者不詳/新井満日本語詞・新井満作曲

私のお墓の前で 泣かないでください
そこに私はいません 眠ってなんかいません
千の風に 千の風になって
あの大きな空を 吹きわたっています

秋には光になって 畑にふりそそぐ
冬にはダイヤのように きらめく雪になる
朝は鳥になって あなたを目覚めさせる
夜は星になって あなたを見守る

私のお墓の前で 泣かないでください
そこに私はいません 死んでなんかいません
千の風に 千の風になって
あの大きな空を 吹きわたっています

千の風に 千の風になって
あの 大きな空を 吹きわたっています

あの 大きな空を 吹きわたっています


A THOUSAND WINDS

Do not stand at my grave and weep,
I am not there, I do not sleep.

I am a thousand winds that blow,
I am the diamond glints on snow,
I am the sunlight on ripened grain,
I am the gentle autumn's rain.

When you awake in the morning hush,
I am the swift uplifting rush
of quiet in circled flight.
I am the soft star that shines at night.

Do not stand at my grave and cry.
I am not there, I did not die.
(Author Unknown)
〜〜〜〜〜〜〜〜〜

「千の風になって」という上の歌を御存知ですか?
「千の風になって」という映画御存知ですか?
作者不明のこの詩は多くの人々に生きる勇気を与え、力を与えてくれました。
今朝、私はコーラスに行ってきました。
そこで、みんなでこの歌を聴きました。
と、いうのも仲間のお一人がちょっと前、お孫さんを亡くされたのです。
臨月に入っての死産。
手も足も小さな指も皆揃って、後は生まれるだけ。
ご家族みんなでその生を待っていた時の悲劇でした。
私たちは、その話を伺ったとき、言葉も無く涙しました。
そして今日、指導してくださる先生が、その方に「千の風になって」のCDをプレゼント。
みんなで聴きました。
〜〜〜〜〜〜〜
私のお墓の前で 泣かないでください
そこに私はいません 死んでなんかいません
千の風に 千の風になって
あの大きな空を 吹きわたっています
〜〜〜〜〜〜〜
人はいずれ死にます。
残された者には思い出しか残らず、
思い出だけが日々を覆う。
しかし、
去っていった者は言う。
「泣かないで」と。
千の風になって大空を吹き渡っている。
自由に、おおらかに、たからかに。
幸せなんだから泣かないでと、、、

泣かずにはいられないが、
泣いてばかりはいられない。
大空に吹く風は、
今日も、明日も、
私のすぐそばで優しく囁いていてくれるのだから。
見守っていてくれるのだから。
さる者も、残る者も、
みんな幸せであることを信じて生きていきたい、
と、改めて思いました。

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2005.09.27

それでも私は疑っている

これでも「郵政民営化」に反対しますか
と、竹中さんに問われたら、
「それでも私は疑っている」
と、私は答えます。
26日特別国会へ再提出された法案は、先の通常国会で廃案となった法案の骨格を維持したものということです。
つまり、
つまり、
変わらないということは、
先の国会で、野党議員に突っ込まれて返答に窮していた小泉さんや竹中さんが出したあの法案なのです。
以前、
何を見るべきかという記事で私はあの郵政民営化法案に反対する自分の意見を書きました。
その論拠も同時に書きました。
その疑問点が改善されず不問に付されたまま法案が通過するということは、失敗の可能性、国民へのツケが重くのしかかるかもしれないことへの責任は皆無ということなのでしょうか?
「やってみなければわからない」と竹中さんも小泉さんも何度も言っていたあの映像が鮮明に蘇ります。
「やってみなければわからない、、、」
かぁ。
〜〜〜〜〜〜〜〜
郵政民営化で公務員が減らせると言う。
しかし郵政事業には人件費も含めて税金は一円も投入されていないことは何度も国会で言われていたが、、、
現在、郵政公社は法人税の代わりに利益の50%を国庫納付金として国に納めている。
(利益の50%というのは、大企業が払う法人税と法人事業税の実効税率40%よりも重い負担)。
小泉首相は所信表明演説で、株式の売却が財政再建に貢献すると言う。しかし、この売却が長期にわたって国民に利益をうむかはやってみなければわからない。
むしろ、貯金・保険会社の株式売却は、アメリカ資本に大もうけを約束する機会にならないのか?
やってみなければわからない。
郵便局のネットワークは維持する」と言う。
民営化法案によると、貯金・保険は株式を完全処分し、全国共通サービスの提供義務を廃止。赤字や利益の薄い地域を保護するかどうかはやってみなければわからない。

わからない、わからない。
担当機関に任せる。
という印象が強かった先の国会答弁。
今度の特別国会では、この疑問に対してどの様に答えてくれるのか注目です。

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所信表明演説

9月26日、第163回特別国会で小泉総理が所信表明演説を行いました。
〜〜〜〜〜〜〜〜
総選挙での自民党圧勝を受け、郵政民営化について「『暴論』との指摘もあったが、総選挙の結果、国民は『正論』との審判を下した」と、特別国会での郵政民営化法案の成立に向け決意を表明した。
(上記ニュースより抜粋)
〜〜〜〜〜〜〜〜〜
と、いうことで、いよいよ郵政民営化へ一直線です。
小泉さん。
もう国会では怖いもの無し。
これを私は「国会無双」と名を付けました。
国会では、もう誰も並ぶ者が無いという意味です。
(一般に言われる国士無双のように優れた人物かどうかは、ここでは敢えて問題にしません)
さて、昨日の所信表明。
国会は暴論と言ったが国民は正論と言った、、、
などなどやけに国民の後ろ盾を強調。
議席の数が国民の意思でないことを十分承知している小泉さんらしい演説でした。
そして、さらに印象深い映像は、小泉さんが話をする その一節毎に鳴り響く大きな拍手。
その画面を見ながら私はしばらく慄然。
声も出ない。
形容も浮かばない。
今もまだ、あの状況をどの様に言い表していいのか分からないが、、、
ただ見ている方に、とても気恥ずかしさを覚えさせるものであったように私は思います。
少なくとも私は恥ずかしかった。
大の大人、しかも国会議員。
良識と知性と論理を持ち合わせて国民の代表として送り出した先生方。
私は昨日まで自民党の新人議員の方々をマスコミの言うような「小泉チルドレン」とは思っていませんでした。
いろいろ経緯があったとしても、相応の知識や品性は持っている方々と信じていました。
私とは目指す方向は違ったとしても、それは意見の相違、見解の相違であろうと思っていました。
しかし、
昨日の光景を見た時、あの方々は単にオーディエンスなのでは、、、
公開番組の後ろに座っている聴衆のような気がしました。
司会者が喋る度に大笑いしながら拍手する。
ディレクターが手を上げると一斉に手をうつ。
楽しいたのしい公開番組。
小泉さんは劇場型に国会をしたと以前から言われていましたが、ここまでとは^^;

本当にこれでいいのだろうか、、、
本当にこの人たちに日本を任せていいのだろうか?
国民の声を聞いてもらえるのだろうか?
小泉さんのお好きな国民の声とは何か未だ知らない私ですが、
私の周りの庶民の声とした方がいいかもしれませんね。
庶民の私たちの悩みや願いにどこまでそってくれるのか?
そんな思いで一杯になった第163回特別国会の総理所信表明でした。

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2005.09.26

反戦デモ

「兵士帰せ」と大合唱 米首都で15万人デモというニュースを見ました。
〜〜〜〜〜〜〜〜
 国際法を無視した米英によるイラク戦争に反対し、駐留軍の即時撤退を求める集会とデモが24日、米国の首都ワシントンで行われ、ブッシュ大統領の住むホワイトハウス前で響き渡りました。北はアラスカ州、南はフロリダ州と、全米からイラク駐留米軍の撤退を求めてホワイトハウス南側の公園に集まり、デモ行進しました。
デモ行進に先立ち開かれた集会では、イラク戦争で息子を亡くし反戦行動を続けてきたシンディ・シーハンさんが登壇。「こんなに集まるなんて、すばらしい。私たちは歴史の瞬間に立ち会っている。この戦争をやめさせるために人民の運動が必要です」と訴えると、参加者はひときわ大きな拍手でこたえました。
 シーハンさんは「あとどれだけの子どもたちを、うそで始めた戦争のために犠牲にするつもりなのか」とブッシュ大統領に問いたいと述べ、「もうこれ以上(犠牲は)いらない」と参加者とともに唱和しました。
 英国の国会議員で「戦争ストップ連合」副会長のジョージ・ギャロウェー氏は「戦争犯罪人のブレア首相とブッシュ大統領に、米国でも英国でも人々は肩を並べて断固として反対している」と連帯のあいさつをしました。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

自爆攻撃、交戦で34人死亡 イラクというニュースも同時に伝えられています。
このてのニュースは連日です。
混迷の深まるイラク。
どっちを向いても、
ため息ばかり。
哀しみの渦が怒涛のように波打っています。
誰のための戦争だったのか?
こんなにも多くの犠牲を強いなければイラクは独裁者から解放されなかったのでしょうか?
もっと、他に取るべき道はなかったのでしょうか?
もっと、平和的に解決することはできなかったのでしょうか?
そして、
もう後戻りできないとあらば、
これからは、この様な悲劇を繰り返さないように、
私たちは歩いていきたい。
では何ができる?
と、問われれば、私の出来ることは、
やはり伝えることと祈ることです。
ちっぽけで無力ではあるが、、、
それでも書かずにはいられない。

