プリオン調査会
プリオン調査会 答申原案を24日に出しました。
当然予想される反対意見が続出。
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「(異常プリオンが蓄積しやすい脳など)特定危険部位の除去に関しては、米国やカナダ産の牛肉が、国産とリスクが同等とはみなしがたい」
「(輸入対象の)生後二十カ月以下の若い牛の年齢を正確に証明できる割合は少ない」
「(BSEは)二十年以上の潜伏期を経て発病した例もある」
(上記ニュースより)
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それに対して、吉川泰弘座長(東大大学院教授)が示した答申案は、
米国産牛肉について、
(1)危険部位除去
(2)生後二十カ月齢以下——などの条件が「順守される場合は」という条件つきならば「リスクの差はきわめて小さい」という評価。
これにたいし、山内氏は昨日の会議は用事で欠席したのですが、
以前から「(米国・カナダ)両国の危険部位除去は、と畜場での監視の実態が不明であり、リスク管理機関による安全担保の実効性に疑問が残る。両国の牛肉・内臓肉が日本と同等とはみなしがたい」と、反対の立場から修正を要求していました。
また同様に昨日欠席した甲斐知恵子専門委員も、
輸入再開は慎重にすべきだとする文書を提出。
同委員は、重ねて次の疑問も提出。
・二十カ月以上の牛も混じる、(米国の)と畜場で大量にベルトコンベヤー方式で処理を行う状況下で、他の年齢の牛のものと混ざることを完全に否定することをどのように担保するのか。
・危険部位の除去は確実であるのか。検査官が一頭一頭確認し、獣医師が確認しているとは考えられない。除去の確実性にも疑問が残る。
として、そのうえで、
「輸入解禁は慎重におこなうべきという提言をおこなうべきでしょう。もしこのような一部規制を許すのであれば、どのような汚染国であっても、部分規制をおこなえば輸出入可能になるという例をつくってしまうことになる」と述べています。
同じく欠席した横山隆委員も文書意見を提出。
答申案の結論部分にたいして
「比較してきたことの一部のみが引用されているのみで、公正さを欠く」と批判。
「BSEの根本的な対策は不十分であることが示されたのに、楽観的材料だけで判断していいのか?」と見解発表。
また出席した金子清俊座長代理は、
「“現時点では(リスクが)同等かどうかは不明である”というほうが適切な表現ではないか」とするコメントを提出。
「ここは今回の評価の核心ですから、おおいに議論すべきところと思います」と主張。
金子座長代理ら複数の委員から
「輸入を前提としている印象を否めない」として、
「管理措置の順守が十分でない場合」のくだりを削除すべきだという意見もでました。
つまり出席議員からも欠席議員からも
「まった!」が
かかっているのです。
が、
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専門調査会の吉川泰弘座長は会合終了後の記者会見で「『リスクの差は極めて小さい』という表現に関しては、重大な疑義は出されなかった」と述べ、「結論」の部分は大筋で了承が得られたとの認識を示した。
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とのこと。
結局、この日の会合は、反対・異論が続き、出張などで欠席した委員も出席したうえであらためて議論することになりました。
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■輸入枠拡大などさらなる圧力も 米国
【ワシントン=久留信一】食品安全委員会のプリオン専門調査会が二十四日、米牛肉輸入再開を事実上容認する答申原案を提示したことについて米政府は公式な反応を示していない。十一月の日米首脳会談前に再開のめどが立ったことに農務省など政府関係者からは一定の理解が得られるとみられるが、首脳会談に向けて輸入枠の拡大など米議会や関係業界の対日圧力はさらに強まることが予想される。
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つまり、
つまり、
そういうことです。
アメリカの圧力がグ===ンと押しかぶさっている
と、いうことです。
牛さんには^^;
前の記事で
私は国民は鳴かない羊に見立てましたが、
羊さんは、
輸入物の牛を食べろ〜〜〜ということですかねぇ??
こんなことは、
モウ ごメェ〜〜んだね。
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