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2005.11.30

STOP架空請求

STOP架空請求ということで東京都が全国の架空請求業者の一覧を出しています。
次々と新しい業者が更新されていて、この手の詐欺・犯罪の多さを改めて思い知らされます。
これから「年末」。
ますます新手の技が出てくるものと思います。
とにかく、
とにかく、
「金」を出せとか、振り込めというのは
あやしい。
「弊社は悪質業者ではありません。」
なぁんて冒頭、あるいは末尾に書いてくる悪質業者。
彼等も、必死なのでしょう。
あの手のこの手で知恵を絞ってくる。
もっと別のところに知恵とエネルギーを使えばいいものを、、、

自分だけは大丈夫。
という過信は禁物。
自分だけが特別、なぁんてことは絶対にありません。
いつでも、
誰でも、
ひっかかる可能性はあります。
自分だけを信用しないで、
絶対、
絶対、
誰かに相談して下さい。
警察か、あるいは国民生活センターがいいと思います。

さて、もう一度。
STOP架空請求

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フセイン裁判再開

イラク高等法廷、フセイン元大統領の第2回公判開くということで、遅れが懸念されていた裁判が再開。
イラク戦争後の混迷はともかく、フセインその人は「独裁者」に他なりません。
この日はビデオでの検察側の証言が行われたようです。
罪と罰。
人道問題として独裁者が民衆に強いてきた虐待の事実を、明らかにして欲しいものです。
この様な独裁が再び起きないように責任と罰をフセインには追う必要はあります。
そして、
あくまで適正な裁判が行われることは、
イラク復興の第一歩でもあります。
この成り行き、しっかりと見守っていきたいと思います。
次回は12月5日です。

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政府系金融機関の統廃合問題

5年越しの政府系金融機関の統廃合問題で、政府の経済財政諮問会議は29日、政府系金融機関の一本化を中心にした見直しの「基本方針」を決定。
中身は、
8つある機関のうち5つ(中小企業金融公庫、国民生活金融公庫、農林漁業金融公庫、沖縄振興開発金融公庫、国際協力銀行)を一つに統合して、
さらに日本政策投資銀行と商工組合中央金庫は民営化、
公営企業金融公庫はいったん廃止して地方へ移管する—というもので、
2008年度から新体制に移行するとしています。

この8機関で約90兆円ある融資残高は、3年後に国内総生産(GDP)比で半減させることを明記。「間接融資等を通じた民間金融機関の補完」に集約する方向を打ち出し、これまで行ってきた直接貸し出しを縮小させる方針です。
また、中小企業金融公庫が実施している「一般貸付」については、
「国が行う必要はなくなった」という理由で廃止を明記。
国際協力銀行については、
貿易投資金融からの撤退を表明。
国民金融公庫の教育資金貸し付けは縮減して存続。

私たちが一般に使っている銀行と違って、政府系の金融機関は、あまり馴染みがありません。
しかし、中小企業の経営者にとっては、政府系金融機関の強引な統廃合・民営化は資金調達を困難、障害になります。
尤も、
基本方針では、
「民間中小金融機関でも採算上供給困難な零細・中小企業への事業資金貸付は、政策金融として残す」としています。
が、
新設される機関は、新たな財政負担がないもとで、直接貸出業務を縮小し、「部分保証、証券化、間接融資等の手法をできるだけ活用する」と言うことです。
これは、なかなか辛い。
潤沢な資金に恵まれている大企業ならともかく、
あれこれのやりくりに今、追われている中小企業の現実にはそぐわない在り方です。
日本経済を実質面で支えている中小企業を保護すること、活性化することこそが、
「改革」ではないかと私は思います。
今、政府が行うことは、
本当に無駄は何か?を追求して、
そこにメスをいれることだと思います。

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2005.11.29

どうなる サッカーくじ

赤字を抱え続けるサッカーくじ(トト=toto)の運営主体、独立行政法人日本スポーツ振興センターが、
来年4月に「直営方式」のため、100億から300億円規模の新たな設備投資を行うことが、赤旗の記事に載っていました。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
 同センターは昨年末、業務委託先のりそな銀行との契約を今年度で打ち切り、センター「直営」とすることを決定。このため発券作業にかかわるコンピューターシステムの再構築などを迫られ、新たに契約した日本ユニシスと再開発を行ってきました。同センターはその額について「(億の)三ケタ以上だが、前回(三百五十億円)より低い額」とし、「七年での返済を目指す」としています。

 しかし、トトの売り上げは、一年目が六百四十三億円で当初目標にしていた二千億円の三分の一以下。四年目の昨年は目標の一割にも満たない百五十七億円で、今年度はさらに下回る見込みです。そのためにここ二年ほど、売り上げからスポーツ振興費が出せない事態に陥っています。

 また、今年度で完済予定だった三百五十億円のりそな銀行への債務も、二年目から返済が滞り、いまだに二百三十億円が残っています。センターは「現在、債務の扱いについて銀行側と協議している」としています。

 こうした状況下での安易な設備投資は、借金に借金を重ねるだけの結果になりかねません。同センターは、政府が100%出資する独立行政法人のため、返済できない場合は税金での穴埋めなど国民にツケが回されることが必至となります。
(上記ニュースより)
〜〜〜〜〜〜〜〜〜

サッカー好きの私にとっては、
ちょっと気になる記事です。
私はtotoはしたことはありません。
したって、どうせ当たらないから。
記事を読みながら、
「そうか、、、7年もたったのか」と改めて思いました。
サッカーくじが導入されるときは、
私は反対でした。
スポーツを「賭け」の対象にすることは、
そこに別の思惑が介在する可能性だってあるからです。
野球の「黒い霧事件」というのは、実際には良く知らないのですが、
サッカーくじ導入の時には、話題になりました。
また、子どもたちにとっても、ギャンブルとスポーツを結びつけることが、
教育的にいいのか、悪いのか、、、
当時、PTAでもよく討論の話題になりました。
が、
現実には「スポーツ振興」というお題目であっさりと成立。
そのおかげで、少しはサッカーファンが増えたかもしれません。
しかし、
上のような記事を見ると、
うううう〜〜〜〜〜〜んんんん。
と思います。
そもそもの法案にも反対だったし、心配もしましたが、
ここに来て赤字を抱え、経営的に破綻寸前。
どうしたらいいのだろうか?
サッカーくじ。

私個人はもうやめたらいいのでは、、、と思うのですが、
そうもいかないのだろうか?

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参考人招致・耐震偽造問題

衆院国交委で参考人招致・耐震偽造問題ということで、今日1時半からテレビでも放送されました。
私も、しっかりと見ていました。
まぁ、何と言っていいのやら、、、

今回は渦中の姉歯さんが欠席だったので、
質疑の矛先は主には、
民間検査機関のイーホームズと、ディベロッパーの木村建設、ヒューザーに焦点があたりました。
組織的に、耐震偽造がなされていたのか。
圧力はあったか。
住民のかたへの補償はどうなるか。
などなど。
山ほどの罪から真実を見つけなけれならないので、
追求する方も大変です。
見ている方は、
「アメリカンコーヒーのお湯割り」
のように、関係者の心の底がスケスケに透けて見えるのですが、
が、
口では、その場を何とか取り繕うから、、、
質問とは別のトンチンカンな答えやら、
聞かれない前に自己弁護するやら。
そんな中でも、幾つかの事実が見えてきました。
しかし、
住民の方にとっては、早急の補償が一番の問題です。
今のままでは、結局、空中分解しそうな補償の行方。
明日も開催されるという委員会で、なんとか見通しが立てばいいのですが、、、
これから、年末。
忙しく、かつ寒い季節を迎えます。
せめて、次の生活の基盤だけでも早く補償していただきたいものです。
この問題、まだまだ広がりを見せていますが、
今後もしっかり注目です。

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京都議定書 初の締約国会合

地球温暖化防止のための第一回京都議定書締約国会合(COP/MOP1)および気候変動枠組み条約第十一回締約国会議(COP11)が28日から12月9日までカナダのモントリオールで開かれます。
今回の会議は、京都議定書が今年2月に発効してから初めての会合となります。
今回の会議では、
締約国が議定書の運用ルールを採択し、
法順守委員会を立ち上げることが期待されています。
しかし、これ以外に大きな目標として朝日新聞の社説は以下に述べています。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜
今の議定書が08年から12年までを1期目として削減目標を定めたのに続き、13年からの2期目をどうするかである。
今は削減義務を課されていない途上国をどのように含めるか。とくに中国やインドなどの大排出国には別の規制が必要だろう。先進国には新たな削減目標を設ける。そうした合意を急ぐ必要がある。
もし2期目がないとなれば、各国とも1期目の削減に手を抜いてしまう恐れがある。1期目で目標を達成しなくても、新しい不利益を被ることはないからだ。逆に、目標を超えて温室効果ガスを減らしても議定書上の利点はない。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜
つまり、議定書はあるが、その実行に関しては各国の状況が違いすぎて足並みがそろわない。
とくに発展途上国の問題などがテーマとなるようです。
また、最大の難関は、米国への対応です。
「中国やインドを規制しないのは欠陥だ」として、議定書からの離脱を表明した米国は、
枠組み条約にはとどまっており、COP11には当事国として、COP/MOP1にはオブザーバーとして参加します。
次期枠組み交渉に関しては、米国などの抵抗が予想されています。

 10月に行われた米上院環境・公共事業委員会公聴会でワトソン特別代表は
モントリオール会議について以下のように言いました。
「われわれは締約国会議の枠組みのなかで建設的な役割を果たし、前回二回の会議と同様に、積極的な提案を行う」などと表明しています。
ここで日本のとるべき態度は何か?
はっきりしています。
京都議定書を生んだ国の責任を自覚し、米国や途上国を説得することです。
今月半ば、米国のブッシュ大統領が京都を訪れた折、
小泉首相は何も注文せず、ひたすら笑っていたのは記憶に新しいところです。
実は、事前に小池環境相が首相に
「大統領に温暖化対策への協力をお願いして欲しい」と頼んでいたそうです。
小池さんは、今モントリオールに行っていますが、
環境相としての責任の重大さを感じて、
総理に提言。
しっかし、肝腎の総理は、あの「ていたらく」です。
ここで、敢えて「ていたらく」と書かせてください。小泉さん。
あの会議は、なんだったのでしょうか?
今でも私はわからない。
さて、
世界で排出される温室効果ガスの半分は、森や海に吸収されずに大気にたまり続けているそうです。
その結果、近年の異常気象。
猛暑や冷夏。それに洪水、またまたハリケーンや台風。
自然は「牙」をむき出して襲いかかってきます。
それもこれも、人間のもたらしたものなのでしょうか?
いずれにしても、
今、出来ることは何か?
何を行わなければならないか、、、
を、しっかりと話し合い、守って行く必要を感じます。
今回の会議が実り多いものでありますように
 

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2005.11.25

そのときはもう遅かった

メディア9条の会についての記事を紹介します。

ブログ仲間のkouheiさん。9条を中心にした平和憲法を守るためネットでの連携も必要ではないかと言うエントリー。
同じく遊牧民さん。
「草の根メディア9条の会」への賛同を♪

このブログを起点にして辿ると、さらに多くのかたの熱い思いに触れることができますので、
是非、ご覧ください。

一人の力は小さいけれど、
小さな一つの力が、集まって、輪になって、
大きな、おおきな力になることを信じています。
今、
立ち上がるときなのだろうと思います。
今こそ、
大きな声で平和を守ることを誓わなければならない気がします。
今しかない。
過去は機が満ちていなかった。
未来では遅すぎる。
今。
なのです。
遅くならないように、、、
今。
だと、強く思う今日この頃です。


最後に、何度もなんどもここで書いた詩、マルチン・ニーメラを紹介します。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜
共産党が弾圧された。
私は共産党員ではないので黙っていた。
社会党が弾圧された。
私は社会党員ではないので黙っていた。
組合や学校が閉鎖された。
私は不安だったが、関係ないので黙っていた。
教会が弾圧された。
私は牧師なので立ち上がった。
そのときはもう遅かった。

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疑問は解かれるためにある

イギリスの科学雑誌Scienceが創立125年を記念して、
「現代科学の疑問、難問」を特集しました。
(編集部企画)
25の難問と100の疑問です。
その多くを「生命関係」が占めています。
難問25のうち17問。
疑問100のうちなんと60問です。
そのうち不適格な疑問も指摘されています。
数学関係の問題。
Q99
「リーマンのゼータ関数の数学的に興味のある零点はすべてa+biの形をとるか」
と言うものです。
これは(a=1/2)の記載がないと設問としての意味は成さないそうです。
また、Q90
「人種とは何か、それはどのように発生したか」
なども不適切と指摘されています。
しかし、
全体に亘って見ると、
「科学への限りない挑戦」としての難問、疑問が書かれています。
では、難問をちょっとみてみましょう。
1、宇宙は何から出来ているか
2意識の生物学的基礎は何か
3ヒトの遺伝子は予想外に少ない、何故か
4遺伝的差異と個人の健康との関連はどの程度か
5物理学の法則は統一されるか
6ヒトの寿命はどのくらい伸ばせるか
7器官の再生を調節しているのは何か
8皮膚の細胞はどうしたら神経の細胞になるか
9一個の植物体細胞はどのようにして完成した植物体になるか
10地球内部はどの様な運動をしているか

などなどです。
あと115の難問、疑問は、おいおい書いていきます。

適切な疑問は適切な研究へと続き、
さらに新しい発見へと繋がります!!!

