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2005.10.05

冬の時代到来

「改革をとめるな」をうたい文句に選挙で闘ってきた小泉さん。
その改革の中身が次第に明らかになってきました。
特別国会が開会して、早々の郵政法案再提出は勿論、
悪法では?
これじゃ国民はたまらない。
と思われるような法案が次々に提出されています。

障害者自立支援法案を閣議決定 特別国会に再提出へということで、昨日の参議院予算委員会では、共産党の議員がその中身について質疑をしていました。
私は、昨日までその内容についてあまり知らなかったのですが、テレビを見ていて、そのあまりの冷たさと言うかひどさに唖然。
これは大変と思い、ちょっと調べてみました。
障害者自立支援法案の概要を見ると、改革の狙いを以下のようにあげています。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
障害者の福祉サービスを「一元化」
障害者がもっと「働ける社会」に
地域の限られた社会資源を活用できるよう「規制緩和」
公平なサービス利用のための「手続きや基準の透明化、明確化」
増大する福祉サービス等の費用を皆で負担し支え合う仕組みの強化
利用したサービスの量や所得に応じた「公平な負担」
国の「財政責任の明確化」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
では、現実にはどうか。
昨日の参議院予算委員会の質問要約(瀬戸)を掲載します。
障害者が働く場とする通所施設(作業所、授産施設など)では、これまで95%の通所者が無料だったのに、法案では課税世帯の利用者負担が月29200円になると指摘。
受け取る工賃は平均月7300円にすぎない。賃金を上回る料金をどうして払えるのか」と追及。
小泉さんの答えは、
「収入以上の負担は求めていない。低所得者に配慮している」でした。
次の質問は、入所施設の例も取り上げ、預貯金が一定額以下の入所者のためにつくったという特別の負担軽減制度(個別減免)が本当に「減免」といえるのかを追及。
入所者の収入のうち手元に残せる生活費は月25000円で、あとはすべて負担となる仕組みだと指摘。
尾辻秀久厚生労働相は、年収200万円未満の世帯の生活費は月21000円で、これを根拠に25000円が残る仕組みにしたと答弁。 
以上が国会のやり取りの要約です。
私はこれを聞きながら、悲しかったというのが一番の感想です。
以前から小泉さんは、小泉内閣は冷たいと言われていますが、
「本当に、冷たい」
と、昨日は思いました。
年収200万の最低所得の方々を基準にして、ラインを決めていく。
そして、4000円上乗せしたからいいじゃないか、、、。
と、いうわけですが、そんな恩にきせた物言いはないでしょう。
あのね、、、
紙の上だけの計算で、人は生きているわけじゃないのです。
食べて、寝るだけじゃないのです。
生きていくということは、基本的な生活の上に、人としての豊かな文化を享受する必要があると、権利があると私は思っています。
総理はオペラがお好き。
クラシックがお好き。
何故?
食べる足しにも寝る場所でもない。
しかし、総理はいつも周りにそのような環境を整えていらっしゃる。
それは、音楽やスポーツやその他芸術が人間にとって大切である、必要であることを御存知だからだと思います。
ご自分がなさることを、何故障害者、あるいは国民に認めないのでしょうか?
一日800円の生活を強いることは、人としての尊厳さえ奪うことと思います。
総理にはそんな方々の気持ちがお分かりになりますか?
私には分かります。
毎日、毎日家計簿とにらみ合わせて、月給前には小銭をかき集めて生活をしている主婦には、
一日800円で生活をすることがどんなに苦しいか、、、
四六時中、お金のことばかり考えています。
優しさとか、くつろぎとか、ゆったりとか、そんな時の流れはありません。
がつがつ、イライラ。
総理のお望みの国民とは、そうしたものなのでしょうか?

私の友人は施設で働いています。
今回の法律については、
「一度、役人は施設で生活してみろ」と怒っていました。
自己負担、
自己負担って、何でも自己負担。
これからはトイレットペーパーさえ自己負担か、とも言っていました。
いずれにしても、
いずれにしても、
このような冷たい法律が通るとしたら、この国はどうなるのか。
「冬の時代」の到来かと思い、寒くなります。
許すことはできません。

