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2005.11.30

政府系金融機関の統廃合問題

5年越しの政府系金融機関の統廃合問題で、政府の経済財政諮問会議は29日、政府系金融機関の一本化を中心にした見直しの「基本方針」を決定。
中身は、
8つある機関のうち5つ(中小企業金融公庫、国民生活金融公庫、農林漁業金融公庫、沖縄振興開発金融公庫、国際協力銀行)を一つに統合して、
さらに日本政策投資銀行と商工組合中央金庫は民営化、
公営企業金融公庫はいったん廃止して地方へ移管する—というもので、
2008年度から新体制に移行するとしています。

この8機関で約90兆円ある融資残高は、3年後に国内総生産(GDP)比で半減させることを明記。「間接融資等を通じた民間金融機関の補完」に集約する方向を打ち出し、これまで行ってきた直接貸し出しを縮小させる方針です。
また、中小企業金融公庫が実施している「一般貸付」については、
「国が行う必要はなくなった」という理由で廃止を明記。
国際協力銀行については、
貿易投資金融からの撤退を表明。
国民金融公庫の教育資金貸し付けは縮減して存続。

私たちが一般に使っている銀行と違って、政府系の金融機関は、あまり馴染みがありません。
しかし、中小企業の経営者にとっては、政府系金融機関の強引な統廃合・民営化は資金調達を困難、障害になります。
尤も、
基本方針では、
「民間中小金融機関でも採算上供給困難な零細・中小企業への事業資金貸付は、政策金融として残す」としています。
が、
新設される機関は、新たな財政負担がないもとで、直接貸出業務を縮小し、「部分保証、証券化、間接融資等の手法をできるだけ活用する」と言うことです。
これは、なかなか辛い。
潤沢な資金に恵まれている大企業ならともかく、
あれこれのやりくりに今、追われている中小企業の現実にはそぐわない在り方です。
日本経済を実質面で支えている中小企業を保護すること、活性化することこそが、
「改革」ではないかと私は思います。
今、政府が行うことは、
本当に無駄は何か?を追求して、
そこにメスをいれることだと思います。

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コメント

中小企業への融資については、先日民営化が決まった郵便貯金が代替する構想だそうです。

http://news.goo.ne.jp/news/yomiuri/seiji/20051102/20051102i106-yol.html

政府系金融機関の中小企業への融資に関する問題点は、放漫経営の中小企業にも融資してしまうということです。企業の規模の大小関係なしに放漫経営の企業は淘汰されるべきだと金融コンサルタントの木村剛氏は説いております。

http://bizplus.nikkei.co.jp/colm/colCh.cfm?i=t_kimura

※コラムが書かれた時期もご覧ください。小泉政権が発足した直後からのものです。

投稿: Felddorf | 2005.11.30 17:40

Felddorfさん。
こんばんは。
コメント有り難うございました。

早速、ご紹介のサイト拝見いたしました。
何回も読んでいたので、
お返事が遅くなり失礼をいたしました。
さて、
「放漫経営」
本当に、ほんとうに淘汰されるべきであると
私は思います。
とくに、今、世間を賑わせている
詐欺企業。
言語道断!
です。

ただ、
本当に困っている中小、零細企業については、
消費税の問題や、融資の問題。
これ以上の負担は辛いだろうと思います。
私も確定申告の時期には、
こうした町のお店やさんと一緒になることが多いのです。
そんなわけで、ついつい、政府の政策が気がかりなわけです。
これからも、しっかりと見ていきたいと思います。
また、ご意見、アドバイス、お願いいたします。
では、、、また。

投稿: せとともこ | 2005.12.02 17:41

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