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自民党改憲案

自民党が新憲法草案を出してから以来、ずっと考え続けていました。
ズバリ、憲法九条第2項について、
です。
〜〜〜〜〜〜〜〜
 
第9条 日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。
2 前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜
とある現行の憲法に対して、
今回の草案は、
======
我が国の平和と独立ならびに国及び国民の安全を確保するため、内閣総理大臣を最高指揮権者とする自衛軍を保持する。
=======
と、まず位置づけ、次に2,3,4と続きます。

ふぅ〜〜〜〜〜
自衛軍かぁ、、、
そして、内閣総理大臣が最高指揮権者かぁ、、、
軍隊かぁ、、、

むき出しに現れたその文字のあまりの荒々しさに呆然。
しばらく私は凍ったままでした。
これをどう判断して、どのように考えていいのか、、、、と。

私は以前から憲法の問題、戦争と平和の問題について、自分なりに考え、話題にもしてきました。
前に書いた自分の記事を読み返しながら、
改めて思ったこと、
力いっぱい、言うことは
一つ。
「現9条を守ろう」
です。

なお、
以前の記事を下記に掲載しておきます。
詳しく私の考えを書いてありますので、
お時間がありましたらご覧ください。

さて、今日はちょっと違った見方で改憲の動きを見ていきます。
「改憲で笑う者はだれか」
です。
誰が果たして笑うのだろうか?
改憲で。
そもそも、この改憲。
自主憲法、自主憲法と言っていますが、本当に外圧はなかったのだろうか?
いえいえ、
しっかり、外圧はありました。
なんと、
現憲法施行から一年後、
1948年1月、サンフランシスコにおけるロイヤル陸軍長官の
演説、さらに同5月の覚え書き。
このタイトルは『日本の限定的再軍備〜ロイヤル陸軍長官から国防長官宛て』と言うもので、ここに書かれた強きアメリカの意思が、今に続いていると考えられます。
つまり、
最初の文章には、
“日本に軍隊を持たせる”ことを、アメリカの目標にするということが、はっきりうたわれています。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
 軍事的観点からだけ見れば、日本の軍隊を創設することが望ましい。なぜなら、そのような軍隊は、日本防衛の負担を分担することになり、わが国の限りある人的資源の利用における節約という効果を持つからである。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
憲法制定一年後、アメリカはすでに日本国憲法の9条「戦争放棄・戦力不保持」という憲法の規定を捨て去っているのです。なんとなれば、アメリカの人的資源の節約のために、日本の軍隊を充てようと
露骨に書いてるのです。
そして、この流れは警察予備隊へと繋がります。
米ソ対立の冷戦時代、アジアでは中国よりも日本を重視。日本をアメリカのパートナーとして仕上げ、警察力から軍事力へと強化して、いつでも軍隊にシフト出来る仕組みを米軍当局が一番望んでいた、ということです。
その後、安保体制などを組み入れる中で、
日本は完全にアメリカの軍事戦略に組み込まれて今に至っています。

さて、自民党の改憲案を見てのアメリカ各紙の反応です。
ワシントン・ポスト紙は、
「『集団的自衛権』を容認し、他国の軍事支援に駆けつけるという、より幅広い憲法解釈に道を開く。最大の受益者は米国だ」とし、「米国は、日本がそのような措置をとるよう促してきた」と伝えました。
ロサンゼルス・タイムズ紙も、ねらいは米国に対する軍事的支援だと解説。
シカゴ・トリビューン紙も、「改憲は日本に、より明確な国際的軍事的役割を与える」ことが目的だと伝えました。

改憲で笑う者は誰か?
あなたなら誰だと思いますか。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
SOS日本国憲法
シビリアンコントロール
宗教
憲法の理念
NPT会議
今日は何の日
国家と憲法
日本国憲法
標榜するもの
原爆60年 オークリッジでは
「戦争と有事法制」という本
自衛隊法改正の中味を見る
笑う者は誰か

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2005.11.24

何事も修行とおもひする人は

昨日11月23日。
ビッグアーチで行われたJリーグ第32節柏戦。
もう負けられない柏と、優勝からも降格からも距離をおいてモチベーションが無くなったような(?)広島。
結果は0−0で引き分けでした。
と、いうことで10位に転落。
ガック。
です。
私は試合内容は見ていないので、
どう評したらいいのかはわかりません。
ただ、昨日は若い選手が多かったことを考えると、
監督は、目標をもっと遠くに、
さらに高く置いているのかもしれません。
「選手を育てる」という、、、

若いということは可能性があることです。
サッカーは、今年だけではありません。
まだまだ続く====
来年、再来年を見通したとき、
若い選手に活躍してもらいたい。
と、思えば経験を積ますという上で、
多くの若者を起用したのかなぁと、監督の胸の内を私なりに測ります。
まぁ、
それはそれでいいのでしょうが、、、
しかし、
しかし、
スタジアムまで足を運ぶファンやサポーターにとっては、
一つひとつの試合が「全試合」なのです。
まさに
一期一会です。
どんなときでも、
真剣勝負で臨んでもらいたいと思ってスタジアムに足を運びます。
ファンタジックなプレーが見たいと、胸膨らませて行きます。

さて、話は変わって、
至道無難禅師の言葉に、
「何事も修行とおもひする人は 身のくるしみは消えはつるなり」  
というのがあります。
苦しいことの方が多いのは、人間誰しも同じです。
その苦しいときを、我が身の修行と捉えて、
積極的に立ち向かうとき、
自ずと苦しみは消える。
という意味でしょうか?

今はチームにとって「苦しい時期」であろうかと思います。
が、
が、
こうした時期を、
どのような気持ちで、
どのようなプレーをするかで、
次への展開が違ってきます。

苦しいときを、楽しむくらいの余裕で、
このスランプを乗りきり、
また、以前のようにワクワクするサッカーを見せてください。
あと、残すところ2試合。
そして、天皇杯。
楽しみにしています。

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2005.11.23

天龍寺の紅葉

天龍寺に行って来ました。
ああああ〜〜〜疲れた。
足は今、棒です。
ああああ〜〜〜〜凄かった^^;
いやぁ、凄い人でした。
天龍寺そのものの印象より、そのあまりの人の多さにどよめいていました。
今まで、どちらかというと穴場狙いとか、普通の日に行っていたのです。
が、
今日は夫と、正真正銘の京都の観光をしようと、、、言って家を出ました。
甘かった^^;
京都駅に着けば、もう人だらけ。
トイレも順番の列が続いている、、、
次に山陰線。
これが、もういっぱい。
夏はスキスキだったのに、、、
やっと辿り着いた嵯峨嵐山の駅。
嵯峨嵐山。
これって、普通は「わび」とか「さび」とかそこはかない風情を感じさせる音の響きと雰囲気ですよね、、、

とっころが、
ところが、
駅に着くや否や
人、人、ひと。
相変わらず、ここでもトイレは長蛇の列^^;
ここが、本当に嵯峨野か?
と。
静寂と禅とハラリと落ちる紅葉。
なぁんてトンデモナイ。
人、ひと。ヒト。
夫の手を離したら、私は一体どこへいくの?と言うくらい人の波に連れ去られて前に進みました。

やがて、
天龍寺。
あの、夢想国師が建立した天龍寺。
しっかし、そこは人だらけ。
「紅葉の葉っぱか人か」
とぼやきながら歩いていたら、ついに夫とはぐれてしまいました^^;
私は携帯電話とやらを持ち歩かない主義なので、困りました。
「うわっ〜〜〜どうしよう。
これじゃ、迷子じゃなく迷オバサンだ^^;」
本当に人の波。
どうしよう〜〜〜〜
ふと見ると公衆電話があって、即、夫に連絡。
よかった。ホツ。
やっぱり、公衆電話って必要だ、、、と改めて思いました。
そして、
人、人、人、
をくぐり抜けて、紅葉を見ながら帰りました。
勿論、帰りも人です。
もう、道路は人で一杯でホコテンか?と思うくらいでした。

ああああ〜〜〜
疲れた。
やっぱり、
私は、
穴場の静かな、ひっそりと恥ずかしげに色づいているモミジが好みです。

まぁ、
でも楽しかった、、、です。
よ。
これから、紅葉の名所に狩りに行かれる方は、
どうぞ、心して行かれてください。
でも、青空に必死に訴えるようなモミジの妙をお楽しみください。

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2005.11.22

建築基準法

今、テレビ・新聞で話題になっている耐震強度偽造建物について考えてみました。
一連の関係企業の無責任、無節操がクローズアップされ、
住民の方々の怒り、当惑、不安が連日報道されています。
また、被害保障の行方や行政の責任など考えること、示唆することは山積のこの事件。
私も当事者の方々の戸惑いが痛いほどよく分かります。
念願のマイホーム。
社会の中にあって、パサパサとした人間関係でグシャリグシャリ。
ひだまりのような癒しを求めて、
希望のマイホームを手に入れた人々。
多分、多くの方はローンを組み、ご自分の給料やら貯金やら、いろんなものを計算して、
それがまた楽しみでもあったりしながら、
手に入れたマイホーム。
最低限の「安全」は保障されていると信じること、疑わないことは言うまでもありません。
しかし、
実際はそうではなかった。
関係企業は、上から下まで、皆知っていた。
このマンションが、危険だということを、、、
それでも、住むのは自分じゃない。
他人だ。
俺だけがやっているんじゃない、、、
みんなの責任さ。
怖くない。
と。
一体、どこに怒りを持っていっていいのか?
一体、いつまで、いつ来るか分からない地震に日々怯えて暮らさなければならないのか?
思えば思うほど
お気の毒です。
そして決してこれは他人事ではありません。
いつ、私たちが当事者になるかわからない、、、

この問題のそもそもの背景となったのは1998年の建築基準法の改正で、これまで自治体が行ってきた建築確認・完了検査を民間の検査機関もできるようにした「規制緩和」があることは多方面で指摘されているとおりです。
そこで、この審議、どの様な経過でなされたか、ずっと私なりにこの間調べました。
〜〜〜〜〜〜〜〜
 九八年五月十五日の衆院建設委員会。自民党の高市早苗議員は、自治体が行ってきた建築確認・完了検査に時間がかかり過ぎるという問題を取り上げ、「最も期待されるのは、確認期間の短縮」とのべ、見通しを質問。建設省の小川忠男住宅局長は、「民間により行う確認、検査は行政がやっているよりも格段にスピードが早くなる。民間にお任せした場合には、確認対象法令に合致しているか否かという、ただその一点を事務的、機械的に淡々とさばくというふうなことが業務になります」と答弁しました。
しんぶん赤旗より一部抜粋
〜〜〜〜〜〜〜〜
この問題に関しては、共産党が一番詳しく当時の審議模様を掲載していますので、
紹介いたします。国会審議でもっと詳しい情報を御存知でしたらお教えください。