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2005.09.25

サンフレッチェ広島Vsアルビレックス新潟

第25節Jリーグサッカー、サンフレッチェ広島はアルビレックス新潟との対戦。
前節は浦和との試合で惜しくも負けたので、今日は気合いが入ります。
我が家も午前中に買い物を済ませて、2時頃からテレビの前でドキドキ、ワクワク。
ジンクスでは負けないように相手のスポンサーのおかきを食べたりと準備万端。
今日はシュンが先発。
シュンと寿人のコンビ。
帰ってきたオムさん、それに我らがベンちゃん。
夢のようなメンバーを頭に描きながら、
いよいよキック・オフ。
懐かしい桑兄ぃがいる(^.^)
試合は攻めたり守ったりのうちに、
20分 ロングボールを受けた寿人がシュートしようとするも相手DFに阻まれ、アアア〜〜と思った瞬間。
ベンちゃんがDFのミスを拾って走る。
走る。
うわっ〜〜〜〜
いけいけ。
ぎゃーーーー
と騒ぐ私。
GKと1対1。
ゴールの前にはGKとベンちゃん。
うて〜〜〜〜〜
と絶叫。
にもかかわらずベンちゃん、ちょっとよろけてシュートできず、横へのパス。
そこに寿人が飛び込んだが届かずゴールはできませんでした。
残念!!!
そして42分 服部が左の深い位置からクロス→寿人が落とし→前田がGKの前に飛び込んでゴール。
ゴ〜〜〜ル。
シュン。カッコイイ(^.^)(^.^)(^.^)
広島1-0新潟。
そして前半は終了。
後半は前俊に替わりガウボンが入ります。
その後も何回も何回もチャンスがあったのですが、残念ながら得点には結びつきませんでした。
後半もいよいよ15分。
新潟はこの時間帯は強い。
気が抜けません。
広島はこの時間帯も守りに入らずひたすら攻めています。
おしい!
もうちょっと。
しかし、ゴールを割ることはできず、1点のまま。
ひたすら時計を見ながら「早く時間よ過ぎろ、、」と祈りながらのテレビ観戦。
ヒヤヒヤ、ドキドキ。
何回か怖いシュートもあったのですが、全てクリアして試合終了。
1−0で勝ちました。
良かった。
試合が終わった後もまだドキドキ。
本当によかった。
それにしても、こんなにハラハラしながらサッカーって見なきゃいけないものなのか、、、ねぇ。
夫に言わせると、それがサッカーのサポーター、ファンの真骨頂というものだそうです。
まだまだドキドキの連続が続きます。
が、
やっぱりサッカーって面白い。
次節もまた楽しい試合をして下さい。
新潟の選手の皆さんも、次は頑張って下さいね。
(おおお〜〜〜い。ブログ仲間の新潟サポーターの皆さん、お元気ですか)

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2005.09.24

拉致問題

めぐみさんたちを救おうというタイトルでブログで知り合いになったUtaikiさんからコメント、トラックバックをいただきました。
そういえば、あんなに騒いでいた拉致問題、このところあまり聞きません。
6カ国協議共同声明の折には、ときどき横田さんご夫妻をテレビでお見かけしたりとしましたが、、、
〜〜〜〜〜〜〜
横田滋さんは、町村信孝外相が北朝鮮との政府間対話を再開することを明らかにしたことを受け、「再開の約束をしたことは今回の会合の成果だ」と評価した。妻、早紀江さん(69)は「一つの進展はあったと思う。これからなんとかいい方向に動いてほしい」と強調した。
(日経ネットより)
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
そこで私もちょっと調べてみました。
北朝鮮拉致問題という特集で時系列でならんでいる記事を中心に考えました。
知れば知るほど、その犯罪の大きさと罪の深さを思います。
国家として恥ずかしいとは思わないのでしょうか?
ただ、北朝鮮の人々全てが悪いのではないでしょうが。
国民は細々、ほそぼそと暮らしていると思います。
いずれにしても、
日本政府も毅然とした態度で臨んで欲しいと改めて思うのですが、
個人的には経済制裁が効果的かどうかは、ちょっと悩んでしまいます。
誰もが納得する方法。
みんなが傷つかないようなよい方法はないのでしょうか?
思い付かない自分が歯がゆいですが、、、
いずれにしても一筋縄ではいかない外交問題。
後世に禍根の残らない形での解決をみるために知恵を出さねばなりませんよね。

遺骨問題の真偽から進展していない拉致問題。
なんとか6カ国協議共同声明をきっかけに前向きに生産的な方向で動くことを願っています。
ご家族の方々の思いがどうか、、、
届きますように!!!
私は無力ですが、こんな私でも心を込めて祈っています。

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2005.09.22

絶好調 小泉さん

小泉首相、第89代首相に選出とういうことで、小泉さん絶好調。
21日正午には自民党両院議員総会。
その席では上機嫌でスピーチ。
「仲良きことは美しきかなの精神でやってほしい」。

ほほぉ〜〜
今度は武者小路実篤ですかぁ。
まいったなぁ。
小泉さんには。。。

小泉さんに「仲良きことは美しきかな」なぁんて言われても、
私には、その高邁な精神よりも、ナスやらカボチャの絵しか思い浮かばない。
ハイハイ。
議員の皆さん。
あなた方はナスやカボチャですよ。
そしてそれを見ている国民の私たちも、ナスやカボチャです。


〜〜他人に要求することを先ず自分に要求せよ(実篤)〜〜
なぁんて言って、自己責任を国民に押しつけないでくださいね。
小泉さん。

〜〜悪しき政治は不幸の種子をまくことになるので、恐れなければならない。
 しかしその時もよき友をもち、よき隣人をもち、お互に協力し助けあえるものは、幸福である(実篤)〜〜
後見人や盟友やら取り巻きには事欠かない小泉さん。
幸せだね、、、

ところで小泉さん。
一般には画賛で有名な実篤。
しかし、その本を読まれたことありますか?
その本当に意味するところ、彼が標榜した精神を御存知ですか。
まぁ、御存知とは知りつつも老婆心ながら、、、
ちょっとお聞きしたいと思ったもので。

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2005.09.21

人心各不同 如面有相違 

人心各不同 如面有相違      
倶執一般見 到処逓是非     
似我非為是 異我是為非   
是我之所是 非我之所非    
是非始在己 道固不若斯     
以竿極海底 祗覚一場疲    


人心は各おの同じからず
面の相違あるが如し
倶(とも)に一般の見を執(しゆう)して
到る処 逓(たがい)に是非す
我に似れば非も是と為し
我に異なれば是も非と為す
是は我れの是とする所
非は我れの非とする所
是非は始より己(おのれ)に在り
道は固(もと)より斯くの若くならず
竿を以て海底を極めんとすれば
祗(た)だ疲れを覚ゆるのみ
(良寛作)
〜〜〜〜〜〜〜
意味は以下のとおりです。
人の心はそれぞれ同じではなく、ちょうど顔に違いがあるようなものである。ところが誰もみな同じ了見に固執して、どこででも互いに相手の是非を決め付ける。自分に似ていれば、その非は是とし、自分と異なっていれば、その是は非とする。「是はすべて自分が是とすることで決まり、非はすべて自分が非とすることで決まる。」是非の基準は始から自分にあるという了見だ。だが道理というものは無論そんなものではない。竿で海の底まで突こうとするようなもの、ただがっくりと疲れ果てるだけの話である。


小泉さんは、論語でお勉強、ガリレオにならい、
織田信長が憧れのようですが、
今日は、そんな小泉さんのために、私の大好きな良寛様の漢詩の一つをプレゼント。
大愚良寛。
一つ一つの言葉に重みがあります。
私には力になり、明らかになります。
自分の思うように人生も、人も動かない。
見つめていくのは、対峙するものは「己の心」ということでしょうか?
==是非は始より己(おのれ)に在り
道は固(もと)より斯くの若くならず==
よくよく噛みしめていかねばと思うのですが、、、
如何でしょうか?
小泉さん。

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特別国会

特別国会、21日召集へということで、今日から解散総選挙をうけて初めての国会。
〜〜〜〜〜〜〜
特別国会は11月1日までの42日間。首相指名選挙だけで短期間に閉じるのが通例だが、今回は民営化法案など重要法案を処理するため異例の長期間となる。
〜〜〜〜〜〜〜〜
と、いうことで、いよいよ郵政民営化は国会を通過するのは確実の見通し。
町に、村に民営化された郵便局が届きます。
小泉さん、竹中さんが力説したように、
民間企業は活気づき、みんなみんなハッピー。
めでたし、めでたし、、、
と、あいなるのでしょうか????ねぇ。
仮にこの法案が失敗の憂き目にあっても、
責任を取る人はいないんだろうな〜〜〜
国民にツケだけが回ってくるのだろうか?
いやいや、、、
そんなことの無いように、プラス思考。プラス思考^^;
かくなるうえは、
法案が通った暁には、
しっかり、先を見据え法案中身作りをしていただきたいものです。
懸案事項であった料金の値上げ、サービスの劣悪化、遠隔地の郵便事情。
そして虎の子の貯金が外資と大銀行に食いつぶされるのではという可成シビアな予想。
これらに対して、私たちが納得いく形で運用して下さい。
国民に負担がこれ以上かからないように、、、
だって、小泉さんも竹中さんも言いましたよね。
民間企業が活気づき、税金が企業からもっと、もっと入り、個人消費は増え、
いやぁ、、、いいことづくめの民営化と。
本当にそうなることを願っています。
ご自分が守りに入るときは、「人生色々、適切に判断」
ご自分が攻めに回るときは「yesかnoか、、、」とせまる。
こんな頼もしい^^;総理を信じて、
大丈夫なのですね。
信じていいのですよね。
総理。
だって、
だって、
超エリートの先生方(????)も太鼓判を押すんだから。
絶対、
絶対、
国民を裏切らないでください!!!
そして、今郵便事業に携わっている多くの働く人々が、涙を流さないようにして下さい。
総理。
今回だけが選挙ではないのです。
国民はしっかりと見ているのです。
特別国会、開催にあたり、
不安を隠しきれないながらも、
これ以上悪くならないようにと、切に願わずにはいられない私です。

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2005.09.20

リベロ

先日のJリーグ第24節、広島Vs浦和戦は残念ながら広島は負けました。
しばらくは私もショックだったのですが、
その後、いろんなサイトやブログを読んで、気になった言葉が「リベロ」。
森崎カズ選手をリベロとして、その才能、力量をいかんなく発揮させて、
美しい形で勝ちをとっていく戦術は惜しくもなりませんでした。
夫に「リベロってナニ?、どんな働きをするの?」と尋ねると、丁寧に答えてくれました。
〜〜〜〜〜〜〜
リベロは、イタリア語で「自由な人」という意味があり、フィールドプレーヤーの最後尾で守備全体を固めるリーダー役を果たしながら、チャンスと見れば、すかさずゴール前に上がって攻撃にも参加していくポジション。
特定のマークする選手を持たず、文字通りフィールド内を自由に動き回るプレーヤーなのだ。リベロに求められるものは、集中力やゲームの展開がつかめること。
味方のディフェンダーをフォローしながら、攻撃にも参加するなど、活動範囲が広いので、スタミナもなければ務まらない。
【サッカー観戦大百科】 選手のポジションより引用
〜〜〜〜〜〜〜〜〜
そして、リベロの代表としてベッケンバウアーのことを教えてくれました。
DFなのに背番号10。
その華麗なプレーについて説明してもらいました。
話を聞きながら目に浮かぶ光景は、
すばらしい!!!
ワクワクします。

