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2005.10.28

公務員給与引き下げについて思うこと

27日の参院総務委員会で、国家公務員の給与を引き下げる改正案が可決されました。
 
民間賃金が最も低い北海道・東北ブロックを基準として、
全国の一般職公務員給与を平均4・8%も引き下げることになりました。
良く言われる論法、「民間との格差を是正する」というものです。
私は、今までこの手の論法で、格差が是正されたという例を知りません。
公立と私学との授業料の場合、
私立がこんなに負担が多いのだから、公立も、という論理で授業料はドンドン上がってきました。
では、私学との格差はなくなったか?
とんでもない。
私立は私立で、公立が上げているのだから、と言ってさらに授業料を上げていくという構図は随分見てきました。
その反対の構図も知っています。
男女の賃金格差です。
同じ労働をしているにもかかわらず女性の賃金は、こんなに安い。
それは不公平だから男性も下げよう。
次に出てくる言葉は、男性も下げたのだから女性にも我慢してもらおう、、、
と言うものです。
そして、賃金は男女共ドンドン下がっていきます。

不公平感を理由に、一方をもう一方に合せようとする考え方は、
その基準を「より劣悪とされる」方に合せようとするのがやり方です。
決して、「よりよい方」を基準にはしません。
そして、気がついたら、両方ともさらに劣悪な条件に叩きこまれていることが多いのです。

官、民の格差是正もいきつく先は同じでは危惧いたします。
つまり、公務員給与の引き下げは、民間給与の引き下げのきっかけになるのでは、ということです。

官、民の格差を言うなら、
参院総務委員会が低賃金と判断した民間企業の給与を上げるという発想はしないのだろうか???

公務員が多すぎると税金が無駄に使われる、と先頃から民主党の党首はさかんに強弁していますが、
現実に公務員の人件費は、この5年間で半減しています。
しかし、同じ公務員でも防衛庁は別枠なのか、今まで通りです。

確かに「公務員」というと、
遅れず、休まず、働かず
なぁんてイメージがあって、親方日の丸でノウノウとしている感がしますが、
とんでもない。
一般の公務員は、時間いっぱいいっぱい働き残業もして、
キュキュの生活をしています。
官舎も古くてキタナイ。
テレビで放送されているような一等地に安い家賃で住んでいるのは、
一部の高級官僚です。

高級官僚を見て、
全ての公務員を判断してはいけない。

では、どうするか???

そりゃ、一部の公務員の悪事に対しては徹底的に処罰。
再びその様なことが繰り返されないようにすることと、
税金の無駄使いを、もっとキッチリと調べて対応することの方が必要では、、、と思います。

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コメント

<全国の一般職公務員給与を平均4・8%も引き下げることになりました

瀬戸さん
公務員給与の問題はどうしてネットではタブーになってるんでしょうね
私も何度か書いたのですが、反応が今ひとつです。
そもそも賃金を上げようとの話はあまり書かれません。気のせいでしょうか。
大手企業が黒字を更新しているときに賃金引き上げを主張すべきでしょう。
もっとも国民全体が雇用の安定と賃金引き上げを言い出したら社会の力関係が変わるでしょうね。

賃金の切り下げと増税ではダブルパンチです。増税問題でTBおくります。

投稿: kouhei | 2005.10.28 23:30

せとさん、こんばんは。
内容同感です。
一体、何が悪くて何が良いのか。
本来の物の在り方が問われている問題のように感じます。
「官悪」で「民善」という図式。
全てに当てはめるのはお門違いというもの・・・。
「官」でも「民」でも、いけないものはいけない。
そしてお互いに良い方向に進めていくこと、それが本質であると思います。

投稿: 田舎の神主 | 2005.10.29 01:46

kouhei さん。
田舎の神主さん。
こんばんは。
コメント有り難うございます。


kouhei さん。
>大手企業が黒字を更新しているときに賃金引き上げを主張すべきでしょう。

私も全く同感です。
大手の企業は大もうけしています。
それなのに、税制の穴をヌケヌケとすり抜けて、
さらに、労働者の賃金を現状維持、もしくは下げようとしているのは
みえみえです。
政府は経済界の言われるままだし、、、
国民は、まったくどうしたらいいのか^^;
いずれにしても、
一つひとつ丁寧に考えていきたいと思いますので、
これからもよろしくお願いいたします。