マンション管理の法律
140国会 建設委員会(14号)

うううう〜〜〜〜〜んんん。
安全より、コストかがわかります。
高市さんには悪いけれど、「最も期待されるのは、確認期間の短縮」というのは、ちょっとどうかな?
最も期待される、あるいは遵守しなければならないのは「安全」ではないでしょうか?
建設省の役人、小川さんは、
「民間により行う確認、検査は行政がやっているよりも格段にスピードが早くなる。民間にお任せした場合には、確認対象法令に合致しているか否かという、ただその一点を事務的、機械的に淡々とさばくというふうなことが業務になります」ということですが、
これは基本的には行政の側の人員削減と責任逃れなのかなぁ?
あらためて建築基準法を読み直すと、
「安全」が少しずつ崩れて来ていることが伺えます。


この問題が渦中のマンションだけでなく、
多くのマンションや、あるいは今建設中のマンションにも当てはまるであろう事は
想像に難くありません。

民間に委託する、
官から民へ移行すると言うことがどう言うことなのか、
考えさせられる事例の一つではないでしょうか?
この問題、よくよく考えていかなけれならない気がします。

続きを読む "建築基準法"

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2005.11.21

豆で四角で柔らかく

昨日、醍醐寺の紅葉を見てきました。
空海の孫弟子理源大師聖宝が醍醐山上に草庵を営んだのに始まるといういわれの古いこの寺は、
紅葉というよりは、三宝院の国宝や重要文化財を見に来る観光客が多いのではと思われます。
昨日は、修行の若い僧が何人も、柿色の袈裟を着てあちこちでお経を詠んでいる姿が目に入りました。
夏、来たときは閑散としていたお寺の境内でしたが、
今はカメラを持った観光客でいっぱい。
紅葉は、まだ早いかなぁという感じでしたが、
空を見上げると、
一面に赤や黄色や緑色のモミジの葉っぱが重なっていて、
天井のようになっている光景は、なかなか幻想的でした。
モミジは葉っぱの隅々までが、
神経を行き渡らせているように、しっかり、確かに輝いています。
その後、金堂で、お坊様の法話があり、
たまたまその折に金堂にいたので、聞くことができました。

「今ごろを小春といいますが、
今日はポカポカ暖かい小春日和ですね、、、」
と始まり、
家族の大切さや人への思いの大切さをお話しくださいました。
「隠元和尚の有名な言葉
世の中は 豆で四角で 柔らかで 豆腐のように 変わらぬぞよし
というのがあって、
世の中、人間は豆に働き、頑固でそれでいて柔軟、
まるで豆腐のようにいつでも、どこでも、だれにでも愛されるのがいい」
というお話を教わりました。
「最後にお土産に、この言葉をおうちにお持ち帰りください。
常楽我浄。
即ち、いつも時間を大切、今を大切に、
楽しいことも苦しいことも、
我と人と、
ともに浄く」
ということで日々の感謝を説いて最後の〆となさいました。

夫は、
「豆で四角で柔らかく、、、
おおお〜〜〜まるで俺のことだ」
と一人で嬉しそうに言っていましたが、
はたしてどうやら〜〜〜
私は噴き出しそうになりながら、
夫の話を聞いていました。

〜〜手や足の汚れは 常に洗えども
 心の垢を洗うものなし〜〜
ということで、
目で紅葉をみて洗い、
耳で法話を聞いて洗い、
後は、なかなかに落ちぬ心の垢を洗うのに、
苦心惨憺の私です。

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流れ星

今朝、南の空に流れていく星を見ました。
そう、しし流星群です。
極大は超えたもの25日までは見ることができるそうです。
私は根性なしだから、
夜中は起きません(以前は起きていたのですが、歳です^^;)
明け方早く、
まだ東の空は一点を除いて真っ暗。
突然、南から東の方に向かって流れる星に、
願い事する間もなく見とれていました。
やがて、太陽が山の端から出てきて、
空は黒から茜色、そして青さを増して来る頃には、
家族も起き出して、
日常が始まりました。

明日も見ることができるといいなぁ♪

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高橋尚子選手 おめでとう!

東京国際女子マラソンで高橋尚子選手が優勝!!!
おめでとうございます。

あの素晴らしい笑顔と強烈な個性が今朝はあちこちのテレビから放送されました。
思わず、どの局の特集も見てしまいました。
見れば見るほど、
知れば知るほど、
その並大抵でない努力が伺えます。
おめでとう!
なぁんて一言で言い尽くせません。

小・中学校の校長先生は、今日の「お話」は高橋選手で決まり。
あの諦めない根性、
あの周囲への感謝、
あのひたむきな努力、
そして、
あの自分を信じ続ける力。
どれをとっても、
子どもたちに訓示を垂れるにはスバラシイ事ばかり。

最後は、子どもたちに言うんだろうな。
「君たちも自分を信じて、何事も諦めずに努力しなさい」
と。

いい話が出来そうです。

純粋に、
純粋に、
スバラシイ話ができそうです。

生きる上での
勇気や指針になります。

高橋選手は走ることで、、、
高橋選手が走り続けることで、
多くの人たちは力や勇気や自信を貰います。
本当に、
本当に、
素敵なQちゃん。
おめでとう。
そして、
ありがとう!!!
これからも走り続け、微笑み続けて下さい。
私は、あなたのファンです。

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2005.11.19

代価発言

首相の「代価」論 沖縄との溝深くということで琉球新報は、日米首脳会談においての総理の記者会見についての解説を加えています。
〜〜〜〜〜〜〜〜
会談後の記者会見で小泉純一郎首相は「平和と安全の恩恵を受けるにはしかるべき負担、代価を払わないといけない。反対する自治体も、日米安保で日本の平和と安定を確保している状況をよく考えてもらい(たい)」と述べた。
(上記ニュースより)
〜〜〜〜〜〜〜〜〜
(1)商品の値段。代金。
(2)ある事を実現するために要した犠牲。
goo辞書より 
です。
この場合、(2)ある事を実現するために要した犠牲。
と考えるのが自然でしょう。
つまり、
日米軍事同盟、それを実現するために基地の町よ、犠牲になってくれ、、、
と、総理が述べたと理解できます。
犠牲ですよ。
犠牲、、、
そんな言葉、自国の総理から言われた基地の町の人々は、
「おれらは、トカゲのしっぽか、、」と思っても不思議ではない。
総理自身が、基地は犠牲だ、負担だと認めている事も同時に伺えます。
それでも、断行せねばならない。
アメリカのために、、、
と、言うわけです。

さて、
これを受けて、
<米軍再編>額賀防衛庁長官が岩国市訪問、理解求める
額賀福志郎防衛庁長官 神奈川県と、周辺の相模原市、座間市を訪ね、るなど積極的に活動。
しかし、いずれも地元の理解をえていません。
それどころか
在日米軍再編の「中間報告」に盛り込まれた米陸軍第一軍団司令部(ワシントン州)を改編した新司令部のキャンプ座間(相模原市、座間両市)への移転などについて
知事は、不満、批判をしました。

今後、地元と政府とのやりとりは、続くと思います。
が、
が、
「代価」と評された地元住民の気持ちの整理、理解を得るのは容易ではありません。

総理にとって、
国民はアメリカの負の部分の代用、
つまり、BSE感染かもしれない牛の肉を食べて、
アメリカでは設置したくない基地を作らせて、、、
なにしろ基地は代価だから。
それというのも、
ただただ、ASEAN諸国で「アメリカと仲良し」と言いたいがため?
いえいえ、
最も大切なアメリカ国民のためです。

まったく有り難いことです^^;
全て、すべて
本家本元、本命は、
本国「アメリカ」を守るため
です。

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アインシュタイン・リング

アインシュタイン・リングが新たに8個発見されたそうです。
NASAが17日発表。
ハッブル望遠鏡で19件の重力レンズ現象が見つかり、そのうち8個がアインシュタイン・リングだそうです。
私は難しい理論とか、アインシュタインの功績の凄さの本当を残念ながら理解してはいません。
物理専門の夫(尤も、夫は物性物理ですが)に尋ねたり、本を読んだりと、、、
挑戦は何度もしているのですが^^;
だから本当を言うと、
その凄さがわからないのですが、
しかし、
凄いことなのでしょうね。
(あまり迫力がないなぁ、、、)

ただ、
宇宙の神秘が一つ、ひとつ解かれていくのは素晴らしい事だと思います。
まだまだわからないことだらけ。
夫曰く。
科学の謎に対して人類の知恵は、まだまだ足りない。
と。

そうなんですよね。
宇宙のこと。
生命のこと。
神秘、謎だらけです。
人類の知恵は、その解明のために忙しい。
頭脳はまだまだ足りない。
これからの子どもたちが
科学の前進のために活躍できる場や教育を提供したい。

人間はもっともっと やらなければなら無いことがあるのです。
おおお〜〜〜いいい。
戦争なんかしている暇はないぞぉ。
人生はあまりに短く、
やることはあまりに多い。
のだから。

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2005.11.18

フランス暴動 同化と統合

フランスでは、ついに非常事態宣言が出されました。
17日付けのニュースでは「平時に戻る」ということでしたが、本当にそうであることを願っています。
さて、そんな中、
<仏暴動>サルコジ仏内相 人気を盛り返す?というニュースがありました。
はぁ〜〜〜
根本的な解決は何一つみない「力での制圧」が、次への不幸な出来事の引き金にならないことを祈っています。

以前、フランス暴動について書いた時は、
なぁんとなく書いたのですが、
問題がかなり深刻になってきたようなので、
ちょっと私なりに考えてみようと思いました。
そこで、
蘊蓄の深いサイトやブログ、またニュースをいろいろネットサァフィン。
改めて、社会が抱える問題の大きさ、深さを知りました。

外国人、移民を受け入れるとはどう言うことか。
文化の違いをどの様に同化、消化していくのか。
差別や偏見を超えて、新しい社会を生み出すことは可能なのか。

いわゆる「郊外」問題が社会的、政治的な問題として浮かび上がったのは、すでに70年代後半。
石油ショック後の景気低迷で失業問題が悪化し始めてからのことです。
景気が悪くなると、まず一番目に切られる層が移民です。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

既にフランスでは19世紀後半から出生率が低下し始め、第一世界大戦以降、人口が著しく減少。
第二次世界大戦後の「栄光の30年」と呼ばれた経済成長期(1945〜75年)には、安価な労働力が必要とされ、スペインやポルトガル、マグレブ(特にアルジェリア)から大量の移民が集まった。彼らの多くは炭坑や自動車工場の労働者として働き、フランスの経済成長を支えてきた。
しかし、オイルショック後の74年、当時のジスカール・デスタン政権は突然、国境の閉鎖と、就労を目的とする移民の受け入れ停止を決定する。その背景には、オイルショックによる経済不況だけでなく、低賃金で過酷な労働条件の職種が外国人労働者の職場として固定化したり、劣悪な環境の住宅や居住地域が形成されたり、さらには自らの権利に目覚めた外国人労働者たちによるストライキ等の労働争議が発生し始めるなど、新たに生まれた社会・経済・政治的問題が存在するとされる。
移民の多くが、職を失い、郊外の低家賃住宅に追いやられました。
海外労働状況より
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

そして、
「治安重点市街区域」(ZUS)という名の地区が全国に751カ所。
多くがパリやマルセイユなど大都市の郊外に集中していることから「郊外問題」と言われ出したのです。
「統合による同化」を建前としてきたフランス。
「同化」は、政教分離をはじめフランス革命以来の共和制原則を受け入れフランス人になりきること.
「統合」は文化的差異を認め合いながら共生社会をつくりあげることを意味します。
しかし、現実には破綻した経済の前に建前はあさっりと切り捨てられたのでしょうか?
人種差別の問題。
宗教の問題。
フランスの世俗主義はフランス革命以来のカトリックと共和派のたたかいを通じて
「国家と宗教の絶対的分離」として確立。
イスラムでは聖俗分離の観念そのものが存在せず、
また社会的な通年である結婚の形態、一夫一婦制についても違うようです。
「暴動と一夫多妻は無関係」・仏政府報道官
女性の権利についての大きな違いは日本にいる私にでも容易に想像がつきます。
昨年、イスラム女性の象徴であるスカーフを学校で着用することを禁じる法律が成立し、大論議になったのもそのためです。
また個人主義のフランスにあって、
共同体主義のイスラム社会は、フランス社会の異分子だったのでしょうか。