「小野監督の一つの理想の形がカズをリベロとして使うことなぁんだろうな、、、
カズなら出来る!」
と、願いと希望と確信を込めて夫は最後に結びました。
私もそれを聞きながら、
「うん!出来る!!!!」
と、思いました。
勿論、そこへ到着するには、クリアしなければならない課題は山積ですが、、、
浦和戦は時期尚早だったのですが、
しかし、挑戦したことは、したことで評価してもいいのでは、、、と私は今は思っています。

森崎選手へ。
リベロって、めちゃ難しいポジションで仕事みたいですが、、、
ベッケンバウアーの頃と今では時代も違うので一人一人のプレーよりは全体、チームでという向きもありますが、
それでも破壊力のあるリベロは、観ていてワクワクするものと思います。
大変とは思いますが、やり甲斐もあるというものです。。
力が足りなかったのではなくて、練習時間が足りなかったのは明らかです。
先の試合の失敗の分も、
今度は、
これからは、
リベロとして頑張ってください。
みたいなぁ〜〜〜
ベッケンバウアーみたいなカズのリベロ。

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2005.09.19

モーターサイクル・ダイアリーズ

THE MOTORCYCLE DIARIESと言う映画を夫と観てきました。
〜〜〜〜〜〜〜〜
中古のバイクで雪のアンデスを越え、マチュピチュ遺跡、そして密航してアマゾン河へ・・・伝説の革命家チェ・ゲバラの無鉄砲で情熱的な青春の日々を「セントラル・ステーション」の名匠ウォルター・サレスが描くロードムービーの傑作!
本年度カンヌ映画祭正式出品作品。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜
と、いうことで映画はチェ・ゲバラが、若き日、冒険を通して人々の貧困、民族の問題などを考えていく、そして後の革命家の礎が出来るまでの過程を友情を通しながら描いています。
私は、今までチェ・ゲバラと言う人は名前くらいしか知らなかったので、「へぇ〜〜〜〜こんな人だったんだ」と改めて感激。
話は実話から採っているにもかかわらず漫画チックでロマンチックでファンタジックで、そしてやはりリアルでした。
アンデスの山脈が美しい。
南アメリカ大陸の広大な大地にゆったりと流れるアマゾン。
そこをポンコツのバイクで走り、走り、やがてバイクは壊れる。
仕方がない二人は歩き、ヒッチハイクをしてひたすら目的地へと進む。
その間、多くの人々に出会い、考える。
抜けるようなアンデスの空に、人々のうつろな眼差しが対比して悲しい。
そして、ゲバラが考えるきっかけになった出来事はいっぱいあった。
が、
私には、「ハンセン氏病」の患者たちとの交流が、印象的でした。
当時、ハンセン氏病は伝染病ではないとわかりつつも、やはり患者さんは隔離され差別されていました。
そこへ医療のボランティアとして訪問した若きゲバラ。
手袋はしないで握手する。
抱き合う。
サッカーをする。
ごくごく普通に彼等と触れ合う中で、今までの医療チームや修道女までが変わってくる。
偏見がなくなる。
その様が実に淡々と平凡に当たり前に描かれていたことです。
やはり、
違う。
違うのですね。
「事をなした人は」。

感動と共に、
では自分が出来るか?
ひたすら、ひたすら献身的に人のために生きることに意義を見いだせるかと言われれば、
答えは、「難しい」としか言えません。
また、彼が行おうとした革命についても、私は今は勉強不足なので、
その評価を下すことは出来ません。
しかし、
ゲバラは、確かに貧しい者、弱い者の味方であったと、私はこの映画を通して知りました。
私自身は、ゲバラのようなスーパーな生き方はできません。
が、
それでも、自分ができる僅かなこと、小さな事をしていきたいと思うのです。
それは、
ほんの些細なことでも、日常の中から喜びと楽しみを見つけていくことでは、と考えています。
感動し、想像し、作っていく事の大切さを、子どもらに伝えていく仕事。
ここに私は私の意義を認め、これからもずっとしていきたい、、、と改めて思わせるよな清々しい映画でした。

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注文のますます多くなる日本国

第44回衆議院総選挙の結果が出て、一週間。
その間、大敗したと言われる民主党も新しい代表が決まり、
いよいよ国民には試練、至難がのしかかってきそうです。
定率減税2007年全廃・実質3.3兆円増税、政府・与党方針
改正手続き審議する「衆院憲法委」の新設、民主も合意
こんなニュース、あんなニュースを読みながら以前私が書いたお先まっくら、草枕という記事を思い出しました。
この記事は昨年の5月に書いたのですが、
事態はますます書いた内容に近づいている気がしてなりません。
そんなわけで、あの記事をちょっと書き直して、今日はここに載せます。
~~~~~~~~~~~~~~~

男は山の中で道に迷った。
次第に霧が深くなり、いよいよ日が沈む。
「あ~~、もう今夜は野宿か」
と、思いながら、なおも歩いていると、
遠くに、光が見えた。
それは、ぼんやりではあるが確かに光っている。
男は、その光を目指してひたすら歩いた。
そして、ついに、その光を放つ建物の前に立った。
どこか郵便ポストを思わせるような安心な雰囲気のその赤い建物の前には一枚の看板が掛けられていた。
「レストラン。
注文のますます多い日本国。
YESか NOか?
店主、ライオン丸」
と、そこには書いてあった。
「注文のますます多い日本国、、、変わった名前だな。」
と、男は思いながらも、
こんな山の中で一晩を過ごす心細さに比べれば、
一も二もなく
レストランの戸を開けた。
中には誰もいない。
ただ、一枚の紙がおいてあった。
「自分で自分のことを素直と思いますか?
YESの人だけが右の扉を突き進んでください。」
「オレ、素直?まぁいいかこの際行っちゃえ、、、YES」
右の扉を開けると、さらに鏡の前に一枚の紙が貼ってあった。
「職業をもって、税金を払っていますか?
「YES,税金を払っている人だけ次に進んでください。」
と、紙には書いてあった。
「なんだ?これ。お金は、ちゃんと持ってるぞ、、、」
そう言いながら次の部屋に入ると、
今度も同じように一枚の紙が置いてある。
「体は丈夫ですか?
YES,丈夫な人だけ隣の部屋に入ってください。」
と、書かれている。
「おいおい、どんなものを食べさせるんだい?腹が痛くなるものかい?」
そう言いながら、男は隣の部屋に入ると、
テーブルの上には一組の服が置かれていた。
服の色は迷彩色であった。
「この服を着て、続きの間に入ってください。」
いよいよ、おかしなレストランである。
「洋服が汚れるくらい凄いものを食わしてくれるのか、、、」
男は、そう思いながら、続きの間に入ると、
同じようなテーブルに銃が置かれていた。
「おいおい、まさか、この銃を持て、というんじゃないだろうな。」
と、男がつぶやいた言葉が聞こえたように、
隣の部屋からライオンのような素晴らしい髪の男が
笑いながら、さらに握手まで求めて歩み寄ってきた。
「おめでとう。
ようこそ。
わが日本国へ。
私たちは、君のように税金を払ってくれ、
体が健康で、
なおかつ従順に指示に従う人間を求めていたんだ。
感動した!!!」
と、ライオンのように立派な髪をもつその男が言った。
いきなりの登場に慌てながらも、
「あっ、あの夕飯を、、、ここはレストランじゃ?」
と、道に迷った男が言うと、
男はニヤリと笑った。
「人生いろいろ。
レストランもイロイロ。
看板に書いてあっただろう。
ここは、注文のますます多い日本国。
つまり、注文をするのは、この私で、
それをやらなければいけないのは、
君だよ。
なにしろ、君は入り口を入るという選択をしたのだから」


~~~~~~~~~~~~~~~~~

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2005.09.18

残念 広島

今日、サンフレッチェは浦和との戦い。
残念ながら結果は3−4で負けました。
残念↓↓↓
7位になり、ちょっと優勝戦線から後退の感もしないでもありませんが、
まぁ、次に期待して頑張りましょう。
佐藤寿人はハットトリックしてノッテいたし、
リ・ハンジェも良かったと私は思います。
カズも、ちょっと悔しいプレーはありましたが、後半は効いていたと思います。
細かい戦術やら、采配やらは色々問題はあるのかもしれませんが、
それはそれで反省をしっかりして下さい。
ただ、勝つか負けるかは、ちょっとした違いなんだと改めて感じています。
次に、どうするかが、大切です。
まぁ、気落ちせず(本当は十分気落ちしていると思いますが^^;)
選手の皆さん。
これにめげないで、頑張って下さいね。
応援しています。
♪サンフレッチェ   チャチャチャ〜〜〜ちゃちゃ

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心月弧円

「人の悟りをうる、水に月の宿るが如し。
 月濡れず、水やぶれず。」
道元禅師の有名な言葉です。
人が悟りを開くということは、
この様な心境、つまり何ものにもとらわれない、ことを言うのでしょうか。
心はあたかも月のよう。
さて、
今日は中秋の名月です。
この時期は、台風などで観月に適さない天気も多いのですが、今年は列島は、高気圧に覆われ、多くの地域で名月を見ることが出来そうです。
月クレーターなぜ誕生? 40億年前に小惑星が集中衝突
というニュースが先日、報道されました。
次第に解きほぐされていく天体の謎。
月の表面の大小のクレーター=米航空宇宙局(NASA)提供
〜〜〜〜〜〜〜
 約46億年前に誕生した太陽系では約40億年前ごろ、激しい天体の衝突が集中的に起きたと考えられている。その結果、地球や月、火星などに多くのクレーターができたが、衝突した天体が彗星(すいせい)か小惑星かは、はっきりしていなかった。
 チームは月と火星、水星の計1万数千個のクレーターを調べ、直径から衝突した天体の大きさごとの割合を求めた。さらに、火星と木星の間に数多く存在する小惑星の大きさの割合を調べたところ、衝突した天体の大きさの割合とほぼ一致し、衝突した天体が小惑星だったと結論づけた。太陽系の形成過程の一端が解明された形だ。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜
そんな科学の開発とは別に、
「月」を愛でる気持ちは、今も昔も変わりません。
ーーーーー
 月みれば ちぢにものこそ 悲しけれ
わが身一つの 秋にはあらねど
 大江千里 『古今集』秋上・193より
ーーーーーー

