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2005.09.01

学校占拠事件から一年

露・北オセチア学校占拠から1年と言うニュースを読みました。
一年前のこの日。
新学期が始まったばかりの学校が舞台。
武装集団が立てこもり、子ども達を人質にとり、結果331人(子ども186人)が尊い命を落としました。
また負傷者の数は700人以上。
生き残った人々も心に大きな傷を負ったのは言うまでもありません。
インターネットを通じて武装勢力指導者、バサエフ氏の声明を報じました。
残された人々の怒りと哀しみをあらたにする内容に、改めて、武装集団の罪の深さを思います。
また、依然残された謎も解明されないままです。
具体的には、
なぜ爆発が起きたか?
舞台の突入と体育館への攻撃を誰が命じたか?
です。
当時は爆弾が誤って破裂と言われていましたが、その後人質になっていた人たちの証言で、
体育館の外から発砲。それが引き金になり爆発に繋がったというのです。
突入についても、指揮系統の乱れがあり、「撃て」「撃つのをやめろ」と現場は混乱していたということが明らかになりました。
この一年を哀しみと怒りで過した遺族たち。
「ベスラン母の会」の代表は、
「再びテロが起きるかもしれない。
再発を防ぐためにも子どもたちを救えなかった指導者の責任を明らかにして欲しい」と述べています。
ここにも、また新たな涙を流している母たちがいることを思うと、胸が詰まります。
生きている
そのことの重みを一瞬ににして吹き飛ばされた人々の思いを、しっかりと受け止め、
再びこのような事が起きないためにはどうするか?
どうすればいいのでしょうか?
私たちに突きつけられた大きな問題です。
ただ、一つだけで言えることは
「力」
が、解決方法ではないということです。

新学期を迎え、新たな哀しみにくれる北オセチアの母たちに思いを寄せ、
犠牲になられた人々にもう一度哀悼の意をこめて、
この記事を書きました。

なお、昨年、ここで書いた記事も掲載しておきますので、
お時間がおありでした、ご覧ください。

ルサンチマン対策
黒い未亡人

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