と、いうか社会がうまく回っているときは気がつかなかった齟齬が、
社会、とくに経済がうまく回らなくなった時に、
大きな亀裂として生まれたものだと私は思います。

長い間の歴史の中で、あたかも以前から厳然としてあったように思われる差別や偏見も、
実は新しいものであると私は思います。
そもそも、都合のいいときだけ
安価で大量の労働力として移民を使ったその政策の破綻です。
フランス政府は、
今までの「つけ」を返す必要があると私は思うのですが、、、
いずれにしても、
少子化問題を抱える日本にとっても、これは大きな関心事です。
成り行きをしっかりと見守りたいと思います。

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2005.11.17

しし座流星群

今年もまたやってきました。
しし座流星群が極大
また、今夜空では月とプレアデス星団が大接近
プレアデス星団と言うより昴と言う方がお馴染みでしょうか。
私は、この星が大好きです。
東の空にさんざ煌めく昴は、気品があって冷たくて、そして儚い。
以前は山に住んでいたので、
そりゃもう、星が降ってきました。
あっちからも、こっちからも、、、
満天の星の中で息もつかないくらい魅入っていたことを思い出します。
そんな中でも、確かに昴は一味違っていました。
派手ではないが、華があるんですね、、、あの星は。
さて、そんな昴は古来から日本に親しまれ、言い伝えや歌が沢山残されています。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
〈集まって1つになる〉ことを意味する「統る(すばる)」「統る(すまる)」を語源としています。古事記や万葉集では、糸でつないだ球飾りの名として「五百津之美須麻流之球(いおつのみすまるのたま)」や「須売流玉(すまるのたま)」の字が見られ、「すまる」という言葉(ことば)が奈良時代には既に使われていたことが分かります。
それが星の名まえとして初めて登場するのは、それからおよそ200年後のこと。平安中期の歌人で三十六歌仙の一人、源順(みなもとのしたごう)が、醍醐(だいご)天皇の皇女・勤子(いそこ)内親王の命によって撰進(せんしん=詩歌・文章を作ったり集めたりして天皇に奉ること)した『倭名類聚抄(わみょうるいじゅしょう)』が最初と言われています。
特集 星物語より
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
清少納言も枕草子の中でも、
星は すばる。ひこぼし。ゆふづつ。よばひ星、すこしをかし。尾だになからましかば、まいて。
と言っています。

すばるに流れ星。
ちょうど、今頃の季節にこの文を書いたのでしょうか?

また、今は満月に加え、火星がそのそばで真っ赤に輝いています。
東から上り、南にいく頃は、火星とも何やら楽しげに囁いている月。

どうぞ、
夜空の饗宴をお楽しみください。
ぴーーんと冷えきった秋の夜気は、
星達の輝きをより一層美しく仕立てます。
が、
やはり寒いので、風邪などひかれませんように。

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白リン爆弾

米軍、イラクで「白リン爆弾」使用認める 「通常兵器」とというニュースが飛び込んで来ました。
思わず、ため息〜〜〜

=========

米国防総省は15日、昨年11月のイラク・ファルージャ大攻勢の際、高熱で人体を焼くことのできる白リン爆弾を武装勢力拠点に対し使ったことを認めた。
イタリア国営放送が8日に報道した内容を部分的に認めたものだが、
白リン爆弾を市民にも無差別に使ったとする報道は否定した。
また白リン爆弾は化学兵器ではないと強調。

国防総省のベナブル報道官は、
見えにくい標的を浮き上がらせるなどのために白リン爆弾を使ったほか、武装勢力拠点に対して発火性の高い武器として使ったこともあると認めた。
一方で、「市民に対しては使っていない」と繰り返した。

ベナブル報道官は、陸軍機関紙の今年3〜4月号に掲載されたファルージャ戦記を報道陣に示した。ファルージャ戦に参加した士官や兵士たちが、戦闘法や使用武器・兵器について説明しているこの記事で、兵士たちは白リン爆弾は略号「WP(white phosphorus)」と呼び、「WPは効果的で使いやすい武器だった」「武装勢力を隠れ場所から引き出す作戦で使った」「塹壕やクモの巣状の穴に隠れている(武装勢力に)対する心理的武器としても有効だった」などと書いている。
米国務省は当初、白リン爆弾を敵対勢力に使ったことはなく、あくまでも「照明弾」や煙幕として空中に放ったのみだと公式サイトでコメントしていたが、後にこのコメントは誤りだったと訂正。その上で、「米軍はファルージャをはじめイラクのいかなる場所でも、違法な兵器は使っていない」と強調していた。
兵器として使われる白リン爆弾は、酸素に触れると高熱を発して黄色い炎となって発火し、濃い白煙を上げる。人体に触れると重度の火傷を引き起こす。
(上記ニュース 一部抜粋、言葉の説明のため瀬戸が一部改変)
=============

聖戦。
自由のための戦い。
民主主義を守るための戦い。
平和のための戦い。

山ほどの美辞麗句を述べ、
山ほどの大義を作り上げ、
山ほどの反対を押し切って、
イラク戦争は行われました、、、

開戦以来、今までに、

山ほどの嘘が暴かれ、
山ほどの破壊が行われ、
山ほどの死体が積み上げられ、
そして、
山ほどの「人間としての誇りと尊厳」が崩され、
恨み、憎しみが山ほど積りました、、、
山ほどのものを失いました、、、

何故?
理由は簡単です。
イラク戦争をすることで大儲けをする一部の人間がいた。
と、いうそれだけだったのです。

私たちは、
今、生きていることの責任を、どの様な形で未来に引き渡したらいいのだろう?

知っていて黙っていた。
分かっていたけれど、力が足りなかった。
許しておくれ〜〜〜
と、自分たちの罪を贖うしかないのか〜〜〜
断罪のために、
今、
のたうち回るしかないのか、、、

私たちは、
今、生きていることの責任を、どの様な形で未来に引き渡したらいいのだろう?
いや、
引き渡すような未来があるのか?
人類はたえて戦争の無かった時代はない。
これから2000年後も、3000年後も、
人類は同じ過ちを繰り返しているのだろうか???

私たちは、
今、生きていることの責任を、どの様な形で未来に引き渡したらいいのだろう?
私には、今はわからない。
しかし、
わからないままに、やはり私にも出来ることは、ただひとつ。
戦争の罪を告発すること。
し続けること。
そして、
再びおこらないように祈ること。


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日本代表 ドイツへの宿題

昨日、11月16日日本代表は国立競技場でアンゴラ代表と親善試合を行ないました。
結果は1−0で日本代表が辛くも 辛くも勝ちました。
終了間際の松井のゴールが決定点。
日本代表のメンバーは、そうそうたるもので、ジーコさんのドイツへ向けての気持ちの強さが伝わってきました。
我らがサンフレッチェ広島の駒野選手もその中にいたりして、、、
ニンマリ。
フレーフレーコマノ。
試合前から気合いが入ります。
が、
が、
肝腎の試合が始まったらどうでしょう?
私はいつの間にか寝ていました^^;
いえねぇ。
試合が面白くないとか、緊張感がないというのではないのですよ、、、
ただね、、、
やぱっり得点に結びつかない攻撃がどんなに繰り返されても、
ねぇ〜〜〜
見ている方は段々集中が無くなって、全体の運びよりも、
駒野ばかり見ていました^^;
駒野、、、
失敗するな!
コマノ。
いけ〜〜〜〜
こまの
頑張れ!!!
とかとか。
です。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
 ところで駒野ですが、加地の欠場もあってフル出場。3バックも4バックもそつなくこなし、勝利に貢献しました。「東欧遠征の時の課題だった」と言う高い位置取りを意識したせいか、試合中は右サイド高く張る事が多く攻撃に貢献。かと言って守備をおろそかにすることも無くDFラインにもきっちりと戻るなど、良い動きをしていたと思います。「動いてスペースを作ることが自分の仕事」と言う言葉通り上がってもボールが出てこないシーンが多かったのは確かで、そのせいかどうかイエローカードをもらった後半30分前後の時間帯は疲れたような表情を見せていましたが、終了間際に2,3度上がってチャンスに絡むなど頑張りを見せました。松井のゴールに繋がった場面も駒野が右からサポートして行った攻撃がきっかけで、起点は駒野のスローイン。派手さはなかったものの堅実さ、運動量とも合格点の出来だったと言えるでしょう。アンゴラ戦の前まではジーコ監督の右サイドのファーストチョイスは加地でしたが、ひょっとするとその意識を変えることができたかも。少なくともこの試合でW杯のメンバー入りにまた一歩前進した、と言って良さそうです。
SANFRECCE Diaryより抜粋)
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

まぁ、駒野はともかくとして、
ジーコジャパン。
課題山積でしょうか?
中田英イライラ笑顔なしというニュースを見ました。
やっぱりFW。
ですかね?
得点力のあるFW、破壊力のあるFW。
いるんですがね。
久保竜彦が。
しっかし、
クボッチも怪我が多いからなぁ^^;
才能はあるんですが、本番に間にあわなければ、いないのと同じ。
(復帰の兆しを見せているようですが、どうなのだろうか?
クボファンとしては気になりますが、、、)
ジーコさん。
これから、どうする?
いずれにしても、
これからドイツへ向けて秒読みです。
早く宿題を仕上げたい、、、
が。

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2005.11.16

政府与党協議会

16日、日米首脳会談が京都で行われました。
米軍再編やBSE、イラク自衛隊派遣などの、懸案事項を討議。
========
共同記者会見で、首相は「日米関係が緊密であればあるほど中国、韓国、アジア諸国とも良好な関係が築ける」と述べ、首相の靖国神社参拝で悪化した中韓両国との関係などアジア外交でも日米同盟を最優先する考えを強調。大統領も「日米関係は死活的で強固な関係」と語り、9月の衆院選で自民党を圧勝に導いた首相をたたえた。
(上記ニュースより)
=========
そんな中、
政府与党協議会を設置というニュースがあったことを御存知ですか?
これは、どういう内容かというと、
一言で言えば
「米軍の問題には、沖縄は口出しするな」ということです。
沖縄の普天間基地に代わる新基地をキャンプ・シュワブ沿岸部に建設するため、海域の埋め立て承認権限を県知事から国が取り上げる法的措置の検討に入ることを、政府として公式に明らかにしました。

現行法では海面の埋め立てには都道府県知事の承認が必要で、沖縄県知事が反対すれば新基地建設は進みません。
実際、今は県知事は反対の立場です。
そこで、埋め立て承認権限の取り上げは、知事が反対しても国が決めれば、建設を強行出来るというものです。
会見で安倍長官は、
この日の関係閣僚会議が、
在日米軍再編の「中間報告」を早期に実現する具体策を検討するため、
関係省庁の事務レベルによる幹事会の設置を決めたことを紹介。
「中間報告」に盛り込まれたキャンプ・シュワブ沿岸部への新基地建設のため、
埋め立て承認権限を、
県知事から取り上げる法的措置についても、
「幹事会で提言をしていくことになる」と明言。

沖縄県民の実に72%が反対しているキャンプ・シュワブ沿岸部への新基地建設。
騒音、環境、不安、、、
県民にとって、基地の問題は死活にかかわる大きな問題です。
住民、当事者の声を無視する
政府の強権的な態度に県民からの反発が来るのは当然のことです。
米軍優先から国民第一の政策転換を願って、
この記事を書きました。
安倍さん。
お願いいたします。

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2005.11.15

紅葉の勧修寺

勧修寺(かじゅうじ)の紅葉を見てきました。
朝早く、夫の仕事前に二人で行って来ました。
すぐ近くには、紅葉で有名な「東福寺」がありますが、
勧修寺は、紅葉よりも桜や蓮の季節の方が名が知られているので、
観光客もなく、ひっそりとした寺の境内を散策。
紅葉はあと一歩という感じでしたが、
その静けさと、広々とした庭の景観は、そこに佇んでいるだけで充分に楽しめるものでした。
入るとすぐに「さざれ石」がありました。
そう言えば、今日は黒田清子さんのご誕生。
お幸せに!!!