なお昨年も名月について記事を書きましたので、お時間があればご覧ください。
中秋の名月

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2005.09.17

咲くも散るもドラゴン桜 

「人生にくらべりゃ東大なぁんて楽勝さ」のドラゴン桜
ついに昨夜が最終回。
とうとう終わりました。
どんな結末かワクワク、ドキドキしながら見ていました。
とくに、
合格発表のシーンでは、まるで自分のようにドキドキ。
〜〜〜神様、仏様〜〜〜
の心境。
そして、咲く桜、散る桜とあったのですが、
桜木先生は言う。
「おまえら、みんな合格だ」と。
どんな人生を歩もうと、自分で選択して、自分で考え、努力していくその姿こそが
合格!!!
やりもしない前から決めつけるな!
諦めるな!!!
と、言いたかったのでしょ。
伝えたかったのでしょう。

私も仕事柄、このドラマはとても刺激になり勉強になりました。
自分とひきあてると、なぁんと桜木先生の偉いこと。
何が偉い?
子どもたちを本当に信じて待つ。
少なくとも、そういう姿勢が最後まで崩れ去らなかった所が、一番得るものがありました。
私はダメです。
すぐに自動販売機になってしまうから、、、
「先生、ココわからない、、、」
と聞いてくる子に、しばらくは考えさせる時間を与えるも、
まだ、分からないと首をかしげてしまうと、ついつい解答の道筋を教えてしまう。
すると、子どもはよくしたもので、
考えるポーズを取ってしまうのです。
本当には考えていないこと、というかどう考えていいのかさえわかっていないことが、
わかります。
うわっ〜〜〜いかんなぁ。
と、自分では思うのですが、、、
「この子に考えるとはどういうことかを、どの様に伝えたらいいのか?」
ドドッド、、、ドと悩んでしまいます。
考える、感じる、そして喜ぶ。
子どもたちにこの感覚、感動を取り戻させる教え方を探し求めている私。

と、いうわけで桜木先生からは、
本当に「力」を頂きました。
「勉強なぁんて簡単なことだ。
人生にくらべりゃ、、、」
と。

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2005.09.16

信じて咲くのがいい

何が一番いいか
花が一番いい
花のどこがいいか
信じて咲くのがいい
(坂村真民)

もう季節は秋。
澄みきった青空には羊がいっぱい、
そして、
原っぱにはピンクや白や赤のコスモスがいっぱい。
ゆれる花びらは、
咲いていることを、
それだけを思う存分楽しんでいます。
それを見ている私も楽しいです。
信じて、
信じて、
そこにひたすら咲く花達。
花をただただ見ていると、
ふと、頭をもたげて、じっとこちらを見ているような錯覚がします。
声をかけてくれる気がしました、、、
「何を悩むの?
ただただ、そこにあることを信じて!」
と、励まされます。
コスモスはやさしい。
そんなコスモスの季節になりました。

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連続テロ

連続テロ150人死亡 イラクと言うニュースが流れ、また胸がつまる思いです。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
イラクの首都バグダッドで14日、連続自爆テロなど少なくとも8件の攻撃があり、計150人以上が死亡したことが明らかになりました。
 この4年間のイラク民間人の死者数は2万8000人(非政府組織「イラク・ボディー・カウント」の発表)。これは米軍の攻撃による死者とテロによる死者をあわせての数字ですが、侵略戦争と占領下での犠牲者です。首都バグダッドや各地でのテロによる犠牲はさらに増える気配を強めています。
憲法草案、引き続き国民投票とスケジュールは目白押し。
そんなかのテロ。
ヨルダン人ザルカウィ容疑者率いる反米武装勢力「イラク聖戦アルカイダ組織」を名乗るグループは14日、ウェブサイト上に声明を発表。
米軍などが展開している武装勢力の掃討作戦に対して報復開始を宣言したということです。
ますます混迷は深まる一方です。
無辜の人々が犠牲になる、
そして、新たな憎しみが生まれる。
憎しみの連鎖は続く、つづく、、、
終着駅は見えない。
遠くイラクの人々のことを思うと胸がつまります。
パウエルさんは「心痛む」と言いましたが、
当事者でない私たちには、想像もできない悲惨な状況なのでしょ。
私たちは当事者ではないけれど、今という時間を共有し、歴史を共にあるく者として、
この事態をしっかりと見ていき、共に考えていく責任を感じています。
ともあれ、
ともあれ、
今、開催されている国連首脳会議が実りあるものでありますように。

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BGM

第44回衆議院選挙も終わり、
小泉さんの圧勝で幕を閉じた今回の選挙でした。
次第にマスコミの方も落ち着いてきたようです。
テレビジャックした老練な小泉さんの戦術が報道される毎に私の頭に鳴り響くのは、
ズバリ、
ローハイド
そりゃ、これしかないでしょう。
♪ローレン ローレン ローレン
で始まるお馴染みのローハイドです。
1870年代のアメリカは西部のカーボイたちが主人公。
小泉さんの大好きなアメリカ。
そういえば、ご自身もカーボイハットならぬ麦わら帽子を被って選挙活動をなさっていました。
ところで、ローハイド。
あの歌の歌詞は、
イケイケ、、ドンドン
なんですよね、、、
〜〜〜〜〜〜〜
Move'em on, head'em up
Head'em up, move'em on
Move'em on, head'em up
Rawhide
Count'em out, ride'em in,
Ride'em in, count'em out,
Count'em out, ride'em in
〜〜〜〜〜〜〜〜
なぁんとな〜〜く、私たち国民は牛のように追い立てられている気がしてなりません。
「進め、進め、鞭を入れるぞ〜〜〜」と
ねぇ。
そんな小泉牧場の哀れな牛を連想しながら、テレビを見ていると、
今度は民主党。
すると私の頭は、鳴り響くのです。
「少年時代」が。
〜〜〜〜〜〜
(1)夏が過ぎ 風あざみ
だれの憧れにさまよう
青空に残された 私の心は夏もよう
夢が覚め夜の中 長い冬
窓を閉じて 呼びかけたままで
夢はつまり 想い出の後先(アトサキ)
夏祭り 宵かがり 胸の高鳴りに合わせて
八月は 夢花火 私の心は夏もよう
 Mu Mu Mu Mu Mu--- Mu
(2) 目が覚めて夢のあと 長い影が
夜に伸びて 星屑の空へ
夢はつまり 想い出の後先(アトサキ)
夏が過ぎ風あざみ だれの憧れにさまよう
八月は 夢花火 私の心は夏もよう
 Mu Mu Mu Mu Mu--- Mu--
〜〜〜〜〜〜〜〜〜

そして、今朝はワイドショウーは民主党の次の代表選びで話題は一色。
すると、聞こえてくるのは、やっぱりあれです。
水戸黄門 「あゝ人生に涙あり」です。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
人生楽ありゃ苦もあるさ 
涙の後には虹も出る
歩いてゆくんだ しっかりと
自分の道をふみしめて

人生勇気が必要だ
くじけりゃ誰かが先に行く
あとから来たのに 追い越され
泣くのがいやならさあ歩け

人生涙と笑顔あり
そんなに悪くはないもんだ
なんにもしないで生きるより
何かを求めて生きようよ
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

さてさて、これからどうなることやら、、、
まだまだいろんな曲が流れてきそうです。
ところで、あなたなら、どんな曲が流れますか?

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2005.09.15

鶴の一声

とある国のお話。
司会者「総理、ツルの一声をどうぞ」
総理「私は嘘をつきません」
司会者「あっ、視聴者のみなさん。間違えました!サギの一声でしたぁ」

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月と雲

〜〜 秋風に たなびく雲の 絶え間より
   もれ出づる月の 影のさやけさ〜〜
( 左京大夫顕輔  『新古今集』秋)

昨夜の月は、まさにこの歌のような風情を醸し出していました。
雲は厚く、墨のように黒い。
まかり間違えば闇夜。
そんな空を見上げながら、ふと南を見やれば、月がまるで桜貝のようにうっすらと輝いていました。
そう、螺鈿細工のようにうっすらと鈍く桃色。
なんとはなしに、もうすぐ満月か、、、なんて思っていたら、その揚げ句、真っ黒の雲が月の姿をかき消します。
その様があまりに美しくて、しばし呆然と見ていました。
月にむら雲とは良く言ったものぞ、と感慨に耽りながら、、、
夜空の風流を楽しんでいました。
たなびく雲の形は確かに天女の踊る姿と合致します。

〜〜〜天津風(あまつかぜ) 雲の通ひ路(かよひじ) 吹き閉ぢよ
   をとめの姿 しばしとどめむ〜〜

もうすぐ、中秋の名月。
あなたも 夜空を仰いでみては如何でしょうか?

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2005.09.14

ご用とお急ぎでないかたはゆっくりと見ておいで。

さぁ、ご用とお急ぎでないかたはゆっくりと見ておいで。
だが、しかしお立合、族議員や派閥はおよしなさい。
手前大道に未熟な渡世をいたすといえど、
族議員や派閥は一切かまわぬ。
では何を信念にいたすというに、
手前持ちいだしたるは、これにある
コンビニ郵便だ。
そういうコンビニならば、おれの町やとなりの町にもある
と云うが、
それは俗にいうコンビニエンストアといって、
貯金と郵便のたしにはならん。
手前持ちいだしたるは郵政民営化。
郵政民営化はどこでわかる。
前の方では切手を売り、後ろではお酒も売る。
これを名づけて郵政民営化。
これが生まれたるところは、これよりはるゥ..かはるゥ〜〜か遠くにある、
高級官僚の頭の中にて、
税金という金草をガッパガッパ食らう。
これのできたのは、
銀行に財界にアメリカのおかげ、
これを名づけて郵政民営化だ、お立合。
これをつくるには、
四方に刺客を立て、
下に比例を敷きその中に郵政民営化を入れ込む。
これを見た国民は、
おのれの欲が鏡に写るのを見て、
おのれと驚き、たらァ..り、たらりと冷や汗を流す。
これを下の比例にて漉(す)き取り、
ワイヤレスマイクをもって12日の間、とろォ..りとろりと
言い続けたがこのコンビニ郵便。
赤いは郵便ポスト、コンビニ郵便こそが構造改革!!
てれめんてえかに、まんてえか、
金欠、貧乏人には町のローンへ、
効能は大銀行、大企業、外資、
そのほかお金持ちには、いっさいがっさいバッチリ効く。
いつもは一貝で百文だが、今日はひろめのため、消費税を添え、
年金、健保もおまけにして、二貝で百文だ。