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コメント

ブログ拝見しました。あなたのような方がいると「日本もまだ捨てたものではない」と思います。実際我々の生活はあなたの試算とそうかわりません。親は頼れません。障害者年金の6万円と授産施設の3000円であとは障害前の貯蓄を切り崩しています。私のいる大分市は9万あれば家賃を払って食べることが出来ます。かなり節約してインターネットだけは使える環境にしています。いろんな人のブログを見てますが、うわっつらの知識で「応益負担」は当たり前といってます。私の贅沢はインターネットでいろんなことを調べることです。そして、「応益負担」賛成のブログを見るたびなきたくなります。部屋から出るのを食事(はたしてこれを食事というなら)をとるための買い物だけにすれば生活できるでしょう。移動はすべて歩き。自分では「割と贅沢」ないまの暮らしはすべて我々を支えてくれる法律の恩恵からでした。自民が過半数を得たいまお金がなくなるまでは何とかなるようです。あまり先の話ではないようです。

投稿: あるく | 2005.10.05 17:01

あるくさん。
こんばんは。
コメント有り難うございました。

私も以前から法案については知っていましたが、先日の予算委員会で共産党の議員の方の質疑、政府の応答を聞いていて、本当に、ほんとうに腹が立ちました。
そこで、自分なりに調べましたが、
いやぁ、、、その内容の寒いこと、、、さむいこと。
あんまりです。
一ヶ月100万以上の月収、料亭、グリーン車乗り放題、、、
こんな人たちに法律を作ってもらいたくはありませんね。
いずれにしてもこの国は国民全てに冷たい。
金持ちだけが生き残る仕組みです。
自民党が勝ってますますひどくなると思いますが、
が、
冬来りなば春遠からじ、、と信じてお互い頑張っていきましょうね。
これからもご意見、お聞かせくださいね。
楽しみにしています。
では、、、季節柄ご自愛ください。

投稿: せとともこ | 2005.10.06 18:33

また顔を出してうっとおしいでしょうがお許し下さい。

今ご議論されているのは財政の改善という大命題の元で考え出されたもので支出を絞ることに焦点が当てられてた結果です、これは行政側から出されたものでしょう、内容があまりにも事務的です、政治とは云えません。

なぜ収入を増やす方に努力を向けないのか、
一時大金を叩いて景気を支えて現在になっても実業界に協力を求めない、政界にそんな器量がある人が居ないということですね、実業界が政党に献金が出来る余裕が在るなら国債を買って焼却して貰いたいもんだ。
実業界もそれくらいの誠意を見せて貰いたいもんだ。

投稿: U_taiki | 2005.10.09 10:37

U_taiki さん。
こちらでもコメントありがとうございます。


>今ご議論されているのは財政の改善という大命題の元で考え出されたもので支出を絞ることに焦点が当てられてた結果です、これは行政側から出されたものでしょう、内容があまりにも事務的です、政治とは云えません。

はい、本当にそう思います。
大体、大企業への税金は、すごく甘いのですよね。
小泉さんは「企業が外国に逃げないため」と国会で答弁していましたが、
それじゃ逃げることの出来ない国民からとりまっせ、、、ということなのだと私は意地悪く理解しました、、、
なんだか、国民には息が苦しくなる政治が続きそうですね。
U_taiki さんが書かれている宇宙の広大で計り知れない知恵を思いながら
お返事とさせていただきます。
また、宇宙の方も記事書いてくださいね。楽しみにしています。
火星がまた接近してきましたね。
では、、、

投稿: せとともこ | 2005.10.10 07:16

TBありがとうございました。
今までの歴史の中で目を背けてきたことに対してしっかりと直視し、対応をしていかなければならない時期に来ているんだと思います。
私の私見ですが、どうしても年配者の方はそれが出来ずにいるとしか思えません。若ければいいとは決して思いませんが、現実に向き合って生きていこう意志を表示していこうという人間がたくさんいるのにも関わらず、それができないわずかな人間がこうした法案を作り国・社会を動かしている。ものすごくもどかしいです。

投稿: ひらりーまん | 2005.10.23 14:23

ひらりーまん さん。
こんにちは。
コメント、ならびにトラックバック有り難うございます。

>今までの歴史の中で目を背けてきたことに対してしっかりと直視し、対応をしていかなければならない時期に来ているんだと思います。

全く同感です。
今、生きていることの責任を痛切に感じ、
そして、未来へのバトンを渡すことの重みを感じています。

痛みを知らない人々が、作る法案は、
本当に冷い。
そして、痛みを知らない人しか、
上にあがれないような社会がますます出来てくるとしたら、
それは、ゆゆしきことだと思います。
私も、
ものすごくもどかしいです。
自分の無力を感じています。
何も出来ない自分だけれど、
書き続けようと思っています。
どうぞ、これからも、いろいろご意見やアドバイスお願いいたしますね(^.^)
よろしく!!!
では、、、またね。

投稿: せとともこ | 2005.10.24 13:12

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