そうこうすると、氷室池やら大悲閣、それに水戸光圀公の寄進の灯篭。それを覆うように生えているのは、樹齢750年と言う、柏槙がありました。
禅の庭前柏樹子で有名な柏槙です。
カメラに凝っている夫はあっちでもパチリ。こっちでもパチリ。
88個の石を踏むと、西国88か所回りができるという石などもあって、ワイワイ言いながら踏んで来ました。
氷室池の蓮はもう枯れて、わびしいものがありましたが、池の鯉達に、パンくずをやったりしていると、
時間と空閑が切り取られたように、青い空と、赤い木々と流れる雲が浮き出てきました。
スクッと空に聳える銀杏の木だけが黄色く孤高を思わせます。

帰りにふと見ると、お寺の方がまだ庭掃除をなさっていました。
庭を回り始めの時にも落ち葉をかき集めながら言われていました。
「今朝、早く掃いたのに、もうこんなに積もって、、、
掃いているそばからドンドン積もるんです。」と。
紺色の作務衣が似合う上品な方でした。

お話を聞きながら、なんとなく関山慧玄のことを思い出しました。
妙心寺の開祖、関山慧玄と天龍寺開山夢窓国師のエピソードです。
〜〜〜〜〜〜〜〜
汝等(なんじら)請う其の本を務めよ。…誤って葉を摘み枝を尋ぬること莫(な)くんば好し。」(あなた方は教えの根本に忠実に務めなければならない。…誤って枝葉末節を求めることのないように。)と記されています。その言葉にも示されるように、日々、雑念妄想にとらわれることなく、自らの足元を見つめながら真っ直ぐに修行に務め励むことの大切さを、無相大師は身をもって教え続けたのです。
 私たちは、尊い教えは外にあるもの、誰かから与えられるものと思い込んであちらこちらに探し求めますが、結局見つけることができず、かえって迷妄の中に身を置いて悩み苦しんでいます。その迷いを離れて自らの内なる仏心を信じ、その尊い心のままに日々行ずることが最も大切であると無相大師は示しました。
(上記サイトより)
〜〜〜〜〜〜〜〜〜

散りゆく紅葉の風情は、
あまりに儚くてユラユラしているので、
人の心に、多くを語ってくれるようです。

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ブッシュ大統領 入洛

今、京都が凄い。
何がって、ブッシュさんが、今日、明日と日米首脳会談のため京都へ入洛。
そのための警備が凄い^^;
京都御苑を“完全封鎖”ということです。
完全封鎖ですよ。
勿論、テロを警戒しての警備。
50メートル毎に検問があり、誰何。
「どこへ行く?」
「なんの為に?」
とかとか、、、

秋の京都って、それでなくても観光客が山ほどいて、
電車やバス、地下鉄は満員。
どこへ行ってもヒトヒトヒト。
みんな旅行客だから、リュックやらカバンやらカメラ担いで。

そんな観光シーズンのど真ん中に、
ズカズカとやってきて、
一杯、いっぱいの警備を敷いて(警察、警備の車は他府県ナンバー)、
人々をみんな追い出して、、、
税金をう〜〜〜〜んと使って、、、
行われる首脳会談。

そして、
そして、
会談の中身は、
私たち日本人にとって決して嬉しいものではない。
BSEと米軍再編成。

今、国内での人気が低落しているブッシュさん。
今回のアジア歴訪で、国内の政治力の足がかりにしたいと思って精力的にアジア諸国の首脳と会談予定。
「デリケートな外交」と銘打って北朝鮮核問題や六カ国協議での協力なども重点がおかれると、ワシントンポストは評しています。
いずれにしても、ブッシュさんにとって、日本から大きなお土産を貰うことを「あて」にしている、明日の小泉さんとの会談。

あああ〜〜〜〜
秋の古都には、
ブッシュさんは似合わない^^;

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2005.11.14

高学費

少子化が騒がれて、久しくなります。
その原因のあれこれの一つに「子育て」にお金がかかることがあります。
とりわけ、就学時期になると、親の負担は目に見えて大きくなります。
そんな中、
財務省は、国立大学入学料標準額(現在28万2000円)の値上げを打ち出しました。
国立大学は、すでに今年度予算で授業料標準額が1万5000円引き上げられたばかりです。
初年度納付金(入学料、授業料など)は、国立大学で81万7800円、
私立大学は平均で約130万2000円。
家計への負担は明らかです。
現在、大学生の家庭の平均年収は国立で800万円、
私立で九900万円。
つまり、年収が800万以上でないと、大学には行かせられない、、、ということでしょうか。
頼みの奨学金も2004年4月には消え、親たちは必死にローンを組まなきゃならないのでしょうか?
 
思えば、今年5月、
中山文科相は、
「平成18年度入学者についても入学料標準額の改定を行わない」と答弁。
これってウソだったのでしょうか?
中山さん!

そもそも、あの物議を醸した国立大学法人化。
その折、
「学生納付金については、経済状況によって学生の進学機会を奪うこととならないよう、将来にわたって適正な金額、水準を維持する」と決議されたのですが、、、

高学費政策によって進学を断念した人、する人が増えてくるのは必至。
高学費を当然視する日本政府の異常さは、国際人権規約の「高等教育の漸進的無償化」条項をいまだに留保していることにも現れています。そんな国はルワンダ、マダガスカルと日本の三カ国だけだそうです。

ルワンダとマダガスカルかぁ、、、
まぁ、いろんな国のお国事情はあるのだろうが、
先進国とか先端技術を誇る国として、
ちょっとお寒い教育事情のような気がします、、、ね。

このまま行けば、
日本人は「教育から無縁」の国民になりかねない。
と私は危惧します。
次代の子どもたちの教育環境を整えることは、
政府の大きい、小さいに関わらず行わなければならない課題です。
義務教育はモチロン、
高等教育を受ける環境も、全ての子どもたちのもであって欲しいと私は願わずにはいられません。

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副作用

薬を飲むと必ず副作用というのがあるそうです。
ピンポイントでウィルスだけをやっつけるような優れものの薬は、まだありません。
先日も今年のインフルエンザについて書いたばかり。
そんな矢先。
インフルエンザの特効薬として注目を浴びていたタミフル薬に重大な副作用があるのか?
ということが今話題になっています。
これに関しては、ブログ仲間のあしゃんさんが詳しく書かれていますので、
是非ご覧ください。

リスクかベネフィットか、、、

ようやく私たちも薬の安全性の意識も高まり、
調合された薬をただ飲み続けることはしなくなりました、
が、
それでも医者から出された薬は、
安心して、信じて飲みます。
命を救ってもらう事になんの疑いも持たず。
しかし、
低い確率とは言え「副作用」があることも事実です。
強い薬ならなおさら副作用が強いことは一般に知られています。
代表は抗ガン剤でしょうか。

人間は無力だと改めて思います。
と、同時に自分であらゆることに納得して進んでいく知恵も持っています。
渡された薬の効果と副作用を自分で確認する。
また、管轄省の厚生労働省や製薬会社のさらなる研究の必要も訴えることが必要です。

情報に踊らされてはいけないが、
情報はしっかりと持っていなければと、思うのです。

これから、本格的なインフルエンザの季節。
この問題、しっかりと今後の行方を見守っていきたいです。
それと同時に、
今、予防が最大の治療であることを、もう一度、確認。
しっかり、
手洗い、うがいの励行を!!!

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ホームまで行ったものの

広島に行って来ました。
サンフレッチェ広島とウワサのシャムスカ監督率いる大分トリニータとの第30節の観戦のためです。
心配した天気は晴れて、
久々の広島はビッグアーチ。
高速から、丸い屋根と風に勢いよくたなびく紫の旗を眺めながら、
嬉しさで一杯(^.^)
わっ〜〜〜〜ホームはいいなぁ(^.^)

キックオフまでの間にファンクラブに顔を出すと、サッカー仲間がもう椅子に座っています。
いずれも紫のウエァを着ていてホームだなとつくづく感慨。

試合開始時間が迫り、スタンドに向かいました。
勝手知ったるホーム。
トイレがどこで、
どこへ行けばビールが買えるか、、、
とかとか(^.^)
そりゃ、ホームに来たのだからサッカー見ながら飲まなくちゃ(^.^)(^.^)(^.^)
仲間が待っていてくれて、
久々の顔合せにも拘わらず、
挨拶もそこそこに、夫はサッカー談義。
そりゃ、そうだよ。
時間が惜しいくらい話すことはあるだろうから、、、
イキイキと友人たちと話をしていました。
そして、
そして、
いよいよ試合は始まりました。
早々に駒野のクロス→佐藤寿→ガウボン→残念枠外。
また、9分には大木→服部のクロス→佐藤寿が足で合わせましたがこれも枠外。
12分にもベットのスルーパス→佐藤寿がクロス→大木がシュート→森崎和が詰めましたが決めきれません。
攻めてはいるもの、ゴールを割ることが出来ず、
うわっ〜〜〜
残念ーーー
の繰り返し。
そんなことさえ楽しいホーム。

だったのだが

前半21分、マグノ・アウベスがスピードでDFを振り切って左足で冷静にゴールに蹴り込み、あっさりと先制されました。

ガック。

そして
ベットが怪我。茂原が交替。
さぁ、これからだぞ。
まだ一点。
どってことはないよ♪

のはずだったのですが^^;

前半ロスタイム、大分は梅田に強烈なミドルシュートを叩き込まれ、さらに追加点を献上。
2点のリードを許して前半を折り返し。

攻めていたのですがね???
どこがどってことはない大分に、いつのまにか、あっさりと点をとられたという印象の前半。

後半は広島はさらに、さらに攻めに入ります。

波状攻撃を仕掛け、後半11分にはガウボンに代えて前田を投入。
しかし15分、得点を挙げたのは大分。
そして、最後の4点目はPK。
終わってみれば、
0−4でした↓↓↓

残念。

大分のサポータの喜びの中で、
小村選手の通算350試合出場の表彰。
なぁんだか
オムサンが気の毒。
だって、広島の方はちっとも盛り上がっていなかったから、、、
ああいう表彰って、次節の試合の前に出来ないもなのかなぁ?


あああ〜〜〜
ため息つきながら、いつもの仲間達と「反省会」。
なぁんの反省?
そりゃ、
そりゃ、、、
反省だよ。反省。

まぁ、監督の采配云々、
選手のメンタル部分、
などイッパイあって、
夫と仲間達は話に花が咲きます。
私は、ひたすら飲んでいました^^;
普通、これを「やけ酒」という^^;

今年は私たち家族は、もう試合観戦は生ではみることは出来ません。
スタジアムで応援するサポーターの皆さん。
私たちの分も気合いを入れて応援して下さい。
テレビを見ながら、
念を送っています!!!