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2005.09.13

なんにたとえよ 小泉さん

「小泉さん なんにたとえよ 時代の子」
「時代の子 小選挙区とともに 突っ走る」

第44回衆議院選挙のあまりに自民党の圧勝で、
昨日は、ただただテレビとネットサーフィン。
国民の意思とは、どうしたものなのか、
遠く私には考えが及ばないからです。
そんな中で、次第に私が私の頭で掴んだことが、上に書いた俳句もどきです。
(元ネタは御存知「加賀の千代」から拝借しました。)
つまり、
小泉さんは「小選挙区制の申し子」である。
と、いうとても単純な事実だったのです。
選挙結果の分析が明らかにされない昨日は、ひたすら獲得議席数のみが話題に上り、
自民圧勝、民主惨敗の構図でマスコミはてんやわんや。
自民党に入れた人でさえ不安にかられるような始末。
そんな中で、
国民は閉塞から抜け出したがっている。
打開してくれるのは自民党しかない。
小泉さんのわかりやすさが、浸透した。
などなど、いろんな意見が出てきました。
やがて、票の分析が進むにつれて、夜の報道番組は、「小選挙区制」の問題に言及するようになりました。
得票率48%で73%の議席を獲得したこのカラクリに気がついたとき、
私は空恐ろしさと同時に、安心もしました。
なぁんだ〜〜〜そうか。
タネはこんなところにあったのか。
73%の国民が自民党支持、小泉さんOKとしたならば、
それは、今後予想される事態(憲法問題など)に対して暗澹たる思いでした。
が、
が、
事実はそうではなかった。
たんに小選挙区制のからくりだった。
(もちろん、これも重大な問題ですが、、、)
今朝は、ワイドショーで、自民党比例27番目のスーパーのおじさんが話題になっていました。
幹事長とたまたま同窓で同じクラブというだけで、
「名前」
を貸したそうです。
まさか、自分が国会議員になるとは、、、本人も周りもビックリ。
なんの選挙活動もせず、名前を貸しただけで、「センセー」になったのです。
この放送を見ながら、
「まぁ、この程度なんだ〜〜〜」
と、思ったものです。
何が?
ううう====
この程度の○○です。
(お好きな言葉をどうぞ)

そんなこんなを考えていると、
マスコミが言うほど、小泉さんのマジックに国民はかかっていなかったのでしょ。
結局、
「小選挙区制」の一人勝ちでした。

しかし、
賢こい小泉さん。
来るだろうな=====
イロイロと。
次は「なんにたとえようか、小泉さん」

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今、世界の貧困は

日本列島、選挙で一色だった週末。
しかし、そんな中
“世界から貧困をなくそう”の意思を示そうと9,10の2日間、全国34カ所で「ホワイトバンド・デー」が行われました。
私個人は、このキャンペーンには、賛成も反対もしていません。因みに私はケチだからホワイトバンドは購入していませんし、するつもりもありませんが^^;、
普段は実感しない世界の貧困と向き合い、考える一つの機会とはなりました。
 今年6月に国連が発表した「ミレニアム開発目標(MDGs)報告2005」によると、1日1ドル未満で生活を続ける極端な貧困の状況にいる人は実に10億人以上。
2002時点で、開発途上国では8億1500万人が飢餓状態にあります。
 サハラ以南のアフリカは、極貧人口が90年の2億2700万人から、
02年には3億1300万人に増大。
極端に貧しい人たちの一日の平均所得は、90年の62セント(約70円)から
01年には60セントへ減っています。
深刻な貧困問題を解決するために2000年、
貧困国が教育や福祉を削り、外国へ借金を返さなければならない問題について包括的に取り組むことや貧困人口を半分にすることなど具体的目標を盛り込んだミレニアム開発目標を189国が合意。
 しかし、実態はなかなか進まないでいます。14日から開かれる国連首脳会議では、同報告などを受け、ミレニアム開発目標を中間総括し、今後実行するための各国の取り組みが話し合われる予定です。

「一ヶ月1万円で生活」する有名人の生活がお茶の間に届けられるテレビ番組があります。
見ている方は、かなりキツイ、、、と思いますが、
それでも一日330円。
しかも、これはテレビ番組ゆえ終われば元の優雅な生活に戻るわけですが、
ミレニアム報告の貧困層は一日70円以下。
しかも、一生です。
これは、何と言っていいのか、ちょっと言葉がありません。
、、、、、、
果たして自分に何が出来るか?
と問えば、何も出来ない自分がここにいます。
腑甲斐ないとは思いつつ。
この人たちを救いたいなんてたいそうなことは言えません。
ただ、
ほんのささやかな思いを届けることしかできません。
それと、
多くの方に世界の人々の生活を知らせることはできそうです。

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2005.09.12

遅くなりましたがサンフレッチェ

9月10日土曜日。
万博で行われたJリーグ第23節G大阪戦。
行って来ました、、、
行って来ました。
ちょっと遅くなりましたが、観戦記(?)などを書きます。
この日は、首位ガンバとあって朝から緊張と嬉しさでイッパイ。
なにしろ久しぶりの生観戦。
ワクワク。
車で行くと私だけしか飲めないので、運転手の夫からブーイング。
と、いうことで電車で行くことにしました。
行き方は二通り(モノレールかバスか)あるのですが、
モノレールで行くと、お弁当が買えないかなぁと思い、
茨木まで出ることにしました。
土曜日とあって、電車はかなり満員。
ヘタヘタになって、茨木に到着。
さて、お弁当を、、、
と、思いきや、これが無い。
無い。
うわっ〜〜〜
これじゃ、スタジアム並みだと諦めながら適当にお弁当を買って。
急いでバスに乗ってスタジアムへ、、、このバスがまた混んでいました。
昨年は、このルートをとった時はガンバのサポは、みんなで監督の悪口を言っていたのに、
今年は、なんと首位。
変われば変わるもんだ、、、
とかとか思いながらスタジアムに入りました。
相変わらずの芝生席に座って、(ナビスコを思いだし、イヤァ〜〜〜な予感)
夫はいそいそとビールを買いに行きます。
まずはカンパーーーイ。
ちょっと落ち着いてから、待ち合わせの友人に連絡。
その友人が来るや否や、ビールでカンパイしようと持ちかけて、
またもや3人でグビグビ。
おいおい、、始まる前に酔っ払うなぁ〜〜〜と自分に言い聞かせながらも、
嬉しくて、嬉しくて。
ちょっと向こうを見れば、選手が練習。
こっちを見れば、サポーターがサンフレッチェコール。
うわっ〜〜〜〜
やって来たよ。
スタジアムに。
やっぱり、いいなぁ(^.^)
テレビの前で旗振っているよりは。
そうこうするうちに、広島の友達が来てくれたりと、なんだか同窓会のように懐かしくなりました。
さてさて、
当の試合は、2−4で広島は負けました。
残念↓↓↓
〜〜〜〜〜〜〜〜
前半1分いきなり先制点を奪います。左からのCKを蹴った李のボールは鋭く中央へ。ここに後ろから飛び込んだガウボンがDFの前で頭に当ててゴール。チームトップタイに並ぶ8ゴール目を決めました。その後もサンフは積極性を失わず、服部の強烈なミドルシュートや駒野のクロスに合わせた佐藤寿のシュート等でガンバゴールを脅かします。そして14分、ガウボンからの折り返しを受けた李がGKの位置を良く見てループ気味のシュート。これが見事に決まって、サンフは怒涛の攻撃で2点をリードしました。
今週のSANFRECCE Diaryより引用
〜〜〜〜〜〜〜〜
凄い、すごい!!!
この時は盛り上がったのですが、、、ねぇ。
気がついたら、2−2の同点で折り返し、さらに後半は相手に2点を与えて、、、
みんなで絶叫!!!!
こらっ〜〜〜走れ!
止まるな。
抜かれるな。
ゴール入れろぉおおおお
しかし、負けました。↓
いろいろ敗因はありますが、
まぁ、「まだまだ」だったということでしょうか、、、
と、いうわけでガッカリの生観戦。
帰りは暗い。
でも、私個人は、東京の友達やら広島のみんな(島根の人も)と会えて嬉しく楽しい一時を過しました。
問題はいろいろありつつも、
まだまだ大丈夫です。しっかり修正していきましょう。
こんなことの一回や二回や、三回や、、、、
(あああ、もう書きとうないが^^;)
なんのその。
これからです。
これから。
次は浦和。
気合いを入れて、頑張りましょう!!!!

それにしても浩司君。
心配ですが、早く快くなってください。

♪サンフレッチェ   ちゃちゃーーちゃちゃ

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釣り上げては

釣り上げては
〜〜〜〜〜〜〜〜
父はよく 小さいぼくを連れてきたものだ
ミシガン州 オーサブル川のほとりの
この釣り小屋へ。
そして或るとき コーヒーカップも
ゴムの胴長も 折りたたみ式簡易ベッドもみな
父の形見となった。

カップというのは いつか欠ける。
古くなったゴムは いくらエポキシで修理しても
どこからか水が沁み入るようになり、
簡易ベッドのミシミシきしむ音も年々大きく
寝返りを打てば起こされてしまうほどに。

ものは少しずつ姿を消し 記憶も
いっしょに持ち去られていくのか。

だが オーサブル川には
すばしこいのが残る。
新しいナイロン製の胴長をはいて
僕が釣りに出ると 川上でも
川下でも ちらりと水面に現れて身をひるがえし
再び潜って 波紋を描く=

食器棚や押し入れに
しまっておくものじゃない
記憶は ひんやりした流れの中に立って
糸を静かに投げ入れ 釣り上げては
流れの中へまた 放すがいい。


アーサー・ビナード
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

良いことも、そうでないことも、
時間と共に物事は流れ風化していきます。
記憶もまた同じです。
しまいこむことはしないで、
時々出してきて思いだし、
そして、また大切にしまいこむものなのでしょうか、、、
思い出とは。

