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2005.11.25

自民党改憲案

自民党が新憲法草案を出してから以来、ずっと考え続けていました。
ズバリ、憲法九条第2項について、
です。
〜〜〜〜〜〜〜〜
 
第9条 日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。
2 前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜
とある現行の憲法に対して、
今回の草案は、
======
我が国の平和と独立ならびに国及び国民の安全を確保するため、内閣総理大臣を最高指揮権者とする自衛軍を保持する。
=======
と、まず位置づけ、次に2,3,4と続きます。

ふぅ〜〜〜〜〜
自衛軍かぁ、、、
そして、内閣総理大臣が最高指揮権者かぁ、、、
軍隊かぁ、、、

むき出しに現れたその文字のあまりの荒々しさに呆然。
しばらく私は凍ったままでした。
これをどう判断して、どのように考えていいのか、、、、と。

私は以前から憲法の問題、戦争と平和の問題について、自分なりに考え、話題にもしてきました。
前に書いた自分の記事を読み返しながら、
改めて思ったこと、
力いっぱい、言うことは
一つ。
「現9条を守ろう」
です。

なお、
以前の記事を下記に掲載しておきます。
詳しく私の考えを書いてありますので、
お時間がありましたらご覧ください。

さて、今日はちょっと違った見方で改憲の動きを見ていきます。
「改憲で笑う者はだれか」
です。
誰が果たして笑うのだろうか?
改憲で。
そもそも、この改憲。
自主憲法、自主憲法と言っていますが、本当に外圧はなかったのだろうか?
いえいえ、
しっかり、外圧はありました。
なんと、
現憲法施行から一年後、
1948年1月、サンフランシスコにおけるロイヤル陸軍長官の
演説、さらに同5月の覚え書き。
このタイトルは『日本の限定的再軍備〜ロイヤル陸軍長官から国防長官宛て』と言うもので、ここに書かれた強きアメリカの意思が、今に続いていると考えられます。
つまり、
最初の文章には、
“日本に軍隊を持たせる”ことを、アメリカの目標にするということが、はっきりうたわれています。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
 軍事的観点からだけ見れば、日本の軍隊を創設することが望ましい。なぜなら、そのような軍隊は、日本防衛の負担を分担することになり、わが国の限りある人的資源の利用における節約という効果を持つからである。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
憲法制定一年後、アメリカはすでに日本国憲法の9条「戦争放棄・戦力不保持」という憲法の規定を捨て去っているのです。なんとなれば、アメリカの人的資源の節約のために、日本の軍隊を充てようと
露骨に書いてるのです。
そして、この流れは警察予備隊へと繋がります。
米ソ対立の冷戦時代、アジアでは中国よりも日本を重視。日本をアメリカのパートナーとして仕上げ、警察力から軍事力へと強化して、いつでも軍隊にシフト出来る仕組みを米軍当局が一番望んでいた、ということです。
その後、安保体制などを組み入れる中で、
日本は完全にアメリカの軍事戦略に組み込まれて今に至っています。

さて、自民党の改憲案を見てのアメリカ各紙の反応です。
ワシントン・ポスト紙は、
「『集団的自衛権』を容認し、他国の軍事支援に駆けつけるという、より幅広い憲法解釈に道を開く。最大の受益者は米国だ」とし、「米国は、日本がそのような措置をとるよう促してきた」と伝えました。
ロサンゼルス・タイムズ紙も、ねらいは米国に対する軍事的支援だと解説。
シカゴ・トリビューン紙も、「改憲は日本に、より明確な国際的軍事的役割を与える」ことが目的だと伝えました。

改憲で笑う者は誰か?
あなたなら誰だと思いますか。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
SOS日本国憲法
シビリアンコントロール
宗教
憲法の理念
NPT会議
今日は何の日
国家と憲法
日本国憲法
標榜するもの
原爆60年 オークリッジでは
「戦争と有事法制」という本
自衛隊法改正の中味を見る
笑う者は誰か

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» 憲法9条改正を議論する前に [斜45°]
憲法改正の論議が国民の間で徐々に高まっていますが、改正内容そのものを議論する前に、私達国民にはやらなければならないことがあります。 本日(11月27日)のNHK日曜討論で、憲法改正問題について各政党の憲法問題の責任者による討論が行われました。その中から、憲法の3章「国民の権利と義務」の自民党草案に関する各党の代表者の発言をまとめます。(発言順) 太田昭宏氏(公明党) 新しい権利を追加するのは良いが、国民の義務規定が強く出ている点につ�... [続きを読む]

受信: 2005.11.27 23:59

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