サンフレッチェ〜〜〜
ちゃちゃちゃ  ちゃちゃ

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2005.11.11

対テロ政策

米NYでホテル警備強化 ヨルダンの連続爆破テロでというニュース。
アンマンで同時多発テロがおきたのは、10日(日本時間)のこと。
57人の方が亡くなりました。
お悔やみ申し上げます。
アルカイダの犯行と言う見方が強まっています。
そんな中での、今日のニューヨークのホテルが警備強化という上に挙げたニュースを読むと、
暗澹たる気分になります。

テロは絶対に悪い。
許すことはできない。
罪のない無辜の民を、只そこにいただけで、命を奪うという所行が許されるはずはない。
テロ集団には、なんの道理もない。
と、私は思います。
その一方で、
では、こうしたテロを根絶するために、さらなる力の抑圧が効果があるかと言われれば、
それは、絶対ない。
とも思います。
テロ根絶。
蛮行を許さない。
と為政者が言い続けるたびに、どこかの名も知れない人々がテロの犠牲になっていく、、、
そして、さらに為政者は声高の演説する、、、、、
この繰り返しが、何度行われてきたか。
そして、これからも幾度となく繰り返されるというのか?
そんななか、
反テロ法案の一部否決という事態がイギリス国会で起きています。
忘れもしない、7月七日にロンドンで起きた同時テロ。
52人の方が命を奪われました。
与野党ともにテロ対策強化では一致。世論も支持。
しかし、ブレア政権は強化策として、
起訴なしでの拘置期間を90日間まで認めることを提案。
これに対して、自由や民主主義を脅かしかねないものだとの労働党や野党議員、市民団体の反発が広がりました。
批判の強さにクラーク内相も一時は妥協の用意を表明。
だが当のブレア首相は、「警察がテロを防ぐために必要だと主張している」として、政府案に固執、強固姿勢。
「テロの脅威」を大義としてごり押ししようとしました。
しかし、
しかし、
もはやテロの大義はイギリスでは通用しないのか?
結果は敗北。
労働党の下院議席は、全野党の議席を66議席上回るにもかかわらず、党内から4人が政府案に反対を投じたためでした。
(日本で言うと造反か、、、^^;)
これに対して、
BBCのロビンソン政治部長は九日夜、BBCテレビで、党内の反対を押し切って自分の意見を通そうとした「首相のリーダーシップに疑問が投げかけられている」と指摘。
尤もなことだと私も思います。
少しずつではあるが、
「力の政策」への疑問が投げかけられ、
力がそこのけそこのけと横柄に通らないことは、とても良い事だと私は思います。

力で守られた平和とは一体、どの様なものなのか、、、
今の私には想像は出来ないし、また想像したくもない。

こんな事が二度と起きないために、
力の政策を一度、放棄してみたらどうだろうか、、、
話し合い、対話。
では、紛争の解決にはならないのだろうか?

今、私が言えること、願うことは一つ。
人の命を大切にして欲しい。
どこの国の人であれ、
どんな宗教であれ、
全ての人の生命を大切にして欲しい。
と、いうそれだけです。

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今年のインフルエンザは?

厚生労働省は、本格的なインフルエンザの感染、流行を前にして、今冬のインフルエンザ総合対策についてというトピックスを発表。
今年のウィルスは強いという専らの評判。
大感染、大流行になるという予想。
(尤も、毎年そう言っていますが、、、)
ワクチン、治療薬の数が不足という説もあります。
(今作成中の日本医師会のホームページなどを随時、チェックして下さい)
やはり、一番の対策は「予防」と思いますので、
これからの外出には、マスクを着用。
家に帰ったら、丁寧にうがいと手洗いの励行。
これでかなり予防は出来ると思います。
また、暖房を使うと空気が乾燥するので、適度の湿気を保つために、
時間ごとに空気の入れ替えなども効果があると思います。
(おもいっきりテレビで、みのさんは、
濡れたタオルをブンブン回すとか、霧吹きでシュポシュポするなどが効果的と以前番組で言っていました。)
そして、一番大切なことは、
自然治癒力や自己免疫力をつけるために、
普段からバランスの良い食事と、充分な睡眠。
また心も豊かにリラックス。
が、大切と思います。

もし、感染した場合は、速やかに病院にかかってください。

いずれにしても、
大切な自分の健康。
今からしっかりと予防してください。

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2005.11.10

フランス暴動

10月末からのフランス暴動がついに死者を出しました。
亡くなられた方のご冥福をお祈りいたします。
〜〜〜〜〜〜〜
こうした中、ドビルパン首相は、各自治体の首長に外出禁止令発令権限を与えるなど、事態打開に向けて自治体の権限を強化する方針を示し、8日に閣議決定した。
(上記ニュースより)
〜〜〜〜〜〜〜〜
と、いうことで外出禁止が出たにもかかわらず、
暴動はおさまるどころか、
ベルギーやドイツにも飛び火。
時系列でニュースが掲載されていますが、いずれも問題の深刻さを浮き彫りにするものばかりです。

「文化の多様性」を謳っているフランスにあって、
今回の暴動のきっかけ、その後の対応が移民社会への差別や偏見であることが明るみに出ると、
なんとも哀しい気持ちになります。

フランス人は明るくてお洒落で親切というのが、
私の印象です。
初めてのフランスは、パリ郊外のジフという小さな町。
そこでは、フランス語の話せない私に、辞書とペンを持っていろいろ意思の疎通をしてくれた田舎の陽気なフランス人の方々。
幼い我が子に声をかけてくれたメトロの中。
二度目のフランスは、冬季オリンピック開催地であったグルノーブル。
そこでも、親切で優しいフランスがありました。

しかし、一方で、多くの移民を抱えている
社会がもつ悩み、問題も以前からあったのでしょう。
観光客である私には見えなかった「影の部分」に光が当たられて来ているのでしょか?
失業の問題が一番大きいと思います。
これは何もフランスだけの問題ではありません。
この問題は「力での制圧」では、無理だと私は思うのです。
不満を増大させるだけで溝は深くなり解決の糸口さえ見えなくなります。
本当は、社会に適応して、溶け込み、働きたいと思っている若者たちの真の言葉を聞き、受け入れる体制が、早急にできることを願ってやみません。
拡大しつつあるこの流れの中で、
事態を収束させる知恵は、対話と理解です。
はやく、
この暴動が収まり、
良い方向に解決しますように!

〜〜〜〜〜〜
18日に追加記事として
フランス暴動 同化と統合を書きました。

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政党評価基準

07年度に消費税上げを 経団連が政党評価基準
というニュースを見ました。
日本経団連は8日、企業献金をおこなうさいの政党評価基準となる10項目の「優先政策事項」を発表。
民間大企業主導の経済社会を目指したもので、2006年の企業献金の基準になるものです。
内容を見てみましょう。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜

「税・財政改革」の項目。
新たに「国・地方を通じた公務員人件費の削減」を明記。
また「07年度をめどに、消費税率の引き上げを含む税体系の抜本的改革」を改めて求めています。
消費税率引き上げ、、、、ですよ〜〜〜〜
これは大変。
同時に、法人実効税率の引き下げを要求。
おいおい、、、それはないだろう。
というのが私の率直な気持ち。
また、「研究開発・設備投資の促進など企業活力の向上」のための税制「改正」を要求。
これは、総額1兆円をこす研究開発・IT投資促進減税の継続・拡充を求めたものです。
次に、
「規制緩和・民間開放」の項。
「企業の過度な負担の回避」を強調。
ううう〜〜〜〜〜んんん
庶民には過度に、過度に、
何回言ってもいいきれないくらい過度な負担を強いいるくせに、、、
「10兆円市場」ともいわれる公共サービス部門を民間に開放するための「市場化テスト」法を06年の通常国会に提出することを要求。
さらに、「職業紹介・相談や能力開発の民間委託」など労働市場・基準にかかわる規制緩和を求めています。
「外交・安全保障政策」問題。
「憲法改正を視野に」とし、九条改憲を求めています。
出たーーーーー
それって、経済界が口出すことかしら?
その上で、自衛隊の海外活動のいっそうの強化と「国際協力に関する一般法の整備」を新たに要求。
=======
優先政策事項 主な事項
税・財政改革 国・地方を通じた公務員人件費の削減。2007年度を目途に、消費税率の引き上げを含む抜本的改革

社会保障 自立・自助が基本。給付の重点化。医療保険制度の効率化・重点化により2010年度の公的医療給付費を30兆円以内に抑制

規制緩和・民間開放 市場化テスト法案の2006年通常国会への提出。政策金融機関の改革

科学技術創造立国 産学官連携の促進のための施策。知的財産政策の強化

エネルギー・環境 環境税や温室効果ガスの排出割り当てなど経済統制的な施策を一切採用しない。原子力を基幹に

教育改革 競争原理と評価制度の導入。株式会社立学校などの参入促進

雇用 職業紹介・相談や能力開発の民間委託。保育分野での規制改革

貿易 経済連携協定の締結と、農業分野の構造改革の促進

外交・安全保障 改憲を視野に入れつつ、自衛隊活動の一層の強化

===========
これらの基準について政党がどのうような態度をとるかで政党評価。
そして企業献金の多寡を決めるというものです。

露骨になってきましたね、、、
だんだん。
因みに、2003年のそれは
〜〜〜〜〜〜〜〜〜
経済再生、国際競争力強化に向けた税制改革

将来不安を払拭するための社会保障改革

民間の活力を引き出すための規制・行政改革

科学技術創造立国の実現のための環境整備

エネルギー戦略の確立と産業界の自主的取り組みを重視した環境政策の推進

心豊かで個性ある人材を育成する教育改革の推進

個人の多様な力を活かす雇用・就労形態の促進

活力とゆとりを生み出すための都市・住環境の整備

地方の自立を促す制度改革と活性化対策の推進

グローバル競争の激化に即応した通商・投資・経済協力政策の推進

〜〜〜〜〜〜〜〜〜
より具体的になってきました。
これから、ますます財界が政治にズバズバ物をいう時代になってくるのでしょうか?
庶民の生活とかけ離れた政治が繰り広がられ、
国民は、ひたすら税金を払うために働くようになる、、、なぁんて社会になりませんように!

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2005.11.09

生体肝移植

今日、夫の大学時代の先輩が生体肝移植の手術を受けます。
今頃、まだ手術中と思います。
どうか、無事に手術がすみ、肝臓が再生しますように。

生体肝移植といえば河野太郎議員を思い出します。

臓器移植の問題は倫理・宗教観の問題とも絡む複雑で難しい問題ではあります。
しかし、
命の大切さを思うとき、
医者や患者と言う当事者だけでなく、
一般の人々にとっても大きな問題だと思います。
医療の発達とともに、助けられる命が助かることはとても嬉しいことです。
また財政的な面でも公的な補助が保障されるような仕組みの必要性も感じます。
これからの高齢化社会に向けて、
臓器移植以外の医療も、ますます発達していくと思います。
豊かな老後と言う言葉が、本当の意味で実現することを願いながら、
今、この瞬間も手術台の上で闘っている先輩の無事を祈って、、、

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2005.11.08

宇治川の紅葉

今日は、夫と宇治川ラインの紅葉を見てきました。
まだ時期が早くて、紅葉というより緑葉でした。
天ヶ瀬ダムで車を停めて、橋に架かっている小さな吊り橋を渡りました。
ところどころは色づいているのですが、全体に青々とした木立に囲まれていて
森林浴の気分でした。
マイナスイオンいっぱい出ているかなぁ〜〜〜とか思いながら。
夫の両親は、今でも山登りを毎週のように楽しんでいる健脚の持ち主。
以前、家族が集まって、美ケ原に行ったことがあります。
その時、母は、
「山が大好き。
山に来ると元気になる。
山からいっぱい気を貰う」
と言っていました。
母の言葉を思い出しながら、
私も橋の上で鼻を大きく膨らませて深呼吸。
あああ〜〜〜気持ち良い。
暖かな冬の日差し(昨日は立冬だったから)が心地よい。
ふと見ると夫はカメラを抱えて、川原に下りていました。
「あんまり、良い写真が撮れなかった」とか言いながら帰ってきた夫のズボンを見てビックリギョウテン。
ひ・ひっつきむしがいっぱいーーーー

一生懸命、ひっつきむしを取っていると、ダム管理所のおじさんが、
軍手を下さいました。
それで、一生懸命、払ったのですが、かなり根性がいりました^^;

これから、山の紅葉狩に行かれる方は、
軍手とガムテープをお忘れなく!

