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2005.09.29

杉村議員の記者会見が意味すること

杉村太蔵衆院議員、異例の謝罪会見が行われ、マスコミはその会見の意図することを我先にと報道。(大切な日歯連疑惑よりも飛びついたのは何か意図有?と思う私は勘ぐりすぎか?)
また多くのブログでも取り上げられていて、私はあちこちをネットサーフィン。
その殆どは、杉村君に同情的なものでした。
初めは失笑を買い、「あああああ、、、あんな奴が国会議員か」と少々憎まれ役でもあった杉村君。
しかし、今回の異例の記者会見のしおらしさや、涙目。また後ろに立っている保護者然とした自民党の方々を見れば、誰だってあの会見が彼本来のもので無いことは明らかです。
そこで私たちは、今までの彼を許してしまいます。
「そうだよな、、、杉村君が悪いんじゃないよ。彼を選んだ自民党が悪いんだ」
「考えてみれば、彼の言っていることって当たり前のことだよね。国会議員って料亭漬けだもんな。税金の無駄使いだよな、、、」
とかとか。
記者会見で、あまりに彼がドラスティックに変わったので、
私たちは戸惑いながら、
その戸惑いの矛先を自民党へ向けて行くことにします。
「BSEのときはどうだった、、、」
とかとか。
なにしろ失言には事欠かないから。
そして、杉村君は大人しくなり、勉強(?)を重ね、自民党のセンセイになっていく。
この件で不信を持たれたとしても自民党は、今や怖いもの無しだから、
ちょっとやそっとの批判は「へのかっぱ」。
そのうち、人は忘れていく。
杉村というハネッカエリの代議士がいたことを。
ちょっとお灸を据えた自民党のことは言わずもがなである。
と、ここまで考えていくと、私は今回の異例の記者会見はかなり綿密に計画されたものであることを改めて思うのです。
この会見は二つの強烈なメッセジーを私たちに送っているように思います。
一つは、選挙制度に関しての不満解消。
杉村君の存在は「今回の選挙が制度の不備であること」を思わせる象徴でした。
彼が話題になる度に「小選挙区だったから、、、彼がおこぼれを頂戴した」と私たちは潜在意識の中で繰り返します。
しかし、今は違う。
杉村君への思いは違うのです。
おいたが過ぎて叱られたいたずら小僧という実に愛すべき人物になりました。
「がんばれ!!!」「負けるな」と声援が飛びます。
もう、誰も彼が代議士に相応しいか否かより、あんな発言、こんな発言を懐かしみ、その初心を忘れるなと言うのです。
もう、彼は今回の選挙制度が産んだ鬼子だとは思ってはいません。
そして、
したたかな杉村君(私は彼は実に頭のいい人だと思います)もしっかりと計算して、その役柄を演じた以上、彼はこれから自民党ののセンセイとして勉強をしていくものと思います。
さて二つ目のメッセジー。
これは私の深読みです。
杉村君は私たちの歩んでいく未来の姿だとしたらどうだろう、、、
と、いうかなり怖いものです。
自由で奔放で素直に発言する初めのころの彼はまさに私たちなのです。
誰だって国会議員って言えば特権をいささか濫用しているのでは?と思っています。
国民のために、、なぁんて本気で考えている代議士はどれくらいいるか、みんな素直に疑問を持っています。
そんな彼が、見事に変貌していく。
コントロールされていく。
思うこと、感じたことを自分の思うままに語らなくなる。
いつも、どこかに誰かを感じて喋るようになる。

「ものいえば唇さむし秋の風」

この意味することは何なのか???
私は深読みしています。
一人で。

かなり、こわい。

ただ、そうは言っても、歴史を作っているのは私たちなのだから、
私たちが主人公で主体的に生きていくことを積極的、前向きに考えていくべきであるというメッセジーとして受け止めていこうとも私は思っています。
いずれにしても、
杉村君は今後もリトマス紙であって欲しい。
彼が彼であるために。
私たちが私たちであるために。

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コメント

こんにちは。

>したたかな杉村君(私は彼は実に頭のいい人だと思います)もしっかりと計算して...

ボクは自分のブログで彼を「国会のパンチ佐藤」と例えてみました。言葉受けは明らかに頭の良さを感じます。しかも総理以上に世論の使い方が上手い。選挙は水物ですが、自民党はこれから彼を簡単には手放さないと思います。要らなきゃ次の選挙の立場で判るでしょうけど(^^ゞ

投稿: でんでん | 2005.09.29 19:51

でんでん さん。
こんにちは。
コメント、トラックバック有り難うございました。

今日の予算委員会の中継を見ていたら杉村君、後ろの方で真面目な顔をして座っていました。
彼がどの様に変貌していくか、、、
まさに自民党的に変わっていくのでしょうね。
政治ってなんなのか。
本当に悩んでしまいます。
地に堕ちた国会の感がしてなりませんが、しかし私たちの生活、未来がかかっているから、しっかりと見守っていかねばと思うこの頃です。
また、ご意見お聞かせくださいね。
では、、、

投稿: せとともこ | 2005.09.30 17:37

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