それとも、
「憂しとみし世ぞ 今は恋しき」
なのでしょうか、、、

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鳴かせて 見せた 総選挙

衆院選の全議席確定、自公で327議席と言うことで圧倒的に自民党の勝利で幕を閉じた第44回衆議院総選挙。
「鳴かせて、そして見せました」ね。
それとも、やはりお好きな信長のように、
「きかぬなら殺してしまえ総選挙」だったのでしょうか?
小泉さん。
それにしても、お見事です。
こうして、あなたはまたそのお鼻を伸ばしましたね。
今朝と言うか、昨日からテレビの各局は、
「自民勝利、民主惨敗」で特番を組み、その原因を識者や政党関係者が述べていました。
私も例によって、チャンネルをガチャリガチャリ。
ネットをスルスルと覗いたりと大忙し。
そんな中で感じた私の印象は、
「この選挙。不思議です。」

と、言うのも自民党は大勝利。
空前の勝利を納めたという。
しかし、
こんな大勝利を納めた自民党から大拍手。諸手を挙げての喜びが伝わらない。
感動した!
と、総理お得意のワンキャッチフレーズが聞かれない。
選挙結果を粛々と受け止めているから?
いやぁ、そうじゃないでしょ。
連立を組んでいる公明党からも、国会で2/3の議席を確保したのだから、
もっとあからさまに喜びが伝わるかと思いきや、これもうかない。
まぁ、野党は社民党が躍進、共産党は議席キープ。
新党もそこそこ。
と、いうことで、それなりの喜びと安堵は伝わってきますが、
とは言え、それなり。
民主党。
うううう〜〜〜〜〜〜んんん。
私個人は、「身から出た錆」か、、、
と言う感も若干します。
「もう野党と呼ばないで」とか
「野党と一緒にしないでくれ」とか言って政権交代を主張。
しかし政策の中身は自民党と同じだから、
そうなると歴史のある自民党には勝てなかったのでしょうか?

そして、
そして、
肝心の国民。
自民党を圧勝させた国民が、ここへ来て不安を述べています。
「独裁になるのでは?」
「この先、どうなるの?」
「白紙委任はしていない」
と。

こんな映像のアレコレを見ながら、
私が感じた第一印象は先ほど書いた
「目に見えては誰も喜ばない選挙」。
そりゃ、そうか、、、
そもそも争点が曖昧なまま突っ込んだ選挙だから。
しかし、
本当はそうじゃありません。
高らかに、大声あげて笑っている者は、ちゃんと後ろにいる気がしてなりません。
彼等は賢いから決して人前には出ません。
が、
隠然と力もち、動かすことが出来るのです。
それは、
上手に動いてくれるピノキオさんがいるからです。
お鼻が高く、高く伸び続けるピノキオさんが。
(ところで、ピノキオさんって、どうしたらお鼻が伸びったけ?
そりゃ、嘘をついたからだよ、、、)
と、いうわけで大勝利の自民党。
彼等は、さらに次のミッションに進むため、
今、新たな緊張に包まれていると私は思います。
郵政民営化?
とんでもない。
小泉さんが言ったでしょ。
郵政は入り口です。
これから、
です。
本番は。
自民党を入れながらも、今不安にかられているという人達の、
その不安が現実のものにならない事を祈りながら、私はテレビを見ていました。
そして、
そして、
本当を言えば、こんな不安が私の寝言で済むことを祈っています。
妄想であることを願っています。

小泉さん。
本当に、
本当に、
あなたは、私たちをどこへ連れていこうとしているのでしょうか?

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2005.09.11

グラウンド・ゼロ

(01/9/11)米で同時大規模テロ・乗っ取り旅客機一斉突入と言うニュースが世界中を駆け巡り、
翌日からテレビ、新聞、雑誌はこのニュースで一色になったのは、もう4年前。
まるで映画を観ているような信じられない光景が映し出されました。
恐怖に震え、怒りに身悶えし、絶望にひしがれる人々の姿を見て、
「信じられない、、、」
と絶句するしかありませんでした。
時間と共に、その惨状が明らかになり、さらに真犯人と名乗る男のビデオが写しだされました。
そして、
いよいよ世界は泥沼に突き進んでいきました。
その後、何故か(理由はひょっとしたら別のことだったのでしょうが)
アメリカは「テロ」から「大量破壊兵器」へと戦争の大義を全面展開していき、
イラク戦争へ突入。
この4年間。
世界は多くの「もの」を失いました。
人命もそうです。
資源もそうです。
文化遺産もそうです。
そして、
そして、
なによりも大切な安心と信頼を失った感がします。

私たちはいつでも不安です。
人が大勢いる場所に行くとテロに遭わないか。
電車に乗ると不審物が置いてないかと。
隣の人は、何者かと。
私たちは、人としての最低限、守られていた安心と信頼とを失ったように思います。
襲ってくる自然災害さえ、いつのまにか人災になるほど
人の心は荒んでしまったのでしょうか?
妖魔は人の中にいる、、、ということなのでしょうか?
いえいえ、違います。
政治が乱れると妖魔が跋扈するのです。

失ったものの大きさを思うとき、
その罪の深さに躊躇いながらも、
やはり、
人は立ち上がらなければならない。

あの日失われたビルを、人は「グラウンド・ゼロ」(爆心地と言う意味)と名を付けて、新たな出発を誓いました。
あれから4年。
まだ杳として進まない感もしますが、
が、
時間の流れを逆行してはならないと、
改めて思う私です。

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棄権はやめましょう!!

いよいよ今日は衆議院選挙。
なにかと話題の今回の選挙ですが、
もう、投票はお済みでしょうか?
夜の8時まであります。
是非、棄権はしないで、投票をして下さい。
(別に選管の回し者ではありませんが、、、)

私は、以前市長選挙のとき、
民間の選挙管理委員をしたことがあります。
冬の投票だったので、朝早く投票場に行って、場内整備をするのは少々辛かったことを覚えています。
名簿を配られて、仕事の内容をもう一度確認。
そして、いよいよ7時。
市の選管の方が、会場の戸を開けると、一番目の人が待っていました。
そして、一番の方と投票箱が「空」であることを確認。
その後、投票箱はがっちりと鍵を掛けます。
そんなこんなで、ガヤガヤとやっていると、10時頃にドド===と人が訪れて、テンテコマイ。
その波が去ると、一段落。
また、次の波がザッブン。
結構、人間の行動って似ているのでしょうか?
ここで会場でのトラブルで多いのは、
選管から送ってくる投票名簿ハガキを無くす人。
また一家族が同じハガキに記載されているので、
家族が持っていってしまった人など。
でも、大丈夫です。
申し出てくれれば、その場で確認して再発行できます。
無くしたから、と言って諦めないで会場に行けば、なんとかなります。
次に多いのは転居です。
前の住所からハガキが来たけれど、メンドウクサイと思いますが、
申し出てくれれば、選管で確認して、最寄りで投票できる場合もあります。

と、いうわけで、大抵のトラブルがあっても、投票出来るようにしていますので、
棄権はしない方がいいと思います。

さてさて、
この選挙。
どうなることやら〜〜〜
目が離せません。

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2005.09.10

あったらいいなぁ 嘘発見器

〜〜小泉さん 舌は二枚か 三枚か〜〜

〜〜選挙カー 政策どうした 名前だけ〜〜

〜〜総選挙  嘘発見器 ああほしい〜〜

〜〜総選挙 終われば出番 ハリセンボン〜〜

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2005.09.09

重陽の節句

今日、9月9日は重陽の節句です。
ただ、本来は旧暦なので、今なら10月です。
〜〜〜〜〜〜〜
重陽」とは9月9日にあたり、菊に長寿を祈る日です。陽(奇数)が重なる日そして、奇数の中でも一番大きな数字という意味で重陽といわれています。日本では奈良時代から宮中や寺院で菊を観賞する宴が行われています。
(日本文化いろは事典より引用)
〜〜〜〜〜〜〜〜
別名「菊の節句」とも言われ、長生き、無病息災を祈る日であります。
菊は花の咲く時期が長いうえ生命力溢れ、どこにでも咲く花です。
そんなところから、昔の人々にとって、馴染みも有りやがて「長寿の花」になったのでしょうか?
「菊」の漢字は、散らばった米を 1ヶ所に集める、の意だそうです。
菊の花弁を米に 見立てたものらしいです。
漢名の「菊」は”究極、最終”を意味し、 一年の一番終わりに咲くことから名づけられました。
人生の究極を、美しく、あでやかに飾りたいという願いも伝わってきます。

と、いうことで「菊」にまつわる歌を調べてみました。
花の短歌集
というサイトが充実しています。
興味のある方はご覧ください。

 
==父母が 殿の後方(しりへ)の百代草(ももよぐさ)
百代いでませ わが来たるまで==
(百代草=菊) 万葉集 生玉部足国(いくたまべのたりくに)から

万葉集では、まだ「菊」という言葉は無いそうです。


〜〜心あてに 折らばや折らむ 初霜の 置きまどはせる 白菊の花〜〜
古今集 凡河内躬恒 詠む
美しい歌です。

〜〜植ゑしとき 花まちどほに ありし菊 うつろふ秋に あはむとやみし〜〜
古今集巻五 大江千里詠む
花を待つ心と、行く秋が目に浮かびます。

〜〜 あきかぜの 吹上にたてる 白菊は 花かあらぬか なみのよするか〜〜
菅原道真

〜〜秋のきく おのずからなる 華は見で うるさく人の 作りなすかな〜〜
橘曙覧(江戸末期の国学者)


〜〜我心 いぶせき時は さ庭べの 黄菊白菊 我をなぐさむ〜〜
正岡子規


〜〜水色に 塗りたる如き おほぞらと 白き野菊の つづく路かな〜〜
与謝野晶子

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2005.09.08

2005年火星大接近

2005年火星大接近ということで、火星が接近しています。
今回の接近は2003年の時よりは、小さく見えるものの南中高度は高く見えやすいようです。
昨夜、月と金星、木星が大接近ということで、ベランダに出て西の空を見上げました。
ありました。
ありました。
三日月と、金色に輝く明星と、そしてつつましく、しかし上品に光っている木星が。
思わず、子どもに声をかけ、デジカメでパチリ。
帰ってきた夫にも手洗いうがいをする間も与えず、夜空の天文ショーへご招待。
〜〜〜〜〜〜〜〜
9月1日に大接近した金星と木星は、その後、少しずつ離れていくが、9月7日の夕空では三日月が金星のすぐ近くにやってき並ぶので、これもまた印象的なながめとなって人々の話題になることだろう。このときインド洋方面では金星食が見られる。
AstroArtsより引用
〜〜〜〜〜〜〜〜〜
本当に絵になっていました。
まだ空には茜色の雲がたなびき、
次第に迫ってくる夜との最後のせめぎあいをしている、そのさなか。
鋭利に虚空を切り取る三日月と傍らに凛と輝く金星。
やさしく微笑むように木星がそばに光っていました。