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口実

イラクのアルカイダ支援情報
米「不正確」知りつつ開戦正当化に利用
ということが先頃明るみになりました。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
米政府がイラク戦争の大義に掲げた旧フセイン政権と国際テロ組織アルカイダとの結び付きの根拠とされた情報について、国防総省国防情報局(DIA)が当初から「信頼できない」と結論づけていたにもかかわらず、ブッシュ政権がその事実を隠し、開戦を正当化する材料に使っていたことが、機密指定を解除されたDIAの文書から分かった。

 旧フセイン政権による大量破壊兵器開発情報に続き、アルカイダとのつながりに関しても、米政府が根拠の薄い情報をゆがめて脅威を誇張していたことが明白になり、ブッシュ政権への批判が一段と高まるのは必至だ。

 上院軍事委員会の民主党トップ、レビン議員が公表した文書によると、DIAは開戦の1年以上前の2002年2月、アルカイダの軍事訓練部門幹部リビ容疑者から「アルカイダはイラクの支援で大量破壊兵器入手を図り、兵器取り扱いの訓練を受けた」との供述を得たが、具体性に欠けるため、「目くらましのための供述で信頼できない」と判断した。

 しかし、ブッシュ政権はこの供述を基に、開戦直前の03年2月まで「イラクがアルカイダに生物・化学兵器の訓練を行った」(ブッシュ大統領)などと主張。リビ容疑者自身も04年1月に供述を撤回しており、レビン議員は「政府は国民を欺いて戦争を始めた」と批判を強めている。
(上記ニュースより引用)
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

開戦前、ブッシュ大統領は
「大量破壊兵器」を口にしました。
しかし、
大量破壊兵器はなかった。
また大統領は
「テロとのたたかい」も口にしました。
しかし、
イラクとアルカイダの関連は解禁文書によって明らかになりました。

戦争の大義は崩れ、
口実はボロボロになりました。

残されたものは、
文明発祥の地の無残な遺跡と、
多くの人々の死。
そして、
恨みと憎しみです。

そうそう、大切なこと、最も重大なことを忘れていました。
<イラク支援不正疑惑>2200社がリベート 国連報告書というニュースにもあるように、
この戦争でしっかりと大儲けした企業があることは言うまでもありません。

後戻りの出来ない時間なら、
これから来る未来という時の流れに対しては、
もっと、誠実に向き合って欲しい。
つまり、
イラク戦争の間違いを認め、
今後、このようなでっち上げで
戦争を二度と起こさないという誓いをたてて貰いたい。
そして、実行して貰いたい、、、

と、ひたすら願う私です。

以前のイラク関係の記事の抜粋です。
お時間がおありでしたらご覧下さい。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
イラク関係
何故 私がイラク戦争は間違いだったのでは、と思うか
ダウニング街メモ
イラク世界民衆法廷
イラクへの主権移譲1年

憲法、自衛隊関係
憲法の理念
NPT会議
今日は何の日
国家と憲法
日本国憲法
標榜するもの
原爆60年 オークリッジでは
「戦争と有事法制」という本
自衛隊法改正の中味を見る

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2005.11.07

湾岸戦争症候群

「湾岸戦争症候群」認める=有無論争が再び激化というニュースを見ました。
湾岸戦争は1990年から1991年に起きました。
テレビゲームを見ているように、ミサイルがバンバン落とされ、町が燃えていく様子をCNNの実況中継見ていたことが思い出されます。
さて、この湾岸戦争。
その後の国際社会に大きな影響を与えたことは言うまでもありません。
その中でも、今大きくクローズアップされているのが、
「湾岸戦争症候群」。

さてこのほど、「湾岸戦争症候群」をめぐって、英国の裁判所がこのほど、元兵士1人が同症候群を患っていると認定し、障害年金の支給を命ずる裁定を出しました。
英国防省はこれまでの立場では、医学的根拠がないとして湾岸戦争症候群の存在を否定。
今回、同症候群の存在を裁判所が公式に認めたことで、今後さらに多くの認定の可能性が出てきました。
国防省は1日声明を出し、
「現状では湾岸戦争症候群を個別の医学的症状と認める適切な医学的基礎がないのは事実だ」としながらも、
「それは、元兵士があらゆる障害補償を受けるのを妨げるわけではない」と表明。
英国の湾岸戦争退役軍人の団体によると、障害年金を申請した7500人のうち、1500人が湾岸戦争症候群を訴えています。

湾岸戦争症候群の原因については、対生物・化学兵器用のワクチンの摂取や、米軍が使用した劣化ウラン弾の放射性粒子の吸入などが、専門家によって指摘されています。

また、同様の症状が、
今回のイラク戦争の帰還兵にも出ているという報告も在ります。

いずれにしても、
戦争という過酷な環境に追いやられて、
「人を殺す」
ことを任務とさせられる兵士たちが、
正常な感覚のまま、帰還するとは思えません。
自己嫌悪、
自己撞着、
自己否定、
現実逃避
、、、、、
諸々の感情を抱えて帰還した兵士たち。
そして、さらに体にも変調をきたす兵士も少なくない数にのぼっているそうです。

戦争という人間性を否定し、
尊厳をことごとく覆えす犯罪の、その先にあるものを、
しっかりと検証していくべきでは、、、
と、思いました。
今まだ、戦地で生活をしている多くの兵士の方に思いも寄せました。

得るところが一つもない戦争の悲劇がもたらした罪の一つとして
私は告発していきたいと考えています。

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最古の天文台

中国:世界最古の天文台遺跡見つかるというニュースを見ました。
=========
中国山西省臨汾市の陶寺遺跡で、世界最古の天文台遺跡が発見されたと報じた。約4100年前に造られたとみられ、メキシコのマヤ文明の天文台遺跡よりも二千数百年古いという。
天文台は直径約40メートルの土で固めた半円形で、直径約60メートルの外円が取り囲んでいる。中心には高さ4メートルの計13本の石柱が立てられており、日の出の方角を観察しながら季節の移り変わりを理解するのに使ったとみられる。
 中国社会科学院考古研究所が、この遺跡で1年半にわたって模擬天文観察を行ったところ、中国で現在も広く使われている旧暦と1、2日の誤差しかなかった。発見された天文台は観測以外に祭祀(さいし)にも使われた。
(上記ニュースより抜粋)
==========

凄いですね。
4000年前に、すでに人類は宇宙の解明のその一歩を踏み出していたのですね!
現在使われている暦と1,2日しか誤差がないということです。
古代の人々も、
今の私たちのように、
朝、太陽が出て、夜は星が輝くそんな自然の摂理に胸ときめかせ、
そして、その謎に迫っていったのですね、、、
そんな中で、星への思いが空いっぱいにはためいたのは、想像に難くありません。
一番日本になじみのあるのは、
七夕伝説でしょうか?

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 秋 夕  <杜 牧>

銀燭秋光 畫屏冷ややかなり
輕羅小扇 流螢を撲つ
天階の夜色 涼水の如し
臥して看る牽牛 織女の星

ぎんしょくしゅうこう がへいひややかなり
けいらしょうせん りゅうけいをうつ
てんかいのやしょく りょうみずのごとし
ふしてみる けんぎゅう しょくじょのほし

意味

白銀色の秋の夜のともしびの光が、彩り豊かな絵屏風に冷たく照り映えている。
宮女が一人、うすい絹の 団扇で小さくうちながら、飛び交う螢とたわむれている。
天上の夜空のようすは、水のように涼しくみえる。
その宮女は寝ながら牽牛星と織女 星をみつめつづけてばかりいる。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
星は動き、広がり続けているから、
古代の人々が見ていた星と今、私たちが見ている星とは微妙に違うそうです。
しかし、
星のまたたき、煌めきに心うちふるえるのは、
今も昔も変わらないような気がします。

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2005.11.06

雨の神護寺

神護寺に行って来ました。
「京都の紅葉は神護寺から」と夫によるとそう言う言葉があるそうです。
そこで、
朝、早く起きて
夫と二人で車に乗って嵯峨野方面に向かいました。
雨のためか、あるいは早いので、まだ観光客も出ていないのか道はすいていました。
駐車場に車を置いて、
茶屋のひとに教わった道を降りていくと、
いよいよ人はまばら。
モミジが色づき始めて、雨にけぶる遠くの山とマッチして墨絵のような雰囲気。
石を組んだ階段を足元に気をつけ気をつけ、降りること10分。
朱色に塗られた橋が目の前に広がります。
まだモミジは緑色の方が多くて、
川から上がってくる水煙と、山から下りてくるもやが相混ざっている橋を渡ると、
もうすぐそこに神護寺。
いえいえ。
ずっとずっと上にあります。
まだまだ。
雨は降ってくるし、もうやめようか。
まぁ、行けるところまで行こうか、、、
夫と話ながらブラブラ。
上から下りてきた夫婦連れの方が、
「まだまだ、大変よ」
と声をかけてくれて、やっぱりやめようか。
行こうか、やめようか、、、
と、思っているうちに、
後ろから団体の方が大勢みえました。
なぁんとなく後ろから押される恰好になり、
足は前へ前へ、、、
夫には先に行ってもらい、私はゆっくりと自分のペースで階段の手すりにしがみつきながら登っていきました。
雨に濡れた石の階段は滑りやすく、私にはかなり辛いものがあります。
もう、やめようか、、、
と、思った途端、
後ろから見えた二人の女の方(東京の方)が、話しかけてくださいました。
私も答えたり、問うたりしながら階段を登っていくうちに、
上から来た夫と合流。
旅は道連れとは言いますが、本当にあの方たちがいらっしゃらなかったら、
私は途中で諦めて、階段を下りていたと思います。
そして、
そして、
苦労の甲斐あって、
ついに、
ついに、
神護寺につきました!!!
=========

平安京造宮(794〜)の最高責任者(造宮大夫)であった和気清麿公が、今の愛宕神社の前身、愛宕山白雲寺などとともに建てた愛宕五坊の一つです。当初「高雄山寺」と呼ばれていましたが、天長元年(824)、河内(大阪府)の神願寺(清麿公創立)の地が、よごれた所でふさわしくないという理由から「高雄山寺」に合併され、「神護国祚真護寺」と称したのが始まりです。これより先、和気一族は、叡山の最澄(伝教大師)や空海(弘法大師)をこの寺に招いて活躍の場としました。その為、時の仏教界に新風を送ることとなり、平安仏教の発祥地となりました。ことに弘法大師は唐(中国)より帰朝して、大同4年(809)に入山、以来14年間住持して、真言宗立教の基礎を築いた所でもあります。のちの東寺や高野山金剛峰寺と並ぶ霊さつであり、弘法大師を初代としています。

京都高尾の自然とやすらぎサイトより抜粋)
===========
和気清麿、、、、
うわっ====
歴史で学んだよ、知っているよ。教科書に載っているね。
なぁんて、分けの分からない(^^;)こと言いながら、
神護寺の境内を歩きました。
雨に打たれて、モミジはいよいよその色を増しているようです。
赤は赤。
緑は緑。
薄ピンクに染まっているものは淡いピンクに。
そのグラデーションが鈍色に重く垂れ下がっている空にしっとりと納まっていました。
葉の先から滴るしずくが光ります。
雨は音をたてながら降りしきり、
周りの音を吸収していきます。

本尊は国宝の薬師如来です。
夫と家族の名前をみんな思い出して、
友人たちも思い出してみんなの安全を祈願してきました。
その後、
厄除けと言われる「かわらけ投げ」もしてきました。
私のかわらけは木にひっかりましたが、夫が投げたのは、きれいに放物線を描いて峡谷に消えていきました。
これで厄除けもしっかり終了。
観光客も次第に増えてきました。

この地に最澄や空海が立った。
この山や木を見たのです。

そして、今私はここに立っている。
ここかしこに染まる紅葉に囲まれて、
大いなる自然に抱かれて、、、

それは、
とても雄大でありながら繊細で、
ドラマチックな光景でした。

紅葉の京都を撮り続けている夫の写真も下記のフォトログに載せていますので、
お時間がある方はご覧ください。

http://aranxp.ddo.jp/seto/2005/11/post_24.html

http://aranxp.ddo.jp/seto/2005/11/post_25.html

http://aranxp.ddo.jp/seto/2005/11/post_26.html

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2005.11.05

今年も キタッ〜〜〜〜

来たのですよ。
来たのです。
何がって?
アレですよ。
アレ


その名も恐ろしい
例のアレ。

カ・メ・ム・シ

このところ、姿をチラホラと見かけて、
時々洗濯物なんかについてきて、
気をつけなければ、、、と思っていました。
先日も、洗濯を干し終わって、ふと我が手がイヤァ〜〜な
臭い。
うゎ〜〜
と思って念入りに洗って事なきをえたのですが、
が、
が、
昨日は最悪。
でした。

夫と探偵ナイトスクープという関西のノリのテレビを見ていたのですが、
眠くなってきて、
「もう、後半分は明日聞かせて、、、」
と言って先、休みました。
遠くから夫の笑い声を聞きながら
スヤスヤ


のはず。

ん?
ん?