田舎の神主 さん。
>「官」でも「民」でも、いけないものはいけない。
そしてお互いに良い方向に進めていくこと、それが本質であると思います。

全く同感です。
本当はみんなわかているのでしょうが、、、
しかし、
そこに企業の論理や、財界の意思が入ると、本質が見えにくく歪められていくのでしょうか?

よい方向に進めていきたい
と、強く思う今日この頃です。
ため息ばかりですが、、、
お子さんたちはお元気でしょうか?
せめて、子どもたちの元気な笑顔が見たい、、、
どうか、お大切に育ててくださいね。
では、、、また。


投稿: せとともこ | 2005.10.29 19:49

お久しぶりです。
TBできない環境なので、コメントでご勘弁ください。

昔から「上見て暮らすな下見てくらせ」なんて為政者がよく使う手なのでしょうが、職種一つずつ潰していって、最後はサラリーマン皆収入が減ったという結果にならないか心配です。

投稿: あざらしサラダ | 2005.10.30 18:32

あざらしサラダ さん。
こんにちは。
コメント有り難うございました。
お元気でいらっしゃいましたか?


>職種一つずつ潰していって、最後はサラリーマン皆収入が減ったという結果にならないか心配です。

本当にそう思います。
教育に関しても、ドンドン国は金は出さない、口は出す、
になっています。
福祉も、障害者自立支援法案が成立。
そして、
一番怖いことは、だんだんきな臭くなってきています。

本当に、
ほんとうにどうなるのか?

声を出すことが出来る間は書いていきたいと思っています。
どうぞ、これかもよろしくお願いいたします。
では、季節柄お体大切に!!!

投稿: せとともこ | 2005.10.31 16:09

>職種一つずつ潰していって、最後はサラリーマン皆収入が減ったという結果にならないか心配です。

それはこじつけです。
公務員の給料を増やせば、その分しわ寄せは一般国民に来ます。

問題は大企業に対する過剰な優遇でしょう。
小泉内閣で実施された連結納税制度のような本体が黒字でも子会社の赤字で税金を払わなくてもいいような制度ををやめたり、生活必需品に対する課税の見直し、民主党の案のように国民年金を税でまかなったり、欧州のようにパートと正社員の給料差を縮めるようにして、広く富が分配するような社会を作ることです。

公務員の給料を上げても何も解決しません。

投稿: のと | 2005.11.10 23:24

のとさん。
こんにちは。
コメント有り難うございます。

>問題は大企業に対する過剰な優遇でしょう。

はい。
私も全く同意見です。
昨日(11/10日)は、政党評価基準という記事を書きましたが、
大企業は、ますます優遇を迫り、
庶民は、ますます財布の中身が減ってくる、、、
二極化は進んでいくのでしょうか?

公務員の給料云々より、もっと見直すべき物がいっぱいあると私は考えています。

>>職種一つずつ潰していって、最後はサラリーマン皆収入が減ったという結果にならないか心配です。

それはこじつけです。

こじつけとは私は思いません。
今までは公務員が行っていた仕事が民営化されることで、
合理化、リストラは実行されると想像できます。
初めは緩く、、、ゆるく。
しかし、気がついたら、ある職業は消えてしまった、、、
そんなことが起こらないとは言いきれません。
さて、
私が、この記事で一番伝えたかったことは、
貴方と同じです。
>広く富が分配するような社会を作ることです。

全くそう思います。
その方法が、どこに向いているかなのでしょうね。
いずれにしても、
私たちに直接、関係することですから、
今後の行方、しっかり見ていきたいです。
また、ご意見お聞かせください。
では、、、

投稿: せとともこ | 2005.11.11 13:36

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