都会でも、まだ観ることができる天文ショー。
これから火星が旬になります。
東南の空をご覧ください。
赤く、燃えるように光っている戦闘と情熱の星、火星。
宇宙への夢は広がります。

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忙しい試合でした

いやぁ〜〜〜
忙しい試合でした^^;
昨日行われた日本代表とホンジュラス代表との親善試合。
結果は5-4で逆転勝ちしました。
が、
が、
結果オーライなんて言えない内容では、と私個人は思っています。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
 試合は序盤からホンジュラスのペース。高いキープ力にプレッシャーをかけることができず、ボールを回されてDFラインはズルズルと下がるばかり。必然的にバイタルエリアが空いてそこを使われてホンジュラスの攻勢を止める事ができません。1対1で勝てない上に守備の連係が曖昧では点を取られるのは必然で、前半8分には早くも左サイドをあっさりと崩されて最初の失点を喫してしまいました。続いて27分にもまたもや三都主が抜かれて決定的シーンを作られ2失点目。
今週のSANFRECCE Diaryより
〜〜〜〜〜〜〜〜〜

えええ????
ねぇねぇ、ホンジュラスって強いの?
いやぁ、ドイツには行けないよ。
えええ〜〜〜〜ホント?強いジャン。
日本が弱いんだよ。
とかとか会話してテレビを観ていました。
その後、33分に高原のゴール。
俄に活気づき、イケイケになるかと思いきや、前半ロスタイムにはまたホンジュラスが得点。
3−1での折り返し。
そして後半。
3分にセットプレーから柳沢がヘディングシュートでゴール!!!
流れはこちらかと思いきや、その直後にまたもや失点。
そしてPKで一点も入り、なんとか逆転。
本当に、「なんとか」
と言う感じ。
解説のエチゴさんも、「一点で喜んでいてはダメ」と言ってましたが、まさに仰るとおり。
もう、課題だらけ。
今朝の報道なんかみてもサイドについて辛口批評が多かったのですが、
私は、全ての失点にからんだGK(つまり止められなかったと言うこと)も、問題ありと思います。
ナラザキさぁ〜〜〜〜ん。
次は頑張ってくださいね。
次回の試合で、どんな風に立て直すか、ジーコさん。
これからは、本番への一里塚です。
一つひとつの試合を大切に行い、ドイツへ行くことを願っています。
ところで、余談ながら、
私と家族は、テレビを観ながら、
「コマを出せ====」
と騒いでいました。
試合が終わって、選手が映し出されたとき、チョロッとコマが出ました。
「うヮっ〜〜〜〜〜コマだぁ!!!!」
ささやかな喜びの一瞬でした。

♪ニッポン チャチャチャ

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2005.09.07

混迷の中、イラクは

イラク、新憲法草案修正協議で合意できず
ということで、10月15日実施予定の憲法草案の賛否についての国民投票を前に、ますます混迷を深めているイラクの現状です。
各地で武装手段による襲撃が激化しています。
南部バスラでは5日。道路脇爆弾攻撃により英兵2人が死亡。
西部ヒートでは同日、多国籍軍基地近くで自動車爆弾による攻撃が発生。
イラク人11人が死亡、16人が負傷。
中部バラドではイラク軍車列にたいする自爆攻撃で、兵士2人が死亡。
首都バグダッドでは約30人の武装勢力が内務省建物にたいしロケット弾や迫撃弾で攻撃し、イラク警官2人が死亡、5人が負傷。
同地ではまた、米軍車両にたいする爆弾攻撃で米兵4人とイラク人3人が負傷。
こうした動きの中で米軍は「武装勢力掃討」を口実とした空爆を強行。
イラク駐留米軍は5日、イラク北部モスル西方のタルアファルに猛爆を加え、住民8人を殺害。
市内にある4つのモスクも爆撃。
さらに住民70人以上を拘束。
犠牲者はさらに増える見込み
(カタールの衛星テレビ・アルジャジーラが現地ジャーナリストの話として伝えたもの)
「イラク情勢」で検索ください。
各事件が載っています。
治安は悪化の一路を辿っています。
また韓国軍は1/3を撤退予定。
〜〜〜〜〜〜〜〜
ウリ党の金星坤議員(第二政調委員長)が明らかにしたもので、「多国籍軍が撤退や縮小を進めており、韓国内でイラク派兵に対する国民感情が悪化していることも考慮すると、派兵人員の削減は不可避だろう」と語った。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜
各国の軍隊がイラクの情勢を見極め、
さらにそもそもの大義が崩れ去った今、イラクから撤退をしています。
しかし、
我が国の小泉さんは未だに「イラク戦争は正しかった」と言う。
そして、自衛隊のサマワ滞在期間も明言はしません。
混迷するイラクにあって活動なさっている自衛隊の方々が気がかりであると同時に、
この様な事態を生み出したそもそもの原因は「なんだったのか」を素直に認めて頂きたいものです。
小泉さん。
「大量破壊兵器の査察を受け入れなかった」の一点張り。
もう、やめにしませんか?
すでに破綻した論理にいつまでもしがみつくことは、
すべての人にとって不幸なことではないでしょうか?
小泉さん。
お願いです。
あの戦争は、するべきではなかったと、認めてください。
そしてそこから一歩踏み出してください。
なにしろ、
なにしろ、
多くの命がかかっているのだから、、、
私は、イラク戦争の同時代に生きている者としての責任を強く感じざるをえません。

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2005.09.06

ハザードマップ

あなたのお住まいの地域ではハザードマップの整備は進んでいますか?
私の住んでいる地域は残念ながら、まだ遅々として進んでいません。
すぐそばに川があり、以前は堤防が決壊して氾濫したこともある川です。
幸い、その後護岸工事は完了して、今のところ川の氾濫はありません。
しかし、このところの台風のニュースなどを見ていると
「想定外の雨量」ということで、警戒水域を楽に越す雨が降っている地域もあります。
山崩れも心配です。
また、地震が来た時、どこに避難するか、、、
そんな災害を想定して作られるハザードマップ。
今回の台風にあい、テレビで避難している方達を見ながら、
「防災」について改めて思いました。
避難所となる学校や公民館が耐震化していない所も多いようです。
また、トイレなど衛生面も不備が多いそうです。
文部科学省の今年4月現在の調査では、
公立小・中学校の校舎、体育館で耐震性があるのは全国平均51.8%です。
国の防災・耐震対策予算は、阪神淡路大震災のあった95年が約8兆円。
それを頂点にして、今では約3兆円というのが実態です。
( 地震等防災対策などで検索すると、17年度予算がPDFで出てきます)
アメリカのハリケーンでも防災の予算を削減したことが、批難の的になっていますが、
日本とて同様です。
小泉さんのお好きな「構造改革」。
文字通り、避難所の構造を改革してくださ〜〜〜い。
アスベスト建築の構造を改革してくださ〜〜〜〜い。

いずれにしても、
ハザードマップを作成する中で、
防災の意識を住民に普段から呼びかけると共に、
行政の責任をしっかりと果たして頂きたいと思いながら、
被災地の方へ思いを寄せています。

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2005.09.05

大型で非常に強い台風

台風14号、5日夜遅くに九州南部に接近ということで進路にあたる地方の方はどうぞお気をつけてください。
先週のアメリカのハリケーンといい自然の前には、はなはだ無力な人間です。
しかし、
人間には災害を予見(予知ではありません)する能力があります。
災害に備え、万全の準備をしておく必要があります。
行政は勿論、個人としても出来ることは用意、準備なさってください。
たとえば、懐中電灯、水、食品に加えて笛なども災害袋に入れておくといいです。
くれぐれも甘く見ないように、、、
高波見物とか、そんな無謀は絶対なさらないように。
これから夜を迎えますが、
どうぞお気をつけてお過しください。

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2005.09.04

会議は踊る

このところ私は、テレビの番組の「はしご」。
党首討論会や政治懇談会の各局の番組を時間の許す限りみています。
同じテーマで議論、討論するので、司会者の力量が手に取るようにわかり、なかなか面白い。
先日の夜の報道番組では司会者が絶叫して暴走?
見ていた私はビックリ。
一番煩かったのは司会者だな〜〜と思いながら他の局にガチャリガチャリ。
ここでも、またやっています。やっています。
討論会。
マスコミは、各党のシェーマが出来上がっています。
小泉さんや自民党、公明党の方は「郵政」に争点を持っていきたいようです。
そこからはみ出して作られた党は、もちろん小泉さん批判が中心です。
民主党は「二大政党」で政権交代。
共産党、社民党は生き残りをかけて野党、国民を訴えます。
見ている私は、
「会議は踊る、されど進まず」の感がしてなりません。
お互いに相手の言うことは一切聞かず、自分の主張のみを繰り返すばかり^^;
しかし、そんな討論会でも聞いているうちに、私の中での「争点」も次第に明らかになりつつあります。
ズバリ。
選挙後の日本が進む道は平和かそうでないか、、、
です。
郵政や消費税や年金やら、山ほど積もっている問題も、しっかり見ていく必要を感じます。
大企業・ 大銀行や政府の尻ぬぐいを国民が背負ってきた感がするのは(リストラも含めて)否めない今までのやり方への不信はいっぱいあるのです。
が、
が、
この頃の世界の動きを見ると、
経済の問題と同じように、
私にとっては「平和」の問題も重大な関心事です。
各党の「平和」に対しての考え方をしっかり見て、
私自身の今度の総選挙の争点にしていきたいと思います。

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大質量原始星の星周円盤

すばる、大質量原始星における星周円盤の発見が科学雑誌ネイチャーの9月1日号に掲載されるそうです。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜
太陽よりも重い、大質量星がどのように生まれるのか、実はまだよくわかっていません。いくつかの小さな星が合体して大質量星となるという「合体説」や、重力収縮で生まれた円盤状構造から、どんどん中心に物質が降り積もっていく「降着説」などが考えられています。しかし、これまでは観測的な証拠が乏しく、決定打がありませんでした。というのも、大質量星は数が少なく、また太陽から比較的遠くにあるために、星の周辺構造を細かく見分けることが難しかったためです。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
ところが、このほど
〜〜〜〜〜〜〜〜〜
オリオン星雲の中にあるBN(ビー・エヌ)天体と呼ばれる若い大質量星の観測を行いました。その結果、この星の周りで、円盤の存在を示唆する結果が得られたのです。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
と、いうことで
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
大質量星も太陽と同じように、物質の降り積もりによって生まれていることが明らかになりました。この結果は、降着説の証拠を示す。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
そうです。

いつもいつも、星の記事を読むときはワクワクしていますが、
今日は科学の発達ってすごいなと思いながら、記事を読みました。
秋の夜長。
星がきれいな季節になります。

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2005.09.03

頭の体操

いきなりですが、、、
こんな問題を出されて考え中です。
〜〜〜〜〜〜
3,4,7,8の数字を使って四則演算で
答えを10にしてください。
(4つの数字を全て一回だけ使う)
〜〜〜〜〜〜〜〜
もう、御存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、
初めてこの問題、ご覧になった方は、ちょっと頭の体操なさってみませんか?