なぁんだぁ!!!!
この臭いはぁ〜〜〜〜〜

うわっ〜〜〜〜
やられた!!!!
うぇ〜〜〜〜
ぎゃ〜〜〜〜
うにゃーーーーーー

ああああ↓↓↓

やられました。
就寝中を襲われました^^;
油断したなぁ、、、

後が大変。
手を洗って、
寝具を全部変えて、
それでも、
そこはかとなく臭ってくるよ〜〜〜〜
助けて!!!!!

テレビを見ていた夫は、
一応は私に気の毒そうな言葉を2,3投げかけて、
その後、そしらぬ顔で寝てしまいました。

あああ。
こんなことならテレビ最後まで見ていればよかった。

それにしても、
いよいよ季節になったのです。
カメムシのいないところがウラヤマシイ〜〜〜
カメムシのいるところはウラメシイ〜〜〜

カメムシとの闘いが今年も始まる。

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2005.11.04

四天王寺ワッソ

昨日11月3日四天王寺ワッソのプレイベントが大阪国際交流センターで行われ、私も家族と一緒に行ってきました。
ワッソとは現代韓国語で「来た」という意味でそうです。
古代の大阪は、上町台地の西は海、東は潟(湖)でした。
アジアへの日本の玄関でした。
東アジアからの使節団が最初に上陸する地として築かれたなにわの宮。
ここに届けられたアジアの文化はやがて飛鳥・大和へと伝承していきました。
日本と韓国の古代の人々の思いを偲び、
1400年も前から海を越え、多くの人びとがやってきては繰り広げられた交流を再現することを目的として、この祭りははじまりました。
そこで「来た」という言葉を祭りの名称にしたのだそうです。

私は、このイベントについては今まであまり知らなかったのですが、
夫がたまたまネットで見つけました。
「NANTA」が見られる。
と、いうことで、一もニもなく行こうと決めました。
韓国へサッカー観戦で訪れたとき、本場のNANTAを見て、もう感激。
あの感動をもう一度、ここでみられるなんて〜〜〜

さて、いざ会場に入ってみると、
多くの人がもう列を作って並んでいました。
へぇ〜〜〜人気あるんだぁと感激(?)

待っている間にもドンドン人が増えて、
韓国の方も沢山見えていました。
オオサカの楽しいノリが
開演まえから伝わってきます。
プログラムはメインのNANTAをとりとして、
太鼓やらミュージカル。落語そしてヨサコイソーランなど
日韓交流のものでした。

五面太鼓、迫力ありました。
美しくしなやかで力つよい太鼓の音がズドンズドンと会場にこだまします。
ミュージカルは韓国語のうたに日本語の科白で、
劇団の俳優さん達が華麗な舞と歌を披露。
次に笑福亭銀瓶さんの韓国語と日本語の落語。
凄かったですよ。
やっぱりプロでした。
次は若者によるヨサコイソーラン。
活気とエネルギーと元気が会場いっぱいになりました。

そして、
次はお待ちかねのNANTA.
まぁ、ダイジェスト版だからこのNANTAを見て感動とか感激はしませんでしたが、
相変わらずのプロの技と芸に引き込まれました。
とても、
とても楽しかった。
私は、隣のオオサカのおばちゃんとすっかり友達になりました。
なんでもヨサコイの「おっかけ」らしく、北海道やら高知やらいろんな所を回っているそうです。
私にも「おかっけ」になれ、、、と誘われました^^;
オオサカのおばちゃんって大好き!

と、言うわけで、
四天王寺ワッソは、その目的通り、
芸術をとおして日韓の交流になりました。

こんな小さな出来事でしたが、
そんな積み重ねが積み重なり、
さらに積み重なって、
日韓の交流がますます良いものなればいいなぁと私は改めて思いました。

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2005.11.03

日本国憲法 公布

59年前の今日 11月3日は日本国憲法の公布されました。

今、かつてないほど憲法に対しての論議が巻起こっています。
自民党憲法改正草案(たたき台)原文が、2004年11月17日に出て以来、
改憲の声は日に日に大きくなってきました。
その一方で九条の会の運動が各地で広く行われ、多くの国民の賛同を得ています。

賛成、反対、
多くの方のご意見や考え、
また、その歴史的背景、
今後に及ぼす影響などを私なりに考慮しました。
そして、
私自身の今の立場を表明するならば、
今でもなお、
現日本国憲法を支持するものです。


以前の記事ですが、
日本国憲法に関わるものや、軍事関係について思ったことや考えたことを書いたものを
以下にあげてみました。
お時間がありましたらご覧ください。


SOS日本国憲法
シビリアンコントロール
宗教
憲法の理念
NPT会議
今日は何の日
国家と憲法
日本国憲法
標榜するもの
原爆60年 オークリッジでは
「戦争と有事法制」という本
自衛隊法改正の中味を見る
笑う者は誰か

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2005.11.02

思うこと

醸肥辛甘非眞味
眞味只是淡。
神奇卓異非至人
至人只是常。
・・・・・・
醸肥辛甘(じょうひしんかん)は眞味にあらず、
眞味はただこれ淡なり。
神奇卓異は至人にあらず、
至人はただこれ常なり。

(菜根譚七より)
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
意味は、以下のとおりです。
「濃い酒や肥えた肉、辛いものや甘いものなど、
すべて濃厚な味の類は、本物の味ではない。
本物の味とは、只淡白な味のものである。
これと同じく
神妙不可思議で、奇異な才能を発揮する人は、至人ではない。
至人というものは、
ただ世間並みな尋常の人である。」

珍しい物、楽しいモノ、
そして、才気煥発に見える者。
世の中、いっぱいあります。
本当に、沢山あります。
本当に沢山いらっしゃいます。
しかし、
「本物」となると如何でしょ?
「本物」とは何か?
それは、何気なくそこにあるものではないかと私は思います。
金やら銀で塗りたくったものではなくて、
いぶし銀のように、ズドンと光っているものではないでしょうか?
殊、人格者となると更に難しい。
それは、
軽い口調に、畳みかけるような言葉、
流れるような文を操つる者ではないと言うことは確かです。
それは、
秘かに、そして静かに暮らしているかもしれません。
市井の人となり、
尊敬もされなければ、疎まれもせず、
それでもひたすら慈愛に満ちている人。
そう、賢治のようであったり、、、
深く、どこまでもやさしく暖かい、
それは、
まるで良寛様のようであったり、、、
地味で武骨で、しかし誠実な
すぐそこにいる隣の人々であったり、、、
そんな普通の人々ではと思います。

派手な物、
目をひくものには、
初めは人はついていきます。
しかし、
いずれ、
人はその本質を見抜き
離れていきます。

大切なことは、
人も裏切らないことでありますが、
それ以上に自分を裏切らないで生きていくことなのでしょか。
この頃の「とある事情」を見ながら、
ふと、
そんなことを思いながら
菜根譚の一節を書いてみました。

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倚りかからず

倚りかからず
               
もはや
できあいの思想には倚りかかりたくない
もはや
できあいの宗教には倚りかかりたくない
もはや
できあいの学問には倚りかかりたくない
もはや
いかなる権威にも倚りかかりたくない
ながく生きて
心底学んだのはそれぐらい
じぶんの耳目
じぶんの二本足のみで立っていて
なに不都合のことがある
倚りかかるとすれば
それは
椅子の背もたれだけ

 茨木のり子
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

「私が一番きれいだったとき」などの詩を書かれた茨木のり子さんの作品の一つ
「倚りかからず」を載せました。
できあいの思想にも宗教にも学問にも権威にも倚りかからず、
自分を信じ、
自分で生きていくことを力強く謳っています。

私は弱い。
私はすぐに何かに頼り、何かに倚りかかる。
と、いうより凭れてしまいます。
それが夫であったり、家族であったり、
今まで自分が学んで来た学問や、
聞きかじり、読みかじりの
先人たちの思想や宗教であったり、、、と。
権威には倚りかかったこともなければ、そうしようとも思ったことはないが。
そういうわけで、
私はいつも不安。
いつもオドオド。
常にイライラ。
そして、何かを探し求めています。
それが、間違っていることは、知っている。
頭では。
知識としては。
どれほど私は自分自身に言い続けたことか
「今を大切に」
「ポジティブシンキング」
とかとか、、、

できあいの学問や思想や宗教(哲学)は、
その先達の真意はともかく、
浅はかながら身につけて、、、
もう身動きできないくらい。
がんじがらめになるくらい、、、
知識で覆って。
浅薄であるがゆえに。

しかし、
一番大切な自分を忘れていたのだが、、、
自分を解き放ち、
自分を見つめ、
自分で考えることを忘れていたような気がします。

茨木さんの詩で改めて、
そして新鮮に感じたことは。

「自分は自分」

であること。

倚って立つものは、
自分であることを、、、

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2005.11.01

トップダウン内閣

注目の第3次小泉改造内閣が昨日10月31日発足。
事前に多くのマスコミは、サプライズ人事と銘打って予想を立てていました。
結果はあたってもいたり、はずれてもいたと思いますが、、、

私は今回の内閣は今まで以上に「トップダウン内閣」だと思いました。
上意下達。
小泉さんの意のままに動く内閣は、
大臣が誰であっても変わらない気がしてなりません。
選ばれた方々も、そうでなかった方々も、
あるいは官僚も、国民も
みんながすぐに思ったことは一様に
「次は誰が総理になって、どんな風にこの国がなるのか」
だと思います。
一年間の暫定内閣に、
どれほどの熱意を持って大臣方は働くことができるか?
彼等の視線は、すでに来年にあるわけで、
今、ここにあるわけではありません。
しかし、
現実には私たちは「今」を生きているのだから
山積の問題について、
国民の視線にたった、それこそボトムアップの政治をしていただきたいと思っているのですが、
どうも永田町のカレンダーは「来年」のようです。
困ったことです。

こんな間隙をぬって、
昨日「障害者自立支援法案」が成立。
テレビではこのニュースは伝えられたでしょうか?
(私は昨日は忙しくてテレビを見ていなかったので、、、)
そして、報道で知らされないうちに
次々と成立していく法案。

私たち国民は、
本当に、知るべきことは
大臣の椅子に誰が座ったかではなくて、
国会でどんな法律が作られているのか、
ではないかと
私は思います。

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今日から霜月

今日から11月。
旧暦では11月は霜月と言います。
語源は『奥義抄』の中に「十一月(しも
つき)、霜しきりにふるゆえに、霜降月というを
誤れり」とあるように霜降月の変化したものだ
とするのが定説になっている。
また一説では
10月までを上月、
11,12月を下月とする説もあります。
有力ではありませんが
「食物月」「摺籾月」が転じたというものあるようです。
また、霜月とは別に11月の呼び名に以下に挙げるものがあります。
神帰月
神楽月
雪待月
仲冬
子月
つゆこもりの月
雪見月

神に関しての呼称は、10月が神無月であることから、
出雲から帰って見えた神様への思いが現れているのでしょう。
また、雪が出てくると、
いよいよ冬だなぁと言う思いが強くなります。

11月というのは、
国民の休日が2回もある嬉しい月にも拘わらず、
何故か地味です。
季節が晩秋であることや、
自然を彩る木々が赤く染まり、そしてハラハラと落ちていく様が淋しいこともあって、
とても静かなイメージがします。
また、感覚的にも10月までは「今年」です。
12月は、12月で「去りゆく今年と迎える新しい年」の合間で気ぜわしく感じるのですが、
11月は、なんとも中途半端なのです。
「あああ、、、もう11月かぁ」
という思いの中には、今年は終わったなぁという感が強いのですが、
だからといって来年に思いを寄せるわけでもない。
思いの中では中途半端な11月。
しかし、
秘かに自然は魅せてくれています。
青い、澄みきった空に一直線に立ち上がる燃える広葉樹。
赤く、どこまでも赤く夕日は町を照らす秋の寂寥。
そして、
重く灰色に垂れ下がってくる空からは、いよいよ冬将軍の到来を思わせる11月の終わり。
ふんだんに季節を感じることができる素敵な月です。


霜月(しもつき)の空也は骨に生きにける 子規

空也上人の生きざまを思い、
その強烈なメッセジーは、骨になってもなお生き続けているという意味でしょうか?

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