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2005.09.02

控除見直し

ついに本音か、、、小泉さん。
1日夜のテレビ「きょうの出来事」の党首討論で、
所得税の控除見直しについて「控除見直しも当然やります」と明言。
これは、「与党税制改正大綱」で、控除見直しをうたい、2006年にそのための法改正を行うとしていることへの野党党首(共産党、志位委員長)への答え。
  小泉首相はまた、消費税の増税については、
相変わらず「私の在任中は上げない」の一点張り。
「長い将来で見れば、消費税(増税)は避けられない」と明言しました。
控除が無くなるということは、
実質的な増税です。
普段は感じない控除ですが、確定申告の時、その有り難みがわかります。
もっと、控除はないかと目をさらにして、「税金の戻る本」を読みながら、確定申告している私です。
また、消費税。
なんでも、かんでも消費税。
福祉のためという名目で、かかるようになった消費税ですが、
本当に福祉のために使われているのでしょうか?
疑問です。
ちょっと、調べてみる必要がありそう。
どなたか御存知でしたらお教えください。
あるいは、
どこでどのようにして調べたらいいか、ご教示いただけたら、嬉しく思います。
私たちの払う税金の行方、
しっかり見定めていきたいものです。

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概算要求

8月31日締め切った各省庁の2006年度予算概算要求。
特徴は、大増税。
その一言に尽きる気がします。

06年度予算の政策的経費である一般歳出は、
概算要求基準で定められた47兆5430億円が要求の上限額です。
このブログで先にも書きましたが、
「 高齢化に伴って増えていく社会保障費の自然増分について」
来年度予算でも8000億円の自然増分を2200億円圧縮する方針です。
(すでに概算要求基準段階で02年度に3000億円圧縮する方針を打ち出したあと、その後毎年連続して2200億円圧縮してきたことは既に書きました。)
生活にかかわる 具体的なことは、
70歳以上の高齢者の医療費の本人負担(現行1割)を
2〜3割に引き上げることなどが検討。
また、特徴の一つに、庶民増税があります。
厚生労働省は「基礎年金の財源の確保」の名目で、個人所得税の定率減税の廃止を要望しています。
これも何回もこのブログで見てきました。
所得税と住民税の定率減税については、すでに05年度税制「改正」で半減(1兆6500億円の国民負担増)が決められ、政府税調は06年度で廃止(さらに1兆6500億円の国民負担増)することを打ち出しています。
しかし、
しかし、
苛められるのは、
国民だけです。
大企業はバッチリ、ニンマリです。
 経済産業省は、企業のIT(情報技術)投資を促進する法人減税と研究開発減税の延長を求め、
減税規模は年1兆2000億円規模です。
(これは03年に時限措置として導入。05年度末に期限が切れるため日本経団連が延長を求めていました。)
つまり研究開発システムを抱える大企業は、
税額を2割削減。
2割と言っても、個人消費の2割ではないから、その額は相当のものです。
残念ながら私の生活感の中にはそんな額は登場しない、、、
また法人税率は30%まで引き下げられます。
また高額所得者も所得税の最高税率の引き下げを来年度も継続。

つぎに注目は、
防衛費です。
防衛庁が求めた軍事費(防衛関係費)は今年度予算比で1・1%増の4兆9120億円。
「ミサイル防衛」(MD)は、今年度予算比で25・2%増の1500億円(302億円増)を要求。
 また陸上自衛隊が「国際活動の計画、訓練、指揮を一元的に行う」(防衛庁)ための「中央即応集団」を新設(110億円)するなど、自衛隊の海外派兵のための体制づくりも強化する方針。
もちろん、在日米軍への「思いやり予算」は2368億円を要求しています。

頭がくらくらします。
これについての私の感想は、用事をすませてから書きます。
今から、出かけるので、、、
とりあえず、概算要求の中身のみアップしておきます。

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2005.09.01

なんだか本当に防災の日

今日9月1日は「防災の日」です。
〜〜〜〜〜〜〜
1923年(大正12年)のこの日に起きた関東大震災の教訓を忘れない、という意味と、この時期に多い台風への心構えの意味も含めて1960年(昭和35年)に制定されたものです。(暦の上では立春から数えて210日めを特に「二百十日」と呼びます。ちょうど稲の開花期に台風が来たり強風が吹き荒れることに注意を促したしきたりと言えます)
〜〜〜〜〜〜〜〜
因みに最近では、
1983年 大韓航空機撃墜事件。
2001年 歌舞伎町ビル火災発生で44人死亡。(戦後5番目の大惨事に)
2004年 ロシア北オセチア共和国でベスラン学校占拠事件起こる(~3日)。人質の生徒ら死傷者1千名以上。
 浅間山噴火
そして、今年は、アメリカのハリケーンが心配です。(9月1日ではありませんが)
犠牲者は数千人にまでのぼると予想されています。
この地域は石油施設があったりして、今後の経済に深く影響を及ぼすそうです。
また、被害にあった地域は市民の4人に1人が貧困層と言われているそうです。
情報も行き届かないまま、逃げ遅れたのではと言われています。
高齢者、子どもたち、女性、障害者、貧困者。
いわゆる「災害弱者」と言われる人々を直撃する自然の猛威に対抗するには、
普段からの心構えが大切ということで設けられた防災の日ですが、
なんだか本当に実感する
防災の日
です。
小泉さ〜〜〜〜ん。
あなたのお好きな「備えあれば憂いなし」は、防災には如何ですかぁああああ??????
日本は大丈夫ですか?
選挙も大事ですが、
郵政もそれなりに考えることかもしれませんが、
防災もお忘れなく。

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イラクの大惨事

スンニ派過激派関与?宗派対立激化か イラク7百人死亡と言うことで報じられたこのニュース。
時間を追う毎に犠牲者の数が増えるばかりです。
〜〜〜〜〜〜
治安当局者は、一日以降の捜索で遺体が発見される可能性を指摘しており、死者数はさらに増大する恐れがある。
〜〜〜〜〜〜〜
犠牲になられた方の多くがパニック状態で、一気に逃げようとして混乱。
川から転落、将棋倒しということですが、
勿論、本当の原因、背景はそんなことではありません。
ズバリ
シーア派を狙ったテロ
です。
イラク戦争以降、シーア派を狙ったテロが繰り返されていたという現実があります。
2003年3月のシーア派の最重要行事のアシュラ最中に同時多発テロ。140人が犠牲。
2003年8月 南部ナジャフで自動車爆弾テロ。ムハマド・バキル氏を含む120人以上が犠牲。

こうしたテロの目的は、新生イラクの現状を認めず、シーア派自体を異端とみなすスンニ派過激派の格好のテロの標的となり、大量殺りくによって、シーア派信徒の報復心をあおり、内戦状態に持ち込むことであるという見方があります。  
こうした背景の中、
シーア派信徒が「宗教行事は狙われている」という意識を常に持っていて、
迫撃砲攻撃があった時点で、すでに危機意識が高まり、パニック状態になったと思うと胸が塞がる思いです。
つい先日、憲法草案について書こうと思って、途中まで書きながら、
時間がなくてアップ出来なかった記事が、今 私のパソコンのデスクトップに置かれたままです。
書くスピードに追いつかないくらい状況は変化し、
悪くなっています。
やりきれない思いが増すばかりのイラク。

憲法草案修正の可能性があるとうことで、この問題はさらに混迷を深めていく模様です。
しかし、
 目を離さず、しっかりとみていきたいと思います。

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学校占拠事件から一年

露・北オセチア学校占拠から1年と言うニュースを読みました。
一年前のこの日。
新学期が始まったばかりの学校が舞台。
武装集団が立てこもり、子ども達を人質にとり、結果331人(子ども186人)が尊い命を落としました。
また負傷者の数は700人以上。
生き残った人々も心に大きな傷を負ったのは言うまでもありません。
インターネットを通じて武装勢力指導者、バサエフ氏の声明を報じました。
残された人々の怒りと哀しみをあらたにする内容に、改めて、武装集団の罪の深さを思います。
また、依然残された謎も解明されないままです。
具体的には、
なぜ爆発が起きたか?
舞台の突入と体育館への攻撃を誰が命じたか?
です。
当時は爆弾が誤って破裂と言われていましたが、その後人質になっていた人たちの証言で、
体育館の外から発砲。それが引き金になり爆発に繋がったというのです。
突入についても、指揮系統の乱れがあり、「撃て」「撃つのをやめろ」と現場は混乱していたということが明らかになりました。
この一年を哀しみと怒りで過した遺族たち。
「ベスラン母の会」の代表は、
「再びテロが起きるかもしれない。
再発を防ぐためにも子どもたちを救えなかった指導者の責任を明らかにして欲しい」と述べています。
ここにも、また新たな涙を流している母たちがいることを思うと、胸が詰まります。
生きている
そのことの重みを一瞬ににして吹き飛ばされた人々の思いを、しっかりと受け止め、
再びこのような事が起きないためにはどうするか?
どうすればいいのでしょうか?
私たちに突きつけられた大きな問題です。
ただ、一つだけで言えることは
「力」
が、解決方法ではないということです。

新学期を迎え、新たな哀しみにくれる北オセチアの母たちに思いを寄せ、
犠牲になられた人々にもう一度哀悼の意をこめて、
この記事を書きました。

なお、昨年、ここで書いた記事も掲載しておきますので、
お時間がおありでした、ご覧ください。

ルサンチマン対策
黒い未亡人

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